PRESS RELEASES
近年、DP(Dynamic Positioning)システムを有する船舶(DP船)は従来の海洋開発のみならず、洋上風力発電施設の設置などにも拡大され、その用途は大きな広がりが予想されています。
こうした情勢を踏まえ、海技研では国内唯一のDPシミュレータを設置している機関として、需要増加が想定されるSEPを操船可能なDP船に加えてDPシミュレータの機能強化を図るとともに、DPシステムが安全かつ効果的に利用されることを目指し、「DPシステム運用・安全情報室」を新たに設置いたしました。同室では、民間企業との共同研究等に積極的に取り組みながら、以下の2項目について調査、研究及び開発を強く推進していくこととしています。
① DPシステムの運用に関する安全の確保および環境の保全
② DPシステムに関する事故等の情報収集及び解析
また、実際にDP船を使用される事業者の方などを対象に、訓練、習熟、実証研究等、海技研の研究開発にご協力いただける範囲で、海技研のDPシミュレータがご利用いただけます。
DPシミュレータの概要、ご利用の一例として用意している研修カリキュラムについては、下記PDF資料に掲載しています。個別の研究及び講義とセットになったDPシミュレータのご利用など、民間企業の方のご要望に応じたご利用に関しては、個別に対応させていただきますのでお問い合わせください。