NEWS
船舶による水生生物の越境移動問題に対応するため,国際海事機関(IMO)は2011年、船体付着生物防止ガイドライン(Resolution MEPC.207(62)、以下ガイドライン)を策定しました。このガイドラインの包括的なレビューに関する審議は、2020年に設置された通信部会(CG)を通して現在審議が行われている状況です。水生生物の船体付着防止には、防汚システムの適切な導入と管理が必要であり、最適な防汚技術の選定方法など、越境移動防止のための対応策を検討することは重要です。
そこで海上技術安全研究所、環境・動力系では、船体防汚と船体付着生物の越境移動防止の観点から、専門の先生方にご参加いただき、下記のとおり講演会を開催することと致しました。課題の全体像を俯瞰できるよう、本件に関連する話題を網羅的に提供させていただく予定ですので、是非ご参加ください。
13:00~13:30 | 開場 |
13:30~13:35 | 開催挨拶 環境・動力系長 |
13:35~13:50 |
大阪市立博物館 大谷道夫 |
13:50~14:05 |
船体付着生物管理ガイドラインについて 日本NUS 北村徹 |
14:05~14:20 |
名村造船所 小畑英郎 |
14:20~14:35 |
中国塗料 千葉知義 |
14:35~14:45 (休憩 10分)
14:45~15:00 |
船社の観点による水中洗浄の現状 日本海洋科学 澤秀樹 |
15:00~15:15 |
中国塗料 三重野紘央 |
15:15~15:30 |
東海大学 金子仁 |
15:30~15:40 (休憩 10分)
15:40~15:55 |
塗膜面の摩擦抵抗について 海上・港湾・航空技術研究所 川島英幹 |
15:55~16:10 |
船底防汚物質が水生生物に及ぼす影響評価 東京農工大 大地まどか |
16:10~16:25 |
海上・港湾・航空技術研究所 小島隆志 |
16:25~16:30 閉会