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   海技研メールニュース No.130[2014/12/25]

 独立行政法人 海上技術安全研究所
 National Maritime Research Institute(NMRI)
 毎月2回発行です

 [目次]
 ★☆★海技研の研究紹介★☆★
 100分の1の大きさの模型で“船”を究(きわ)める
    【流体性能評価系 運動性能研究グループ】
  
 NMRIニュース
 ◆NEWS
 ●資源・素材学会 採掘技術部門委員会が見学
 ●MIJAC、海技研で造船若手交流会を実施
 ●海技研、ホバリング型AUVシステムの開発に着手
 ●田村センター長が敦賀で出前講座
 ●1月23日に「海のジパング計画」シンポジウム
 ●雑学テーマのテレビ番組で田村センター長が解説
 ●慣性センサ応用技術研究協会が施設見学

◆更新情報
 ●第14回講演会の講演資料を追加



 ★☆★研究紹介★☆★
 100分の1の大きさの模型で“船”を究(きわ)める
      【流体性能評価系 運動性能研究グループ】

  (1)模型船の(見掛けの)抵抗を自由に操る-補助推力装置の開発-
 模型実験の良いところは実際の現象を直接計測できることです。ところが、模型船は実際の船よりずいぶん小さいので、模型船の形を実際の船と同じになるように作っても模型船の現象は実際の船の現象とは必ずしも同じにはなりません。船の抵抗もそんな現象の一つです。この問題を解決して模型船の見掛けの抵抗を操ることのできる装置を作りました。
(詳しくは下記サイトをご覧ください)
https://www.nmri.go.jp/study/research_organization/fluid_performance/group2_2/dfat/index.html
  (2)実海域での船速低下と燃料消費の直接評価-主機特性模擬自航装置の開発と応用-
 船の推進性能を調べるためには幾何的に同じ形をした模型船を使った水槽試験を行います。そして、模型試験を行う時はモーターを制御してプロペラの回転速度を一定にするのが普通です。ところが、実船のエンジンは負荷の大きさに応じて回転速度が変わります。そこで、実際のエンジンの動き方を再現したモーターを製作し、その制御方法を工夫することで模型試験で実船の推進性能を直に調べる方法を開発しました。
(詳しくは下記サイトをご覧ください)
https://www.nmri.go.jp/study/research_organization/fluid_performance/group2_2/mdes/index.html
  (3)模型船の運動を実船と相似にする-舵効き船速修正-
 模型船の形を実際の船と同じになるように作っても模型船におこる現象は実際の船におこる現象とは必ずしも同じにはなりません。舵を取ったときの旋回運動や風や波による速度の変化も実はそういう現象です。この問題を解決して模型船を使った実験で実際の船の動きを調べる方法を見つけました。
(詳しくは下記サイトをご覧ください)
https://www.nmri.go.jp/study/research_organization/fluid_performance/group2_2/rsc/index.html

◆◇◆NEWS◆◇◆

  資源・素材学会採掘技術部門委員会が見学

  一般社団法人資源・素材学会の採掘技術部門委員会の一行が12月5日、当研究所の施設見学を行いました。海洋開発系の正信聡太郎・深海技術研究グループ長が「海底鉱物資源開発に対する取り組みについて」と題して講演。その後、深海水槽、高圧タンク、操船リスクシミュレータ、400m試験水槽を見学しました。
https://www.nmri.go.jp/archives/nmri_news/182.html


  MIJAC、海技研で造船若手交流会を実施

  マリタイムイノベーションジャパン(MIJAC)は12月12日、当研究所で造船若手交流会を開催しました。MIJACと同社に加盟しているメンバー会社の若手社員が交流することを目的に開催しています。今年度は6月に福山で開催して、今回で2回目。信原眞人社長も出席して、17人が参加しました。
https://www.nmri.go.jp/archives/nmri_news/183.html


  海技研、ホバリング型AUVシステムの開発に着手

  当研究所は海中機器「ホバリング型AUVシステム」の開発に着手します。現在取り組んでいる「航行型AUVシステム」の開発に加えて、追加された新規課題にも積極的に取り組んでいきます。
https://www.nmri.go.jp/archives/nmri_news/184.html


  田村センター長が敦賀で出前講座

  日本原子力発電株式会社敦賀発電所主催の平成26年度ヒューマンファクター講演会が12月12日敦賀原子力館で開催され、当研究所の田村兼吉・海難事故解析センター長が出前講座を行いました。
https://www.nmri.go.jp/archives/nmri_news/185.html


  1月23日に「海のジパング計画」シンポジウム

  次世代海洋資源調査技術「海のジパング計画」をテーマとしたシンポジウムが2015年1月23日、東京都内のヤクルトホールで開催されます。主催は内閣府と独立行政法人海洋研究開発機構で、当研究所も後援しています。
https://www.nmri.go.jp/archives/nmri_news/186.html


  雑学テーマのテレビ番組で田村センター長が解説

  雑学をテーマとしたテレビのお正月番組に、当研究所の田村兼吉・海難事故解析センター長が録画解説で登場します。登場するのは、毎日放送(MBS)が1月2日に放送する「1億3000万人が出題者 林先生が驚く初耳学!」という番組です。
https://www.nmri.go.jp/archives/nmri_news/187.html


  慣性センサ応用技術研究協会が施設見学

  慣性センサ応用技術研究協会が12月19日、当研究所の施設見学を行いました。400m試験水槽、操船リスクシミュレータ、AUVなど見学しました。
https://www.nmri.go.jp/archives/nmri_news/188.html



◆◇◆更新情報◆◇◆

 第14回講演会の講演資料を追加

 第14回講演会の講演資料を追加しました。
  https://www.nmri.go.jp/archives/lectures/lecture20141117.html


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【発行】独立行政法人 海上技術安全研究所 企画部広報係
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