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   海技研メールニュース No.131[2015/1/16]

 独立行政法人 海上技術安全研究所
 National Maritime Research Institute(NMRI)
 毎月2回発行です

 [目次]
 ★☆★海技研の研究紹介★☆★
 国際コンテナ船航路の複雑ネットワーク解析
    【運航・物流系 物流研究グループ】
 気象・海象データベースで見る洋上再生可能エネルギー
    【洋上再生エネルギー開発系 海洋利用評価研究グループ】

 NMRIニュース
 ◆NEWS
  ●研究施設の一般公開、4月19日(日)に開催




 ★☆★研究紹介★☆★
 国際コンテナ船航路の複雑ネットワーク解析
      【運航・物流系 物流研究グループ】

  海運の輸送活動はネットワークとして表すことができます。例えば、コンテナ船の航海はあらかじめスケジュール化されており、このデータを用いて港を点、港間の船の動きを線で表せばネットワークが描けます。ここでは、比較的新しい複雑ネットワークと呼ばれる研究分野の手法を用いて、国際コンテナ船航路ネットワークの分析を行いました。
  スモールワールドネットワーク、スケールフリーネットワークは複雑ネットワークを代表するネットワークですが、国際コンテナ船航路が形成するネットワークは、両ネットワークの特性を持つ可能性が大きいことが分かりました。すなわち、少ない航海回数で世界中にコンテナを輸送できる機能的な性能を持つ反面、ハブ港の機能不全はネットワークの分断といったレベルの大きな障害をもたらす可能性があるといった性質です。
(詳しくは下記サイトをご覧ください)
https://www.nmri.go.jp/archives/institutes/distribution_system/logistics_research/research/research_1.html
  

 ★☆★研究紹介★☆★
 気象・海象データベースで見る洋上再生可能エネルギー
      【洋上再生エネルギー開発系 海洋利用評価研究グループ】

  洋上に存在する風力、波力、海流・潮流、海洋温度差等の洋上再生可能エネルギーの利活用の実現に向けた研究開発が各方面で積極的に展開されています。
  当研究所では、洋上再生可能エネルギーに係る研究開発支援を目的に、気象・海象データベース(主に、波浪、海上風、海流)を用いて洋上再生可能エネルギーのポテンシャル評価、発電デバイス設計時に参考となる極値海象条件、海象の発現頻度表の構築等に取り組んでいます。ここでは、ポテンシャル評価と設計用の極値海象条件に関する研究をご紹介します。
(詳しくは下記サイトをご覧ください)
https://www.nmri.go.jp/archives/institutes/marine_renewable_energy/ResearchTopics/ocean_database.html
◆◇◆NEWS◆◇◆

  研究施設の一般公開、4月19日(日)に開催

 当研究所、交通安全環境研究所および電子航法研究所は、平成27年4月19日(日)に合同で研究施設を一般公開いたします。このイベントは毎年4月に行われる「科学技術週間」の行事の一環として、東京都三鷹市から調布市にかけて隣接する3研究所が合同で、一般の方々に公開しているものです。事前の申し込み等は必要なく、入場無料です。
 同日は、隣接する宇宙航空研究開発機構も一般公開し、4研究所でスタンプラリーを実施します。詳細は3月に発表いたします。
https://www.nmri.go.jp/archives/nmri_news/189.html


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【発行】独立行政法人 海上技術安全研究所 企画部広報係
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