NMRIニュース バックナンバー

NMRI NEWS

203<>2015/03/09<>船舶機関のSOx規制関連の国際ワークショップ、100名が参加<>
平成27年3月9日
独立行政法人 海上技術安全研究所


船舶機関のSOx規制関連の国際ワークショップ、100名が参加


 当研究所は3月6日、三鷹本所で「燃料油中硫黄分規制を受けた機関技術に関する国際ワークショップ」を開催しました。約100人が参加して、関心の高さを伺わせました。
 国際ワークショップは、国際的に燃料油中硫黄分規制が強化されることになることを踏まえ、それに対応した機関技術についての情報を広く知ってもらうことを目的に開催しました。関係官庁、船級協会、エンジン・メーカー、舶用工業メーカー、海運会社などから約100名が参加しました。講演後の質疑応答では、低硫黄燃料油、スクラバー、燃料のプレ噴射技術、LNG利用技術の今後の見通しなどについて、活発な質疑が行われました。

【講演内容】
(1) 「船舶用燃料硫黄分規制の動向とその影響」
  (一財)石油エネルギー技術センター 調査情報部主任研究員 半澤彰
(2) 「今後の舶用燃料動向とエンジン燃料噴射・燃焼技術の考察」
  (株)マリタイムイノベーションジャパン 技監・主任研究員 高石龍夫
(3) 「SOxスクラバーの現状と課題」
  (株)アルファラバル 
   マリン&オフショア営業本部営業技術・サポートチーム 山田淳一
(4) 「舶用天然ガスエンジンの開発」
   九州大学大学院 総合理工学研究院 教授 高崎講二
(5) 「舶用燃料油の着火・燃焼性に及ぼす組成の影響」
  (独)海上技術安全研究所 環境分析研究グループ長 高橋千織