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国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 峰本 健正)の三鷹第二船舶試験水槽(長さ:400m、幅18.0m、深さ:8.0m、昭和41年竣工、以下「400m水槽」)で行ってきたリフレッシュ工事が完了し、始走式を行いました。
今回の400m水槽リフレッシュ工事では、老朽化した水槽の補修の他、消波板の更新、トリミングタンク水門の更新を行いました。曳引車の運転自動化に加え、消波板の昇降、水門の昇降を電動化したことで、より広範囲に水槽試験の自動化を可能としました。これにより、工事前に対して試験効率が向上するだけでなく、試験品質(精度)も向上し、さらに将来の自律化・無人化試験が可能となります。
リフレッシュ稼働する400m水槽による曳航試験と、数値シミュレーション・実船モニタリングデータ解析を組み合わせた研究開発に取り組むことにより、船舶分野からの温室効果ガスの排出削減に貢献していくとともに、実海域実船性能の向上の研究開発拠点として我が国海事産業の国際競争力強化に貢献して参ります。
400m水槽は令和7年4月19日(土)に行う研究施設一般公開(事前登録制
https://www.nmri.go.jp/event/open_house.html
)にて公開します。
<問い合わせ先>
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
海上技術安全研究所 企画部広報係
Tel:0422-41-3005 Fax:0422-41-3258
E-mail:info2@m.mpat.go.jp
URL:https://www.nmri.go.jp/
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