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389<>2017/10/10<>第1回 東大‐海技研若手研究交流会の開催<>
第1回 東大‐海技研若手研究交流会の開催

 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(以下、海技研)は、平成29年9月25日(月)に海技研にて、東京大学 新領域創成科学研究科 海洋技術環境学専攻(以下、東大)と共同で第1回 東大-海技研若手研究交流会を開催した。船舶海洋分野の若手研究者は数が少なく、専門分野で深く議論したり意見交換したりする機会が限定的であるという背景を踏まえ、これからの若手研究者が分野横断、知的統合ができる基盤を構築することを目的に、(1)ネットワーク構築、(2)他分野からの知的刺激、(3)研究領域を超えた研究提案能力の向上、を実現するインタラクティブな研究交流会を若手研究者主体で企画し、試験的に開催したものである。東大からは9名(学生6名、助教3名)、海技研からは若手研究者12名が参加した。当日のプログラム概要は以下の表の通りである。
 試験的な開催であったが、研究交流セッションでは時間内に全員と話ができないほど、相互交流に盛り上がりを見せていた。本交流会では、研究講演という形式を取らず、また若手研究者のみの参加ということもあり、開催後に実施したアンケートでは、「学会等よりも気軽に意見や質問ができ、有意義なものとなりました。」等の意見も挙がった。今後、参加者等の意見を取り入れながら、若手研究交流会を拡充させ継続していく予定である。

時間内容概要、備考
12:20-海技研施設見学実海域再現水槽、中水槽、深海水槽、操船リスクシミュレータ
14:00-趣旨説明/各団体説明海洋技術環境学専攻(東大)/海技研の紹介。
14:30-研究交流セッション各自作成してきた研究紹介ポスター(A3)をもとに、
研究に関して相互交流。
15:50-休憩
16:10-学生研究紹介学生が大学で行っている研究内容を紹介
17:00-グループディスカッション各学生に対して海技研職員や東大助教が2名程度ついて
グループを形成し、どうしたら今後の研究が面白くなるか
等、自由に双方向のディスカッションを実施。
17:40-ディスカッション内容発表各学生が発表。「新規性」、「総合性」という観点から
海技研職員が採点。
18:00-表彰式/懇親会採点結果発表、表彰。


写真左:研究交流セッション
写真右:ディスカッション内容発表