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令和5年9月1日

ノルウェー科学技術大学工学部と研究協力に関する協定を締結

国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 峰本健正)は、本年7月7日、ノルウェー科学技術大学(NTNU)工学部との間で研究協力に関する協定を締結しました。

NTNUはトロントハイムに本部を置くノルウェー最大の国立大学で、4万3千人を超える学生が在籍しており、工学分野の他、人文科学、経済学、建築、医学など幅広い分野の研究が行われています。工学分野においては、船舶デジタルツインや海洋開発などの先進的な研究分野で成果を上げており、ヨーロッパ有数の研究開発機関となっています。

海上技術安全研究所においても、日本の海事・海洋技術に関する中核的研究機関として、海事産業のデジタルトランスフォーメーション及び海洋開発をリードしてきており、これまでNTNU工学部に研究者を派遣して船舶工学や海洋開発の分野で交流を重ねてきました。

今回、海上技術安全研究所とNTNU工学部とが包括的な研究協力協定を締結することにより、改めて双方の協力関係を確認するとともに、次のテーマに代表される分野において、研究者の交流を通じた情報交換、共同研究の実施等の技術協力を促進していきます。

  • 実運航を考慮した船舶設計及び運航支援システムに関する研究
  • デジタルシップヤードに関する研究
  • 海洋開発に関する研究

これらの技術協力により、研究資源の有効利用、成果の相互活用等が図られ、新たな研究テーマの創造、研究スピードの増進、成果の増大と普及拡大等につながることが期待されます。



本協定のコーディネーターである海上技術安全研究所 一ノ瀬主任研究員(左)と
ノルウェー科学技術大学工学部 ガスパール教授(右)


ノルウェー科学技術大学(オースレンのキャンパス)