お知らせ

NEWS

令和4年11月1日

日本マリンエンジニアリング学会にて海洋先端技術系稲葉研究員らが「ロイドレジスター電気電子工学賞」を受賞

 令和4年5月に、海洋先端技術系稲葉研究員他3名が公益社団法人 日本マリンエンジニアリング学会「ロイドレジスター電気電子工学賞」を受賞しました。なお、表彰式は、第92回マリンエンジニアリング学術講演会にて10月27日に行われました。

◆ロイドレジスター電気電子工学賞
・ロイドレジスター電気電子工学賞とは
 電気電子分野の研究・技術開発を対象とした表彰です。

・受賞内容
 海上技術安全研究所では内閣府主催の戦略的イノベーション創造プログラム(第一期SIP)に基づき、複数のAUV(Autonomous Underwater Vehicle)を用いた海底資源調査について研究開発を行ってきました。その一環として開発・建造したのが、半没型を特徴とする複数AUV管制用のASV(Autonomous Surface Vehicle)、「洋上中継器」です。
 今回日本マリンエンジニアリング学会誌へ投稿し、ロイドレジスター電気電子工学賞を受賞した技術資料、「ASVによる複数AUVの管制」ではこの洋上中継器について、艇体設計や搭載機器、具備する機能といった設計コンセプトを解説しています。また、実際に複数のAUVを用いて行った資源調査潜航におけるAUV管制の結果、およびその解析から導出した、ASVによるAUV管制可能範囲の評価等について述べています。

・受賞者
 稲葉 祥梧(海上技術安全研究所 海洋先端技術系)
 篠野 雅彦(海上技術安全研究所 海洋先端技術系)
 須藤 拓(株式会社IHI)
 浦 環(株式会社ディープ・リッジ・テク)

写真
左:稲葉研究員
図1
洋上中継器:外観と搭載機器
図2
洋上中継器:半没航走の様子