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平成31年4月26日

一般公開を実施 来場者は過去最高の9080人に

「海上技術安全研究所(NMRI)」、「電子航法研究所(ENRI)」および「交通安全環境研究所(NTSEL)」の3研究所は、4月21日(日)、10時から16時まで、「研究施設一般公開」を開催しました。当イベントは毎年4月に実施される「科学技術週間」行事の一環として、上記3研究所が合同で一般の方々に向け、施設や研究等を公開しているものです。当日は、隣接する「宇宙航空研究開発機構(JAXA)」も一般公開し、4研究所でスタンプラリーを実施しました。どの会場も小・中学生をはじめ、家族連れを中心に多くの人々で賑わっていました。

■昨年より参加者10%増

開催日当日の天候は晴れ。気温は23度と少し汗ばむ陽気となりました。入場者は10時の開場前から続々と集まり、入場者数は過去最高記録9,080人。昨年の8,177人を903人上回りました。今年は、2019年の統一地方選挙と重なり、子供連れでの外出が多かったことがプラス要因となったようです。今回、特に人気だったのは、実海域再現水槽の「波のダンスショー」と、世界最大級である「400m水槽」。また、「波で絵を描く」にも多くの人が見入っていました。家族連れが多かったため、大人と一緒に子供たちも説明員の話を熱心に聞いていたのが印象的でした。


■実海域再現水槽の「波のダンスショー」に大きな拍手

実海域再現水槽とは、実際の海の状態を再現できる大きな水槽です。船を製造する際、波が船にどのような影響を与えるのか模型船を用いて実験する施設ですが、この水槽では波を自由に操ることができます。
今回は「波のダンスショー」として、波でスマイルマークを作ったり、新元号「令和」を描いたり、高さ2メートルの水柱を高く上げました。小さな水の波紋が徐々に形を作り出す光景に、会場から大きな拍手が起こりました。


■世界最大級である「400m水槽」で船旅

海上技術安全研究所の自慢の施設のひとつが、400m水槽です。この水槽の上にある曳引台車が、新幹線に使われているレールの上を走ります。この曳引台車に船の模型を設置することで、船がどのように波を切るのかを実験することができます。観客は曳引台車に乗り、船の模型が波を切る状態を見学すると共に、ほんの少しの間、船旅を楽しむことができました。


■触って楽しめる「魚ロボット」と燃料電池船にワクワク

本館入口前では、ヒレを動かして進む、簡易型船のロボットや燃料電池船の模型を、プールに浮かべ、船のエンジンがどうなっているか、実演しました。さわって遊べる機械工作品もあり、参加した子供達は思わず興奮!親子で楽しめるイベントの一つとなりました。


■食堂も大繁盛

今年は、食堂では、カレーライス、スパゲッティ、うどんなどの人気メニューの他、食堂オリジナルの「豚丼」も人気。食券を求めて長蛇の列ができました。また本館玄関付近でお弁当(焼き鳥、フランクフルト、焼きそば等も)を販売し、2時半頃には食堂分含め1, 200食が完売となりました。また、本館前の木陰のテントも食事スペースや休憩場所が確保されていたので、参加者はゆっくりと食事を楽しめました。講堂では、海技研紹介TV録画「別冊アサ㊙ジャーナル(in 海技研)」が上映されました。

10時開場と同時に、三鷹市民を中心に多くの方々が来場

10時開場と同時に、三鷹市民を中心に多くの方々が来場

曳引台車に乗って世界最大級の「400m水槽」を体験

曳引台車に乗って世界最大級の「400m水槽」を体験


「よーいドン!」燃料電池船を浮かべ競争

「よーいドン!」燃料電池船を浮かべ競争

お魚ロボットの説明も興味深く聞けました!

お魚ロボットの説明も興味深く聞けました!


実海域再現水槽1

(写真左右:実海域再現水槽)
「波のダンスショー」では、スマイルマークや

実海域再現水槽2

新元号「令和」を描き、会場から大きな拍手が!


深海水槽1

(写真左右:深海水槽)
「波で絵を描く」ショーでは、波の色々な形や、

深海水槽2

迫力あるダンスに大きな拍手が!


VRを使って広くて深い船と海の世界ヘ

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親子で楽しむペーパークラフトも大人気!

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風車をかざして「強風体験」を実感

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ブリッジにのぼって船長気分!

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