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初日の5日(木)には、出展者プレゼンテーションにて、海洋先端技術系
國分健太郎
副系長が「海上技術安全研究所における海洋の開発の核としての再生可能エネルギーと海洋無人機」についてプレゼンを行い、午後に開催されたパネルセッションでは「海運からのカーボンニュートラル」をテーマに、
平田宏一
特別研究主幹が会議全体を通じ、モデレーターを務めました。
■Techno-Ocean2023概況
「Techno-Ocean2023」は、海洋科学技術に関する最先端技術紹介の場であるとともに、国際的な意見交換の場でもあります。コロナの行動規制が解除された今回は、来場者数も増え、開催期間の3日間は、日本国内外の業界関係者を中心に7,000名以上の方が来場されました。初日の10月5日(木)8時45分より神戸国際展示場メインホール前で開催されたオープニングセレモニーには、海上・港湾・航空技術研究所の庄司るり 理事長も参列し、関係者や入場を待つ多くの参加者の拍手が響く中、テープカットが行われました。
■当所の展示について
展示ブースでは、海洋無人機(AUV)関する研究紹介のパネル展示、当所で開発した航行型AUVやホバリング型AUV「ほばりん」の模型展示、浮体式洋上風力発電に関する研究紹介のパネルと動画の展示を行い、研究者らにより、学生や業界関係者等の来訪者への説明も行いました。また、最終日の一般公開日には、コンテナ船「かいぎまる」を作れる
ペーパークラフト
などの配布も行い、家族連れの来訪者にも人気を集めました。
■出展者プレゼンテーションで先端技術の研究を紹介!
「海上技術安全研究所における海洋の開発の核としての再生可能エネルギーと海洋無人機」
展示会場内の特別ステージ「オーシャン・デッキ」では、初日の5日(木)の午前に、「再生可能エネルギーと海洋無人機」について海洋先端技術系 國分健太郎 副系長がプレゼンを行いました。環境対策の一環で再生可能エネルギーへのシフトが急がれる中、浮体式洋上風力発電の普及に向けた取り組みや、海洋調査技術における新たな研究開発の取り組みが紹介され、多くの業界関係者の関心を集めました。
■パネルセッション
10月5日(木)13時より開催されたパネルセッションでは、「海運からのカーボンニュートラル」という旬のテーマで平田宏一 特別研究主幹がモデレーターを務めました。
同セッションでは、カーボンニュートラルを具現化するための産官学での連携や分野横断的なコラボレーションの重要性が討論されたほか、海運における新エネルギー導入における課題等、研究機関や産業界における具体的な取り組み等について海運・港湾双方の視点から議論され、講演とパネルディスカッションの両輪で、活発な議論が交わされました。