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342<>2017/03/17<>研究成果反映の推薦航路を国際機関で合意<>
研究成果反映の推薦航路を国際機関で合意

 3月6日~10日に開催された国際海事機関(IMO)第4回航行安全・無線通信・捜索救助小委員会(NCSR 4)において、当所が実施した研究(*)成果に基づき、伊豆大島西方沖に推薦航路を設定するとの我が国の提案が合意されました。この推薦航路は、本年6月に開催される第98回海上安全委員会で採択された後、海図に記載される予定です。

注(*) 当所は、海上交通流シミュレーションシステムを構築し、海上保安庁の第3次交通ビジョン「船舶交通の安全・安心を目指した取組み-準ふくそう海域の安全対策-AIS仮想航路標識等を活用した安全対策の推進」の一環として、伊豆大島西方海域をモデル海域とした安全対策推進に参画し、推薦航路の基線案を設計・選定しました。 

NCSR4の開催結果は、国土交通省のホームページをご覧ください。
http://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji06_hh_000142.html

図は推薦航路の設置位置(左:海上保安庁提供)と推薦航路導入後の遭遇頻度の評価結果の例(右)