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令和5年1月18日

 海上技術安全研究所 海洋開発系主催講演会のお知らせ

 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 安部 昭則)は、令和5年2月17日(金)に、海洋開発系主催講演会を開催いたします。

 海上技術安全研究所 海洋開発系では、海洋開発に伴う洋上オペレーションのための浮体、係留等に対する安全性及び稼働性の評価技術や水槽試験技術に関する研究に取り組んでいます。
 本講演会では、当所が所有する海洋構造物試験水槽を紹介させて頂き、「洋上オペレーションにおける安全性・稼働性評価技術」ならびに「係留安全性評価技術」に関する研究の取り組みについて、これまで海洋構造物試験水槽で実施してきた模型水槽試験の結果も交えて紹介いたします。多数のご参加をお待ちしております。
 参加を希望される方は、下記リンクからの参加登録をお願いいたします。


  1. 日時:令和5年2月17日(金) 13:30~15:30 (開場13:00)
  2. 場所:オンライン開催(Teams)、完全予約制
  3. 参加費:無料
  4. 申込期限:令和5年2月15日(水)17:00
  5. お申し込み先:
    参加ご希望の方は、事前の登録をお願いいたします。
    ご記入いただいた個人情報は、本講演会のご連絡やご案内の目的にのみ利用いたします。
    事前登録サイト:
     https://forms.office.com/r/C5UqX1xviK
  6. お問い合せ先:
     海上技術安全研究所 海洋開発系 湯川 和浩 (yukawa[at]m.mpat.go.jp)

■講演スケジュール

13:30~13:35 開会挨拶 海洋開発系長 正信 聡太郎


13:35~13:50 海洋構造物試験水槽の歴史と今後の役割
講演者:石田 圭(海洋開発系 海洋システム研究グループ)
概 要:海洋構造物試験水槽の水槽設備について、水槽の高度化/安全操業の観点からこれまでに取り組んできた改修内容を含めて紹介する。また、今後の更新計画や次期中長期期間で担っていくべき役割について述べる。


〇洋上オペレーションにおける安全性・稼働性評価技術

13:50~14:05 2船体の洋上出荷オペレーション時における安全性・稼働性評価
講演者:湯川 和浩(海洋開発系 海洋システム研究グループ)
概 要:FLNGやバンカリング等を例に、洋上での2船間出荷の安全性評価に係る水槽試験や稼働性評価に関する取り組みを紹介する。


14:05~14:25 洋上風力発電アクセス船の風車タワー乗り移り時における稼働性評価
講演者:大坪 和久(海洋開発系 海洋システム研究グループ)
概 要:洋上風力発電施設の維持管理のために必要となるアクセス船(CTV)に関する研究の取り組みと水槽試験技術について紹介する。


14:25~14:40 タンデム出荷時の振れ回り運動推定のための低速・大斜航時における操縦流体力評価
講演者:長谷川 賢太(海洋開発系 海洋システム研究グループ)
概 要:タンデムオフローディングなどで懸念される振れ回り運動の推定に必要な、低速・大斜航時における流体力を計測するための水槽試験について紹介する。


〇係留安全性評価技術

14:40~14:55 振れ回り運動中船舶の錨鎖の水中挙動評価
講演者:渡邊 充史(海洋開発系 海洋システム研究グループ)
概 要:振れ回り運動中船舶の錨鎖海底接地長について、カテナリー理論による推定値と水中用モーションキャプチャーカメラを使用した計測値との比較を紹介する。


14:55~15:10 海洋構造物試験水槽での係留浮体試験技術
講演者:齊藤 昌勝(海洋開発系 海洋システム研究グループ)
概 要:係留浮体試験技術に関し、①係留模擬模型(ドルフィン(破断機構)、深海係留、タレット等)、②津波、巨大グループ波等の特殊な波浪場における試験方法を紹介する。


15:10~15:25 質疑応答

15:25~15:30 閉会挨拶:海洋開発系長 正信 聡太郎