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海上技術安全研究所では、就航中の船体の健全性評価を目的とした船体構造デジタルツインに関する研究を行なっています。船体構造デジタルツインは、航行中の船体に生じるひずみや加速度等のセンサ計測データとDLSA(※2)等の数値シミュレーションとの同化(データ同化)により非計測箇所も含んだ全船の状態をコンピュータ上の構造モデルに忠実に再現して健全性を評価する機能を有します。
今般、一般財団法人日本船舶技術研究協会が日本財団の助成を受け、取り組んでいる「超高精度船体構造デジタルツインの研究開発」の一環で開発したデジタルツインシステム(i-SAS;Integrated Structural Analysis System)の機能検証のための水槽試験をオンライン(ウェビナー形式)で公開します。波浪中での曳航試験を行い得られた船体ひずみや水圧等のデータをもとに、データ同化技術を用いて全船の応力を推定した結果をご覧いただきます。公開に当たっては、水槽試験で捉えられた応答をシミュレーションと比較しながら、専門家の視点から解説させていただき、参加された皆さまからのご質問にもお答えします。
(記)
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