プレスリリース

当所は、令和5年8月24日に新機能を追加した実運航性能シミュレータ「VESTA Ver. 5」を公開しました。本プログラムは、Microsoft EXCELをプラットフォームとして動作するプログラムでオフラインで実行が可能です。

今回の追加機能①により、耐航性能に関する推定機能として、上下加速度の他、船底スラミング、プロペラレーシング、海水打ち込みの発生確率の算出、嘔吐率、乗り心地評価基準の算定が可能です。

追加機能②により、風力アシスト船（帆・ローター）の運航性能の推定が可能です。実運航時に即して、風による推進力の増加だけでなく、波による抵抗増加ついても同時に考慮し、風条件による制御条件の切り替えも考慮してシミュレーションを行います。

追加機能③により、これまで考慮されていなかった波浪中での横揺による抵抗増加成分を算定し、実運航性能シミュレーションを高精度化しました。

追加機能により、これまで以上に精度の高い実運航性能の推定、風力アシスト船の実運航性能評価が可能となり、船舶の設計や運航での活用が期待されます。

ご利用については海技研ホームページ（以下URL）をご参照下さい。
  https://www.nmri.go.jp/study/research_organization/fluid/vesta/vesta_main.html

プログラムの動作環境、販売価格は以下となります。

VESTA Ver. 5 トップ画面

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