RESEARCH OVERVIEW
RTK-GPSを使って小型滑走艇に設置した2点のGPSアンテナ位置を高速で高精度に3次元計測することで浮上量を含めた滑走艇特有の操縦運動を実海域で計測しました。
実験艇
海上技術安全研究所が国土交通省からの受託研究で建造した長さ6mの小型滑走艇M-2です。船首とマスト灯の直下に設置した2つのRTK-GPSアンテナ、操縦席前方の三脚上に地上局との通信用アンテナをつけています。艇内には光ファイバージャイロや加速時計なども設置しました。
RTK-GPS地上局
実験海域近くの岸壁に設置したRTK-GPS基準局です。黄色の三脚上にあるのが基準局アンテナ、右側白い箱が実験艇との通信アンテナです。
実験状況
東京湾新木場沖の海域で旋回試験やジグザグ試験などの実海域実験を実施しました。