お知らせ

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令和3年12月3日

 海上技術安全研究所 知識・データシステム系
 講演会開催のお知らせ
 「海運・造船・物流における実態や政策の評価手法」

 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 安部 昭則)は、令和3年12月13日に、海運・造船・物流における実態や政策の評価手法に関する講演会を実施します。

 海運・造船・物流に関わる技術開発、政策立案、ビジネス開発等の取り組みは、社会・経済状況の変化に対応し、問題を解決するための適切な形態で進められることが必要です。それらの取り組みは、様々な評価手法(シミュレーション、需要予測、経済分析等)の手法により、事前もしくは事後に検討が行われています。
 これらの評価手法は、海事分野で必ずしも一般に広く知られているとは言えないと考えています。本講演会では、国際物流、国際海運・造船、内航海運に関連した具体的な問題を取り挙げ、適切に評価するために採用された手法と主要な結果に関して、ご講演者に解説を頂き、参加者の今後の取り組みに役立てて頂くために、評価手法に関する他の問題への適用可能性や発展性に関しても議論しますので、是非ご参加下さい。


  1. 日時:令和3年12月13日(月) 14:00~16:00 (開場13:30)
  2. 場所:海上技術安全研究所 及び オンライン会議(Zoom Webinar)
    対面会場:海上技術安全研究所 本館1階 B会議室
    アクセスマップ    https://www.nmri.go.jp/access.html
    構内配置図      PDFファイル
    (社会状況等に応じて開催方法を変更する可能性があります。)
         オンライン会議:参加者の方にリンクをお知らせ致します。
  3. 参加費:無料
  4. 申込期限:来場対面参加・令和3年12月8日(水)<人数制限有 20名程度>
           オンライン参加・令和3年12月13日(月)12:00
      定員に達した場合は、申込みを締め切らせて頂く場合があります。ご了承ください。
  5. お問い合せ先:
      海上技術安全研究所 知識・データシステム系 小坂 浩之(hkosaka@m.mpat.go.jp)
  6. お申し込み先:
      参加ご希望の方は、事前の登録をお願い致します。
      記入頂いた個人情報は、本講演会の御連絡、御案内の目的にのみ利用します。
      事前登録サイト: https://zoom.us/webinar/register/WN_m6dGBr_rQQOTEHeN-Hdr0g

■講演者 & 講演内容 & スケジュール

①東京大学大学院 工学系研究科レジリエンス工学研究センター
技術経営戦略学専攻/システム創成学専攻(兼担) 柴崎 隆一 准教授
題目 国際物流ネットワークシミュレーションモデルと政策シナリオ分析
講演時刻 14:05~14:40(質疑応答5分含む)
概要 講演者らがこれまで構築してきた世界規模の海運・陸運の双方を含むインターモーダルな国際物流ネットワークシミュレーションモデルの概要に加え、中国の一帯一路政策や東南アジア・アフリカ等の港湾・陸上インフラ投資などを対象としたシナリオ分析結果について紹介する。

②広島大学大学院 先進理工系科学研究科
和田 祐次郎 共同研究講座講師
題目 海運・造船市場モデルを用いた国際海運におけるGHG削減対策の影響評価
講演時刻 14:40~15:15(質疑応答5分含む)
概要 講演者らが構築した海運・造船市場を考慮した国際海運におけるGHG削減対策の評価モデルの概要に加え、各種のGHG削減対策の導入効果やIMOのGHG削減目標達成のためのシナリオ分析について紹介する。

③神戸大学大学院 海事科学研究科海事科学専攻
石黒 一彦 准教授
題目 内航海運における船員不足の動向とその経済的影響の推計
講演時刻 15:15~15:50(質疑応答5分含む)
概要 内航海運において船員不足の可能性が指摘され続けている。複数の現実的なシナリオの下で船員不足が顕在化する場合の時期と規模を推計し、さらにその経済的影響の推計を行った。近年の業界および行政の取組による船員不足の緩和傾向の評価と併せて紹介する

・15:50~16:00 全体的な質疑応答・議論

以上