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令和7年10月3日

AUV「ほばりん」富山湾海域における海底環境調査を実施

 令和7年7月29日(火)~令和7年8月1日(金)、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 平田 宏一、以下 当所)の、ホバリング型AUV「ほばりん」が、富山湾海域における海底環境調査に参加しました。

 当所のホバリング型AUV「ほばりん」が、2024年に発生した「令和6年能登半島地震」の影響を受けた富山湾海域における海底環境調査に参加しました。
 本調査は、富山県農林水産総合技術センター水産研究所と内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期「海洋安全保障プラットフォームの構築」が中心となり、国立大学法人富山大学、海上保安庁、国立研究開発法人海洋研究開発機構および複数の民間企業の協力、連携の元、実施されました。


【調査概要】

調査海域 : 富山県新湊沖の海底谷2か所
  1. シロエビサイト(水深 約300m)
  2. ベニズワイガニサイト(水深 約900m)
調査期間 : 令和7年7月29日(火)~令和7年8月1日(金)
使用機器 : AUV「ほばりん」1台(当所所有)
ランダー観測装置「江戸っ子1号」2機(海洋研究開発機構所有)

【作業概要】

 当所が所有するAUV「ほばりん」を、富山県へ搬送、滑川漁港にて富山県農林水産総合技術センター水産研究所の調査船「はやつき」へ艤装し、富山湾海底環境調査を行いました。
 本調査では、AUV「ほばりん」が海底に接近し、海底谷に沿って航行しながら写真撮影、動画撮影、水温・塩分・濁度計測等を実施しました。
 調査、分析結果の詳細は、今後公表される予定です。

【作業風景】

調査船へAUV「ほばりん」を積み込みする様子

AUV「ほばりん」を海域に投入する様子