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340<>2017/03/02<>「ブラックカーボンの計測」と「PMの計測」の実験を公開<>
「ブラックカーボンの計測」と「PMの計測」の実験を公開

 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所(うみそら研:大和裕幸理事長) 海上技術安全研究所(大谷雅実所長)は3月13日(月)に「船舶から排出されるブラックカーボン(BC)の計測」と「PM(粒子状物質)捕集装置を利用した、EC(元素状炭素)の計測」の実験を公開します。
 船舶から排出されるガス中のPM(粒子状物質)は様々な物質から構成されています。その中にブラックカーボン(BC)も含まれ、その実態は光吸収能が高い元素状炭素(EC)です。現在、北極海域の雪氷上に落ちたスス(BC)が太陽光を吸収して雪氷を溶かすことが問題になっており、IMO(国際海事機関)の汚染防止・対応(PPR)小委員会では、BC規制の必要性について検討中です。
 公開実験では、BCとPMの計測について、それぞれの研究者が説明を行います。その後、第1部「ブラックカーボンの計測」では4ストロークエンジンを用いたフィルタースモークメータ(FSN)、光音響法による計測実験の様子をご紹介します。第2部「PM、ECの計測」ではPM計測に関連する機器とEC分析装置の見学を行うとともに、可搬式捕集装置をご紹介します。詳細は こちらをご覧ください。

日時:平成29年3月13日(月)13:30~(13:00受付開始)
  「BCの計測、IMOの動向について」 13:30~14:00
  「PM、ECの計測について」     14:00~14:30
  第1部 <BCの計測>        14:50~15:10  15:20~15:40
  第2部 <PM、ECの計測>      14:50~15:10   15:20~15:40

 本館1階会議室で説明したあと、2チームに分かれて、それぞれの試験場へ移動して公開実験を開始します。

※申し込みは終了させていただきました。ありがとうございました。