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令和4年10月14日

水素混焼エンジン船「ハイドロびんご」がシップ・オブ・ザ・イヤー2021部門賞を受賞

 7月22日に開催された海事三学会合同表彰式(主催:日本航海学会、日本船舶海洋工学会、日本マリンエンジニアリング学会)において、水素混焼エンジン船「ハイドロびんご(Hydro BINGO)」がシップ・オブ・ザ・イヤー2021小型客船部門賞を受賞しました。日本船舶海洋工学会が選考するシップオブザイヤーは、毎年日本で建造された話題の船舶の中から、技術的・芸術的・社会的に優れた船に与えられます。海上技術安全研究所は、「ハイドロびんご」を設計・建造する際のアドバイザーとして、本船の開発に携わりました。

 水素と軽油を燃料とする混焼エンジンで航行する「ハイドロびんご」は、航行時のCO2排出量を最大50%まで削減できます。さらに、水素インフラ設備が整備されていない環境下であっても、軽油専焼によって継続した航行ができるといった特徴があります。水素を動力源とし、様々な方々に乗船していただくことができる旅客船として、評価されました。

・受賞
建造会社:ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社
船主:ジャパンハイドロ株式会社
アドバイザー:国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所

写真
左から、海上技術安全研究所 平田宏一特別研究主幹、
ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社 代表取締役 神原潤氏、
ジャパンハイドロ株式会社 社長執行役員 青沼裕氏、
日本船舶海洋工学会 会長 藤久保昌彦氏