プレスリリース

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令和4年3月15日
実海域実船性能評価プロジェクト(OCTARVIA)フェーズ2事務局
(国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所)

海事クラスター共同研究 実海域実船性能評価プロジェクト
(OCTARVIA)フェーズ2の開始について

 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 安部昭則)は、オープンイノベーション方式による海事クラスター共同研究として、船舶の実海域性能をテーマとした「実海域実船性能評価プロジェクトフェーズ2」を、3月15日よりスタートしました。日本の海運・造船・舶用工業の主たる企業・団体及び気象関係団体の計23機関が参加し、今後約2年間の計画で共同研究を実施していきます。

 就航船への適用が拡大される環境規制への対応やデジタル化技術の利用など、企業単独では実施できない・成果の最大化を図ることができない研究テーマに取り組むため、オープンイノベーション方式で海事クラスター共同研究 実海域実船性能評価プロジェクト(OCTARVIA)フェーズ2(プロジェクト事務局:国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所)を開始します。

 フェーズ2では、2017年10月から2021年3月にかけて行われたフェーズ1成果の普及や戦略的に国際標準化をOCTARVIA会議(23機関参加)において検討するとともに、開発したライフサイクル主機燃費評価法による代替燃料利用船への適用や、シップデータセンターや気象海象データサービスPOLARISとのデータ連接等により、各社での実海域実船性能の実船適用(ビジネス展開)をOCTARVIA2(20機関参加)において進めて参ります。

 3月15日に研究参加者による第1回OCTARVIA会議(議長:一般財団法人 次世代環境船舶開発センター 松本光一郎)及びOCTARVIA2(プロジェクト長:国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所 流体設計系長 辻本勝)を開催し、研究の実施体制や進め方を中心に審議しました。

 なお、このプロジェクトの実施期間は、2024年3月末までの約2年間、予算総額は約2.6億円で、研究参加者の力を結集して、研究成果の最大化を目指して参ります。

 OCTARVIAプロジェクトフェーズ2の概要、プロジェクトの参加者については別紙1~3のとおりです。


添付資料
  別紙1 実海域実船性能評価プロジェクト(OCTARVIA)フェーズ2の概要
  別紙2 海事クラスター共同研究 実海域実船性能評価プロジェクト
     (OCTARVIAプロジェクト)フェーズ2

  別紙3 実海域実船性能評価プロジェクト(OCTARVIA)フェーズ2研究参加者一覧


<問い合わせ先>
実海域実船性能評価プロジェクト(OCTARVIA)フェーズ2事務局
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所
山内 Tel:0422-41-3628|E-Mail:yamauchi-t@m.mpat.go.jp
金子 Tel:0422-41-3139|E-Mail:kaneko-a@m.mpat.go.jp


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