お知らせ
実海域実船性能評価プロジェクト成果報告会をウェビナー形式で開催
OCTARVIAプロジェクトは、2017年10月から3年間、国内海事クラスター25社にて、船舶が実際に運航する波や風のある海域の中での速力、燃料消費量等の性能(実海域性能)を正確に評価する方法を開発するために実施した共同研究プロジェクトであり、世界中の船舶をほぼ同じ精度で客観的に評価・比較できる「ものさし」を確立することを目標として取組を進めて参りました。
研究成果として、実船モニタリングデータ解析法、実海域性能推定法、「ものさし」としてライフサイクル主機燃費とした指標・プログラム開発し、本成果を広く報告させていただくため、本成果報告会を開催いたしました。
成果報告会は、第1部「OCTARVIAプロジェクトの研究成果に関する講演」と第2部「研究成果の今後の展開に関するパネルディスカッション」の2部構成で開催いたしました。
第1部の講演では、まず、本プロジェクトのステアリングコミッティ委員長である松本光一郎氏より、プロジェクトの目的・研究成果・課題について講演いたしました。次に、本プロジェクトの研究テーマである「実海域における実船性能モニタリング手法の構築(S1-WG)」、「実海域性能推定手法の構築(S2-WG)」、「実海域性能評価手法の確立(S3-WG)」の研究成果について、各WGリーダー・サブリーダーより紹介いたしました。最後に、本プロジェクト副議長である太田垣由夫氏より、本プロジェクトの総括について講演を行いました。
第2部のパネルディスカッションでは、本プロジェクト議長である大和裕幸氏がコーディネータを務め、MTI 佐藤 秀彦氏、商船三井 杉本 義彦氏、ジャパン マリンユナイテッド 廣田和義氏、三菱造船 上田 直樹氏、ナカシマプロペラ 岡田 善久氏、中国塗料 三重野 紘央氏、日本海事協会 三宅 竜二氏にパネラーとして参加していただきました。各パネラーより、本プロジェクトの研究成果についてショートプレゼンを行った後、今後の成果の活用方法について討論を行い、本プロジェクトの主となる成果である「ものさし」を普及していくために、実船への適用を進め、国際標準化や更なる精度向上を目指していくことを確認しました。
今回の成果報告会の講演資料は、当所HP上で公開しておりますので、ご興味のある方は下記リンクよりご覧ください。
【プログラム】
第1部 OCTARVIAプロジェクトの研究成果に関する講演
(1)本プロジェクトの目的・研究成果・課題について
ステアリングコミッティ委員長 松本 光一郎 氏(ジャパン マリンユナイテッド)
(2)成果報告
司会 プロジェクト長 辻本 勝 氏(海上技術安全研究所)
【実海域における実船性能モニタリング手法の構築(S1-WG)】
S1-WGリーダー 枌原 直人 氏(海上技術安全研究所)
S1-WGサブリーダー 佐藤 秀彦 氏(MTI)
【実海域性能推定手法の構築(S2-WG)】
S2-WGリーダー 久米 健一 氏(海上技術安全研究所)
S2-WGサブリーダー 折原 秀夫 氏(ジャパン マリンユナイテッド)
【実海域性能評価手法の確立(S3-WG)】
S3-WGリーダー 杉本 義彦 氏(商船三井)
S3-WGサブリーダー 黒田 麻利子 氏(海上技術安全研究所)
(3)本プロジェクトの総括
運営会議 副議長 太田垣 由夫 氏(ジャパン マリンユナイテッド)
第2部 研究成果の今後の展開に関するパネルディスカッション
コーディネータ:運営会議 議長 大和 裕幸 氏(海上・港湾・航空技術研究所)
(1)各パネラーからのショートプレゼンテーション
MTI 佐藤 秀彦氏
商船三井 杉本 義彦氏
ジャパン マリンユナイテッド 廣田和義氏
三菱造船 上田 直樹氏
ナカシマプロペラ 岡田 善久氏
中国塗料 三重野 紘央氏
日本海事協会 三宅 竜二氏
(2)パネルディスカッション