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令和7年3月24日

三宅上席研究員他が「和歌山県潮岬沖推薦航路」の設定に係る水路技術奨励賞を受賞

海洋リスク評価系三宅里奈上席研究員他が、一般財団法人 日本水路協会から令和6年度水路技術奨励賞を受賞しました。なお、表彰式は令和7年3月18日に行われました。

    • 受賞功績:和歌山県潮岬沖における推薦航路の設定に向けた海上交通流の評価技術の開発
    • 受 賞 者 :三宅里奈、工藤潤一、伊藤博子(海上技術安全研究所 海洋リスク評価系
    • 功績内容:準ふくそう海域(東京湾湾口~石廊埼~伊勢湾湾口~潮岬沖~室戸岬沖~足摺岬沖の各海域を経て瀬戸内海に至る海域)における安全対策の構築に向けて、海上技術安全研究所は海上保安庁との共同研究により交通流制御に関する体系的な評価手法を開発してきました。第4次交通ビジョンでは、潮岬沖、大王埼沖の整流化対策を検討することが明記されたことから、2018年1月1日から運用されている伊豆大島西岸沖の推薦航路に続いて、複雑な交通環境により衝突の多い海域である潮岬沖の船舶交通を対象に安全対策を構築することになりました。そこで、海上技術安全研究所では航行環境の情報と海上交通流シミュレーションを用いて商船や漁船の交通行動を予測し、その定量評価を踏まえて潮岬沖の船舶交通に対する効果的な整流化策の検討に必要な情報を提供しました。本受賞では、船舶の交通行動予測技術、海上交通流シミュレーションによる漁船行動の再現技術など海上交通を評価する技術開発を通して推薦航路の設定に貢献したことが評価されました。

表彰式

3月18日に執り行われた表彰式にて
(中央左:三宅上席研究員、中央右:伊藤副系長、
写真左:工藤主任研究員)

受賞者挨拶

受賞者挨拶
(三宅上席研究員)


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