プレスリリース

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令和3年9月1日
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所

DPシステム運用・安全情報室を設置しました
~DPシステムに関する研究開発体制を強化します~

 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(以下「海技研」。所長:安部 昭則)は、令和3年9月1日付けで、所内に新しく「DPシステム運用・安全情報室」を設置しました。
 近年、利用分野が拡大している自己昇降式台船(SEP)を含むDP船に関して、海技研に設置してあるDPシミュレータを利用して、幅広い研究開発を実施してまいります。

 近年、DP(Dynamic Positioning)システムを有する船舶(DP船)は従来の海洋開発のみならず、洋上風力発電施設の設置などにも拡大され、その用途は大きな広がりが予想されています。

 こうした情勢を踏まえ、海技研では国内唯一のDPシミュレータを設置している機関として、需要増加が想定されるSEPを操船可能なDP船に加えてDPシミュレータの機能強化を図るとともに、DPシステムが安全かつ効果的に利用されることを目指し、「DPシステム運用・安全情報室」を新たに設置いたしました。同室では、民間企業との共同研究等に積極的に取り組みながら、以下の2項目について調査、研究及び開発を強く推進していくこととしています。
 ① DPシステムの運用に関する安全の確保および環境の保全
 ② DPシステムに関する事故等の情報収集及び解析

 また、実際にDP船を使用される事業者の方などを対象に、訓練、習熟、実証研究等、海技研の研究開発にご協力いただける範囲で、海技研のDPシミュレータがご利用いただけます。

 DPシミュレータの概要、ご利用の一例として用意している研修カリキュラムについては、下記PDF資料に掲載しています。個別の研究及び講義とセットになったDPシミュレータのご利用など、民間企業の方のご要望に応じたご利用に関しては、個別に対応させていただきますのでお問い合わせください。


DPシステム運用・安全情報室の概要は   こちら

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