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令和6年5月24日

汎用疲労解析ソフトウェア・パッケージ FATRUN/SPECTRUN Ver. 2をリリース

国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長:峰本 健正)は、これまで販売してきた汎用疲労解析ソフトウェア・パッケージ FATRUN/SPECTRUNのバージョンアップ版であるVer. 2を、令和6年5月にリリースいたしました。

FATRUNは、任意の応力波形データについてサイクルカウントを施して応力レンジの頻度分布を求め、任意のS-N 曲線を用いた線形累積損傷則の適用により疲労寿命および疲労被害度を評価する時間領域疲労解析プログラムです。 今回のバージョンアップにより、S-N曲線のグラフ描画機能が追加されて視覚的な比較対照が容易になるとともに、複数のデータファイルを対象とした一括自動解析機能が新たに搭載され、多数の短期海象に応じた短期予測結果を基に長期予測を行う場合などの手間と時間を大幅に縮減することが可能となりました。

SPECTRUNは、任意の応力スペクトルデータについて種々のスペクトル特性値を算出し、任意のS-N 曲線を用いた線形累積損傷則の適用により疲労被害度を評価する周波数領域疲労解析プログラムです。応力波形のシミュレーションも可能で、FATRUN形式のデータファイルを生成することができます。

当所では、FATRUNとSPECTRUNを互いに補完し合うプログラムとして一つにまとめ、汎用疲労解析ソフトウェア・パッケージとして販売しています。 詳細につきましては、リーフレットを   こちら よりダウンロードしてご参照下さい(短期間のご試用も可能です)。


FATRUN Ver. 2の解析画面

FATRUN Ver. 2の解析画面


FATRUN Ver. 2のS-N曲線グラフ描画画面

FATRUN Ver. 2のS-N曲線グラフ描画画面


リーフレット(PDF)

リーフレット(PDF)