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391<>2017/10/19<>キータック・リムIMO事務局長が海技研を公式訪問<>
キータック・リムIMO事務局長が海技研を公式訪問

―実海域再現水槽や操船リスクシミュレータなど主要施設を視察-
 
 10月17日(火)、IMO(国際海事機関)で事務局長を務めるキータック・リム氏が海技研を来所されました。
 リム事務局長は、多忙な来日スケジュールの中、太田特別研究主幹に出迎えられ、うみそら研の大和理事長を表敬訪問しました。また、大谷所長ら海技研幹部と意見交換を行い、リム事務局長へ海技研の研究内容や最近のトピックなどが話し合われました。
 その後、舶用エンジン/スクラバーを視察、環境・動力系の高橋グループ長らが説明にあたりました。続いて、操船リスクシミュレータ、実海域再現水槽など、研究所における主要施設を次々と見学していただきましたが、視察される中で、リム事務局長の笑顔や積極的に質問をされる姿も垣間見られ、研究者とも活発に意見交換を交わされました。
 意見交換中、リム事務局長から、「IMOにおいてこれまで日本からは科学的知見に基づいた数々の提案をし、IMOに大きな貢献をしていただいたと思っている。海技研には、これからも研究成果を活かし、国際社会に貢献し続けることを期待している」とのお言葉をいただきました。
 また対応にあたった研究員にとっても、今回のリム事務局長の訪問により、今後のIMOにおける、さらなる「活躍の糧」となったようです。

本館での記念撮影
本館での記念撮影


写真左:舶用エンジン/スクラバーを視察中、笑顔を見せるリム事務局長
写真中:操船リスクシミュレータの見学では、リム事務局長から宮崎副系長に積極的な質問も
写真右:黒田主任研究員が実海域再現水槽をご説明