海洋開発系の渡邊充史研究員と流体設計系の拾井隆道研究員は、日本船舶海洋工学会春季講演会で若手優秀講演賞を受賞し、7月10日に表彰式が執り行われました。若手優秀講演賞は3名に授与されましたが、2名が当所の研究員でした。
<渡邊研究員の受賞講演>
講演論文名:
ロジスティックハブ用浮体へのシャトル船引き込みシステムに関する水槽模型試験とシミュレーション
著者:渡邊充史、石田 圭、佐藤 宏、齊藤昌勝、藤原敏文、前田克弥
講演論文内容:
ロジスティックハブ用浮体への高速船引き込みシステムに関して、引き込みラインの最大張力を抑え、左右の張力バランスを整えながら引き込む制御方法を開発し、水槽模型試験でその有効性を示しました。また、シミュレーションでライン張力の最大値が試験結果と概ね一致することを確認し、その妥当性を示しました。
<拾井研究員の受賞講演>
講演論文名:
LDV による高レイノルズ数における乱流境界層壁面近傍の流場計測技術の開発
著者:拾井隆道、川島英幹、星野邦弘、藤沢純一、牧野雅彦、川口靖男(東京理科大学)
講演論文内容:
LDV計測による壁面近傍のデータレート向上のために、小型高速流路において電解沈殿法をトレーサーとした乱流境界層のLDV計測を行い、 データレート、平均流速、乱流強度等への影響を調査しました。
注:LDV=レーザードップラー流速計
写真
左から、渡邊充史研究員、拾井隆道研究員