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174<>2014/11/07<>浮体式の風力発電と波力発電で公開実験<>
平成26年11月7日
独立行政法人 海上技術安全研究所


浮体式の風力発電と波力発電で公開実験
再生可能エネルギー研究、安全ガイドラインを作成


 当研究所は11月25日、浮体式洋上風力発電および浮体式波力発電に関する研究の公開実験を行います。
 海技研では、浮体式洋上風力発電等の海洋再生可能エネルギー利用に係る基盤技術の開発や、安全性評価手法の開発と高度化に関する研究を行っています。また、技術検討を通じて得られた知見に基づき海洋再生可能エネルギー利用の普及や産業振興の一助となる安全ガイドライン等を作成しています。このたび、浮体式洋上風力発電および浮体式波力発電の制御方法の検討や荷重評価等の目的で実施している実験を公開します。

1)浮体式洋上風力発電
(於:変動風水洞、写真左)
 変動風水洞は風洞の内部で風を起こすと共に漲水して造波ができる仕組みです。この機能を利用して浮体式洋上風力発電の模型によるブレードピッチ制御の実験を行います。

2)浮体式波力発電
(於:動揺試験水槽、写真右)
 浮体式のポイントアブソーバー型(浮体が上下動揺する力で発電機を駆動するタイプ)の実験を行います。通常の発電機の負荷以外に、制御された駆動力を浮体に負荷して、波から受ける周期的荷重に浮体動揺を共振させることで発電効率を向上させる、いわゆる同調制御を行う方式です。
 なお、この浮体式波力発電の実験は、国土交通省からの受託研究「波力等海洋エネルギー発電施設の安全対策のための調査研究」の一部として行っているものです。

1.日時:平成26年11月25日(火曜)15:00~16:00(受付は14:30から)
2.場所:(独)海上技術安全研究所 東京都三鷹市新川6-38-1
     ※本館1階会議室で説明した後、施設に移動して公開実験を行います。
3.参加申込方法:申込多数により事前申込みは終了させていただきました。
         たくさんのお申込みありがとうございました。