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322<>2016/10/20<>衝突安全性に優れた造船用鋼板「NSafeR-Hull」を採用したばら積み船が日本海事協会からClass Notationを世界で初めて取得<>
衝突安全性に優れた造船用鋼板「NSafeR-Hull」を採用したばら積み船が日本海事協会からClass Notationを世界で初めて取得


 新日鐵住金株式会社が開発した、衝突安全性に優れた高延性造船用鋼板「NSafeR-Hull(エヌセーフハル)」を採用した大型ばら積み船が、このたび一般財団法人日本海事協会よりClass Notation(船級符号への付記)を世界で初めて取得しました。

 今回Class Notationが付与されたのは、2014年に今治造船株式会社が建造した大型ばら積み船で、貨物倉船側部、燃料タンク部などの高い衝突安全性が求められる場所に合計約3,000トンの「NSafeR-Hull」が採用されています。「NSafeR-Hull」は鋼板の延びに優れるため、船舶の衝突時においても、従来の鋼材に比べて船体に穴が開きにくくなります。これは鋼板の延性と船舶の衝突安全性に関する新日鉄住金、今治造船、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所(理事長:大和裕幸、東大名誉教授)海上技術安全研究所(所長:大谷雅実、以下「海技研」)による共同研究を経て、日本海事協会の協力のもと船舶への適用が実現しました。

※詳細はこちらの別紙PDFをご参照ください。