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越境水生生物の移動防止のための研究

 



  国際海運において、船底外板に付着した生物が越境移動することにより、移動先の海域に生息する生物や生態系に対して悪影響を及ぼすことがある。そのため船底への生物付着防止方法について、国際海事機関(IMO)や関連業界等で議論されている。特に、海水の取り込み口であるシーチェストなどのニッチエリアに多くの生物が付着するが、複雑な構造ゆえ、その防汚対策が難しく対応が急がれている。
  本研究では、海水中における高い防汚作用を期待して、陸上や淡水で幅広く利用されているチタニア光触媒に着目をした。船体や海洋中でのチタニア光触媒利用をめざし、海水中での光触媒挙動の解明等の基礎的な研究を実施している。具体的な研究例として、海水中の有機物に、光触媒存在下、紫外光を照射し、有機物分解能力を評価している。チタニアは、結晶構造によって活性が異なることが知られているが、海水中での挙動は未解明のため、構造の異なるチタニアを用いて上述の評価実験を行い、海水中で高活性を示す光触媒を探求している。