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令和7年12月5日

2026年(令和8年)2~3月に専門活用型インターンシップの受入れを行います

国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長:平田宏一)は、大学の入試休み・春休みにあわせて2026年(令和8年)2~3月に専門活用型インターンシップ(「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」がまとめた学生のキャリア形成支援活動(4類型)のタイプ3に該当)の受入れを行います。

専門活用型インターンシップでは、担当研究員が直接指導する研究開発業務の就業体験やフィードバックにより、大学等で培った専門性を向上させるとともに、自らの能力や適性を客観的にとらえるきっかけとなります。研究所の仕事に興味がある方や、将来研究職を目指している方にとって、研究所の業務を知る絶好の機会です。

募集要項につきましては、後日、 弊所HP にて公表します。

[概要]

  • 実施時期・期間
    2026年(令和8年)2~3月の2週間
  • 実施場所
    海上技術安全研究所(東京都三鷹市新川6-38-1)
  • 対象課程
    大学院博士前期課程(修士課程)※
  • テーマ例
    別紙
    テーマ名 内容 受入れ部署 受入れ部署の紹介
    1 模型船の水槽試験を通じた計測品質の向上 模型試験(自動化試験)の準備から計測・解析を通じて、計測精度を高める・品質を向上させるアイデアを考え、まとめます。 流体設計系 https://www.nmri.go.jp/study/research_organization/fluid/
    2 船舶の港湾内操縦性能試験データの解析 操縦性研究の一環として、低速・制限水域における拘束模型試験の計測データを使用して、流体力計測結果やFBGセンサーによる船体・岸壁の表面圧力計測結果のデータ解析処理を行います。 流体性能評価系 https://www.nmri.go.jp/study/research_organization/fluid_performance/
    3 造船の生産シミュレーションの解析 造船の製造現場における生産計画及び生産管理の実態把握と、それに対する研究開発の基本的な考え方を学び、具体的な事例を通じてシステム開発、プログラミング、データ処理、生産計画情報等の生成技術を習得します。 構造・産業システム系 https://www.nmri.go.jp/study/research_organization/struct_indust_sys/
    4 アンモニア混焼ディーゼルエンジン性能の解析 当所のディーゼルエンジンを用いたアンモニア混焼実験により、パイロット燃料の噴射圧力や燃料噴射ノズルなどが、排ガス成分や熱効率に与える影響を明らかにするための実験や解析を行います。 環境・動力系 https://www.nmri.go.jp/study/research_organization/environment/
    5 ビッグデータやAIを用いた海上物流・海事マーケットの分析 海上物流ビッグデータを用いた海運市況予測モデルや港湾間輸送量の推定モデルの開発を行うとともに、造船需要予測モデルの高度化を行って将来の海事マーケットのシミュレーションを行います。 知識・データシステム系 https://www.nmri.go.jp/study/research_organization/data_system/
    6 マルチエージェントシステムによる災害時輸送シミュレータの機能向上 マルチエージェントシステムを応用した災害時における輸送シミュレータの開発、輸送システム最適化アルゴリズムの開発、これらのツールを用いた解析、入出力データの作成・加工などを行います。
    7 自動運航船の自動化システムの技術開発 画像から障害物等を自動検知する画像認識システム、自動的に回避する避航操船システム、自動離着桟システムなどの自動運航船の自動化システムに関する技術開発を行います。
    8 大規模言語モデルを用いた自動運航船のハザード分析 過去の自動運航船のHAZID結果を学習データとして、他の自動運航船について、大規模言語モデルを活用してハザード分析を行います。 海洋リスク評価系 https://www.nmri.go.jp/study/research_organization/risk/
    9 水中線状構造物の挙動の解析 水中線状構造物の挙動解析について概要を学ぶとともに、解析計画に基づき商用解析ソフトを使用したケーススタディ解析を行います。 海洋開発系 https://www.nmri.go.jp/study/research_organization/ocean/
    10 多連結浮体の動揺と連結荷重の解析 多浮体が連結されている洋上システムに対し、オペレーションの概要や連成運動の基礎を学ぶとともに、解析計画に基づき商用ソフトウェアを使用したケーススタディ解析を行います。
    11 浮体式洋上風力発電施設における浮体基礎・係留システムの安全性の解析 浮体式洋上風力発電施設の数値シミュレーション用モデルを作成し、シミュレーションを実施した結果と水槽試験結果を比較することで、係留システムの安全性の解析を行います。 海洋先端技術系 https://www.nmri.go.jp/study/research_organization/underwater/
    12 AUV開発のための基本運用の理解と水槽試験データの解析 AUV(自律型無人潜水機)システムを理解するとともに、AUV等の水中ロボットの水槽動作試験、取得データの分析と解析を行います。
  • 参加者情報の取扱

    採用活動開始以降に、インターンシップを通じて取得した参加者の専門性に関する情報を活用することがあります。なお、参加者の個人情報については、採用活動以外の用途には使用しません。

  • 申請手続き
    学生個人による申請は受け付けておりません。大学等の担当者を通しての申請となります。
※博士後期課程(博士課程)の方は、課題別インターンシップ
(https://www.nmri.go.jp/recruit/internship/)をご利用ください。