実海域性能シミュレーション

VESTA

VESTAでは、任意の海象(風波、うねり、風)を入力し、回転数を指定することにより、入力した海象下での実海域性能を評価することができます。

シミュレーション例

外航大型コンテナ船を対象に実海域性能シミュレーションを行います。
対象コンテナ船主要目
垂線間長 300m
船幅 40m
計画満載喫水 14m
計画速力 25.1knot
最大連続出力 59,540kW
最大積載コンテナ数 6500TEU

入力データとして以下の海象、及びフューエルインデックスを与えます。

有義波高(風波、うねり)、平均風速

主波向(風波、うねり)、風向

フューエルインデックス


指定回転数を88rpmとしてシミュレーションを行うと、結果は以下のようになります。

回転数(Ne)とフューエルインデックス(FI)

海が荒れ、フューエルインデックスがリミットに達し、回転数が低下します。

速力

回転数の低下に伴い、大きな速力低下が生じます。

燃料消費量(FPD:1日当たり、FPM:1海里当たり)

回転数が低下するため、1日当たりの燃料消費量は低下します。ただし、船速も低下するため、1海里当たりの燃料消費量は増加しています。