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231<>2015/06/04<>日本リモートセンシング学会論文賞を受賞<>
日本リモートセンシング学会論文賞を受賞
サンゴ観測のレーザー観測装置開発


 日本リモートセンシング学会は6月2日、3日、千葉大学で第58回学術講演会を開催し、水中工学系の篠野雅彦主任研究員らの論文を平成26年度日本リモートセンシング学会論文賞に選定しました。
 この研究は、海技研と国立環境研究所が共同で実施しており、海技研が日本リモートセンシング学会から受賞したのは初めてです。

・論文題目:グラスボート搭載イメージング蛍光ライダーによるサンゴ観測
      (日本リモートセンシング学会誌 Vol.33 (2013) No.5
(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/rssj/33/0/_contents/-char/ja/)
・著者:篠野雅彦, 松本陽, 今里元信, 山野博哉, 小熊宏之

 論文は、船底観測窓付小型船舶(グラスボート)に搭載したレーザー撮像装置(イメージング蛍光ライダー)によって、サンゴ礁海域の海底蛍光画像を日中に撮影する技術を開発し、航行船舶から生きたサンゴの分布を高速に広範囲に観測する手法を確立したものです。

左から順に、
表彰式の様子(左側が篠野主任研究員)
グラスボートに装置搭載時の様子
サンゴ観測例(イメージング蛍光ライダー)