環境分析研究グループ

ENVIRONMENTAL ANALYSIS RESEARCH GROUP


環境分析グループでは、船舶から排出される環境影響物質を低減するため、排出物の分析方法を確立し定量的な解析を行っています。特に舶用ディーゼル機関の排ガス中に含まれる粒子状物質(PM)やブラックカーボン(BC)は環境負荷物質として注目されており、詳しい組成を調べるとともに、削減技術についても研究しています。また、越境生物による環境影響を防ぐため、防汚塗料の防汚性能評価や、新たな生物付着阻害技術に関する研究も行っています。 ? これらの研究成果は、国際海事機関(IMO)へ日本提言を行う際にも、技術的データとして活用されています。



メンバー

(◎はグループ長)




研究紹介

1. 船舶が大気環境に与える影響に関する研究

  • ・GHG、環境影響物質削減のための計測・分析技術の確立
  • ・舶用ガス機関ブローバイガスの吸入技術開発
  • ・要素試験のための舶用燃料から発生する粒子状物質生成装置の開発




  • 2. 船舶が海洋環境に与える影響に関する研究

  • ・スクラバ排水の環境影響に関する研究
  • ・越境水生生物の移動防止のための研究
  • ・船体付着生物の微量定量分析技術の開発

  • 【略語一覧】
  • NOx:窒素酸化物
  • SOx:硫黄酸化物
  • BC:ブラックカーボン
  • PM:粒子状物質
  • PAH:多環芳香族炭化水素
  • GHG:温室効果ガス