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令和7年5月15日

令和7年度研究施設一般公開を開催(実施報告)

海上技術安全研究所、電子航法研究所及び交通安全環境研究所は、4月19日(土)に「研究施設一般公開」を開催しました。
当イベントは毎年4月に実施される「科学技術週間」行事の一環として、上記3研究所が合同で一般の方々に向け、施設や研究等を公開しているものです。どの会場も小・中学生をはじめ、家族連れを中心に多くの人々で賑わっていました。

■来場者が続々

今回、特に人気を集めたのは、深海水槽の「波で絵を書くダンスショー」。
オリジナルチタンプレートづくりでは、皆さん楽しんで工作に取り組んでいました。
どの施設でも皆さま熱心に研究者の声に耳を傾けていました。

■波で絵を書くダンスショー

海水槽とは、世界でも珍しい試験水槽のひとつです。様々な波や風、流れを人工的に発生させることが可能な水槽です。
今回は「波で絵を書くダンスショー」として、様々な波を起こしました。特に集中波では高い水柱を起こし、会場から大きな拍手と歓声が起こりました。

集中波の様子

船橋での航海体験

総合シミュレーションシステムとは、実際の船の操船環境を再現し、海難事故・リスクの解析、操船支援装置等の評価・開発、操船者のヒューマンファクターに関する研究、新船型をはじめとする船舶の実海域実験に対応した事前評価等を行うために用いる装置です。
今回、一般の方々に初のお披露目となりました。航海体験のあとには、実際に海の上にいるような感覚になったと驚いていました。

航海体験の様子

船の教室

船の専門の研究者が、船の役割・しくみ・造り方などについて、最新のテクノロジーを交えて解説し、皆さま、興味津々で研究者の話に耳を傾けていました。

船の教室の様子

400m水槽

400m水槽とは、超高速船や大型模型船の試験にも対応可能な世界最大級の曳航水槽です。世界最大級の水槽に浮かべた船の模型を使って、船にはたらく力を調べる実験を行っています。
来場者は、模型船を取り付けた電車に乗って、船が作る波の様子を見学し、こんなに大きな長い水槽があるんだと感想を述べていました。

400m水槽の電車に乗る様子

キッチンカーで楽しいランチ

今回、初めてキッチンカーを誘致し、クレープ、カレーライス、おむすびなどの人気メニューの提供を行いました。天候にも恵まれた1日でしたので、本館前の木陰のテントや講堂の休憩場所で、来場者の皆さまはゆっくりと食事を楽しめたかと思います。

キッチンカーの様子

関連リンク

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