LOCAL EXCHANGE
海技研での職場体験は、午前に150m水槽で模型船を使った浅水試験を行い、船体にかかる力と船体前後の浮き沈み距離を計測しました。また、環境・動力系の講義では、水に関する微量物質の計測技術を学び、天秤を用いた微量重量変化の観察と含有イオン分析を行いました。
午後は、海洋先端技術系による、波高計・張力計の仕組みの学習と検定を行い、最後に、構造・産業システム系による「船の教室」の講義をうけ、船について学び、より豊かな生活や社会にするため、海や船は何ができるかを生徒の皆さんが考え研究発表を行いました。
150m水槽での計測・解析・運転の様子
水に関する微量物質の計測技術の講義の様子
電子航法研究所では、2日目はモノつくり研究の体験として、ゲルマニウムラジオを制作しました。出来上がったラジオをアンテナにつなぎ、実際にラジオ放送を受信してみることで、目には見えない電波が飛んでいることを感じる実験をおこないました行いました。3日目は、航跡データを用い、航空交通流の観察を行いました。班に分かれて、滑走路の使い方や時間帯による交通量の変化など、興味を持ったポイントについて分析し、研究発表を行いました。
ゲルマニウムラジオを制作する様子
航跡データを用い、航空交通流を観察する様子
職場体験終了後のアンケートでは、「普段体験することの出来ない研究者としての仕事の一部を体験出来てとても有意義な時間となった」、「職場体験を通じて研究者という職に興味が深まった」などの感想をいただきました。今回の体験を通じて将来の職業を考えるきっかけとなれば嬉しいです。