令和6年8月21日
和田主任研究員他、第10回交通・物流に関する国際会議において特別賞を受賞
知識・データシステム系の和田祐次郎主任研究員他が、8月5日-8月7日に開催されたTLOG2024(第10回交通・物流に関する国際会議)においてThe Sri Lanka Society for Transport & Logistics (SLSTL) の Special Award for TLOG を受賞しました。
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Model Development for Evaluating the Impact of Greenhouse Gas Reduction Measures in International Shipping
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和田祐次郎(海上技術安全研究所 主任研究員)、 山村巽(広島大学 大学院先進理工系科学研究科(研究当時))、和中真之介 (海上技術安全研究所 主任研究員)、濱田邦裕(広島大学 大学院先進理工系科学研究科 教授)
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国際海事機関(IMO)は、2050年までに国際海運を通じて温室効果ガス(GHG)排出量をゼロにすることを目指して、2023年IMO戦略を採択しました。このため、海運業界は環境および持続可能性の問題を考慮したGHG削減シナリオを検討する必要があります。本研究では、さまざまなGHG削減措置のシナリオを分析するためのモデルを開発しました。そして、このモデルを使用してシミュレーションを行い、IMOの目標を2050年までに達成するためのさまざまなGHG削減措置とシナリオの複合的な影響を分析しました。その結果、IMOの目標を2050年までに達成するためには、減速運航、代替燃料、および技術革新の組み合わせが必要であることが示されました。さらに、炭素課金やゼロエミッション船に対する優遇金利などの経済的措置は、ゼロエミッション船の普及を促進する上で重要な役割を果たすことが示されました。
表彰状
記念メダル