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令和7年7月14日

第二世代非損傷時復原性基準5モード脆弱性基準(MSC. 1/Circ. 1627準拠)ソフトウェアをリリース

国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所は、第二世代非損傷時復原性基準5モード脆弱性基準(MSC. 1/Circ. 1627準拠)ソフトウェアを令和7年7月14日にリリースいたしました。

本ソフトウェアは、2020年12月10日に国際海事機関(IMO)で策定された第二世代非損傷時復原性暫定基準(MSC. 1/Circ. 1627準拠)で扱う5つの危険モード(デッドシップ状態、過大加速度、復原力喪失、パラメトリック横揺れ、波乗り/ブローチング)について、任意の船を対象に、第一段階、第二段階基準(脆弱性基準)の評価を行うものです。

本ソフトウェアは、大阪大学が作成したデッドシップ、パラメトリック横揺れ、復原力喪失現象及び波乗り/ブローチングに係る脆弱性基準計算プログラム並びに海上技術安全研究所が作成した過大加速度に係る脆弱性基準計算プログラムを使用しています。また、脆弱性基準計算の入力データの作成および結果表示には、日本船舶技術研究協会が実施した2024年度日本財団助成事業「目標指向型復原性基準に関する調査研究(目標指向型復原性基準プロジェクト)」において作成された「第二世代非損傷時復原性基準5モード統合ソフトGUI」を使用しています。

本ソフトウェアは、当研究所のホームページから無償でダウンロードできます。今後、我が国造船所等における暫定基準試適用のため、本ソフトウェアを広く利用いただくことを期待しています。

SGIS-VC起動画面
日本財団ロゴ
操作画面例、主要目等の設定
操作画面例、船型データ設定

ソフトウェアの操作画面一例(上図:主要目等の設定、下図:船型データ設定)

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