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当所の大型キャビテーション試験水槽は、コンテナ船の高速化によりプロペラのキャビテーション試験が必要となったため、既存のキャビテーション水槽(小型キャビテーション水槽(昭和16年竣工))に代わる水槽として昭和50年(1975年)に竣工し、今年稼働50周年を迎えました。この度は、50周年を記念して講演会を開催いたします。
※キャビテーションとは、液体中の圧力が急激に下がることで局所的に液体が沸騰し、気泡が発生・崩壊する現象です。プロペラにキャビテーションが発生するとプロペラが損傷したり、船体の振動が大きくなることがあります。
大型キャビテーション試験水槽は、プロペラが発生するキャビテーションの観測やキャビテーションに起因する船尾変動圧力や騒音などを計測できる水槽です。本水槽は、プロペラ単独で試験を行う計測胴(第1計測胴)だけではなく、曳航水槽で使用した模型船を使用する計測胴(第2計測胴)があり、船体、舵、その他の付加物による影響を考慮した試験を行うことができる点が大きな特徴です。
今回の記念講演会はZoomによるウェビナーでのライブ配信となります。記念講演会では当所流体設計系の中長期ビジョンと大型キャビテーション試験水槽の将来像、施設の概要、施設を利用した研究の紹介を行います。
日時等の概要及びプログラムは、以下のとおりです。
| 1. | 日時 | : | 日時:令和7年11月14日(金) 10:00~11:20 |
| 方法 | : | オンライン(Zoom配信) | |
| 2. | 参加費 | : | 無料 |
| 3. | お申込期間 | : | 令和7年11月10日(月)17時まで |
| 4. | お申し込み先 | : |
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| ご記入いただいた個人情報は、本イベントのご連絡、ご案内の目的にのみに利用します。 | |||
講演会(10:00~11:20)
大型キャビテーション試験水槽
(模型船を用いることができる第2計測胴)
2軸船の右舷側でのキャビテーションの例
(第2計測胴での計測)
<問い合わせ先>
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
海上技術安全研究所 企画部広報係
Tel:0422-41-3005 Fax:0422-41-3258
E-mail:info2@m.mpat.go.jp
URL:https://www.nmri.go.jp/
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