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283<>2016/03/28<>船舶用CFDセミナー開催<>
船舶用CFDセミナー開催
事例紹介及び開発・改良状況を説明


 国立研究開発法人海上技術安全研究所は東京都港区で23日、「第10回 船舶用CFDセミナー」を開催し、適用事例を2例紹介したほか、CFDソフトウエアの開発状況を説明しました。

 適用事例は、CFDソルバー「NAGISA」(重合格子法による流体解析ソフト)を用いて操縦性シミュレーションを実施した造船所が、NAGISAによる計算と実験結果について紹介しました。また、海技研の研究者が重合格子による複雑形状周りの各種計算を紹介しました。

 ソフトウエアの開発では、現行CFDの機能拡張や改良点を紹介したほか、AutoDesの改良、重合格子生成システム「UP_GRID」や「NAGISA」の開発状況などを説明しました。

 海技研が提供しているCFDは国内の多くの造船所で使用されていますが、年々、その機能が拡大しています。

   CFD=Computational Fluid Dynamics:
        コンピュータ上で水の流れを計算し解析する数値流体力学。