平成31年3月14日
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所
ICTを利活用した生産システムの公開実験を実施
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 宇都正太郎)は3月27日(水)構造基盤技術系において、ICTを利活用した生産システムの実験を公開いたします。
我が国造船業の競争力強化のため、新技術を応用した生産性向上は喫緊の課題であり、国土交通省においても、海事生産性革命(i-Shipping)推進の一環として、ICTを利活用した造船工程の生産性向上のための技術開発事業が進められています。このような中、海上技術安全研究所では、ICT技術の応用に関する造船の生産技術の研究開発に取り組んでいます。
この度の公開実験では、造船作業支援を目的に開発したAR(Augmented Reality, 拡張現実)アプリケーションの実演を公開いたします。AR技術とは、タブレットPCやスマートグラス等を介して、現実世界にCGを重畳表示し、人の理解や認識を支援、拡張するインタフェース技術です。造船現場でAR技術を活用する場合、完成形状の3次元モデルや作業手順を作業対象物に重畳表示することで、作業者に作業に関する直感的な理解を与えるだけでなく、紙の図面の省略、作業者個々人に合わせた柔軟な情報提供、デバイスを介した作業記録や作業現場からの通信が可能となります。本公開実験では、海技研が研究開発したARアプリケーションとして、造船の曲げ加工を支援する「曲げ加工支援ARアプリケーション」、溶接作業を支援する「溶接作業支援ARアプリケーション」についてデモンストレーションを交えて紹介するとともに、AR技術が造船工程に与える影響や課題、将来展望について紹介いたします。
曲げ加工支援ARアプリケーション
溶接作業支援ARアプリケーション
記
- 日程:平成31年3月27日(水)13:30~15:00(受付は13:00 から)
- 場所:(国)海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所
東京都三鷹市新川6-38-1 本館会議室1A
- お申込み方法:参加ご希望の方は、E-mailにて、お名前、住所、電話番号を広報担当宛(E-mail:kouhou@m.mpat.go.jp)まで送信願います。
申し込み期限は3月22日(金)とさせていただきます。
※定員(30名程度)になり次第、申込みを締め切らせていただきます。
※本イベントは終了いたしました
- お問い合わせ先:国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
海上技術安全研究所 企画部広報係 Tel:0422-41-3005 Fax:0422-41-3258
E-mail:info2@m.mpat.go.jp
URL:http://www.nmri.go.jp/
- 弊所への公共交通機関のご案内:
(1)往路
①鷹58<海上技研前経由>調布飛行場ゆき《小田急バス》三鷹駅バス停8番 ※
三鷹駅発11:38→海上技研前着11:46(正門のすぐ前)
なお、当研究所の食堂は一般の方も利用可能です。
②①以外にも、三鷹駅、吉祥寺駅から小田急バス/京王バスが利用可能です。
三鷹農協前バス停が最寄です。(正門まで徒歩約6~7分)
(2)復路
①①鷹58<海上技研前経由>調布飛行場ゆき《小田急バス》三鷹駅バス停8番 ※
海上技研前発15:13→三鷹駅着15:31
②①以外にも、三鷹駅、吉祥寺駅まで小田急バス/京王バスが利用可能です。
三鷹農協前バス停が最寄です。(正門まで徒歩約6~7分)
※1日2便(上下とも)の運行ですが、研究所に一番近いバス停ですのでご利用ください。
三鷹駅乗り場地図
海技研周辺地図(海上技研前バス停)