CALCULATION METHOD FOR DECREASE OF SHIP SPEED IN ACTUAL SEAS
ハイブリッド計算をもちいて、規則波中抵抗増加、短波頂不規則波中抵抗増加の計算を行いました。ここでは、その結果について示します。
計算は、船長300mのコンテナ船、船長190mの自動車運搬船、船長217mの撤積船を対象に行いました。
船長300mコンテナ船
船長190m自動車運搬船
船長217m撤積船
(1)規則波中抵抗増加
船長300mのコンテナ船を対象に行った規則波中抵抗増加の計算結果を示します。波長船長比や速度、波向きによらず実験値との一致がよいことがわかります。
規則波中抵抗増加(船長300mコンテナ船)
(2)短波頂不規則波中抵抗増加
規則波中抵抗増加と波高、波スペクトラムから、短波頂不規則波中抵抗増加が求められます。船長300mのコンテナ船、船長190mの自動車運搬船、船長217mの撤積船を対象に計算を行った結果を下図に示します。
応答のピークとなる波周期は船のサイズに関係があることがわかります。
短波頂不規則波中抵抗増加