プレスリリース

PRESS RELEASES

平成31年2月8日
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所

ホバリング型AUV「ほばりん」の公開実験を実施

 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 宇都正太郎)は2月28日(木)動揺水槽において、ホバリング型AUV「ほばりん」を用いた水中での障害物回避行動の実験を公開いたします。

 政府(内閣府)は、平成26~30年度、「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)次世代海洋資源調査技術(海のジパング計画)」を実施し、その中で、「AUV 複数運用手法等の研究開発」を取りあげました。ここでは、主として海底熱水鉱床等の海洋鉱物資源を低コストかつ高効率(従来の数倍以上のスピード)で調査する技術を、世界に先駆けて実現しました。具体的には、水深2,000mまでの有望海域を同時運用で調査可能な4機の航行型AUV、1機のホバリング型AUV及び洋上中継器(半没水型の複数AUV管制機)の開発・製作を行いました。これらは、国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所が全体を取り纏め、機器サプライヤーとして期待されるメーカー及びオペレーターとして期待される民間企業が一体となり、機器の製品化および観測調査の事業化を意識した開発を行いました。
 今回の公開対象である上記ホバリング型AUVは、「ほばりん」と命名された機体で、精度の高い機体位置制御機能を持つ事から、複雑な地形の海底に接近して解像度の高い光学画像を取得できる等の特徴を持っています。海底への接近を達成するためには、海底の障害物を精度良く回避しつつ目的の航路を進む必要があり、そのためのセンシング技術や自律的な機体運動制御技術が求められています。
 当日は、大水深の海底での「ほばりん」の機体運動を実験水槽において再現し、高度な障害物回避運動の様子を間近で御覧頂きます。併せて、AUVの幅広い用途への活用等の将来展望についても御紹介致します。

 (注)AUV:Autonomous Underwater Vehicle (自律型無人探査機):母船とケーブルで繋がれておらず、全自動で海中を航行して観測等のミッションを遂行する自律ロボット


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複数AUV同時運用コンセプト

複数AUV同時運用コンセプト

動揺水槽動作試験

動揺水槽動作試験

ホバリング型AUV「ほばりん」

ホバリング型AUV「ほばりん」

ほばりん諸元

  1. 日時:平成31年2月28日(木)13:30~15:00(受付は13:00 から)
  2. 場所:(国)海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所
    東京都三鷹市新川6-38-1 本館会議室1A
  3. お申込み方法:参加ご希望の方は、E-mailにて、お名前、住所、電話番号を
    広報担当宛(E-mail: kouhou@m.mpat.go.jp )まで送信願います。
    申し込み期限は2月22日(金)とさせていただきます。
    ※定員(20名程度)になり次第、申込みを締め切らせていただきます。
  4. お問い合わせ先:国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
    海上技術安全研究所 企画部広報係 Tel:0422-41-3005 Fax:0422-41-3258
    E-mail: info2@m.mpat.go.jp / URL:   http://www.nmri.go.jp/
  5. 弊所への公共交通機関のご案内:
    (1)往路
    ①鷹58<海上技研前経由>調布飛行場ゆき《小田急バス》三鷹駅バス停8番 ※
    三鷹駅発11:38→海上技研前着11:46(正門のすぐ前)
    なお、当研究所の食堂は一般の方も利用可能です。
    ②①以外にも、三鷹駅、吉祥寺駅から小田急バス/京王バスが利用可能です。
    三鷹農協前バス停が最寄です。(正門まで徒歩約6~7分)
    (2)復路
    ①鷹58<海上技研前経由>三鷹駅ゆき《小田急バス》※
    海上技研前発15:13→三鷹駅着15:31
    ②①以外にも、三鷹駅、吉祥寺駅まで小田急バス/京王バスが利用可能です。
     三鷹農協前バス停が最寄です。(正門まで徒歩約6~7分)
    ※1日2便(上下とも)の運行ですが、研究所に一番近いバス停ですのでご利用ください。
三鷹駅乗り場地図

三鷹駅乗り場地図

海技研周辺地図(海上技研前バス停)

海技研周辺地図(海上技研前バス停)