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295<>2016/05/26<>三宅主任研究員と福戸系長が日本航海学会から論文賞受賞<>
三宅主任研究員と福戸系長が日本航海学会から論文賞受賞


 当所運航・物流系の三宅里奈主任研究員、福戸淳司系長は、日本航海学会(JIN)から論文賞を受賞し、5月19日に表彰式が行われました。大阪大学との共同研究で実施した研究で受賞したものです。

<受賞論文>
論文題目:AIS記録データに基づく避航操船手法の解析
著者:海上技術安全研究所 三宅里奈、福戸淳司
大阪大学 長谷川和彦

研究内容:
 記録されたAIS(Automatic Identification System:船舶自動識別装置)データから、避航操船の状況を抽出し、避航操船の開始時期や避航操船の特徴を解析しました。その結果、避航操船を行う条件や避航時に確保する離隔距離を示しました。さらに、当所で開発している避航操船支援システムで用いている避航操船アルゴリズムをより実際に即したものにするために、解析された避航操船の特徴をアルゴリズムへ適用するための概念を示しました。


写真左から
長谷川大阪大学教授
三宅主任研究員
福戸系長