令和5年12月14日
令和5年度 第23回海上技術安全研究所 講演会 「脱炭素を目指す舶用エンジンと燃料」を開催(開催報告)
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 峰本健正)は、「脱炭素を目指す舶用エンジンと燃料」をテーマに第23回海上技術安全研究所講演会をハイブリッド方式(対面・オンラインの併用)で開催いたしました。
本講演会では、国際海運における2050年GHG(※1)総排出量の実質ゼロという目標に向けて、脱炭素を目指す舶用エンジンと、アンモニアや水素、バイオ燃料などの新たな燃料の適用に向けた研究開発の動向、国際海事機関(IMO)における舶用燃料LCA(※2)ガイドラインと欧州環境規制との関係についてご紹介いたしました。
※1 GHG:地球温暖化ガス
※2 LCA:ライフサイクルアセスメント。原料入手から燃料製造、船舶への供給、消費するまでの間にどれくらいのGHGを排出するのか評価すること。
講演資料は
こちら
からダウンロードください。
プログラムは、以下のとおりです。
【講演会プログラム(敬称略)】
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■開会挨拶
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■基調講演
国土交通省 大臣官房技術審議官(海事局担当) 河野 順
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「海運の脱炭素化に向けた政策動向」
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■外部講演
株式会社ジャパンエンジンコーポレーション 開発部 部長 江戸 浩二
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「J-ENG UEエンジンの脱炭素化に向けた取り組み」
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■外部講演
ダイハツディーゼル株式会社 カーボンニュートラル技術部 部長 花本 健一
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「水素燃料エンジン開発動向」
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■研究講演
海上技術安全研究所 国際連携センター 上席研究員 大薮 弘彦
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「IMO LCA船舶燃料ガイドラインと欧州環境規制」
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■研究講演
海上技術安全研究所 GHG削減PT PTリーダー 高橋 千織
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「GHG削減対策としてのバイオ燃料の活用」
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■研究講演
海上技術安全研究所 環境・動力系 主任研究員 市川 泰久
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「水素エンジン等の次世代燃料研究の進捗」
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■閉会挨拶