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367<>2017/05/19<>海技研、東大とMITによる新世代の海事技術者の育成プログラムに参加<>
プレスリリース


  
海技研、東大とMITによる新世代の海事技術者の育成プログラムに参加


 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長:大谷雅実、以下「海技研」)は、海事技術者の育成を目的として、国立大学法人東京大学(総長:五神真、以下「東大」)の大学院新領域創成科学研究科が昨年10月に開始した産学連携新領域創成プログラムに研究員を1名派遣しました。

 当プログラムは、技術者が東大での特設講義・演習を受講した後、MIT(米マサチューセッツ工科大学)の社会人向け修士課程であるSDMコース(MIT System Design and Management)に参画し、約3か月間にわたりMITに滞在して、様々な国籍の学生と共に短期研究を行うことを特徴としています。

 2017年5月17日にMITにて研究発表会が行われ、日本メンバーが提案し、当所から参加した研究員も研究支援したテーマである「自律航行船の実現可能性についての検討」に関して、その成果が報告されました。

 また、同研究員は日本メンバーとの共同プロジェクトである「海事産業における意思決定支援のためのプラットフォーム開発」に参加し、プラットフォームの設計及びプロトタイプの開発を共同で実施しています。本プラットフォームは、システム・アプローチ手法を用いた新しい意思決定に関する方法論です。本プラットフォームを用いることで、製品開発や新サービス提供の意思決定を効果的かつ迅速に実施できるようになります。
 
 当所は、今後も国内外を問わず産学の連携を深めることで、国際競争力の高い人材の育成に努めてまいります。