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令和7年7月28日
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所

「令和7年「海の日」海事関係功労者国土交通大臣表彰」を受賞

 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(以下、当所)所長 平田 宏一が、「船舶・海運分野における二酸化炭素排出削減等の国際的な環境規制への対応を円滑に進めるための技術開発の発展に寄与した功績」により、日本の海事分野において特に顕著な功績を挙げた個人や団体を称える「令和7年「海の日」海事関係功労者国土交通大臣表彰」を受賞しました。
 また、当所フェローを務める九州大学 高崎 講二名誉教授が、「船舶用内燃機関や代替燃料の研究を通じ、海運のカーボンニュートラル実現に向けた技術開発と環境規制対応に尽力し、我が国の海運・造船・舶用産業に貢献した功績」により、同表彰を受賞されました。

 1990年代より、船舶・海運分野において、NOX規制(排ガス中の窒素酸化物に関する規制)、SOX規制(燃料中の硫黄分規制)、CO2排出規制等の環境規制が順次進められており、これらに対応する技術が必要とされています。特に、CO2排出規制については、国際海事機関(IMO)において、2050年頃までに国際海運からの温室効果ガス(GHG)排出ゼロという目標を設定しており、これに対応する技術開発が喫緊の課題となっています。

 当所所長 平田 宏一は、上記のNOX規制やSOX規制を円滑に進めるための技術開発の発展に貢献しました。さらに、CO2排出削減に関連した先進的な研究開発を実施することにより、新たな燃料(例えば水素やバイオ燃料)を船舶に使用する際の安全対策を含めた技術の発展や国内外の規制や基準策定にも貢献しました。この度、これらの功績が高く評価され、令和7年「海の日」海事関係功労者国土交通大臣表彰を受賞しました。

 また、当所フェローを務める九州大学 高崎 講二名誉教授が、多年にわたり船舶用内燃機関や代替燃料の研究を通じ、海運のカーボンニュートラル実現に向けた技術開発と環境規制対応に尽力し、我が国の海運・造船・舶用産業に貢献した功績により、同表彰を受賞されました。

表彰式の様子

賞状

以上

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