お知らせ

NEWS

令和3年10月29日

 『絶滅危惧Ⅰ類 ビワオオウズムシの生息について大規模調査!!』の報告会に篠野 水中ロボティクス研究グループ長が参加

 令和3年10月16日(土)、海上技術安全研究所のホバリング型AUV※1も活躍した、絶滅危惧Ⅰ類ビワオオウズムシの生息についての大規模調査の報告会に、篠野 水中ロボティクス研究グループ長がオンラインで参加しました。

 令和3年10月16日(土)、総本山園城寺三井寺(滋賀県大津市)において行われた調査報告会『絶滅危惧Ⅰ類 ビワオオウズムシの生息について大規模調査!!』に、海上技術安全研究所より篠野水中ロボティクス研究グループ長がオンラインで参加しました。

 この調査は、認定特定非営利活動法人びわ湖トラスト(日本財団支援)、いであ株式会社、海上技術安全研究所の共同研究として、令和3年7月23日(金)から7月27日(火)までの5日間、実施されたものです。絶滅危惧Ⅰ類ビワオオウズムシの生息調査を、海上技術安全研究所のホバリング型AUV「ほばりん」、「ほばりん2」※2、いであ株式会社のホバリング型AUV「YOUZAN」の3機により、琵琶湖の水深60~100mの水域で実施しました。

 報告会では、琵琶湖固有種のビワオオウズムシが複数の場所で確認されたものの、生息密度が下がっていたこと、湖底付近の濁度が高かったことについてびわ湖トラストから調査結果が報告されるとともに、調査の状況を撮影した動画が上映され、「ほばりん」、「ほばりん2」、「YOUZAN」の3機が同時に湖底調査を行っている様子が紹介されました。

ビワオオウズムシ生息の琵琶湖湖底調査の様子
(認定特定非営利活動法人びわ湖トラスト制作「ビワオオウズムシの生息大規模調査」動画より)

※1:AUV:自律型水中探査機
※2:海上技術安全研究所が所有するホバリング型AUV「ほばりん」、「ほばりん2」「ほばりん」は、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「次世代海洋資源調査技術 ~AUV複数運用手法等の研究開発~」において開発されました。