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令和4年7月7日

ICMASSにて知識・データシステム系南上席研究員が「最優秀論文賞(Best Paper Awards)」を受賞

 令和4年4月に、知識・データシステム系(自動運航船PT)南真紀子上席研究員の自律・無人運航船の安全性評価に関する論文”Development of the Comprehensive Simulation System for Autonomous Ships“「自律運航船のための総合シミュレーションシステムの開発」が、自動運航船に関する国際会議「International Conference on Maritime Autonomous Surface Ships(ICMASS)」のMaritime Safety部門にて最優秀論文賞を受賞しました。

(概要)
 世界的に、自律・無人運航船の実現に向けた取り組みが進められていますが、実運航には技術開発だけでなく社会に受容されることが必要であり、自律・無人運航船が安全であることを示す必要があります。
 受賞論文では、自動車分野の自動運転を参考にした自律・無人運航船の安全性評価法の考え方及びその考え方に沿って安全性を評価するために当所で開発を進めている総合シミュレーションシステムについて報告しました。
 

(受賞者)
 南 真紀子(海上技術安全研究所 知識・データシステム系)
  共著者:小林 充  (海上技術安全研究所 知識・データシステム系)
      疋田 賢次郎(海上技術安全研究所 知識・データシステム系)
      國分 健太郎(海上技術安全研究所 自動運航船PT)

(ICMASS)
 International Conference on Maritime Autonomous Surface Ships(ICMASS)は、自律運航船に関する国際会議であり、2019年より毎年開催されています。今回は、シンガポール海事港湾局(The Maritime and Port Authority of Singapore : MPA)とノルウェー研究評議会(Research Council of Norway : RCN)の共催でInternational Maritime and Port Technology and Development Conference(MTEC)と合わせて実施されました。なお、会議はシンガポールでの対面とオンラインのハイブリッド開催となりました。