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NMRIニュース
テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」で海技研を紹介
2017/12/27
テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」で海技研を紹介


 テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」で平成29年12月22日、海技研が紹介されました。WBSのTHE行列のコーナーで「紙芝居師なっちゃん」が特集され、その中で海技研の紹介とともにホバリング型AUV(自律型無人潜水機)「ほばりん」の紙芝居を制作している様子が放送されました。

 紙芝居師なっちゃんは、全国各地に伝わる“伝説”“昔話”から“方言”“慣習”などを紐解く『ご当地紙芝居』『小ネタ紙芝居』を展開してご活躍されています。海技研は、平成26年度に研究開発したホバリング型AUV「ほばりん」の活動を幅広く知っていただくためのアウトリーチを目的とし、「ほばりん」PR用の紙芝居をなっちゃんに制作を依頼しました。平成29年度の研究施設一般公開や展示会などで紙芝居を公演していただいており、子供だけでなく大人にも楽しみながら研究内容を知っていただきました。

写真:一般公開での公演の様子
平成29年度 理事長表彰および受賞者プレゼンを開催
2017/12/27
平成29年度 理事長表彰および受賞者プレゼンを開催


 12月20日(水)、海技研講堂で平成29年度の理事長表彰が行われました。理事長表彰は優れた功績を収めた海技研職員を毎年度表彰しているもので、今回は永年勤続30年、20年の職員表彰、また特殊功績を収めた研究チームの表彰や個人表彰などに続き、平成29年度より新設された最優秀論文賞の授与が行われました。その後、理事長および受賞者代表双方より式辞が述べられ、受賞者全員を囲んで記念撮影が行われました。

 表彰式後には、表彰される功績の研究内容のプレゼンテーションが行われました。また「海洋に関する顕著な功績」として、第 10 回海洋立国推進功労者表彰(内閣総理大臣賞)を受賞した、太田進特別研究主幹・国際連携センター長による記念講演が行われました。太田特別研究主幹は、世界初となる液化水素タンカーの国際基準化を劇的な速さてリードした功績が認められ、同賞を受賞いたしました。
 各部門の受賞者は下記の通りです。

○永年勤続
(30年)
 流体性能評価系長                       平田 信行
 知識・データシステム系副系長                 宮崎 恵子
(20年)
 企画部研究連携主管                      瀧本 忠教
 企画部研究業務課知的財産係長                 栗原 正浩
 流体設計系実海域性能研究グループ上席研究員          久米 健一
 知識・データシステム系知識システム研究グループ上席研究員   丹羽 康之
 海洋利用水中技術系AUV開発研究グループ上席研究員       今里 元信

○特殊功績
◆研究チーム表彰
 「省エネ付加物性能評価のための新船型開発および流体データベースの構築とCFD解析ガイドラインの策定に貢献した功績」
 流体性能評価系長                       平田 信行
 流体性能評価系CFD研究グループ上席研究員          大橋 訓英

 「伊豆大島西方沖海域における推薦航路の設定に貢献した功績」
 海洋リスク評価系リスク解析研究グループ長           伊藤 博子
 海洋リスク評価系リスク解析研究グループ主任研究員       三宅 里奈

 「AUVに関する低コスト小型機の開発および複数機同時運用の実現に貢献した功績」
 海洋利用水中技術系AUV開発研究グループ長          金  岡秀
 海洋利用水中技術系AUV開発研究グループ上席研究員      今里 元信
 海洋利用水中技術系AUV開発研究グループ主任研究員      澤田 健一
 海洋利用水中技術系AUV開発研究グループ研究員        横田 早織
 海洋利用水中技術系AUV運用技術研究グループ長        篠野 雅彦
 海洋利用水中技術系AUV運用技術研究グループ主任研究員    瀬田 剛広
 海洋利用水中技術系AUV運用技術研究グループ研究員      岡本 章裕
 海洋利用水中技術系AUV運用技術研究グループ研究員      稲葉 祥梧

◆個人表彰
 「最先端の非線形衝突シミュレーション技術を用いた、被衝突安全性に優れた船体用高延性鋼の耐衝突強度影響評価、実船適用普及に貢献した功績」
 構造安全評価系付上席研究員                  山田 安平

 「複数AUVを用いた海底熱水地帯の全自動調査に関して、航行型AUVの運用方法、管制方法および最適経路設定方法の確立に貢献した功績」
 海洋利用水中技術系AUV開発研究グループ長          金  岡秀

◆個人表彰(最優秀論文賞)
 「論文タイトル:「Numerical analysis on plume temperature properties formed above a Harmonically oscillating fire source」
 海洋リスク評価系付上席研究員                 岡  秀行

記念撮影
記念撮影
Shell Ocean Discovery XPRIZE 「Round1技術評価試験」Team KUROSHIO実施日時・場所等の決定について
2017/12/20
プレスリリース

国立研究開発法人海洋研究開発機構
国立大学法人東京大学
国立大学法人九州工業大学
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所
三井造船株式会社
日本海洋事業株式会社
株式会社KDDI総合研究所
ヤマハ発動機株式会社

Shell Ocean Discovery XPRIZE 「Round1技術評価試験」
Team KUROSHIO実施日時・場所等の決定について


国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立大学法人東京大学・生産技術研究所、国立大学法人九州工業大学、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所、三井造船株式会社、日本海洋事業株式会社、株式会社KDDI総合研究所及びヤマハ発動機株式会社からなる「Team KUROSHIO」は、海中ロボット等を用いて、超広域高速海底マッピングの実現を目標とする海底探査技術の世界コンペティション「Shell Ocean Discovery XPRIZE(以下、XPRIZEという)」に挑戦しています(2017年2月17日既報)。
 この度、Round1の実施に大幅な変更がありましたことをお知らせします。

1.背景
当初、XPRIZEでは、Round1、Round2(以下参照) という2つの実海域での競技が予定されていました。

○Round1
水深2,000mで16時間以内に最低100km2以上の海底マップ構築、海底ターゲットの写真撮影(5枚)
○Round2
水深4,000mで24時間以内に最低250km2以上の海底マップ構築、海底ターゲットの写真撮影(10枚)

しかし、2017年夏期に、Round1開催予定地であったプエルトリコを大型ハリケーンが直撃し、現地に甚大な被害を与えました。この事態を受け、XPRIZE事務局では、「Round1をプエルトリコでは開催しない」等、Round1の実施方法を大幅に変更するという決定を下しました。
※XPRIZE事務局より11月10日にリリース済
https://oceandiscovery.xprize.org/press-release/ocean-discovery-xprize-announces-updates-round-1-testing

2.変更概要
変更前変更後
開催時期2017年9月~11月2017年11月~2018年2月
開催地プエルトリコ審判団が各チームを訪問
実施事項①水深2,000mで16時間以内に
最低100km2以上の海底マップ構築
②海底ターゲットの写真撮影(5枚)
海底探査に必要な11項目の
技術について審判団が評価
Round1結果発表時期 2018年2月2018年4月
Round2進出チーム数最大10チーム制限なし
Round2開催時期
及び結果発表時期
開催時期:2018年9月
結果発表時期:2018年12月
開催時期:2018年10月
結果発表時期:2018年12月
なお、Round2の実施事項(実海域競技①深海4,000mで24時間以内に最低250 km2以上の海底マップ構築、②海底ターゲットの写真撮影(10枚))は変更ありません。

3.Team KUROSHIOの今後の予定
Team KUROSHIOの「Round1技術評価試験」の実施期間・実施場所等は、XPRIZE事務局との協議の結果、下記の要領で実施することが決定となりましたので、お知らせいたします。
実施予定日2018年1月28日(日)~1月31日(水)
実施場所国立大学法人東京大学・生産技術研究所 水中ロボット試験水槽
(東京都目黒区駒場4-6-1)
※一部試験は、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 
海上技術安全研究所でも実施の可能性があります。
試験項目
(11項目)
①自律性、②衝突回避、③データ回収、④潜航能力、⑤持久性、⑥画像撮影、
⑦マッピング解像度、⑧ナビゲーション、⑨耐航性、⑩サイズおよび重量、
⑪スピード
※試験は非公開です。

当初の予定より大幅に変更となってしまいましたが、Team KUROSHIOでは万全の状態で「Round1 技術評価試験」を実施、Round2へと進出することを当面の目標とし、全力で準備等に臨む所存です。今後ともTeam KUROSHIOへのご声援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

お問合せ先:
Team KUROSHIO広報担当
電話: 046-867-9250
E-mail: kuroshiopr(at)jamstec.go.jp

リリース文はこちらをご覧ください。
田口センター長が鹿島港外国船舶安全対策連絡協議会/鹿島港船舶代理店会の安全講習会で出前講座
2017/12/14
田口センター長が鹿島港外国船舶安全対策連絡協議会/鹿島港船舶代理店会の安全講習会で出前講座


 鹿島港外国船舶安全対策連絡協議会/鹿島港船舶代理店会が12月7日(木)、鹿島セントラルホテル(神栖市)で安全講習会を開催し、その中で当研究所の田口晴邦海難事故解析センター長が講演を行いました。

 鹿島港外国船舶安全対策連絡協議会は、「鹿島港及びその周辺海域における外国船舶の海難事故を防止し安全運航を促進すること」、鹿島港船舶代理店会は、「船舶代理店業に関する調査研究、啓発、宣伝及び各種情報の交換等を行い、業界の健全な発展に資すること」を目的として設立されました。
 12月7日(木)に同協議会/代理店会の会員向けに安全意識の高揚を図りながら船舶の海難防止と安全運航に向けた啓発を目的とした安全講習会が開催されました。
 田口センター長は、「外国船舶の海難事故」と題して講演を行い、統計データに基づいて外国船舶の海難事故の特徴について説明した他、外国船舶の最近の海難事故の具体例について事故の発生原因や対策などを説明いたしました。
 安全講習会には、同協議会/代理店会の会員約30人が参加し、海難統計の詳細についての質疑応答等が行われました。

東京大学五神総長ほか大学幹部が海技研を訪問
2017/12/08
東京大学五神総長ほか大学幹部が海技研を訪問


 12月4日(月) 、国立大学法人東京大学の五神真総長ほか、教育、研究、財務等各分野を担当する石井洋二郎、小関敏彦、松木則夫理事・副学長ら東大関係者一行が、海技研に来所されました。海技研を束ねる海上・港湾・航空技術研究所(うみそら研)からは、大和理事長ほか3名の理事が対応をいたしました。一行は到着後、うみそら研に所属する3研究所の説明を受けた後、海技研の操船リスクシミュレータ、AUV(自律型無人潜水機)、および実海域再現水槽を視察されました。

 最初の視察先の操船リスクシミュレータでは、実際に発生したヒューマンエラーによる船舶の衝突事故を再現し、福戸海洋リスク評価系長がその事故原因を説明いたしました。分析結果について、どのように活用されているのかなど、より具体的な質問がありました。
 次に一行は、AUVの実機を視察され、金AUV開発研究グループ長が説明いたしました。金グループ長は、深海にある熱水鉱床の調査を行うことを目的とした小型AUVシステムやこれに関連した要素技術の研究開発状況について、映像や実機を交えて紹介いたしました。AUVの通信方法や距離、測位等など詳細な質問もあり、AUVに対する関心の高さが伺えました。
 続いて一行は実海域再現水槽を視察されました。黒田主任研究員が「波を自在にコントロールする」造波技術を説明し、実際の海域を再現した波や「波」の文字造波のデモンストレーションに感嘆された様子でした。
 施設見学後の意見交換では、研究所が立地している地元であり、東京大学経営協議会の委員でもある東京都三鷹市の清原慶子市長も陪席され、「開かれた研究所としての活動を高く評価しており三鷹市としてもさらにバックアップしていきたい」とのご意見、また五神真総長からは「我が国のイノベーションプロセスにおけるうみそら研が果たす役割を認識した」とのご意見を賜りました。


本館前で記念撮影
本館前で記念撮影

操船リスクシミュレータ1 操船リスクシミュレータ2
操船リスクシミュレータ

AUV1 AUV2
AUV

実海域再現水槽 実海域再現水槽
実海域再現水槽

視察終了後の意見交換
視察終了後の意見交換
「JOGMEC Techno Forum 2017」で研究紹介
2017/12/05
「JOGMEC Techno Forum 2017」で研究紹介


 海技研は、11月28日~29日にパレスホテル東京で開催された「JOGMEC Techno Forum 2017」に参加しました。宇都正太郎特別研究主幹が29日の技術セッション1【海洋開発技術】で講演を行い、また併設の展示会では、長さ2メートルの航行型AUV(自律型無人潜水機)の模型を展示し、多くの方が訪問されました。

 「JOGMEC Techno Forum 2017」は、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が主催する国際フォーラムで、第5回となる今回は「技術イノベーションとその未来」というテーマで開催されました。
 29日には、宇都正太郎特別研究主幹が「海上技術安全研究所における氷海工学研究の取り組みについて」と題して講演を行い、これまで海技研が氷工学に関する研究開発を実施してきた中から、浮体技術、氷況観測技術、氷海船技術及び環境保全技術に関する近年の成果を紹介いたしました。
 展示会では、当所が実施している研究の中で、海洋における資源開発を進めるために必要となる海洋開発特有の技術として、航行型AUVの模型を展示し海底での探査等に適用可能なAUV技術を紹介したほか、氷海や大水深海域等を対象とした技術や、海底鉱物資源を対象とした管内流評価技術などを紹介いたしました。
 会場には参加者が多く訪れ、海技研の研究に熱心に質問する姿も見受けられました。

講演 展示会
          講演                     展示会
秋本国土交通大臣政務官が海技研を視察
2017/11/30
秋本国土交通大臣政務官が海技研を視察


 秋本真利・国土交通大臣政務官が11月27日(月)来所され、操船リスクシミュレータ、実海域再現水槽を視察されました。
 秋本政務官は、本館会議室で海上技術安全研究所の研究内容や最近のトピックの説明を受けた後、各施設を見学され、研究者と活発に意見交換を交わされました。

 国土交通省のホームページでも紹介しています。
http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_005955.html

 
本館での概要説明 本館前での記念撮影
       本館での概要説明              本館前での記念撮影

操船リスクシミュレータ 実海域再現水槽
     操船リスクシミュレータ             実海域再現水槽

三鷹市スポーツと文化財団「むらさき学苑」が海技研を見学
2017/11/27
三鷹市スポーツと文化財団「むらさき学苑」が海技研を見学


 三鷹市スポーツと文化財団「むらさき学苑」の受講者約120名が11月21日(火)、海技研を見学しました。見学は、AUV(自律型無人潜水機)実機の説明、中水槽や操船リスクシミュレータの施設見学と日本の海運などを紹介するプログラムで行われました。

 今回の見学は、三鷹市民に、芸術や文化、スポーツなど、生涯学習活動の推進・支援を行う、(公財)三鷹市スポーツと文化財団の「むらさき学苑」の社会見学プログラムの一環として行われました。海技研の所在する三鷹市の市民大学事業である「むらさき学苑」受講生への学習機会の提供とともに、日常生活の中では知る機会の少ない海上における船舶の安全や海の環境を守るための技術がどのように研究されているか、見聞を広めていただくことが目的です。
 研究者から研究の概要や施設の説明を受けた参加者らは、研究員へ熱心に質疑を交え、興味深く話に聞き入っていました。

講堂で日本の海運を紹介 中水槽の施設見学
      講堂で日本の海運を紹介            中水槽の施設見学

AUV実機を説明 操船リスクシミュレータの施設見学
       AUV実機を説明            操船リスクシミュレータの施設見学

近内主任研究員、日本機械学会動力エネルギーシステム部門優秀講演表彰を受賞
2017/11/17
近内主任研究員、
日本機械学会動力エネルギーシステム部門優秀講演表彰を受賞


  海洋リスク評価系の近内亜紀子主任研究員は、2017年11月2日に、日本機械学会動力エネルギーシステム部門優秀講演表彰を受賞しました。

 本表彰は、第18回放射性物質の輸送容器と輸送に関する国際シンポジウム(PATRAM 2016)における受賞者の講演 “Impact of transport security threshold on the practical transport operation”が、独創性が高く優秀であると評価されたものです。

 この国際シンポジウムは1965年に第1回目が開催されて以来、3年ごとに開催される放射性物質輸送に関する世界最大の国際会議です。2016年9月に開催された第18回会議は、24年ぶりに日本(神戸)で開催され、約600名の参加がありました。日本開催にあたっては、日本機械学会と日本原子力学会が共催、原子力規制庁、国土交通省、資源エネルギー庁が後援、国際原子力機関(IAEA)、核物質管理学会(INMM)、世界原子力輸送協会(WNTI)が協賛しています。

 近年、放射性物質の輸送においてもセキュリティ対策の重要性が議論されており、IAEAにおいては輸送される放射能量に応じてセキュリティレベルを設定することが推奨されています。
 受賞対象講演は、IAEAにおいて推奨されたセキュリティレベルのしきい値が日本の海上輸送に適用された場合の影響を、日本アイソトープ協会と協力して調査分析し、国連危険物輸送専門家小委員会及び国際海事機関(IMO)危険物・固体貨物・コンテナ小委員会での議論を踏まえて、合理的なセキュリティ対策実現のために、しきい値となる放射能量の見直しを提唱したものです。

写真左:受賞の様子
写真右:表彰状
第17回 海技研講演会を広島で開催
2017/11/09
第17回 海技研講演会を広島で開催
「海事産業におけるAI・IoTの展開」


 海上技術安全研究所は11月6日(月)、ホテルグランヴィア広島(広島市)にて「海事産業におけるAI・IoTの展開」と題した講演会を開催し、業界、大学や行政関係者など約260名が参加しました。

 海技研講演会は、毎年秋に東日本と西日本の都市で交互に開催しておりますが、今年の開催テーマにあたっては、昨今業界で加速する「AI やIoTの海事産業への活用」、「ロボット技術の進展」などを踏まえ、我が国の海事産業の革新や発展に焦点を当てて、企画されました。

 冒頭の大谷所長の開会挨拶の後、特別講演として、国土交通省 宮武宜史 大臣官房技術審議官により「海事生産性革命(i-Shipping)の推進~IoT活用船から自動運航船に向けて~」と題して、海事局の取り組みをご説明いただき、また自動車業界における安全運行の観点から、マツダ(株)の中野隆裕 技術企画部 環境安全企画グループ マネージャーより「マツダ車の先進安全技術の現状と将来構想について」あらゆる年齢層による技術の進捗状況等ご講演をいただきました。また特別講演の最後には、インマルサット(株)高橋佳子 日本統括カントリーマネージャーより「次世代型衛星通信による船舶自律航行の可能性」と題して、通信業界が船舶の自動運航に与える影響やサポート機能が果たす役割等について、ご講演をいただきました。

 参加者が名刺交換などの交流機会を持った休憩を挟み、第2部の研究講演では、海技研におけるAIやIoTの研究内容や取り組みなど関連する3つのテーマで講演をいたしました。冒頭では、知識・データシステム系の間島隆博系長により、「海上技術安全研究所におけるAI・IoTの取組み」について説明をし、続き、海洋リスク評価系からは福戸淳司系長が「海外の自動運航船の技術開発動向と今後の取り組み」について、また研究講演の最後には、構造安全評価系の平方勝上席研究員により「船舶の設計・検査における AI の適用研究」 について講演を行いました。講演終了後は多数の方より講演者への質問等が寄せられ、 講演内容への関心の高さが伺えました。

講演会会場 大谷所長による開会あいさつ
        講演会会場              大谷所長による開会あいさつ

宮武国交省技術審議官による特別講演 マツダ(株)中野氏による特別講演
   宮武国交省技術審議官による特別講演     マツダ(株)中野氏による特別講演

インマルサット高橋氏による特別講演 谷澤研究統括監により閉会あいさつ
  インマルサット高橋氏による特別講演     谷澤研究統括監により閉会あいさつ
実海域実船性能評価プロジェクトの開始について
2017/10/31
プレスリリース

  実海域実船性能評価プロジェクト運営会議

実海域実船性能評価プロジェクトの開始について


 海事クラスター共同研究のパイロットプロジェクトとして発足した「実海域実船性能評価プロジェクト」が活動を開始しました。日本の主たる海運・造船・舶用工業関係の企業、関係諸機関など計25社が共同研究者として参加し、今後3年間の計画で研究を推進していきます。

 船舶の実海域性能評価のための「ものさし」づくりを目的とした共同研究「実海域実船性能評価プロジェクト」が、海運・造船・舶用工業関係の企業、関係諸機関など計25社の参加のもと、研究計画およびその分担や契約内容等についての協議を経て、このたび、活動を開始しました。(別紙1 研究参加者一覧)
 また、10月10日には研究参加者の代表による第1回プロジェクト運営会議を開催し、研究の実施体制や進め方を中心に議論し、議長に国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所理事長の大和裕幸氏が、副議長にジャパン マリンユナイテッド株式会社 代表取締役 副社長執行役員の太田垣由夫氏が選出されました。さらに、運営会議の下にステアリングコミッティーおよび研究実施体会議を設置し、研究を円滑かつ効率的に進めていく体制を整備しました。
 このプロジェクトの実施期間は平成32年秋までの3年間を予定しており、今後は研究参加者の力を結集し、研究成果の最大化を目指して参ります。

(参考1)実海域実船性能評価プロジェクトの解説
 船舶が実際に運航する波や風のある海域の中での船舶の速力、燃費等の性能(実海域性能)を正確に評価する方法の開発を目的とした共同研究プロジェクトです。
 この評価方法が技術的に確立され、世界に通用する客観的な指標が定まることで、実際の運航状態における船舶の性能を的確に評価することが可能となり、より効率の高い海上輸送を実現するとともに、温室効果ガスなどの地球環境への負荷を低減することができると考えられます。
 また、我が国の海運・造船技術は、実海域での運航において、その性能が高く評価されています。このプロジェクトで開発する客観的指標(ものさし)により、さらにその技術の向上を促すとともに、より先進的な海上輸送に貢献できるものと考えられます。
なお、プロジェクトの概要は別紙3のとおりです。

(参考2)プロジェクト発足の背景
 我が国海事産業の国際競争力の根幹である総合的な技術力、特にその核となる革新的な研究開発を今まで以上に進める必要性があります。一方、海上輸送の安全性の向上、地球環境負荷の低減に向けて、世界的に大きな動きがある中で、我が国の海事クラスターも大きな責任を担う必要もあります。
 このため、我が国の経済・産業構造の変化および安全・環境の規制の動向などの海事産業を巡る環境の変化を踏まえ、我が国の海事産業の持続的発展に不可欠な産学官の人材の糾合と技術の統合を推進し、戦略的アプローチに基づきクラスターの結集が不可欠な共通的・基盤的な研究課題に取り組み、その成果の最大化を図ることが、我が国の海事クラスターに求められております。
 「実海域実船性能評価プロジェクト」は、このような海事クラスター共同研究のパイロットプロジェクトとして発足しました。

添付資料
別紙1 「実海域実船性能評価プロジェクト」研究参加者一覧
別紙2 海事クラスター共同研究「実海域実船性能評価プロジェクト」
別紙3 実海域実船性能評価プロジェクトの概要

<問い合わせ先>
プロジェクト事務局
〇国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所
     企画部 広報担当  芳鐘、田中(0422-41-3005)
     研究連携主管    植村(0422-41-3061)・禮田(0422-41-3310)
〇一般財団法人 日本海事協会
     技術研究所     平田(03-5226-2025)・時繁(03-5226-2025)
村上グループ長、経済産業省から国際基準化貢献者表彰を受賞
2017/10/27
村上グループ長、経済産業省から国際基準化貢献者表彰を受賞


 構造安全評価系 村上睦尚基準開発グループ長は、2017年10月23日に経済産業省から国際基準化貢献者表彰(産業技術環境局長表彰)を受賞しました。国際規格の策定を国内外の意見を短期間でとりまとめた功績を評価されたものです。

 村上グループ長は、2008年よりISO/TC8/SC3(配管及び機械分科会)、ISO/TC8/SC4(船舶及び海洋技術専門委員会/甲板機械及び艤装分科会)の国内対応委員会の委員に就任し、船舶における多分野の国際標準化に尽力しています。

主な貢献
①「バルブや管に関するJIS規格を国際標準に反映、国際競争力強化等に貢献
村上グループ長は、2011年にISO/TC8/SC3/WG13のコンビーナに就任し、プロジェクト・リーダーとして、ISO17602(船舶及び海洋技術-フランジ管用金属製弁-面間寸法)の制定及びISO 8277:2013(船舶及び海洋技術-配管及び機械-情報伝達)の改訂の作業を主導し、同国際標準にJISF規格を導入しました。

②「他国からの諸提案に日本意見を反映すると共に適正化に貢献
村上グループ長は、ISO/TC8/SC3及びSC4において、他国からの提案に日本意見を反映させるなどの諸提案の適正化に尽力しました。主に技術的検証を行うとともに国内意見を聴取、国際会議で安全性等を指摘しつつ、日本の意見を反映させ、国内事業者への負担排除等、日本の国際競争力が確保されました。

③「スモールクラフト専門委員会の国内委員長として尽力
村上グループ長は、2016年よりISO/TC188(スモールクラフト専門委員会)の国内対応委員会の委員長に就任し、委員長として我が国産業界の意見を国際標準に適切に反映させるため尽力しています。同氏は現職に就任以降、約40件の国際投票について国内意見を纏め、日本の意見として国際標準に適切に反映させ、国際標準に対応したJISFの原案を短期間で取り纏めJIS化の手続きを進めました。

授賞式会場(左)、 トロフィー(右)
授賞式会場(左)、 トロフィー(右)

齊藤研究員、日本航海学会からフレッシュマン講演奨励賞を受賞
2017/10/27
齊藤研究員、日本航海学会からフレッシュマン講演奨励賞を受賞


 知識・データシステム系知識システム研究グループの齊藤詠子研究員は、日本航海学会第137回講演会において、日本航海学会からフレッシュマン講演奨励賞を受賞し、10月20日(金)に表彰式が執り行われました。

講演論文名:
スマートフォンによる小型船舶の衝突防止に必要な進路と速力の推定

著者:
齊藤詠子、福戸淳司、南真紀子、沼野正義

講演論文内容:
 船舶事故隻数は減少しているものの、過去10 年継続して年間2,000 隻以上であり、中でも7 割以上がプレジャーボート、漁船、遊漁船の関係する事故です。衝突事故防止の有効な手段としてAIS の利用があげられますが、AIS は小型船舶に搭載義務がなく高価であるため普及には至っていません。スマートフォンにより小型船舶の衝突防止に必要な情報を提供できれば、少ない投資で小型船舶の安全性を向上させることが期待できます。本研究では、実船により情報提供の遅れに関係するスマートフォンとサーバ間の通信時間、スマートフォンのGPS の位置精度の分析を行いました。また、スマートフォンから得られた航跡を用いて、直進航行状態の判定とその進路および等速航行状態の判定とその速力の推定法を提案し解析を行いました。解析結果より、スマートフォンは自船への航行支援として利用可能なレベルで自船情報を収集し、他船の情報を提供できることが分かりました。

写真:齊藤研究員(右)と日本航海学会の古莊雅生会長(左)

キータック・リムIMO事務局長が海技研を公式訪問
2017/10/19
キータック・リムIMO事務局長が海技研を公式訪問

―実海域再現水槽や操船リスクシミュレータなど主要施設を視察-
 
 10月17日(火)、IMO(国際海事機関)で事務局長を務めるキータック・リム氏が海技研を来所されました。
 リム事務局長は、多忙な来日スケジュールの中、太田特別研究主幹に出迎えられ、うみそら研の大和理事長を表敬訪問しました。また、大谷所長ら海技研幹部と意見交換を行い、リム事務局長へ海技研の研究内容や最近のトピックなどが話し合われました。
 その後、舶用エンジン/スクラバーを視察、環境・動力系の高橋グループ長らが説明にあたりました。続いて、操船リスクシミュレータ、実海域再現水槽など、研究所における主要施設を次々と見学していただきましたが、視察される中で、リム事務局長の笑顔や積極的に質問をされる姿も垣間見られ、研究者とも活発に意見交換を交わされました。
 意見交換中、リム事務局長から、「IMOにおいてこれまで日本からは科学的知見に基づいた数々の提案をし、IMOに大きな貢献をしていただいたと思っている。海技研には、これからも研究成果を活かし、国際社会に貢献し続けることを期待している」とのお言葉をいただきました。
 また対応にあたった研究員にとっても、今回のリム事務局長の訪問により、今後のIMOにおける、さらなる「活躍の糧」となったようです。

本館での記念撮影
本館での記念撮影


写真左:舶用エンジン/スクラバーを視察中、笑顔を見せるリム事務局長
写真中:操船リスクシミュレータの見学では、リム事務局長から宮崎副系長に積極的な質問も
写真右:黒田主任研究員が実海域再現水槽をご説明

松尾宏平主任研究員、HIPER 講演会にてInspiring Visionary Awardを受賞
2017/10/11
松尾宏平主任研究員、HIPER 講演会にてInspiring Visionary Awardを受賞

 構造基盤技術系の松尾主任研究員は、南アフリカで開催されたHIPER (High-Performance Marine Vehicles)(9/11-9/13)にて、ドイツの海事マガジンHANSAからInspiring Visionary Awardを受賞しました。

 HIPERは2年に1度定期的に開催される国際講演会で、今次のテーマは、「Technologies for the Ship of the Future」 でした。この講演会にて、日本船舶技術研究協会と実施した「未来の船舶技術に関する調査研究」(2014年度)の成果として、将来30年に渡る有望技術の調査結果やそれらが海事産業に実用化される場合の未来の船舶等の将来シナリオ等を講演したところ、ドイツの海事マガジンHANSAからInspiring Visionary Awardを受賞しました。本講演論文の要約版がHANSAの次号に掲載されます。

 

参考URL:
HIPERの公式ページ(講演論文の全文がご覧いただけます):
http://www.hiper-conf.info/
HANSAの受賞ページ(ドイツ語):
http://www.hansa-online.de/2017/09/featured/85069/hansa-zeichnet-maritime-visionaere-aus/
第1回 東大‐海技研若手研究交流会の開催
2017/10/10
第1回 東大‐海技研若手研究交流会の開催

 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(以下、海技研)は、平成29年9月25日(月)に海技研にて、東京大学 新領域創成科学研究科 海洋技術環境学専攻(以下、東大)と共同で第1回 東大-海技研若手研究交流会を開催した。船舶海洋分野の若手研究者は数が少なく、専門分野で深く議論したり意見交換したりする機会が限定的であるという背景を踏まえ、これからの若手研究者が分野横断、知的統合ができる基盤を構築することを目的に、(1)ネットワーク構築、(2)他分野からの知的刺激、(3)研究領域を超えた研究提案能力の向上、を実現するインタラクティブな研究交流会を若手研究者主体で企画し、試験的に開催したものである。東大からは9名(学生6名、助教3名)、海技研からは若手研究者12名が参加した。当日のプログラム概要は以下の表の通りである。
 試験的な開催であったが、研究交流セッションでは時間内に全員と話ができないほど、相互交流に盛り上がりを見せていた。本交流会では、研究講演という形式を取らず、また若手研究者のみの参加ということもあり、開催後に実施したアンケートでは、「学会等よりも気軽に意見や質問ができ、有意義なものとなりました。」等の意見も挙がった。今後、参加者等の意見を取り入れながら、若手研究交流会を拡充させ継続していく予定である。

時間内容概要、備考
12:20-海技研施設見学実海域再現水槽、中水槽、深海水槽、操船リスクシミュレータ
14:00-趣旨説明/各団体説明海洋技術環境学専攻(東大)/海技研の紹介。
14:30-研究交流セッション各自作成してきた研究紹介ポスター(A3)をもとに、
研究に関して相互交流。
15:50-休憩
16:10-学生研究紹介学生が大学で行っている研究内容を紹介
17:00-グループディスカッション各学生に対して海技研職員や東大助教が2名程度ついて
グループを形成し、どうしたら今後の研究が面白くなるか
等、自由に双方向のディスカッションを実施。
17:40-ディスカッション内容発表各学生が発表。「新規性」、「総合性」という観点から
海技研職員が採点。
18:00-表彰式/懇親会採点結果発表、表彰。


写真左:研究交流セッション
写真右:ディスカッション内容発表
海洋技術フォーラム「第三期海洋基本計画に向けた提言」
2017/10/06
海洋技術フォーラム「第三期海洋基本計画に向けた提言」

 平成29年9月12日に開催した海洋技術フォーラムシンポジウム ~第三期海洋基本計画への提言~の「第三期海洋基本計画への提言」がまとまりました。

http://blog.canpan.info/mt-forum/archive/395

 「第三期海洋基本計画に向けた提言」は こちらに記載しておりますので、御参照ください。
第17回海上技術安全研究所 講演会(11月6日開催)のプログラムが確定
2017/10/03
第17回海上技術安全研究所 講演会(11月6日開催)のプログラムが確定

 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 大谷雅実)は11月6日(月)、ホテルグランヴィア広島で第17回講演会を開催します。平成29年9月29日付にてプレスリリースしたところですが、調整中のプログラムが確定いたしましたので、改めてお知らせいたします。

 講演プログラム 別紙参照

 お申込み受付を終了させていただきました。ありがとうございました。
第17回海上技術安全研究所 講演会11月6日開催
2017/09/29
プレスリリース



第17回海上技術安全研究所 講演会11月6日開催
-海事産業におけるAI・IoTの展開-


 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 大谷雅実)は11月6日(月)、ホテルグランヴィア広島で第17回講演会を開催します。講演会のテーマは「海事産業におけるAI・IoTの展開」です。

 AIやIoTの海事産業への活用、ロボット技術の進展などを踏まえ、我が国の海事産業の革新、発展に焦点を当てています。
 講演会では特別講演として、国土交通省海事局長の蒲生篤実様、インマルサット日本統括カントリーマネージャー(日本支社長)高橋佳子様にご講演いただく他、自動車業界からも自動車の自動運転技術開発動向(仮)についてご講演いただく予定(調整中)です。研究講演では、当所の研究者3名が海上技術安全研究所におけるAIやIoTの研究内容や取り組みなどについて講演いたします。

・日程:平成29年11月6日(月)13:00~17:10(受付は12:15から)
・会場:ホテルグランヴィア広島(広島県広島市南区松原町1-5)
・講演プログラム 別紙参照
・入場無料、事前登録制

 お申込み受付を終了させていただきました。ありがとうございました。
東大安田講堂で海洋技術フォーラムシンポジウム開催
2017/09/15
東大安田講堂で海洋技術フォーラムシンポジウム開催

「第三期海洋基本計画」への提言についての講演とパネルディスカッション
 
 海洋技術フォーラム(代表・大和裕幸 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所(うみそら研)理事長)により、9月12日(火)の13時30分から17時45分まで、東京大学安田講堂にて、海洋技術フォーラムシンポジウムが開催されました(日本財団の助成・後援、日本船舶海洋工学会の後援、東京大学大学院新領域創成科学研究科と弊所の協賛により開催)。
 当日は、産業界を中心に約600名が参加をし、また当シンポジウムでは、海洋基本法が制定されてから10年が経過したことを受け、来年の春に策定される「第三期海洋基本計画」に向けた政治・行政・民間・大学・研究機関が総力あげて具体的かつ強力に実行する計画が提案されました。

 冒頭で大和裕幸・海洋技術フォーラム代表が開会挨拶をした後、武見敬三参議院議員(自民党海洋総合戦略小委員会委員長)による「海洋安全保障」についての基調講演に続き、我が国における「海洋立国」に根ざした、海洋権益、海洋安全保障のための新たな貢献の可能性について、角南篤政策研究大学院大学副学長兼笹川平和財団海洋政策研究所所長のご講演がありました。また「海洋人材育成と海への国民的理解について」と題した海野光行日本財団常務理事のご講演により、国民(特に若年層)への海への理解を深める必要性を指摘するとともに、海洋技術者育成に向けた国際連携の活動状況についての報告がありました。特別講演として、浦環九州工業大学特別教授より「知られざる海の世界と歴史と技術—五島列島沖とフィリピン海の船影—」と題して、今なおフィリピンに沈む日本の潜水艦の実態等についてのお話がありました。休憩を挟み、高木健東京大学教授により「第三期海洋基本計画への提言」についてのご講演があり、冒頭の武見参議院議員の講演に加えてより踏み込んだご提案がありました。
 シンポジウム最後に開催されたパネルディスカッションでは、海洋の安全保障、海洋権益確保、また海洋産業創出と振興に加え、我が国が世界の資源エネルギー市場に参入していくための道筋について、パネリストと参加者との間で活発な意見が交わされました。
 当ディスカッションにおいては、大和裕幸海洋技術フォーラム代表がモデレーターを務め、パネリストとして、海洋権益と国際法の観点から小倉將信衆議院議員、海洋産業の観点から尾上陽一日本海洋掘削(株)常務執行役員、海底鉱物資源の専門家として加藤泰浩東京大学教授、洋上風力および再生エネルギーの観点から寺﨑正勝九電みらいエナジー(株)取締役企画本部長、また海洋産業・海洋政策全般における有識者として井上四郎海上技術安全研究所特別顧問が登壇され、会場の参加者からも活発な意見等が出されました。

会場の様子:産官学から約600名が参加
会場の様子:産官学から約600名が参加

大和海洋技術フォーラム代表による開会挨拶
大和海洋技術フォーラム代表による開会挨拶

武見敬三参議院議員による基調講演 角南篤政策研究大学院大学・笹川平和財団海洋政策研究所所長
   (写真左)武見敬三参議院議員による基調講演
   (写真右)角南篤政策研究大学院大学・笹川平和財団海洋政策研究所所長

日本財団の海野光行常務理事 司会と特別講演の二役を担当した浦環九州工業大学特別教授
(写真左)日本財団の海野光行常務理事
     (写真右)司会と特別講演の二役を担当した浦環九州工業大学特別教授

高木健東京大学教授による講演
高木健東京大学教授による講演


各パネリストによるプレゼンテーション 
各パネリストによるプレゼンテーション
極限状態における浮体と係留ラインの挙動に関する実験を公開
2017/09/14
極限状態における浮体と係留ラインの挙動に関する実験を公開


 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所(うみそら研:大和裕幸理事長)海上技術安全研究所(大谷雅実所長)は9月8日(金)に極限状態における浮体と係留ラインの挙動に関する実験を公開し、海事産業、大学などから34名の方が参加しました。

 「2012年1月に北海(ノルウェー沖)で発生した掘削リグの事故」のように、浮体構造物の係留ラインが破断する事故は未だ無くなりません。その原因として最大波高が有義波高の2倍を超えるような異常波に遭遇する場合が考えられます。通常、異常波が観測される時は波高の高い波が数波連続して発生します。このような極限状態における係留ライン張力の挙動は二通りのパターンが存在します。100 秒前後の大きな変動に波周期(15 秒程度)の小さな変動が重なる(長周期変動が支配的な)場合と波周期の大きな変動が発生する(波周期変動が支配的な)場合です。後者の場合、前者よりも大きな張力変動が発生して破断事故が発生する可能性が高くなります。
 今回の公開実験では、様々な条件の係留浮体に異常波を含む不規則波を入射させ、係留ラインの張力変動がどちらのパターンとなるかを探るシリーズ実験の一例を紹介いたしました。
 公開実験後の質疑応答では、活発な意見交換が行われ関心の高さが伺えました。

ボーキサイトの液状化に関する国際ワークショップを開催
2017/09/11
ボーキサイトの液状化に関する国際ワークショップを開催

 海上技術安全研究所はロンドンの国際海事機関(IMO)本部において、貨物運送(CCC)小委員会第4回会合(CCC 4)開催直前の9月8日金曜日に、ボーキサイトの液状化に関する国際ワークショップを開催しました。

 2015年1月、ボーキサイトのばら積み運送中に、貨物の性状に起因すると考えられる事故が発生しました。そのためCCC小委員会は、国際海上固体ばら積み貨物規則(IMSBCコード)のうち、ボーキサイトに係る要件を見直すことに合意し、通信グループ(CG)を設置して検討してきました。その際、当所太田国際連携センター長は、このCGのコーディネータを務めました。

 一方、オーストラリア、ブラジル、マレーシア等のボーキサイトの輸出事業者は、国際共同研究を実施して、ボーキサイトの液状化に係る研究を進めました。そして、液状化する恐れのある貨物の区分方法、安全運送の要件、運送許容水分値の新試験法ついて研究を進め、報告書をCCC 4に提出しました。この報告書案は、上述のCGにも提出され、CGは、国際共同研究の成果を踏まえて、IMSBCコードの改正案を作成しました。

 当所は、CCC 4における技術的審議に資するため、国際共同研究及び通信グループの結果に関する理解を目的として、CCC 4の直前の金曜日にIMOにおいて国際ワークショップを開催しました。

 オーストラリア海事安全庁のSchultz Altmann氏の進行の下、太田センター長の開会の辞に引き続き、国際共同研究の結果についてオーストラリア、ブラジル、英国、カナダ、オランダの方々による8件の発表があり、太田センター長によるCGの報告の後、パネルディスカッションが行われました。

 16の国及び5の国際機関並びにIMO事務局から約50名が参加し、ボーキサイトの液状化及び安全対策について理解を深めました。


写真左:国際ワークショップの様子
写真右:CG報告を行う太田センター長(左)
秋元国土交通副大臣が海技研を視察
2017/09/08
秋元国土交通副大臣が海技研を視察

 秋元司国土交通副大臣が9月6日(水)来所され、舶用エンジン、操船リスクシミュレータ、400m水槽を視察されました。
 秋元国土交通副大臣は、本館会議室で海上技術安全研究所の研究内容や最近のトピックの説明を受けた後、各施設を見学され、研究者と活発に意見交換を交わされました。

国土交通省のホームページでも紹介しています。
http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_005795.html

(写真上段左)本館での概要説明
(写真上段右)本館前での記念撮影
(写真中段左)舶用エンジン(説明者:春海一佳特別研究主幹)
(写真中段右)操船リスクシミュレータ(説明者:宮崎恵子副系長)
(写真下段左)400m水槽(説明者:辻本勝系長)

本館での概要説明 本館前での記念撮影

実海域再現水槽 深海水槽

操船リスクシミュレータ
           
太田進 国際連携センター長が、海技研初の「内閣総理大臣賞」を受賞
2017/08/28
太田進 国際連携センター長が、海技研初の「内閣総理大臣賞」を受賞
-世界初となる液化水素タンカーの国際基準化を劇的な速さでリードした功績を評価—


 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長=大谷雅実)の太田進 特別研究主幹・国際連携センター長(写真)が、「海洋に関する顕著な功績」分野の被表彰者として、「第10回海洋立国推進功労者表彰」(内閣総理大臣賞)を受賞し、その表彰式が8月28日、総理大臣官邸内大ホールにて執り行われました。太田センター長は、平成15年にも「国土交通大臣表彰」を受賞しています。

未知の船舶の安全基準を世界に先駆け国際基準化
 現在、CO2フリー水素サプライチェーンの構築・商用化に向けて、豪州で採掘される褐炭を原料として水素を製造・液化し、専用タンカーにより日本に海上輸送するプロジェクトが進められていますが、同プロジェクトに必要不可欠な液化水素タンカーの安全基準がこれまで実在しませんでした。こうした状況下、太田センター長は輸送用タンクの構造等を含む液化水素タンカーの国際基準を驚異的な短期間で策定することに大きく寄与し、国際海事社会に多大な貢献をもたらしたとして評価されました。
 
液化水素タンカーの国際基準を短期間で策定
 国際基準に未規定の新たなガス貨物を運搬する専用船の国際基準化には、通常数年から十数年要しますが、液化水素タンカーの国際基準は、国際海事機関(IMO)において実質2年という短期間で策定されました。その間、太田センター長は、通信グループのコーディネーターとして各国からの様々な意見を取り纏めるとともに、各国の理解を深めるため国土交通省と共同でIMO本部にてワークショップを開催し、更に、本基準を詳細に審議するために設置されたワーキンググループでは、議長として強いリーダーシップを発揮し、IMOでの早期採択を実現しました。

太田氏のIMOにおける多種多様な経験
 太田センター長はIMOの会議に通算89回、近年では平均年間6回前後出席し、石炭等の固体ばら積み貨物や液化天然ガス等の液化ガスばら積み貨物の安全輸送、また救命設備、火災安全等に係る国際基準策定に尽力。特に、固体ばら積み貨物の安全運送の分野では、世界の第一人者として信頼され、同貨物の安全運送に係る国際基準の策定(平成23年1月新規発効)に大きく貢献しています。また、平成26年にIMO内で再編された船舶設備小委員会では多数の国からの推薦を受け、議長として選出、現在に至る。こうした豊富な経験に立脚し、液化水素タンカーの国際基準を短期間で策定。

プレス発表はこちらをご覧ください
今治工業高校機械造船科の生徒が海技研施設を見学
2017/08/21
今治工業高校機械造船科の生徒が海技研施設を見学


 愛媛県立今治工業高校機械造船科の2年生10名と引率教員2名は、造船に係る学習の一環として8月9~10日海技研で施設見学を行いました。

 各実験施設では、研究者が海技研の研究内容を紹介し、楽しみながら研究内容を学んでいただきました。中でも実海域再現水槽で造り出された文字造波を見た生徒たちは 一様に驚いていました。
 同校は、平成28年に地域産業である造船業を支える人材育成に特化した機械造船科を新設し、文部科学省の専門的職業人の育成を目的とする「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール」(SPH)事業の指定校に認定されています。

愛媛県立今治工業高校のSPH通信でも紹介されています。
https://imabari-th.esnet.ed.jp/cms/pdf/SPH/H29/H29_SPH_Vol10.pdf


400m試験水槽 実海域再現水槽
        400m試験水槽               実海域再現水槽

自律型無人探査機 波浪荷重試験装置
        自律型無人探査機             スロッシング試験装置

操船リスクシミュレータ 舶用エンジン実験施設
      操船リスクシミュレータ           舶用エンジン実験施設
研究発表会の資料、ホームページ掲載
2017/08/17
研究発表会の資料、ホームページ掲載


 7月20日(木)に平河町のJA共済ビルで開催しました「第17回研究発表会」の講演集、ポスターセッションをホームページに掲載しました。
 こちらよりご確認ください。
平成30年4月採用一般事務職員(正規職員)募集
2017/08/09
平成29年8月9日
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
海上技術安全研究所


平成30年4月採用一般事務職員(正規職員)募集のお知らせ


 海上技術安全研究所は、平成30年4月採用一般事務職員(正規職員)募集を行っております。
 募集期間:平成29年8月9日(水)~平成29年9月30日(土)【必着】
 詳しくは、採用情報をご覧下さい。


【お問い合わせ】
海上・港湾・航空技術研究所 総務部人事課職員係
 TEL:0422-41-3017
 FAX:0422-41-3026
9月12日(火)に海洋技術フォーラムシンポジウム
2017/08/08
9月12日(火)に海洋技術フォーラムシンポジウム


 第三期海洋基本計画への提言に向けた、海洋技術フォーラムシンポジウムが2017年9月12日、東京大学の安田講堂で開催されます。国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所(うみそら研)の大和裕幸理事長がパネルディスカッションのモデレータを、海上技術安全研究所の井上四郎特別顧問がパネルディスカッションのパネリストを務め、浦環フェローが司会を務めるとともに当シンポジウムを締めくくります。
 概要は下記のとおりです。

・タイトル      海洋技術フォーラムシンポジウム
            ~第三期海洋基本計画への提言~
・日 時       2017年9月12日(火)13:30~17:30
・会 場       東京大学 安田講堂 (東京都文京区本郷 7-3-1)
・参加費       無料

※本イベントは終了いたしました。
第17回研究発表会開催、255名が参加
2017/07/28
第17回研究発表会開催、255名が参加


 海上技術安全研究所は7月20日、東京都千代田区平河町の会場で第17回研究発表会を開催しました。発表会では、三研究所統合後はじめて、うみそら研講演も行い、外部からの参加者は255名を数えました。

 研究発表会の冒頭、海上技術安全研究所大谷雅実所長より、本発表会を通じて、日本の海事産業の競争力強化や海洋産業の発展に貢献できるよう努めるとともに、7月1日から新たに「知識・データシステム系」を設け、海事クラスターのAI・ビッグデータの技術開発拠点を目指す旨の挨拶がありました。
 その後、うみそら研基調講演として、国土交通省の高嶺研一総合政策局技術政策課技術開発推進室室長より「国土交通省の技術政策について」と題して、政府方針におけるイノベーションや国交省における技術政策などを紹介いただきました。国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所(うみそら研)の大和裕幸理事長により「うみそら研統合1年を迎えて」と題して、うみそら研・海技研に対する社会的要請や統合後の研究所の取組などを講演いただきました。
 基調講演に続き、研究テーマ毎に分かれて研究講演(14本)が実施されました。またロビーではポスターセッション(23本)が行われ研究者と活発な意見交換をする姿が多く見られました。

写真左:基調講演の様子
写真右:ポスターセッションの様子
宝谷研究員、船舶海洋工学会から若手優秀講演賞
2017/07/27
宝谷研究員、船舶海洋工学会から若手優秀講演賞


 流体性能評価系耐航性能研究グループの宝谷英貴研究員は、日本船舶海洋工学会から若手優秀講演賞を受賞し、7月14日(金)に表彰式が執り行われました。

講演論文名:
変調不安定波の波形について

著者:
宝谷英貴、早稲田卓爾(東京大学)、谷澤克治

講演論文内容:
変調不安定はフリーク波形成メカニズムのひとつと考えられている。本研究では変調不安定波を対象に、船体縦強度の観点から重要である波形状について、実験と数値計算により調べた。時間周期的変調不安定波および空間周期的変調不安定波の波形の時間変化の様子は、波頂高さが最大となる時刻の前後でほぼ一致し、1周期程度の短時間の間に前傾から後傾へと大きく変化することを明らかにした。

写真は、宝谷研究員(右)と船舶海洋工学会東部支部の鈴木英之支部長(左)
組織改正及び人事異動について
2017/07/03
プレスリリース



組織改正及び人事異動について


 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 大谷雅実)は7月1日付で組織改正を実施いたしますので、お知らせいたします。併せて、7月1日付人事異動もお知らせいたします。

■組織改正の主な内容
 船舶の知能化、またデータ解析による効率や性能の向上を行うため、「運航・物流系」を「知識・データシステム系」に改編し、海事クラスターのAI・ビッグデータの技術開発拠点を目指します。
 これに合わせ、同研究系に属する研究グループについても、「運航解析技術研究グループ」を「知識システム研究グループ」に、「物流研究グループ」を「データシステム研究グループ」にそれぞれ改めます。
                 
 知識・データシステム系  運航・物流系 
 知識システム研究グループ  運航解析技術研究グループ 
 データシステム研究グループ  物流研究グループ  


■人事異動は別紙をご覧ください。
実海域実船性能評価プロジェクト参加募集説明会の開催
2017/06/13
 海事クラスター共同研究「実海域実船性能評価プロジェクト」の参加者募集説明会を国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所において、6月9日に開催しました。海運・造船・舶用工業などの国内の企業・団体38社が参加しました。

 説明会の冒頭、プロジェクトの発起人代表である東京大学名誉教授 大和裕幸(海上・港湾・航空技術研究所 理事長)の代理として、海上技術安全研究所大谷雅実所長より、我が国の海事クラスターの国際競争力を強化する基盤となる技術をより高めることができる共同研究となることを期待して、多くの海事関係者がプロジェクトに参加することを望む旨の挨拶が行われました。
 その後、プロジェクト事務局(海上技術安全研究所及び一般財団法人 日本海事協会)より、本研究プロジェクトの研究内容、参加手続き等の説明が行われました。活発な質疑応答が行われ、本プロジェクトに対して関心の高さを伺うことができました。
説明会に続いて、400m試験水槽での公開実験及び実海域再現水槽の見学が行われました。400m試験水槽では、プロジェクトでの国内外持ち回り試験で使用する模型船(ケープサイズバルクキャリア船型:公開船型)を使用した波浪中自航試験が行われました。
大谷所長の挨拶 説明会の状況
       大谷所長の挨拶                説明会の状況

400m試験水槽での公開実験 実海域再現水槽の見学
       400m試験水槽での公開実験        実海域再現水槽の見学

第17回海上技術安全研究所 研究発表会7月20日開催 -講演、ポスターセッションの内容決定-
2017/06/09
プレスリリース


第17回海上技術安全研究所 研究発表会7月20日開催
-講演、ポスターセッションの内容決定-


 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 大谷雅実)は7月20日(木)、「第17回海上技術安全研究所 研究発表会」を千代田区平河町のJA共済ビルで開催します。

 講演プログラムは6つのセッションに分けて、国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所(うみそら研)の大和裕幸理事長や国土交通省の吉元博文総合政策局技術政策課長による基調講演のほか、14の研究講演を行います。また、最新の研究を紹介するポスターセッション(23本)も発表会場で開催します。

・日時 平成29年7月20日(木) 10:00~16:40 (受付は9:30から)
・場所 JA共済ビル カンファレンスホール1階 電話:03-3265-8716
    東京都千代田区平河町2-7-9 (砂防会館の隣、海運ビルの斜め向かい)
・入場無料、事前登録制

プログラムはこちら  

お申込み受付を終了させていただきました。ありがとうございました。
バリシップ2017に出展、盛況裡に終了
2017/06/06
バリシップ2017に出展、盛況裡に終了


 当研究所は、愛媛県今治市で開催された国際海事展「バリシップ2017」(5月25日~27日)に参加し、体感型展示やセミナーを通じて研究成果をPRしました。

■特別セミナー
 初日の5月25日は、特別セミナー会場で海技研セミナーを実施しました。冒頭、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 理事長 大和裕幸より「海事クラスターによる共同研究開発システムの試み」と題した講演の後、これに関連する3つの具体的な共同研究プロジェクトの講演を行いました。多くの方に聴講していただき会場は満席の状態で、講演終了後は多数の方より講演者への質問等があり、活発な意見交換を行うとともに講演内容への関心の高さを伺うことができました。

講演資料(PDF)
・「海事クラスターによる共同研究開発システムの試み」
   国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 理事長 大和裕幸 
・「実海域性能向上に向けて」
   海上技術安全研究所 実海域性能研究グループ長 辻本勝  
・「GBS(ゴールベーススタンダード)の取り組みについて」
   日本海事協会 開発本部長 有馬俊朗 (前海上技術安全研究所 構造安全評価系長)  
・「自律船への取り組みについて」
   海上技術安全研究所 運航・物流系長 福戸淳司 


■展示ブース
 当研究所では展示ブースを2カ所出展し、どちらも多くの方に訪問していただきました。海技研ブースでは、船舶用燃料電池システムの動く模型やAUVの実験中の動画に多くの方が関心を寄せ、熱心に説明を聞いて頂きました。海技研と日本中小型造船工業会の共同ブースでは、小型船舶用操船シミュレータでの操船体験、ぎょう鉄作業支援システムでの拡張現実(AR)体験及び船内騒音予測システムでの音源探査のデモ体験と、体験を通じて多くの方に研究内容を理解していただきました。27日(土)の一般公開時には、操船体験等は行列が出来る程の人気でした。また、バリシップをご視察に来られた羽尾一郎国土交通省海事局長が当研究所の展示ブースをご視察され、当研究所の研究員の説明に熱心に耳を傾けるとともに、精力的にご質問されていました。

■水中ロボット「ほばりん」紙芝居
 さらに、最終日の27日には、紙芝居師なっちゃんによる水中ロボット「ほばりん」( 当研究所で開発した海底資源を探索するホバリング型ロボット)の紙芝居の公演を開催し、ほばりんが深海へ潜航し活躍する様子を子供たちに分かり易く物語にしたもので、多くの子供たちに楽しみながら研究内容を知っていただきました。

 バリシップ主催者の発表によると、出展者数は347社(国内268、海外18カ国・79)で、来場者数は3日間合計で16,062名でした。27日は一般にも開放され、多くの方が来場し、最新の製品や技術を興味深そうに見学していました。

特別セミナー風景 講演する大和理事長
       特別セミナー風景              講演する大和理事長

ご視察中の羽尾海事局長(中央) 海技研ブース
    ご視察中の羽尾海事局長(中央)          海技研ブース

日本中小型造船工業会共同ブース 水中ロボット「ほばりん」紙芝居
     日本中小型造船工業会共同ブース      水中ロボット「ほばりん」紙芝居
実海域実船性能評価プロジェクトの参加募集の開始について
2017/06/05
プレスリリース

  プロジェクト事務局
(国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所)
        (一般財団法人 日本海事協会)


実海域実船性能評価プロジェクトの参加募集の開始について


  海事クラスター共同研究のパイロット的なプロジェクトとして船舶の実海域性能をテーマとした共同研究「実海域実船性能評価プロジェクト」の参加者募集を6月5日(月)から6月30日(金)まで実施します。

1.概要

 我が国海事産業の国際競争力の根幹である総合的な技術力、特にその核となる革新的な研究開発(イノベーション)について、抜本的な対策を講ずることの必要性が強く認識されています。一方、海上輸送の安全性の向上、地球環境負荷の低減に向けて、世界的な大きな動きがある中で、我が国海事クラスターも大きな責任を担う必要があります。
 このため、我が国の経済・産業構造の変化及び安全・環境の規制の動向などの海事産業を巡る環境の変化を踏まえ、我が国海事産業の持続的発展に不可欠な産学官の人材の糾合と技術の統合化を推進し、戦略的アプローチに基づきクラスターの結集が不可欠な共通的・長期的な研究課題に取り組み(シーズ開発・プロジェクト実施)、その成果の最大化を図ることを目的に、海事クラスター共同研究のパイロット的なプロジェクトとして船舶の実海域性能をテーマとした共同研究「実海域実船性能評価プロジェクト」を発足しました。
 プロジェクトを7月から実施するため、我が国海事関係者への参加募集を開始します。
 なお、このプロジェクトを推進するため、海上技術安全研究所及び日本海事協会が事務局の役割を担います。

2.実海域実船性能評価プロジェクトの概要

 波や風のある船舶が実際に運航する海域の中での船舶の速力、燃費等の性能(実海域性能)を正確に評価する方法を開発するための共同研究プロジェクトです。
 この評価方法が明確になり、世界共通の指標となることで、実際の運航状態における船舶自体の性能及び運航方法の効率を正しく評価することが可能となり、より効率の高い海上輸送を実現するとともに、温室効果ガスなどの地球環境への負荷を低減することができると考えます。
 また、我が国企業が運航・建造する船舶は、一般には実海域での性能が優れているとされていますが、世界共通の指標のもとで技術を切磋琢磨することで、さらに優れた海上輸送が実現できると考えます。
 このため、このプロジェクトが、世界の海上輸送の高度化に貢献しつつ、我が国の海事クラスターの国際競争力を強化する基盤となる技術をより高めることができる共同研究となることを期待して、多くの海事関係者がプロジェクトに参加することを望みます。

3.参加募集の期間及び説明会

 参加募集の期間は、平成29年6月5日(月)から平成29年6月30日(金)までです。
 プロジェクトの研究内容、参加要件、費用の負担等は、「参加募集要綱」を参照ください。
 参加を希望される方は、「参加募集要綱」に定める手続きに従い、「参加希望申請書」をご提出ください。
 また、研究内容、参加までの手続き等についての説明会を以下のとおり開催いたします。
 説明会への参加手続きは、「参加募集要綱」を参照ください。

  日時 :6月9日(金)13時~
  場所 :〒181-0004 東京都三鷹市新川 6–38–1
        国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
        海上技術安全研究所 2号館3階大会議室 

添付資料
別紙1 実海域実船性能評価プロジェクト 海事クラスター共同研究 「参加募集要綱」
別紙2  海事クラスター共同研究 「参加希望申請書」

プレス発表はこちらをご覧ください

<問い合わせ先>
プロジェクト事務局
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所
 企画部 松井(0422-41-3097)・禮田(0422-41-3310)
一般財団法人 日本海事協会
 技術研究所 平田(03-5226-2025)・時繁(03-5226-2025)
第23回ISO/TC 8/SC 1東京総会の結果報告
2017/05/26
  プレスリリース

  一般財団法人 日本船舶技術研究協会
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所


第23回ISO/TC 8/SC 1東京総会の結果報告

 
 一般財団法人日本船舶技術研究協会(以下「船技協」と記す。)(港区)は、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所海上技術安全研究所(以下「海技研」と記す。)(三鷹市)の協力のもと、2017年5月23日~25日に、海技研において、第23回ISO/TC 8/SC 1(国際標準化機構/船舶及び海洋技術専門委員会/救命及び防火分科委員会)総会を開催しました。

 ISO/TC 8/SC 1は、船舶の救命設備、火災安全設備等に関する委員会であり、国際海事機関(IMO)の審議に呼応するなどして、救命設備等の国際標準の検討、制定を行っております。最近では、国際海上人命安全(SOLAS)条約により、閉鎖区画への立ち入りの際の安全確認のため可搬型ガス検知器が要求された1)ことに鑑み、我が国が中心となって策定したISO/PAS 19891-1:2016「船上用閉囲区域空間検査用可搬型ガス検知器」(プロジェクトリーダー:船技協松本怜大)等が審議されています。
 今回の会議には、日本、オーストラリア、中国、デンマーク、イタリア、韓国、オランダ、英国、米国から約50名が参加し、以下の船舶の救命設備、火災安全設備、サイバー安全(Cyber Safety)等に関する審議が行われました。

注1 SOLAS条約第XI-1章第7規則「閉鎖区域の空気 の測定」。2016年7月1日発効
注2 公開仕様書(Publicly Available Specification):ISO標準の案に相当するが、公開され、
   使用が推奨されるもの。短期間で策定できる。

1 船舶の救命設備関連
 我が国が中心となって制定を進めている、ISO 17339生存艇及び救助艇のシーアンカーの改正案及びISO 15738膨脹型救命設備のガス膨脹装置改正案が審議され、プロジェクトリーダー(海技研宮崎恵子)が修正版を作成の上、次回会合においてさらに審議することが合意されました。
 その他、ISO 18079-1~5膨脹式救命設備の整備についてはISO中央事務局のコメントについて検討し、最終国際標準案(FDIS)の投票実施に向けて進展しました。

2 火災安全設備
 火災安全設備については、我が国が主査(船技協松本怜大)を務めるSC 1/WG 3(防火作業部会)において審議が行われました。前述の我が国が中心となって制定を進めているISO 19891-1「船上用閉囲区域空間検査用可搬型ガス検知器」の正式なISO標準としての制定を最終合意したほか、オランダが中心となって改正を進めている,船舶救命設備・退船設備・消防設備・防火構造及びダメージコントロールプランの図記号(サイン)を定めたISO 17631等の審議が行われました。

3 サイバー安全(Cyber Safety)
 今回会議より「サイバー安全(Cyber Safety)」の作業部会が開催され、今後の審議の進め方、策定する標準の分野等について審議が行われました。
 今回会議では、ボルチック国際海運協議会(BIMCO)のサイバーセキュリティガイドラインを基礎とした、IMO及び国際船級協会連合(IACS)に於ける同種のガイドラインとも整合するマネジメント標準としてISO標準案の開発を進めることについて審議されました。我が国からは、各社に於いてタンカー、LNG船等で既に実施されているSMS(安全管理システム)に基づく一般的なリスクアセスメントの中で、今後要求されるであろうサイバーセキュリティに係るリスクアセスメントを包含できるよう、特定のリスクアセスメント手法の最低要件等は定めないことを提案し、合意されました。
 これらの国際標準案への適切且つ迅速な対応を行うために、日本財団助成による船技協が調査研究を実施しているほか、海技研等の国内関係者で構成する委員会で審議を行っています。

写真:メンバーの集合写真
根本国土交通大臣政務官が海技研を視察
2017/05/23
根本国土交通大臣政務官が海技研を視察

 根本幸典・国土交通大臣政務官が5月17日(水)来所され、実海域再現水槽、深海水槽、操船リスクシミュレータを視察されました。
 根本政務官は、本館会議室で海上技術安全研究所の研究内容や最近のトピックの説明を受けた後、各施設を見学され、研究者と活発に意見交換を交わされました。

国土交通省のホームページでも紹介しています。
http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_005536.html

(写真上段左)本館での概要説明
(写真上段右)本館前での記念撮影
(写真中段左)実海域再現水槽(説明者:黒田貴子主任研究員)
(写真中段右)深海水槽(説明者:正信聡太郎系長)
(写真下段左)操船リスクシミュレータ(説明者:福戸淳司系長、宮崎恵子グループ長)

本館での概要説明 本館前での記念撮影

実海域再現水槽 深海水槽

操船リスクシミュレータ
海技研、東大とMITによる新世代の海事技術者の育成プログラムに参加
2017/05/19
プレスリリース


  
海技研、東大とMITによる新世代の海事技術者の育成プログラムに参加


 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長:大谷雅実、以下「海技研」)は、海事技術者の育成を目的として、国立大学法人東京大学(総長:五神真、以下「東大」)の大学院新領域創成科学研究科が昨年10月に開始した産学連携新領域創成プログラムに研究員を1名派遣しました。

 当プログラムは、技術者が東大での特設講義・演習を受講した後、MIT(米マサチューセッツ工科大学)の社会人向け修士課程であるSDMコース(MIT System Design and Management)に参画し、約3か月間にわたりMITに滞在して、様々な国籍の学生と共に短期研究を行うことを特徴としています。

 2017年5月17日にMITにて研究発表会が行われ、日本メンバーが提案し、当所から参加した研究員も研究支援したテーマである「自律航行船の実現可能性についての検討」に関して、その成果が報告されました。

 また、同研究員は日本メンバーとの共同プロジェクトである「海事産業における意思決定支援のためのプラットフォーム開発」に参加し、プラットフォームの設計及びプロトタイプの開発を共同で実施しています。本プラットフォームは、システム・アプローチ手法を用いた新しい意思決定に関する方法論です。本プラットフォームを用いることで、製品開発や新サービス提供の意思決定を効果的かつ迅速に実施できるようになります。
 
 当所は、今後も国内外を問わず産学の連携を深めることで、国際競争力の高い人材の育成に努めてまいります。
益田上席研究員/高橋グループ長/西尾上席研究員がJIMEから論文賞受賞
2017/05/18
益田上席研究員/高橋グループ長/西尾上席研究員が
JIMEから論文賞受賞

 当所環境・動力系の益田上席研究員、高橋グループ長及び西尾上席研究員は、日本マリンエンジニアリング学会(JIME)から論文賞を受賞しました。湿式SOxスクラバーの洗浄水排出の際にモニタリングが義務づけられている、濁度と多環芳香族炭化水素(PAH)濃度に関し、スクラバーと舶用ディーゼルエンジンの運転条件を変え、詳細な計測を行いました。計測原理の異なる濁度計を比較するとともに、排ガス中の黒色粒子が洗浄水に懸濁した条件下での、正確なPAH計測に関する研究が評価されました。

<受賞論文>
湿式スクラバーの水質モニタリング法の検討
―濁度と多環芳香族炭化水素について
著者:益田晶子、高橋千織、西尾澄人

<研究内容>
 舶用ディーゼル排ガスから有害な硫黄酸化物(SOx)を除去する湿式スクラバーでは、排ガスに含まれる黒色粒子やPAHも一部除去され、洗浄水中に懸濁・溶解する。そのため、洗浄水を船外に排出する際には濁度とPAH濃度計測が義務づけられている。この濁度計測(光散乱測定)やPAH濃度計測(蛍光測定)は、光学的手法を用いるため、スクラバー洗浄水に懸濁している粒子の色や大きさの影響を受けると考えられる。そこで本研究では、その懸濁粒子の影響を系統的に調べるため、エンジンおよびスクラバーの運転条件を変え、濁度およびPAH濃度計測をおこなった。計測方式の異なる複数の濁度計を用いて濁度を比較したところ、90°散乱光のみを計測する方式では高濁度時に正確な計測値が得られない一方、着色分子の影響を補正するレシオ方式では比較的高濁度まで正確な計測が可能であることが明らかになった。またエンジン負荷率を変えた場合や、スクラバー洗浄水の循環流量を変えた場合の濁度の変化から、濁度は懸濁粒子量だけでなく粒径にも依存することが示唆された。さらにPAH濃度計測における懸濁粒子の影響を検証し、濁度計測値を用いた数値的なPAH濃度計測値補正が有効であることを示した。

写真は左から
西尾上席研究員、益田上席研究員、賞雅寛而JIME会長、高橋グループ長
国土交通省の「交通運輸技術開発推進制度」の新規研究課題として「海洋分野の点検におけるドローン技術活用に関する研究」の採択
2017/05/18
国土交通省の「交通運輸技術開発推進制度」の新規研究課題として
「海洋分野の点検におけるドローン技術活用に関する研究」の採択

 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所が参画する研究コンソーシアムが応募していました「海洋分野の点検におけるドローン技術活用に関する研究」について、国土交通省の「交通運輸技術開発推進制度」の新規研究課題の一つに採択されました。
 本研究課題の研究コンソーシアムは、(一財)日本海事協会が代表者となり、当研究所の他、ブルーイノベーション㈱、㈱ClassNKコンサルティングサービスで構成されています。
 本研究では、海洋分野特有の気象海象下において、ドローンを活用した船舶、洋上風車及び港湾施設の点検手法を確立し、点検事業者向けのガイドラインを作成します。これらの研究成果により、海洋分野における点検の安全性や作業効率の向上を図ります。なお、本研究課題は、ドローンという共通の技術を横断的に活用した研究になります。

※国土交通省HPに掲載
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo17_hh_000074.html
平成29年度「国土交通省交通運輸技術開発推進制度」における研究課題「自律型海上輸送システムの技術コンセプトの開発」の採択について
2017/05/18
  プレスリリース

  三井造船株式会社
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
  株式会社商船三井
  国立大学法人 東京海洋大学
  一般財団法人 日本海事協会
  一般財団法人 日本船舶技術研究協会
  株式会社三井造船昭島研究所


平成29年度「国土交通省交通運輸技術開発推進制度」における研究課題「自律型海上輸送システムの技術コンセプトの開発」の採択について


   三井造船株式会社(社長:田中 孝雄)が研究コンソーシアムの代表として提案していました「自律型海上輸送システムの技術コンセプトの開発」が、平成29年5月16日に国土交通省の平成29年度「交通運輸技術開発推進制度」の研究課題の一つに採択されました。

 本研究課題の研究コンソーシアムは、三井造船株式会社の他、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所、株式会社商船三井、国立大学法人東京海洋大学、一般財団法人日本海事協会、一般財団法人日本船舶技術研究協会、株式会社三井造船昭島研究所(組織名のあいうえお順)で構成されています。

 本研究に於いては、船舶の自動・自律運航技術の導入による安心・安全で効率的な海上輸送システムの実現に向けて、参加する企業および機関の特徴を活かしながら、高度に自律化された船舶(自動運航船)の技術コンセプトを開発し、自動運航船実現に必要となる技術の開発ロードマップを策定します。
これらの研究成果を、研究の進捗に伴って段階的に広く社会や海事産業界に提示することによって、自律型海上輸送システムの実現の為の技術開発と、社会実装に向けたインフラと制度整備の動きを促すことを目的としています。

 本研究は、一般財団法人日本船舶技術研究協会が、自動運航船の社会実装に向けて計画している自律型海上輸送システムの「事業コンセプト」及び「開発・実装における制度・インフラ整備」に関する研究との連携も視野に入れており、オールジャパンで協力しつつ自動運航船の実現を目指します。


「交通運輸技術開発推進制度」について

 交通運輸技術開発推進制度は、民間を含めた研究実施者から広く研究課題を募ることにより、交通運輸分野の課題解決に向けた優れた技術開発シーズを発掘することを目的とした競争的資金制度です。
 毎年度、交通運輸分野の政策課題の解決に資する研究開発テーマについて研究課題の公募が行われ、提案された研究課題の中から優れたものを選び、研究開発業務として国土交通省が委託する事業です。
 平成29 年度予算における新規研究課題について、平成29 年2月7日~3 月21 日の期間、公募が行われ、本件を含め4件の研究課題が採択されました。

写真左:研究実施体制
写真右:自動・自律運航技術の導入による安心安全で効率的な海上輸送システムの実現
海技研、バリシップ2017に参加
2017/05/18
  プレスリリース


海技研、バリシップ2017に参加<特別セミナー開催、ブース展示>


 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 大谷雅実)は、テクスポート今治(愛媛県今治市)で開催される国際海事展「バリシップ2017」(5月25日~27日)に参加します。出展するブースでは期間中、船舶用燃料電池システムの模型や小型船舶用操船シミュレータ実機などを展示します。また、5月25日には特別セミナーとして、理事長 大和裕幸による「海事クラスターによる共同研究開発システムの試み」などの講演を行い、5月27日には紙芝居師なっちゃんによる水中ロボット「ほばりん」の紙芝居を上演します。


(1) 特別セミナー <[T-5] 海上技術安全研究所セミナー>
 ■日時:5月25日 15時40分~16時40分
 ■場所:Cゾーン(旧今治コンピュータカレッジ)2階 特別セミナー会場
 ■講演内容(詳細別紙
・「海事クラスターによる共同研究開発システムの試み」
   国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 理事長 大和裕幸 
・「実海域性能向上に向けて」
   海上技術安全研究所 実海域性能研究グループ長 辻本勝 
・「GBS(ゴールベーススタンダード)の取り組みについて」
   日本海事協会 開発本部長 有馬俊朗 (前海上技術安全研究所 構造安全評価系長)
・「自律船への取り組みについて」
   海上技術安全研究所 運航・物流系長 福戸淳司 

 ※受講料は無料ですが、事前登録が必要です。詳細は、バリシップ2017オフィシャルWebサイト(http://www.bariship.com/ja-jp/)をご覧ください。

(2) 海上技術安全研究所ブース
 ■場所:Aゾーン(テクスポート今治)2階 A2-02
 ■展示:
三鷹オープンイノベーションリサーチパーク:海技研が提案する未来の産業創造と社会変革に向けたイノベーション創出のための産学官連携拠点構想を紹介 
 ・船舶用燃料電池システム:水素燃料電池、リチウムイオン電池等を組み合わせたハイブリッド電気推進システムの開発を模型等で紹介 
 ・AUV複数同時運用システム:複数のAUV(自律型無人潜水機)の運用を可能とするオペレーション・システムの開発をジオラマや動画等で紹介
 ・内航海運のための省エネルギー船型群の開発:最適な省エネ船型を設計する伴流設計システムの構築及び内航船の船型開発の実施を動画等で紹介

写真左:船舶用燃料電池システム(模型)
写真右:AUV複数同時運用システム(ジオラマ)

船舶用燃料電池システム(模型) AUV複数同時運用システム(ジオラマ)


(3) 日本中小型造船工業会共同ブース
 ■場所:Aゾーン(テクスポート今治)1階 A-03
 ■展示:
 ・小型船舶用操船シミュレータ:安全性検討のために開発した小型船舶の運動性能を組み込んだ操船シミュレータ設備を紹介 
 ・拡張現実(AR)でぎょう鉄作業支援:ARを用いて加工作業中の外板上に曲げ加工の状態と完成形状との差を表示し、形状確認の支援などをするツールを紹介 
 ・船内騒音予測システム(Janssen法):実船計測データを基に騒音予測を行うプログラムに、予測した値を実船計測と比較し精度向上するチューニング機能を追加したことを紹介

写真左:小型船舶用操船シミュレータ
写真右:拡張現実(AR)でぎょう鉄作業支援

小型船舶用操船シミュレータ 拡張現実(AR)でぎょう鉄作業支援


(4) 水中ロボット「ほばりん」の紙芝居
 ■開催日時 5月27日 11時00分~11時30分、14時00分~14時30分
 ■場所 Cゾーン(旧今治コンピュータカレッジ)1階 セミナー会場B
 ■内容 紙芝居師なっちゃんによる水中ロボット「ほばりん」の紙芝居
 ※ 事前登録は不要で、無料で観られます。

写真:4月23日(日)上演の様子

4月23日(日)上演の様子
EEDIの実海域係数(EEDIweather)で最終認証に関する鑑定書取得
2017/05/17
  北日本造船株式会社
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所


EEDIの実海域係数(EEDIweather)で最終認証に関する鑑定書取得-37型ケミカルタンカーが竣工、GHG削減を促進-


 北日本造船株式会社(代表取締役社長 東徹、青森県八戸市)は、国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 大谷雅実、東京都三鷹市)の協力のもと、37型ケミカルタンカー(BRILLANTE)について、IMOで定められた船舶の燃費性能指標であるEEDIweatherの最終認証に関する鑑定書を、一般財団法人日本海事協会(会長 冨士原康一、東京都千代田区)から取得し、同船が3月31日竣工しました。今後とも実運航時の燃費向上とGHG排出削減に取り組んで参ります。

 外航海運から排出される温室効果ガス(GHG)の削減のため、海洋汚染防止(MARPOL)条約の一部改正として、波や風のない静穏な状態での燃費性能を対象としたEEDI(エネルギー効率設計指標)規制が2013年1月に発効しています。
 一方、実運航時の船舶は波や風の影響を受けて速力は低下し燃費も悪化することから、船主殿におかれては実運航時の燃費性能に対する関心が高く、国際海事機関(IMO)においても燃料消費実績報告制度の導入に関する条約改正が行われ、2019年1月からデータ収集が開始される予定です。
 北日本造船は海上技術安全研究所と共同でケミカルタンカーの波浪中水槽試験を海上技術安全研究所の三鷹第三船舶試験水槽(中水槽:長さ150m、幅7.5m、深さ3.5m)で行い、2014年7月23日に当船型に対するEEDIweatherの予備認証を世界で初めて取得しています。今回、予備認証を取得した船型で建造していた37型ケミカルタンカー「BRILLANTE」が本年3月31日、北日本造船八戸本社工場で竣工し、同日、日本海事協会からEEDIweather の最終認証に関する鑑定書を取得しました。同船型は現在8隻の受注があり、その1番船になります。残る7隻も順次建造していきます。今後とも実運航時の燃費性能向上とGHG排出削減に取り組んで参ります。

<参考>
EEDIweatherとは
 静穏海面状態における船舶の燃費に比べ、現実の海象条件では波・風の影響を受け船舶の燃費は悪化します。このような実海域における船舶の燃費に対する影響を考慮した燃費指標がEEDIweatherです。EEDIweatherはIMOのガイドラインで定められており、造船所の希望に応じ主管庁又は船級協会の認証を受けることができます。

予備認証とは
 EEDIに関する認証には予備認証と最終認証があり、予備認証は建造前の設計段階で行われます。一方、最終認証とは建造後の海上公試運転の後に行われる認証となります。

写真左:EEDIweather認証のための波浪中水槽試験の様子(37型ケミカルタンカー)
写真右:ケミカルタンカー「BRILLANTE」
【主要目】全長:180.15m、全幅:28.2m、夏期満載喫水:11.35m、載貨重量:37,343t、
     船級:NK、竣工:平成29年3月31日
VLCCで世界初、EEDIの実海域係数(EEDIweather)の予備認証に関する鑑定書取得
2017/05/15
  株式会社名村造船所
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所


VLCCで世界初、EEDIの実海域係数(EEDIweather)の予備認証に関する鑑定書取得-海技研の400m水槽で実施-


 株式会社名村造船所(代表取締役社長 名村建介、大阪府大阪市)は、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 大谷雅実、東京都三鷹市)の協力のもと、VLCC船型について、IMOで定められた船舶の燃費性能指標であるEEDIweatherの予備認証に関する鑑定書を、一般財団法人日本海事協会(会長 冨士原康一、東京都千代田区)から取得しました。VLCC船型としては世界初となります。今後とも実運航時の燃費向上とGHG排出削減に取り組んで参ります。

 外航海運から排出される温室効果ガス(GHG)の削減のため、海洋汚染防止(MARPOL)条約の一部改正として、波や風のない静穏な状態での燃費性能を対象としたEEDI(エネルギー効率設計指標)規制が2013年1月に発効しています。
 一方、実運航時の船舶は波や風の影響を受けて速力は低下し燃費も悪化することから、船主殿におかれては実運航時の燃費性能に対する関心が高く、国際海事機関(IMO)においても燃料消費実績報告制度の導入に関する条約改正が行われ、2019年1月からデータ収集が開始される予定です。
 これら実運航時における船舶の燃費性能については、EEDIに代表的な海象状態での速力低下係数(fw)を取り入れたEEDIweatherの算出により評価が可能となります。
 この度、名村造船所は海上技術安全研究所と共同で大型油槽船(VLCC、載貨重量31万トン)の模型船を用いた波浪中水槽試験を行いfwを算定し、5月10日、EEDIweather の予備認証に関する鑑定書を日本海事協会から取得しました。実海域性能への関心が高まる中、VLCC船型では世界初の取得となります。
 なお、同水槽試験は海上技術安全研究所の三鷹第二船舶試験水槽(400m 水槽:長さ400m、幅18m、深さ8m)で実施されました。
 今後とも実運航時の燃費向上とGHG排出削減に取り組んで参ります。

<参考>
EEDIweatherとは
 静穏海面状態における船舶の燃費に比べ、現実の海象条件では波・風の影響を受け船舶の燃費は悪化します。このような実海域における船舶の燃費に対する影響を考慮した燃費指標がEEDIweatherです。EEDIweatherはIMOのガイドラインで定められており、造船所の希望に応じ主管庁又は船級協会の認証を受けることができます。

予備認証とは
 EEDIに関する認証には予備認証と最終認証があり、予備認証は建造前の設計段階で行われます。一方、最終認証とは建造後の海上公試運転の後に行われる認証となります。

写真:EEDIweather認証のための波浪中水槽試験の様子(VLCC模型船)
実海域性能プロジェクトの発足について
2017/05/12
  プロジェクト事務局
(国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所)
        (一般財団法人 日本海事協会)

実海域性能プロジェクトの発足について


 去る4月19日に東京大学名誉教授 大和裕幸(海上・港湾・航空技術研究所 理事長)を発起人代表とする海事クラスター共同研究の発足のための有志メンバー会合が開催され、海事クラスターの結集が不可欠な共通的・長期的な研究課題として船舶の実海域性能をテーマとした共同研究(実海域性能プロジェクト)を発足させることとなりました。
 実海域性能プロジェクトを7月から実施するべく、6月より我が国海事関係者への参加募集を開始します。


1.実海域性能プロジェクトの発足

 去る4月19日に東京大学名誉教授 大和裕幸(海上・港湾・航空技術研究所 理事長)を発起人代表とする海事関係の有志メンバー会合が開催され、我が国海事産業の国際競争力の根幹である総合的な技術力、特にその核となる革新的な研究開発(イノベーション)について、抜本的な対策を講ずることの必要性が強く認識されました。
 一方、海上輸送の安全性の向上、地球環境負荷の低減に向けて、世界的な大きな動きがある中で、我が国海事クラスターも大きな責任を担う必要があります。
 このため会合では、我が国の経済・産業構造の変化及び安全・環境の規制の動向などの海事産業を巡る環境の変化を踏まえ、我が国海事産業の持続的発展に不可欠な産学官の人材の糾合と技術の統合化を推進し、戦略的アプローチに基づきクラスターの結集が不可欠な共通的・長期的な研究課題に取り組み(シーズ開発・プロジェクト実施)、その成果の最大化を図るため、海事クラスター共同研究のパイロット的なプロジェクトとして船舶の実海域性能をテーマとした共同研究(実海域性能プロジェクト)を発足させることとなりました。
 実海域性能プロジェクトを7月から実施するべく、6月より我が国海事関係者への参加募集を開始します。
なお、このプロジェクトを推進するため、海上技術安全研究所及び日本海事協会が事務局の役割を担います。

2.実海域性能プロジェクトの概要

 波や風のある船舶が実際に運航する海域の中での船舶の速力、燃費等の性能(実海域性能)を正確に評価する方法を開発するための共同研究プロジェクトです。
 この評価方法が明確になり、世界共通の指標となることで、実際の運航状態における船舶自体の性能及び運航方法の効率を正しく評価することが可能となり、より効率の高い海上輸送を実現するとともに、温室効果ガスなどの地球環境への負荷を低減することができると考えます。
 また、我が国企業が運航・建造する船舶は、一般には実海域での性能が優れているとされていますが、世界共通の指標のもとで技術を切磋琢磨することで、さらに優れた海上輸送が実現できると考えます。
 このため、このプロジェクトが、世界の海上輸送の高度化に貢献しつつ、我が国の海事クラスターの国際競争力を強化する基盤となる技術をより高めることができる共同研究となることを期待して、多くの海事関係者がプロジェクトに参加することを望みます。

添付資料
別紙1  実海域性能プロジェクト 有志の会メンバー表
別紙2  実海域性能プロジェクトの概要
 
<問い合わせ先>
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所
 企画部 松井(0422-41-3097)・禮田(0422-41-3310)
一般財団法人 日本海事協会
 技術研究所 平田(03-5226-2025)・時繁(03-5226-2025)
TBSテレビ「Nスタ」で海技研の研究施設を紹介
2017/05/12
TBSテレビ「Nスタ」で海技研の研究施設を紹介

 TBSテレビ「Nスタ」で平成29年5月10日(水)17時30分過ぎから、海技研の施設が紹介されました。平成29年4月23日(日)に行われた一般公開当日の状況や人気施設として400m試験水槽と深海水槽が撮影され、それぞれ星野邦弘副系長と黒田貴子主任研究員が出演し実験施設の説明を行いました。

 写真:撮影の様子
研究施設を一般公開、入場者数は過去最高の7,677人
2017/05/01
研究施設を一般公開、入場者数は過去最高の7,677人


 海上技術安全研究所、電子航法研究所、交通安全環境研究所は23日(日)、研究施設の一般公開を行い、過去最高の7,677人の方にご来場いただきました。これまでは平成28年の6,117人が最高でした。
 当日は、多くの来場者の方に科学技術の面白さを楽しんでいただけました。
 研究施設の一般公開は毎年4月、「科学技術週間」の行事の一環として、東京都三鷹市から調布市に隣接する3研究所が、合同で一般の方々に公開しているものです。同日は宇宙航空研究開発機構(JAXA)も一般公開し、4研究所でスタンプラリーを実施しています。

(写真左)紙芝居師なっちゃんによる紙芝居
(写真中)水面に文字や絵を描く深海水槽
(写真右)水中ロボットの展示
日本テレビ「news every.」で海技研の研究施設を紹介
2017/04/21
日本テレビ「news every.」で海技研の研究施設を紹介

 日本テレビ「news every.」で平成29年4月19日(水)16時過ぎから生放送で、海技研の施設が紹介されました。紹介された施設は深海水槽で、平成29年4月23日(日)に開催する一般公開で公開する施設の一つとして放送されました。
 深海水槽は、直径16m、深さ35mの円形水槽の全周に128機の造波装置を備えています。造波装置によって多様な波を発生させることが可能です。番組の撮影では、メッシュ波、集中波、漢字の造波のほか、旋回波を披露しました。
 中継は俳優の渡辺裕太さんが担当し、黒田貴子主任研究員が出演して実験施設を説明いたしました。

写真:撮影の様子
黄川田仁志衆議院議員、大野敬太郎衆議院議員、小林鷹之衆議院議員が海技研を視察
2017/04/07
黄川田仁志衆議院議員、大野敬太郎衆議院議員、小林鷹之衆議院議員が海技研を視察

 黄川田仁志衆議院議員、大野敬太郎衆議院議員、小林鷹之衆議院議員が4月6日(木)に来所され、実海域再現水槽、深海水槽、高圧タンク、操船リスクシミュレータ、AUV(自律型無人潜水機)、氷海船舶試験水槽を視察されました。
 各施設では、説明担当の研究員に対し熱心にご質問され、活発な質疑応答をさせていただきました。

写真左:深海水槽での造波デモをご覧いただく
写真中:操船リスクシミュレータで見張り業務を体験される
写真右:AUV担当研究者に対しに熱心にご質問される
B&G東京湾海洋体験アカデミー、海技研で特別講座
2017/03/31
B&G東京湾海洋体験アカデミー、海技研で特別講座

 B&G東京湾海洋体験アカデミー2017春季特別講座の一環として、小中学生26名が3月29日(水)海技研を訪問しました。海技研職員による研究所の紹介の後、紙芝居師なっちゃんが水中ロボットのオリジナル紙芝居を公演しました。その後、3班に分かれて氷海船舶試験水槽、深海水槽の見学と、操船リスクシミュレーターで舵輪を回したり双眼鏡での見張りなどを体験しました。
 B&G東京湾海洋体験アカデミーは、将来的に海の仕事や活動に携わる人材を育てることを目的とした公益財団法人ブルーシー・アンド・グリーンランド財団主催の海洋教育事業です。

写真左:紙芝居師なっちゃんによる公演
写真中:氷海船舶試験水槽の見学
写真右:深海水槽の見学
東京女子大学の竹内健蔵教授及び学生が施設見学
2017/03/31
東京女子大学の竹内健蔵教授及び学生が施設見学

 東京女子大学現代教養学部の竹内健蔵教授及び学生他計5名が、3月24日(金)、当研究所の研究施設(実海域再現水槽、AUV、操船リスクシミュレータ、図書館)を見学されました。各施設では、研究員の説明に対して熱心にご質問されるなど、当研究所の取組について理解を深めていただきました。

写真:実海域再現水槽
研究施設の一般公開、イベント内容が決定
2017/03/27
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所   電子航法研究所
独立行政法人 自動車技術総合機構       交通安全環境研究所

研究施設の一般公開、イベント内容が決定


 海上技術安全研究所、電子航法研究所及び交通安全環境研究所が、4月23日(日)に合同で開催する研究施設の一般公開のイベント内容が決定しました。下記に挙げたのはその一例です。詳細は、別紙のパンフレットをご覧ください。詳細は、別紙(パンフレット)をご覧ください。
 このイベントは毎年4月に行われる「科学技術週間」の行事の一環として、東京都三鷹市から調布市にかけて隣接する3研究所が合同で、一般の方々に公開しているものです。日ごろの研究活動の一部や私たちの今後の取り組みなどをご覧いただきます。事前の申し込み等は必要なく、入場無料です。同日は隣接する宇宙航空研究開発機構も一般公開し、4研究所でスタンプラリーを実施します。

■海上技術安全研究所
◆水槽上を走る台車に乗る(写真)
 世界最大級400m試験水槽の上を走る台車に乗ります。
◆波のダンスショー
 実海域再現水槽で大きな波を起こし絵も描きます。
◆水中ロボットを紹介
 海底を調査するロボットたちを展示します。
◆強風体験
 風を起こす施設に入って強風を体験します。
◆波で模様を描く
 深海水槽で波を使って、文や模様を描きます。

■電子航法研究所
◆電波無響室(写真中央)
 日本最大級の電波実験スタジオを公開します。
◆航空機監視システムを紹介
 実際に飛行する航空機をモニタ画面で表示します。
◆航空機監視システムを紹介
 実際に飛行する航空機をモニタ画面で表示します。
◆航空管制を学ぶ
 空港や上空を真上から見たシミュレータが見学できます。
◆航法システムを紹介
 航空機の離着陸時や巡航中に使用する装置を紹介します。
◆紙飛行機大会
 飛行の原理が学べるペーパークラフト教室を開催します。

■交通安全環境研究所
◆鉄道用台車試験設備(写真右)
 列車がカーブを曲がる様子を実物と模型で紹介します。
◆霧体験
 人工的な霧が発生する部屋の中でライトの見え方を体験します。
◆最新技術自動車展示
 最新の安全技術、環境技術を搭載した乗用車を紹介します。
◆トラック・バス走行実験
 排出ガスや燃費を調べる施設で、車が走行しているときの走行風を実際に体験します。

【お問い合わせ先】
海上技術安全研究所  0422-41-3005 http://www.nmri.go.jp/
電子航法研究所    0422-41-3168 http://www.enri.go.jp/
交通安全環境研究所  0422-41-3207 http://www.ntsel.go.jp/
海技研「船舶海洋工学研修」参加者募集 
2017/03/24
海技研「船舶海洋工学研修」参加者募集
東京ほか、全国6カ所でも開催


 海上技術安全研究所は6月5日(月)から6月22日(木)まで土日を除く14日間、「船舶海洋工学研修」を開講し、参加者を募集します。研修は海上技術安全研究所(三鷹)のほか、テレビ会議システムを利用し、全国6カ所のサテライト会場においても受講することができます。同研修は、大学における造船専門教育カリキュラムの減少や造船系大学卒の就業者が減少していることを踏まえ、若手研究員及び若手技術者が船舶海洋工学の基礎知識を短期集中で習得することを目的としています。

    ※詳しくはこちらの 別紙(PDF)をご覧ください 


                   記
1.開催時期

  平成29年6月5日(月)~6月22日(木)(土日を除く14日間)

2.会場及び受講者数(詳しくは上記別紙参照)

 【本会場】
  海上技術安全研究所  受講者:50名
 【サテライト会場】(テレビ会議システムにより本会場と質疑を含めた双方向授業)
  ○東日本造船技能研修センター   受講者:10名
  ○相生技能研修センター      受講者:10名
  ○因島技術センター        受講者:10名
  ○今治地域造船技術センター    受講者:50名
  ○大分地域造船技術センター    受講者:20名
  ○長崎地域造船造機技術研修センター    受講者:10名

3.講義内容・講師など

 各会場とも海技研本会場と同じ研修カリキュラムになります。船舶海洋工学概論、流体力学(基礎・応用)、船体抵抗、推進性能、運動(基礎・応用)、材料力学、構造力学、熱力学、基本計画、艤装、運航、各講義の確認試験。講師は主として船舶海洋系大学教授、准教授、海技研職員で、理系大学卒業の初任技術者を想定した講義内容となります。

4.受講料

講義テキスト代の実費

5.申込先

【本会場】    海上技術安全研究所 企画部 吉村健志 
         0422-41-3024 kenkyu-gyomuka@nmri.go.jp
【サテライト会場】日本中小型造船工業会 総務部 村上浩章 
          03-3502-2063 murakami@cajs.or.jp

6.申込期限

 平成29年4月27日(木)
平成30年4月採用「研究員募集のお知らせ」
2017/03/17
平成29年3月20日
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
海上技術安全研究所


平成30年4月採用研究員募集のお知らせ


 海上技術安全研究所は、平成30年4月採用の研究員募集を行っております。
詳しくは、採用情報をご覧下さい。


【お問い合わせ】
海上・港湾・航空技術研究所 総務部人事課職員係
 TEL:0422-41-3017
 FAX:0422-41-3026
研究成果反映の推薦航路を国際機関で合意
2017/03/17
研究成果反映の推薦航路を国際機関で合意

 3月6日~10日に開催された国際海事機関(IMO)第4回航行安全・無線通信・捜索救助小委員会(NCSR 4)において、当所が実施した研究(*)成果に基づき、伊豆大島西方沖に推薦航路を設定するとの我が国の提案が合意されました。この推薦航路は、本年6月に開催される第98回海上安全委員会で採択された後、海図に記載される予定です。

注(*) 当所は、海上交通流シミュレーションシステムを構築し、海上保安庁の第3次交通ビジョン「船舶交通の安全・安心を目指した取組み-準ふくそう海域の安全対策-AIS仮想航路標識等を活用した安全対策の推進」の一環として、伊豆大島西方海域をモデル海域とした安全対策推進に参画し、推薦航路の基線案を設計・選定しました。 

NCSR4の開催結果は、国土交通省のホームページをご覧ください。
http://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji06_hh_000142.html

図は推薦航路の設置位置(左:海上保安庁提供)と推薦航路導入後の遭遇頻度の評価結果の例(右)
船舶用CFDセミナー開催 開発状況及び適用事例を紹介
2017/03/14
船舶用CFDセミナー開催
開発状況及び適用事例を紹介


 海上技術安全研究所は東京都港区で9日、「第11回 船舶用CFDセミナー」を開催し、CFD(Computational Fluid Dynamics、数値流体力学)ソフトウェアの開発状況を説明したほか、適用事例が2例紹介されました。
 ソフトウェアの開発状況では、船型最適化支援ソフトウェア「AutoDes」の最新バージョンを紹介し、重合格子生成システム「UP_GRID」と重合格子対応ソルバー「NAGISA」の開発状況などを説明しました。
 適用事例では、「UP_GRID」と「NAGISA」を使用した波浪中シミュレーション結果などが紹介されました。

 海技研が提供しているCFDは国内の多くの造船所で使用いただいており、年々、その機能が拡大しています。
「ブラックカーボンの計測」と「PMの計測」の実験を公開
2017/03/02
「ブラックカーボンの計測」と「PMの計測」の実験を公開

 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所(うみそら研:大和裕幸理事長) 海上技術安全研究所(大谷雅実所長)は3月13日(月)に「船舶から排出されるブラックカーボン(BC)の計測」と「PM(粒子状物質)捕集装置を利用した、EC(元素状炭素)の計測」の実験を公開します。
 船舶から排出されるガス中のPM(粒子状物質)は様々な物質から構成されています。その中にブラックカーボン(BC)も含まれ、その実態は光吸収能が高い元素状炭素(EC)です。現在、北極海域の雪氷上に落ちたスス(BC)が太陽光を吸収して雪氷を溶かすことが問題になっており、IMO(国際海事機関)の汚染防止・対応(PPR)小委員会では、BC規制の必要性について検討中です。
 公開実験では、BCとPMの計測について、それぞれの研究者が説明を行います。その後、第1部「ブラックカーボンの計測」では4ストロークエンジンを用いたフィルタースモークメータ(FSN)、光音響法による計測実験の様子をご紹介します。第2部「PM、ECの計測」ではPM計測に関連する機器とEC分析装置の見学を行うとともに、可搬式捕集装置をご紹介します。詳細はこちらをご覧ください。

日時:平成29年3月13日(月)13:30~(13:00受付開始)
  「BCの計測、IMOの動向について」 13:30~14:00
  「PM、ECの計測について」     14:00~14:30
  第1部 <BCの計測>        14:50~15:10  15:20~15:40
  第2部 <PM、ECの計測>      14:50~15:10   15:20~15:40

 本館1階会議室で説明したあと、2チームに分かれて、それぞれの試験場へ移動して公開実験を開始します。

※申し込みは終了させていただきました。ありがとうございました。
スペイン風力発電協会一行が施設見学、意見交換
2017/03/01
スペイン風力発電協会一行が施設見学、意見交換

 スペイン風力発電協会及び会員の2機関、12社が2月28日に来訪し、研究施設を見学し、研究者と意見交換を行いました。一行は3月1日から開催の第5回風力発電展「Wind Expo 2017」の視察のために来日したもので、28日は午前中に日本企業とセミナーを行い、午後に海技研を来訪したものです。
 来訪した一行に対し、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所の大和裕幸理事長が歓迎のスピーチを行い、それに対しスペイン風力発電協会Mr. Antonio Ceña (Technical Coordinator)が来訪者全員を大和理事長に紹介し挨拶しました。見学した施設は、深海水槽、変動風水洞、実海域再現水槽で、それぞれの施設で研究者の説明に強い関心を示していました。
 見学の後、風力関係の研究者と意見交換を行いました。スペイン側からは、「海外の機関、企業との共同研究、提携はないのか」などの質問があり、日本の企業や機関との協力に関心を持っている様子がうかがえました。

 スペイン風力発電協会のホームページ:http://www.aeeolica.org/en/

写真左:大和理事長に全員を紹介(右)
写真中:深海水槽を見学
写真右:研究者と意見交換
スリランカ沿岸警備庁幹部が施設見学
2017/02/23
スリランカ沿岸警備庁幹部が施設見学

 スリランカ国沿岸警備庁(Sri Lanka Coast Guard: SLCG)のガジャマンゲ技術幹部(Commodore CH Hewa Gajamange, Director (Engineering))が21日、海上技術安全研究所を訪問し、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所(うみそら研)の大和裕幸理事長を表敬するとともに、施設見学を行いました。
 ガジャマンゲ氏は、同国の海上安全能力向上計画の 一環として、日本の無償資金協力によって建造される、高速巡視艇2隻の入札立会い及び契約のために来日しました。来日を機に、国際的にも有名な海技研の研究施設の見学を希望されたものです。
 21日は、大和理事長表敬の後、400m水槽、実海域再現水槽、変動風水洞、水中機器整備棟を見学し、施設案内の研究者と熱心に意見を交わされていました。

写真左:ガジャマンゲ氏(左)と大和理事長(右)
写真中:実海域再現水槽で研究者の説明を受ける
写真右:水中機器整備棟で水中ロボットを見学
Shell Ocean Discovery XPRIZEへの挑戦 超広域高速海底マッピングに関する共同研究の始動
2017/02/17
Shell Ocean Discovery XPRIZEへの挑戦
超広域高速海底マッピングに関する共同研究の始動

 海上技術安全研究所は、東京大学生産技術研究所、海洋研究開発機構、九州工業大学、三井造船、日本海洋事業、KDDI総合研究所と共同で、超広域高速海底マッピングをミッションとする共同研究チーム「Team KUROSHIO」を結成し、同内容についての技術を競う国際コンペティション「Shell Ocean Discovery XPRIZE」における技術提案審査を通過し、今年9月頃に開催される実海域試験(Round 1)へ進出しました。2月17日に合同記者会見で発表しました。
 Round 1には世界13カ国から21チームが進出します。Team KUROSHIOはRound 1に進出する日本唯一のチームとして、困難な課題をクリアすべく全力でまい進する所存です。
詳細はこちらをご覧ください。

XPRIZEの詳細は、ホームページをご覧ください。
http://oceandiscovery.xprize.org/press-release/21-semifinalist-teams-advancing-7m-shell-ocean-discovery-xprize

写真左:記者会見場の様子
写真右:Team KUROSHIOメンバーの集合写真:海技研から若手研究者2名が参加している(東京大学総合研究実験棟前)
第11回 船舶用CFDセミナーを開催
2017/02/16
第11回 船舶用CFDセミナーを開催


 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所は3月9日、第11回船舶用CFDセミナーを開催します。

 セミナーではNMRI CFDをご使用中の皆様、新たなご使用を検討いただける方々を対象に、開発中のCFDソフトウェア(自動船型変形機能を含む格子生成ソフトウェアAutoDes、重合格子生成システムUP_GRID、重合格子対応ソルバーNAGISA)の新機能などに加えて適用事例のご紹介を予定しております。

1. 日時:平成29 年3 月9 日(木)13:15~16:10(受付は13:00 から)
2. 場所:TKP品川カンファレンスセンター8階 カンファレンスルーム8D
    (東京都港区高輪3-26-33. JR品川駅高輪口より徒歩1分)

※申し込みは終了させていただきました。ありがとうございました。※

写真左:押し出し法による船尾フィン格子
写真右:波浪中推進状態における船尾流場
第32回北方圏国際シンポジウム「オホーツク海と流氷」に出展
2017/02/15
第32回北方圏国際シンポジウム「オホーツク海と流氷」に出展


 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所は、「第32回北方圏国際シンポジウム『オホーツク海と流氷』」(主催:紋別市)に出展します。期間中に松沢主任研究員が「北極海航路を通航する船舶の船速低下の分析」を、長谷川賢太研究員が「北極海における海氷運動に適したオプティカルフロー計算法の開発」を発表します。
 紋別市では「北方圏国際シンポジウム『オホーツク海と流氷』」を1986年から開催しています。北方圏の産業、経済の発展および生活、文化の創造を目的として、国内外から多数の学術研究者が参加し、氷海に関わる研究発表や情報交換を行っています。32回目となる今回は2月19日から22日まで、北海道紋別市で開催され、学術分科会、講演会、市民公開講座、展示などで構成されます。


写真は昨年の様子でシンポジウム会場(左)、ポスター展示(右)
研究施設の一般公開、4月23日(日)に開催
2017/02/06
研究施設の一般公開、4月23日(日)に開催


 海上技術安全研究所、電子航法研究所及び交通安全環境研究所は、平成29年4月23日(日)に合同で研究施設を一般公開いたします。このイベントは毎年4月に行われる「科学技術週間」の行事の一環として、東京都三鷹市から調布市にかけて隣接する3研究所が合同で、一般の方々に公開しているものです。日ごろの研究活動の一部や私たちの今後の取り組みなどをご覧いただきます。事前の申し込み等は必要なく、入場無料です。
 同日は隣接する宇宙航空研究開発機構(JAXA)も一般公開し、4研究所でスタンプラリーを実施します。詳細は3月に発表いたします。

【問い合わせ先】
海上技術安全研究所  電話0422-41-3005 http://www.nmri.go.jp/
電子航法研究所    電話0422-41-3168 http://www.enri.go.jp/
交通安全環境研究所  電話0422-41-3207 http://www.ntsel.go.jp/

◆前回の一般公開の模様◆
左 :【海上技術安全研究所】風のトンネルで強い風を体験できます
中央:【電子航法研究所】みんなで実験用航空機の紙飛行機を作りました
右 :【交通安全環境研究所】列車のシミュレータで路面電車の運転を体験

※今回の公開施設やイベント内容は、前回のものから変更になる場合もあります。

フィンランド運輸省からアイスクラス試験認証を取得  氷海水槽で模型航走実験を公開
2017/01/31
フィンランド運輸省からアイスクラス試験認証を取得
氷海水槽で模型航走実験を公開

 耐氷船規則のデファクトスタンダードであるFinnish-Swedish Ice Class Rules(FSICR)では耐氷船階級(アイスクラス)に応じて満足すべき構造強度、プロペラ及び軸系の強度並びに主機関の出力に関する要件が定められています。このうち主機出力要件は氷海水槽試験で求めることができるとされており、海技研の氷海水槽は、FSICRを所管するTrafi(Finnish Transport Safety Agency)から、その手法が妥当であることについて認証を取得しております。
 海技研の氷海水槽がTrafiから認証を取得したのは、長年にわたる氷海研究能力の水準が客観的に高く評価されたものといえます。これにより北極海航路や氷海用船舶に関する研究の幅がさらに広がります。また、氷海水槽でFSICR主機出力要件の確認も可能となったことから、国内におけるアイスクラス船の建造にも貢献することができるようになりました。

 海技研では、1月25日にFSICR及びそのガイドラインに規定されている方法に則って氷中の航走試験を実施し、約60名の関係者を招いてその様子を公開しました。はじめに宇都正太郎特別研究主幹が、氷海水槽および実験の概要について説明した後、実験を見学いただきました。実験では、ばら積み貨物船が規則で定められた特殊な氷海中を5ノットで航行する状況を再現しました。詳細はこちらをご覧ください。

写真左:実験概要を説明する宇都特別研究主幹
写真右:氷中の航走試験
国際試験水槽会議の専門家委員会開催
2017/01/23
国際試験水槽会議の専門家委員会開催

 国際試験水槽会議(ITTC)実運航性能に関する専門家委員会(PSS)が1月18日から20日の3日間、海上技術安全研究所で開催されました。ITTCは国際的な水槽試験の手順、解析法策定などに大きな影響力を持つ会議です。
 今回のITTC/PSSでは、海上試運転実施・解析法のITTC推奨手法の改訂版の作成、実運航性能評価法の検討が討議されました。討議結果は今後の規則改訂などに反映されます。

 <参考>
ITTC(International Towing Tank Conference):船舶試験水槽を持つ世界各国93の産官学機関が加盟する組織。船舶模型試験や実船試験の標準的な手法の提言、国際海事機関(IMO)への協力などを通して、船舶や海洋構造物の性能向上、安全性向上に貢献している。
PSS(Performance of Ships in Service):2011年に設置されたITTCの専門家委員会。海上試運転で波、風等の影響を修正し平水中速力を求める方法等を検討している。

写真左:歓迎スピーチをする大和裕幸・うみそら研理事長
写真右:メンバーの集合写真(海技研本館前)
2017年1月、海技研内にMIJAC三鷹サテライトオフィスを開設
2016/12/22
2017年1月、海上技術安全研究所内に
MIJAC三鷹サテライトオフィスを開設


 株式会社マリタイムイノベーションジャパン(本社:東京都品川区、代表取締役社長 信原眞人、以下MIJAC)は、来年1月11日に国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所(東京都三鷹市、理事長 大和裕幸、以下うみそら研) 海上技術安全研究所(所長 大谷雅実、以下海技研)内に「海技研内MIJAC三鷹サテライトオフィス」を開設します。

 以前よりMIJACと海技研は、省エネ船の開発、騒音対策等の共同研究を実施しております。MIJACが海技研内にサテライトオフィスを開設することにより、両者の共同研究が更に発展することが期待されます。海技研内にサテライトオフィスを開設するのは、MIJACが初めてとなります。

 2016年12月2日に行われた海技研100周年記念事業における基調講演にて大和理事長は、企業、大学、国立研究開発法人、国、海外諸機関などが研究・技術に関する交流や連携を図り海技研との共同研究を促進する場として海技研内に「三鷹オープンイノベーションリサーチパーク(仮称)」を開設し、共同研究企業を招致することを検討している旨発表しました。今回の三鷹サテライトオフィス開設は、構想実現へ向けた第一歩といえます。

船舶事故防止スマートフォンアプリを使った海上実験を実施
2016/12/22
船舶事故防止スマートフォンアプリを使った海上実験を実施

 海上安全技術研究所は、12月14日から16日に「船舶事故防止スマートフォンアプリを使った海上実験」を実施しました。
 我が国の周辺では、毎年2,000隻以上の船舶事故が発生しており、そのうち7割以上を小型船舶の事故が占めています。
 国土交通省では、小型船舶の事故を未然に防止することを目的として、他船の接近や自船の危険海域への接近を警告する機能等を持つスマートフォンアプリの普及を図ることとしており、スマートフォンアプリに推奨される要件のガイドライン作成を検討しています。

 弊所は、そのための調査を国土交通省からの請負研究「船舶衝突事故防止のための基礎調査」として実施しており、12月15日には当該ガイドラインを検討している「スマートフォンを活用した船舶事故防止分科会」の委員や関係者等へ公開し、31名が参加しました。同日の海上実験では、弊所の田村研究統括監が実験概要を説明した後、東京海洋大学の調査・研究船「やよい」と日本小型船舶検査機構の業務用艇「FAIR WIND Ⅱ」の2隻を使用し、スマートフォンアプリにて、①表示機能確認(航行中の自船及び他船の位置表示)、②接近警報検証(接近した2隻への警告発報)を実施しました。

長尺平板高精度抵抗計測装置を開発
2016/12/21
長尺平板高精度抵抗計測装置を開発
世界初、新方法で大型模型の摩擦抵抗評価が可能に


 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所(大和裕幸理事長) 海上技術安全研究所(大谷雅実所長)と中国塗料株式会社(植竹正隆社長)は、長さ14mの長尺平板を用いて摩擦抵抗を高精度に計測する装置を世界で初めて開発しました。装置の開発により船体表面の粗度形状特性と摩擦抵抗の関係解明が大きく促進することが期待でき、摩擦抵抗の少ない塗料の開発が進むものと期待できます。この研究は、国土交通省の「次世代海洋環境関連技術開発支援事業」及び一般財団法人日本海事協会の共同研究テーマ(船体塗膜粗度低減と粗度パラメーターから実船摩擦抵抗変化率を推定する方法の研究)として実施しました。
 船舶の抵抗のうち、造波抵抗、粘性圧力抵抗は、船型の改良に伴い、その比率が小さくなり、摩擦抵抗の割合が大きくなっております。そこで船舶の省エネ化を図るため、摩擦抵抗の低減が課題になっています。摩擦抵抗低減の手段として、低摩擦抵抗塗料の開発と実用化が進んでいますが、摩擦抵抗を精度よく計測する装置がありませんでした。
 開発した装置は、繰り返し試験のばらつき(分布)が0.1%以下という極めて精度が高い装置です。この高精度は、長尺平板と二重ブランコとフロートを組み合わせた曳航装置による世界初の方法により達成されました。
 14m長尺平板高精度抵抗計測装置を用いた試験は、12月2日に開催されました「海上技術安全研究所100周年記念講演会」における施設見学会で披露されました。

ご参考:14m長尺平板の試験
 14m長尺平板(全長14.43m、厚み1cm、喫水0.81m)は薄くて長いため、波を発生し難く、摩擦抵抗を精度よく評価することが可能です。この試験のために、新しく曳航試験装置を開発しました。
 アルミニウム製平板には浮力がなく、平板を浮かせ、転覆しないようにするため、左右両舷にフロートを設置しました。平板は両側のフロートからブランコで吊り下げられる構造であり、平板にかかる力のみを計測できます。さらに無塗装の滑面平板と、舶用塗料を塗装した塗膜平板の計測を行うことで、形状抵抗や造波抵抗、フロートの干渉等の影響を排除し、塗膜面の摩擦抵抗の違いを評価できます。
 試験は、海上技術安全研究所の400m水槽で、最大曳航速度4m/sで実施しました。滑面、塗膜面ともに繰り返し試験の結果が0.1%以下の範囲に分布し、計測精度が極めて高いことが証明されました。
 海技研は、これまで2mの平板試験の結果からの仮説により推定法を考案してきましたが、2mの平板と全長100m~300mの実船の中間となる、14m長尺平板の試験を実施することで、より実船に近い環境を再現しての試験が可能となり、推定法の精度が向上することが期待できます。

(写真)14m長尺平板試験の様子
3機の複数AUVと洋上中継器の同時運用で全自動海底調査
2016/12/16
3機の複数AUVと洋上中継器の同時運用で全自動海底調査
世界初成功、熱水地帯で調査


 海上技術安全研究所は、自律型無人潜水機(AUV)3機(航行型2機、ホバリング型1機)と洋上中継器で構成した海底探査ユニットを伊豆大島南東沖および初島南東沖に展開し、海底熱水地帯の全自動調査に成功しました。
 無人機である洋上中継器による管制のもと、複数機のAUVを実海域に同時展開し、実用任務としての海底調査を全うしたのは世界初の成果です。
 今回の調査では、東洋建設株式会社が新造した自航式多目的船「AUGUST EXPLORER」を支援船として、海底探査を行い、非専用船でも運用できることを検証しました。

※詳細はこちらの別紙PDFをご参照ください。

 
三鷹市公会堂で100周年記念講演会開催
2016/12/13
三鷹市公会堂で100周年記念講演会開催


 海上技術安全研究所は、その前身である逓信省管船局船用品検査所が大正5年(1916年)7月に発足し、今年100周年を迎えました。これを記念して12月2日、三鷹市公会堂で「100年を振り返り、そして未来へ」と題して記念講演会、海上技術安全研究所で祝賀会を開催しました。
 
 大谷雅実所長の開会挨拶の後、永松健次国土交通省海事局次長殿、清原慶子三鷹市長殿のご挨拶をいただきました。続いて海技研OBの親睦会「研友会」の会長でもある、北川弘光元運輸省船舶技術研究所長、そして中西堯二元独立行政法人海上技術安全研究所理事長(海技研初代理事長)に、船舶技術研究所や独立行政法人となった海上技術安全研究所の研究、経営課題や注力されたことなどを披露していただきました。

 討論の部においてまず、基調講演として大和裕幸国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所(うみそら研)理事長が100年を振り返るとともに、海技研、うみそら研の将来像、目指すべき方向について述べました。大和理事長は、「海事クラスターの拠点、三鷹オープンイノベーションリサーチパークへの展開を進めたい」との抱負を話しました。 

 つづいてパネルディスカッションでは、大和理事長がコーディネータを務め、今後の当研究所が進むべき方向性について議論していただきました。パネリストは、海野光行日本財団常務理事、太田垣由夫ジャパンマリンユナイテッド副社長、川越美一商船三井常務執行役員、高木健東京大学大学院新領域創成科学研究科教授、田淵一浩国土交通省海洋・環境政策課長、森本繁ヤンマー専務取締役の各氏です。
 パネリストの皆様からは、海技研に対し研究の実行力の強化、産学官のプラットフォーム機能の構築、そして人材育成や情報発信についての期待が寄せられました。

 このほか、国際海事機関の林基澤(イム・ギテク)事務局長がビデオレターで海技研100周年の祝福メッセージを届けられました。

【講演】
「船舶技術研究所38年の歴史を振り返って」
   北川弘光

「国立研究所から独立行政法人へ」
   中西堯二

【基調講演】
「100年を振り返り、そして未来へ」
   大和裕幸

【パネルディスカッション】
「日本財団における取り組みについて~海への好奇心を持ち、行動を起こすムーブメント」
   海野光行

「海技研100周年に寄せて」
   太田垣由夫

「船舶維新NEXT~MOL SMART SHIP プロジェクト~」
   川越美一

「海洋開発のための協創プラットフォームの提案」
   高木 健

「海事局の技術政策について」
   田淵一浩

「海上技術安全研究所に期待すること」
   森本 繁

【ビデオレター】
https://www.youtube.com/watch?v=pSk4-MhnCtY
   林基澤

(写真左)清原慶子 三鷹市長
(写真中)パネルディスカッション
(写真右)祝賀パーティー
マレーシア・サバ大学の学生・教員が海技研訪問
2016/11/25
マレーシア・サバ大学の学生・教員が海技研訪問

 マレーシアのサバ大学の学生、教員合わせて10名、それに引率の電気通信大学のマレーシア人教員1名の合計11名が25日、海上技術安全研究所を訪問し、研究施設を見学するとともに、研究者と意見を交わしました。

 サバ大学の10名(学生8名、教員2名)は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が主催する日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)で招請され、来日しました。日本の科学技術の紹介を受けることが主な目的です。

 11名は海技研で研究所紹介ビデオを見た後、研究者から研究施設の説明を受け、質疑を交えながら興味深そうに見入っていました。海技研を訪問した後、隣接する宇宙航空研究開発機構(JAXA)の見学に向かいました。

大和理事長が基調講演 香川県地域経済牽引産業高度化促進シンポジウム開催
2016/11/15
大和理事長が基調講演
香川県地域経済牽引産業高度化促進シンポジウム開催

 香川県は11月7日、県内造船・舶用企業、大学などの教育機関、自治体関係者約110人の出席のもと、造船産業の更なる発展をテーマとした「香川県地域経済牽引産業高度化促進シンポジウム」を開催しました。
 シンポジウムでは、海上・港湾・航空技術研究所(うみそら研)の大和裕幸理事長により、「四国の船舶産業の向かうべき方向について」と題し基調講演が行われるとともに、パネルディスカッションが行われました。

 基調講演で大和理事長は、日本の建造量の約3割のシェアを有する四国の造船産業発展のためには、産学官が連携し、研究開発力向上、生産性向上、及び造船人材の確保・育成への取り組みが急務であり、そのためには希少糖プロジェクトのような地域発のイノベーション創出の成功事例が参考になると指摘しました。

 パネルディスカッションでは、大和理事長がコーディネーターを務め、四国ドックの宗田勝社長、マキタの槙田實会長、今治造船の藤田均常務取締役、国土交通省海事局の宮武宜史船舶産業課課長、香川大学の石原秀則准教授、香川県商工労働部の佃昭参事の6名のパネラーが「造船産業の高度化を促進する産学官の連携体制にあり方について」それぞれの立場から意見交換を行いました。
 人口減少が進む香川県では、造船・舶用企業と地元教育機関が連携を強化し、魅力ある産業としてのPRや女性の活躍できる環境の整備、長期のインターンシップ制度の導入や人材交流の拠点作りなど、造船人材育成への取り組みが特に重要であるなどの発言がありました。
海技研参画プロジェクトがグッドデザイン賞に
2016/10/28
海技研参画プロジェクトがグッドデザイン賞に

 海上技術安全研究所が参画したプロジェクトがグッドデザイン賞を受賞しました。受賞対象は、「再生可能エネルギーの利活用(離島発 風と水素による 循環型社会構築実証プロジェクト)」で、戸田建設が事業主体となり、海技研のほか一般財団法人日本海事協会、九州大学など9機関・社がディレクターとなって推進したものです。
 詳細はこちらをご覧ください。
 グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「総合的なデザインの推奨制度」です。

400m水槽50周年記念講演会を開催
2016/10/21
400m水槽50周年記念講演会を開催

 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所(略称:うみそら研、大和裕幸理事長)は19日、三鷹市にあるうみそら研海上技術安全研究所(海技研)で三鷹第二船舶試験水槽(400m水槽)50周年記念講演会を開催しました。講演及びパネルディスカッションを通して水槽の今後について意見を交わしました。国土交通省、大学をはじめ、造船、海運界の技術者、研究者と海技研の研究者など約150名が参加しました。

 講演会では、うみそら研の大和理事長が基調講演「試験水槽新時代に向けて」と題し400m水槽の実績や現在の世界の水槽不足や老朽化について言及し、水槽試験のロボット化、国際化など今後の新展開に期待を表明しました。続いて、海上技術安全研究所流体設計系の星野邦弘副系長が「新しい水槽試験技術」、流体設計系の上入佐光系長が「新技術開発のための水槽試験」と題して、現況の説明とともに次世代技術について様々な提案を行いました。

 外部講演者では、川重マリンエンジニアリング株式会社明石船型研究所の箙一之所長が「明石船型研究所の現状と将来について」、ジャパンマリンユナイテッド株式会社技術研究所試験解析グループの大森拓也グループ長が「長水槽の展望」、株式会社三井造船昭島研究所の木村校優技術統括部長が「水槽の現状や将来」、今治造船株式会社の藤田均常務取締役が「水槽計画のご紹介」、三菱重工業株式会社総合研究所研究部流体第一研究室の松本大輔主席研究員が「三菱長崎水槽の現状と将来の展望」、広島大学大学院工学研究院エネルギー・環境部門の安川宏紀教授が「広大水槽の現状と将来像」と題して、講演を行いました。

 パネルディスカッションは、海技研の谷澤克治特別研究主幹がモデレータ、講演者がパネラーとなって、水槽試験の高効率化、新しい計測技術の開発動向、水槽ビジネスの戦略等、水槽の将来像について議論を交わしました。

 400m水槽は、長さ400m、幅18m、深さ8mで1966年10月に稼働を開始しました、現在もなお国内最大の曳航水槽です。超高速船、省エネ船型、省エネ装置の開発など、その時々の要請に対応する開発が進められてきました。おそらく世界最長の模型船である50m長尺平板模型船による空気潤滑法の試験も実施しています。

衝突安全性に優れた造船用鋼板「NSafe®-Hull」を採用したばら積み船が日本海事協会からClass Notationを世界で初めて取得
2016/10/20
衝突安全性に優れた造船用鋼板「NSafe®-Hull」を採用したばら積み船が日本海事協会からClass Notationを世界で初めて取得


 新日鐵住金株式会社が開発した、衝突安全性に優れた高延性造船用鋼板「NSafe®-Hull(エヌセーフハル)」を採用した大型ばら積み船が、このたび一般財団法人日本海事協会よりClass Notation(船級符号への付記)を世界で初めて取得しました。

 今回Class Notationが付与されたのは、2014年に今治造船株式会社が建造した大型ばら積み船で、貨物倉船側部、燃料タンク部などの高い衝突安全性が求められる場所に合計約3,000トンの「NSafe®-Hull」が採用されています。「NSafe®-Hull」は鋼板の延びに優れるため、船舶の衝突時においても、従来の鋼材に比べて船体に穴が開きにくくなります。これは鋼板の延性と船舶の衝突安全性に関する新日鉄住金、今治造船、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所(理事長:大和裕幸、東大名誉教授)海上技術安全研究所(所長:大谷雅実、以下「海技研」)による共同研究を経て、日本海事協会の協力のもと船舶への適用が実現しました。

※詳細はこちらの別紙PDFをご参照ください。

 
福戸運航・物流系長が弓削で出前講座 自律船の研究動向を紹介
2016/10/20
福戸運航・物流系長が弓削で出前講座 自律船の研究動向を紹介

 運航・物流系の福戸淳司系長は愛媛県上島町弓削島で「船舶自動運転化の最新動向について」と題する講演を行いました。

 弓削商船高等専門学校技術振興会が主催する第11回「ものづくり」技術・経営情報交換会が10月14日に、弓削島のせとうち交流館ホールで開催され、福戸系長はその基調講演を担いました。福戸系長は講演で自律船の概念や海外及び国内の研究動向を紹介しました。

 技術・経営情報交換会には、技術振興会の会員やしまなみ地域企業の関係者、一般の方々、同校の学生など多数が参加しました。

 同会では、さらに、石油製品の生成や価格決定要因、四国地区の経済動向と世界経済の関係、マイクロバブルによる滑走艇の抵抗低減、四国地区の中小企業支援に関する講演がありました。また、事前に行われた昼食会では、今治造船を始め、しまなみ地域企業の関係者と交流が行われました。

今治地域造船技術講演会を開催(結果)
2016/10/18
今治地域造船技術講演会を開催(結果)

 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所(略称=うみそら研:大和裕幸理事長)は10月15日(土)、今治市旧コンピュータカレッジにおいて、造船所や舶用メーカの多数の若手社員や今治工業高校の生徒などを対象に「平成28年度 今治地域造船技術講演会」を開催しました。

 同講演会は、今治地区における造船人材の育成をサポートするため、今治市及び今治地域造船技術センターの協力のもとうみそら研が主催しました。

 冒頭、講演会を後援する愛媛県今治市の菅良二市長から主催者(うみそら研)への謝辞、並びに、参加者に対し同講演が「海事都市今治」で開催される意義及び期待などが述べられました。また、来賓を代表し、国土交通省四国運輸局の瀬部充一局長が、ニッポン一億総活躍プランなど地方創生の一環として海事都市のイノベーションを推し進める行政の立場からも講演会開催は意義深い旨の挨拶がなされました。

 続いて、うみそら研の大和裕幸理事長(前東京大学理事・副学長)による基調講演「船舶産業における人材育成のあり方について」、並びに、海上技術安全研究所の谷川文章上席研究員から講演Ⅰ「挑戦する魅力にあふれる造船業の生産管理」、及び、松尾宏平主任研究員から講演Ⅱ「革新的技術が変える造船工場の未来」を行いました。

複数AUVと洋上中継器の実海域連接試験の成功
2016/10/13
複数AUVと洋上中継器の実海域連接試験の成功

 海上技術安全研究所(大谷雅実所長)は、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「次世代海洋資源調査技術(海のジパング計画)」の「AUV複数運用手法等の研究開発(高効率小型システム)」において開発した、航行型AUV 1号機(SIPAUV #1)、2号機(SIPAUV #2)と洋上中継器による実海域での連接試験を駿河湾で実施しました。

 SIPAUV #1、SIPAUV #2は、深度50m程度を設定された速度でウェイポイント通りに動き、洋上中継器はそれを順番に追って水上を動くことで、AUVと洋上中継器の連接の成功が確認されました。また、SIPAUV #1は、サブボトムプロファイラ(SBP)により、海底面下の地層を、SIPAUV #2は、マルチビームソナー(MBES)により、海底地形を計測しました。

 複数機のAUVと洋上中継器の連接は世界でも例がなく、AUV 2機の同時調査に加え、洋上中継器の活用により、調査船が別観測ができることを考慮すると、Ship Timeの有効活用に貢献されるとともに、調査効率が2倍以上に高まることが想定されます。

 今後、AUVの機数を増やし、同時展開することにより、さらなる調査速度の加速化を図る予定であり、今回の試験の成功が、日本のAUV産業の発展に寄与することが期待されます。

千田フェロー、経済産業大臣表彰を受賞
2016/10/13
千田フェロー、経済産業大臣表彰を受賞

 千田哲也フェロー(海上技術安全研究所前理事)は10月6日、「平成28年度工業標準化事業表彰」で経済産業大臣表彰を受賞しました。

 千田フェローは、2008年から2016年までISO(国際標準化機構)のTC8/SC2/WG5(船舶及び海洋技術専門委員会/海洋環境保護分科委員会/防汚塗装作業部会)のコンビーナとして、船底防汚塗料の海洋環境リスク評価に関する我が国発ISO規格3件の制定等を主導し、海洋環境の保護及び塗装作業者への健康被害防止に関する国際標準の作成に貢献しました。

 2001年に有機スズの使用を禁止するAFS条約が採択され、使用量が増大する非スズ系防汚塗料の環境問題に対する懸念が生じ、適切な評価手法が必要とされました。これらの標準は、海上技術安全研究所が水産総合研究センター等と連携して2001年度から2007年度まで実施した船底塗料用防汚物質の環境リスク評価手法の研究の成果をもとにしたもので、日本船舶技術研究協会で原案が作成され、我が国から提案されました。制定された国際標準は、日本塗料工業会の防汚剤及び防汚塗料の自主登録管理制度に活用されています。

今治地域造船技術講演会を開催
2016/10/05
今治地域造船技術講演会を開催

 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所(略称=うみそら研:大和裕幸理事長)は10月15日(土)、今治市旧コンピュータカレッジにおいて「平成28年度 今治地区造船技術講演会」を開催します。講演会では、うみそら研海上技術安全研究所の研究者による造船の生産管理、生産技術の技術講演を行います。研究所が造船技術講演会を開催するのは初めてです。

 日本有数の海事都市である愛媛県今治地区では、地域産業の将来を担う造船人材の育成に、産学官関係者から大きな期待が寄せられています。うみそら研は、今治地区における造船人材の育成をサポートするため、今治市及び今治地域造船技術センターの協力のもと、造船所や舶用メーカの入社5年程度までの若手社員や今治工業高校の生徒などを対象(定員100名)に技術講演を行います。

 うみそら研の大和理事長(前東京大学理事・副学長)による基調講演「船舶産業における人材育成のあり方について」、海上技術安全研究所の谷川文章上席研究員が「挑戦する魅力にあふれる造船業の生産管理」、松尾宏平主任研究員が「革新的技術が変える造船工場の未来」と題して技術講演を行います。

マリンテック副所長が海技研訪問
2016/10/04
マリンテック副所長が海技研訪問

 ノルウェーの海事研究機関、マリンテック(MARINTEK)のDr. Bård Wathne Tveiten副所長が4日、当所を訪問し、研究者と意見交換するとともに、研究施設を見学しました。見学したのは、実海域再現水槽、変動風水洞、氷海水槽、複合荷重試験装置です。
 マリンテックは、ノルウェー第3の都市で大学や研究機関が多い、トロンハイム市に本部と研究施設を構える世界有数の海事研究機関です。

(写真左)左から3人目がBård副所長
(写真中)氷海水槽の説明を受ける
(写真右)変動風水洞で意見交換
大野国土交通大臣政務官が海技研を視察
2016/10/03
大野国土交通大臣政務官が海技研を視察

 大野泰正・国土交通大臣政務官が9月30日(金)来所され、400m試験水槽、実海域再現水槽、荷重構造一体解析、鉄板曲げ加工支援システム、3次元VR(バーチャルリアリティ)塗装システム、AUV(自律型無人潜水機)、操船リスクシミュレータを視察されました。
 大野政務官は、本館会議室で海上技術安全研究所の研究内容や最近のトピックの説明を受けた後、各施設を見学され、研究者と活発に意見交換を交わされました。

国土交通省のホームページでも紹介しています。
http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_005007.html

(写真左)研究の説明を受ける
(写真中)400m水槽の模型曳航試験を見学
(写真右)ぎょう鉄のARを使った研究の説明を受ける
テクノオーシャン2016へ出展
2016/09/30
テクノオーシャン2016へ出展

 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所は、神戸市で10月6日(木)~8日(土)開催の「テクノオーシャン2016」に出展します。海技研単独のブース出展のほか、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の出展コーナーで自律型無人潜水機(AUV)の実機を展示します。
 単独ブースでは海洋開発や海洋再生可能エネルギー関連の研究開発を紹介します。SIPコーナーで展示するAUVは、長さ約4mの航行型です。
 このほか、海技研研究者による4件の研究発表を予定しています。4件の発表課題と発表者は次のとおりです。

・Development of Seafloor Mineral Processing for Seafloor Massive Sulfides
中島康晴・海洋開発系上席研究員

・A Data Compression Method by Dropping Most Significant Bits and its Application to Transmission of Position Data
瀬田剛広・海洋利用水中技術系主任研究員

・Obstacle Avoidance Method Appropriate for the Steep Terrain of the Deep Seafloor
岡本章裕・海洋利用水中技術系研究員

・Development of a Semi-Submersible Autonomous Surface Vehicle for Control of Multiple Autonomous Underwater Vehicles
篠野雅彦・海洋利用水中技術系グループ長

 さらに、共著が下記の1件で、水産研究機構の研究者が発表します。
・An Experimental System for Measurement of Dynamics of Damaged Ships
共著者は河村昂軌・流体性能評価系研究員

http://techno-ocean2016.jp/jp/

赤池参議院議員が海技研を視察
2016/09/16
赤池参議院議員が海技研を視察

 赤池誠章参議院議員が9月15日(木)来所され、400m試験水槽、実海域再現水槽、LNG船貨物タンク模型、鉄板曲げ加工支援システム、舶用ディーゼル機関及び点検支援システム、AUV(自律型無人潜水機)を視察されました。
 各施設では、説明担当の研究員に対し熱心にご質問され、活発な質疑応答をさせていただきました。

(写真左)400m水槽の曳航試験を視察
(写真中)機関点検システムを案内
(写真右)航行型AUVを研究者が説明
IMOで液化水素運搬船のワークショップ開催
2016/09/14
IMOで液化水素運搬船のワークショップ開催

 国土交通省海事局と海上技術安全研究所は共同で9月2日、IMO(国際海事機関)で「液化水素運搬船の安全要件に関する国際ワークショップ」を開催しました。11カ国および5の国際機関・団体から約60名が参加しました。詳細はこちらをご覧ください。

総合海洋政策本部参与会議の参与・有識者が施設見学
2016/09/09
総合海洋政策本部参与会議の参与・有識者が施設見学

 内閣官房総合海洋政策本部参与会議の参与(宮原参与・古庄参与・水本参与・前田参与)、外部有識者(東委員・市川委員)及び事務局(甲斐事務局長他)の御一行が、9月7日、当研究所の研究施設(深海水槽、高圧タンク、AUV、海洋構造物試験水槽、実海域再現水槽)を見学されました。
辻本グループ長「海の日」国土交通大臣表彰を受賞
2016/07/25
辻本グループ長「海の日」国土交通大臣表彰を受賞


 流体設計系実海域性能研究グループ 辻本勝グループ長が、平成28年「海の日」海事関係功労者国土交通大臣表彰を受賞し、表彰式が7月25日に国土交通省にて執り行われました。
 今回の受賞は、環境に優しい船舶を設計・建造するための高度な実運航性能の解析手法「VESTA」を開発・実用化し我が国造船業の国際競争力向上に寄与した功績が高く評価されたものです。
「海洋都市横浜うみ博2016」にブース出展
2016/07/20
「海洋都市横浜うみ博2016」にブース出展

 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所(大和裕幸理事長、略称:うみそら研)海上技術安全研究所は、横浜市で7月22、23日に開催される「海洋都市横浜うみ博2016」にブース出展します。
 海技研はメイン会場の「大さん橋ホール(大さん橋国際旅客ターミナル内)」で、海底熱水鉱床の模型とホバリング型および航行型AUVの模型を組み合わせたジオラマ(立体模型)、AUVの潜水風景(映像)、海技研の主な研究の説明(パネル展示)、海技研の紹介(映像)などを行います。
 横浜うみ博は、海技研も参加して昨年設立した「海洋都市横浜うみ協議会」が日本財団の協力を得て、子供から大人まで多彩な海の魅力を体感いただくイベントとして開催するものです。メイン会場の大さん橋ホールだけでなく、日本郵船歴史博物館、日本郵船氷川丸、三菱みなとみらい技術館、うみそら研港湾空港技術研究所などもサテライト会場として参加します。

http://umihaku.jp/about.html

(注:AUV=Autonomous Underwater Vehicle:自律型無人潜水機)
河村研究員、船舶海洋工学会から若手優秀講演賞
2016/07/11
河村研究員、船舶海洋工学会から若手優秀講演賞


 流体性能評価系耐航性能研究グループの河村昂軌研究員は、日本船舶海洋工学会から若手優秀講演賞を受賞し、7月7日に表彰式が執り行われました。

講演論文名:
GPUを用いたMPSコードの強非線形自由表面流れへの適用

著者:
河村昂軌、橋本博公(神戸大学)、小野寺直幸(流体性能評価系CFD研究グループ)

講演論文内容:
GPU(Graphics Processing Unit)を用いた粒子法シミュレーションプログラムを開発し、計算速度の観点から従来は解析が困難であった損傷船舶の浸水問題や石油タンクのスロッシング問題への適用が可能であることを示した。

写真は、河村研究員(左)と日本船舶海洋工学会東部支部の日野孝則支部長(右)

研究者が共訳のサブシー工学ハンドブック発行
2016/07/07
研究者が共訳のサブシー工学ハンドブック発行


 海洋開発系深海技術研究グループの正信聡太郎グループ長が翻訳者の一員として協力した、サブシー工学の入門書
 ・「サブシー工学ハンドブック第1巻『サブシー生産システム』」
 ・「サブシー工学ハンドブック第2巻『フローアシュアランスとシステムエンジニアリン
   グ』」
 ・「サブシー工学ハンドブック第3巻『サブシー構造物と機器』」
 ・「サブシー工学ハンドブック第4巻『サブシーアンビリカル,ライザー,フローライン』」
が海文堂出版から発行されました。

サブシーシステムに関して網羅的に解説された技術入門書は世界でもあまり例がなく、需要が高まっている海洋開発の技術者の裾野を広げるのに適した良書といわれています。

正信グループ長は、第3巻「サブシー構造物と機器」の第20章「パイプライン端部・ライン途中の構造物」と第21章「接続とジャンパー」の翻訳を担当しました。

※サブシー工学ハンドブック:Yong Bai、Qiang Bai著/尾崎雅彦 監訳
・第1巻「サブシー生産システム」
    A5判・416頁・定価(本体4,000円+税)、ISBN978-4-303-54001-2
・第2巻「フローアシュアランスとシステムエンジニアリング」
    A5判・296頁・定価(本体3,000円+税)、ISBN978-4-303-54002-9
・第3巻「サブシー構造物と機器」
    A5判・296頁・定価(本体3,000円+税)、ISBN978-4-303-54003-6
・第4巻「サブシーアンビリカル,ライザー,フローライン」
    A5判・176頁・定価(本体2,000円+税)、ISBN978-4-303-54004-3
http://www.kaibundo.jp/

『船舶の衝突リスク判断と自律操船に関する研究』が、国交省の「先進安全船舶技術研究開発支援事業」に採択
2016/06/29
『船舶の衝突リスク判断と自律操船に関する研究』が、
国交省の「先進安全船舶技術研究開発支援事業」に採択


 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所(大和裕幸理事長)海上技術安全研究所が参画する研究開発プロジェクトが、国土交通省の平成28年度「先進安全船舶技術研究開発支援事業」の対象事業に採択されました。
 採択されたのは、日本郵船株式会社、海技研などの7社が申請しました「船舶の衝突リスク判断と自律操船に関する研究」。海技研は、この中で「他船との衝突リスク判断を容易にする機能の開発」の研究を担当します。
 本支援事業は、海事産業の生産性革命(i-Shipping)の一環として、IoT (注)を活用した海運の安全性向上に資する技術研究開発を推進するために国土交通省が実施しているものです。また、本研究は一般財団法人日本海事協会との共同研究としても実施します。

(注)IoT :Internet of Things
 あらゆるモノがインターネットを介して繋がり、モノ同士が人の操作・入力を介さず、自律的に最適な制御が行われるという概念。

事業名称船舶の衝突リスク判断と自律操船に関する研究
事業概要他船との衝突リスク判断を容易にする機能の開発や、非常時における陸上からの遠隔操船、船橋の見張りを補助するための映像と航海計器情報を重ねた機器の開発により、事故の削減を図ると共に、船員の負担軽減等を図る。
事業者日本郵船株式会社、株式会社MTI、株式会社 日本海洋科学、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所、古野電気株式会社、日本無線株式会社、東京計器株式会社
BS-TBS「夕焼け酒場」で海技研の研究施設紹介
2016/06/15
BS-TBS「夕焼け酒場」で海技研の研究施設紹介

 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所(理事長:大和裕幸) 海上技術安全研究所の研究施設が、6月18日(土)のBS-TBSの番組で紹介されます。

 毎週土曜午後6時から30分間の番組、「夕焼け酒場」の18日の放送で、当所の深海水槽の造波能力が紹介されます。
 深海水槽は、直径16mの円形水槽の全周に128機の造波装置を備えています。造波装置によって多様な波を発生させることが可能です。番組の撮影では、メッシュ波、集中波のほか、漢字の造波を披露しました。
 「夕焼け酒場」は、タレントのきたろうさんとフリーアナウンサーの西島まどかさんが、心温まる大衆酒場を案内する番組で、その前に、社会科見学として特徴あるところを紹介しています。

番組のホームページは下記です。
http://www.bs-tbs.co.jp/yuyakesakaba/

写真は、撮影の様子です。
石井国土交通大臣が当所を視察
2016/06/14
石井国土交通大臣が当所を視察

 石井啓一国土交通大臣が10日、当所と隣接する電子航法研究所を視察しました。詳細は、国土交通省のホームページをご覧ください。

http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_004804.html

石井大臣(右)と大和裕幸・国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所理事長(左)
スーパーカミオカンデ/ハイパーカミオカンデ機器作動確認
2016/06/06
スーパーカミオカンデ/ハイパーカミオカンデ機器作動確認
素粒子物理学の研究に一役


 5月20日、海上技術安全研究所において、世界最大の地下ニュートリノ観測装置であるスーパーカミオカンデで用いる装置の動作を確認する実験が行われました。
 スーパーカミオカンデは、東京大学宇宙線研究所(所長:梶田隆章教授)の施設で、岐阜県飛騨市の地下約1,000mにある約5万トンの超純水を蓄えた直径39.3m、高さ41.4mの円筒形タンクと、タンク壁面に設置された約12,000本の光電増倍管と呼ばれる光センサー等から構成されています。

 その目的の一つは、ニュートリノの性質を明らかにすることで、1998年にはニュートリノ振動を発見するなど、多大な成果を挙げています。これらの研究成果により、2015年には梶田隆章教授がノーベル物理学賞を受賞されました。また、物質に働く4つの力のうち3つをまとめて説明する大統一理論では、陽子が崩壊することが予言されていますが、スーパーカミオカンデでは、この未発見の陽子崩壊現象の探索も行っています。
 今回の実験は、スーパーカミオカンデの光電増倍管の較正を行う機器(γ線線源)を、自動で昇降させる自動較正装置の動作を確認する目的で実施されました。

 スーパーカミオカンデではニュートリノ反応などからの、たいへん微弱な光をもちいて観測をおこなっています。そのため観測中の検出器内に外界からの光を入れることは許されません。現在の較正作業では、暗室の使用などの多大な労力が必要とされています。

 自動化が成功すれば大幅な省力化が可能となるとともに、スーパーカミオカンデの稼働率の向上にも資することが期待されます。なお、この自動較正装置の技術は、現在、2026年からの実験開始を目指しているハイパーカミオカンデ(直径74m、高さ60mの水槽2基に52万トンの超純水を蓄え、約40,000本の光電増倍管を備える)の較正にも用いられる予定です。

 実験は、研究所の深海水槽(最大水深35m)で、東京大学宇宙線研究所の共同研究機関の一つである神戸大学の鈴木州(助教)、矢野孝臣(特命助教)、阿部圭悟(大学院生)と、自動較正装置制作会社の北森康雄(ユニバース電機)が実施しました。研究所では海洋開発系の深海技術研究グループが実験に必要な技術指導・協力等を実施しました。また、試験体の水中での挙動を3次元で計測できる装置を用い、今後の機器開発に向けたデータの提供を行いました。

スーパーカミオカンデについては↓
http://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/sk/

ハイパーカミオカンデについては↓
http://www.hyper-k.org/


写真
①深海水槽と較正装置
②較正装置の設置作業状況
③ 光電増倍管較正線源を模擬した錘(青色の球形)

山田副センター長/戸澤研究特命主管海洋工学会賞受賞
2016/06/02
山田副センター長/戸澤研究特命主管海洋工学会賞受賞
「船体用高延性鋼の開発と実船適用」


 当所、山田副センター長(海難事故解析センター/構造安全評価系上席研究員)及び企画部の戸澤研究特命主管は、今治造船株式会社、新日鉄住金株式会社及び日本海事協会担当者と共に、「被衝突安全性に優れた船体用高延性鋼の開発と実船適用」を評価され、日本船舶海洋工学会賞(開発・発明)を共同受賞しました。5月26日、福岡県にて開催された日本船舶海洋工学会2016年総会にて、賞状と賞牌(メダル)の授与式が行われました。

 本賞は、造船、造機、海洋工学その他一般海事に関する優秀な著書・調査および実用的価値のある新技術の開発・発明・考案等で公表されたものに対して表彰するもので、今回は、実用的価値のある新技術の開発・発明・考案ということで表彰されました。

 本受賞は、新日鐵住金株式会社が開発した高延性造船用鋼板(「NSafe®-Hull」)を採用して安全性を高めた船舶について、一般財団法人日本海事協会殿の「業界要望による共同研究」スキームのもと、日本海事協会、今治造船、新日鐵住金、及び当所で進めてきた研究の成果が高く評価されたものです。従来の施工性を維持しながら、高い延び性を持つことで、船舶の衝突安全性を高めることができる新しい鋼板です。当所では、最先端の大規模シミュレーション技術を用いて、当該材料の適用効果を検証しました。本材料については、今治造船が「NSafe®-Hull」を採用した船舶の建造実績を重ねております。今回の受賞は、新材料開発・効果検証・実船適用までがトータルに評価されて受賞対象となったものです。


写真
左:山田海難事故解析センター副センター長、右:戸澤研究特命主管
賞状

大和理事長、日本船舶海洋工学会の名誉会員に
2016/06/01
大和理事長、日本船舶海洋工学会の名誉会員に


 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所(海空研)の大和裕幸理事長は、日本船舶海洋工学会の名誉会員に推薦され、5月26日開催の学会総会で原壽会長から名誉会員推薦状を授与されました。大和理事長は平成25年5月から2年間、日本船舶海洋工学会会長を務めています。

 写真:原壽会長(右)から表彰を受ける大和理事長(左)

「ほばりん」 G7伊勢志摩サミット政府広報展示スペースに展示
2016/05/31
「ほばりん」 G7伊勢志摩サミット政府広報展示スペースに展示

 海上技術安全研究所(大谷雅実所長)は、G7伊勢志摩サミット 国際メディアセンター(IMC)アネックス内の政府広報展示スペースに、ホバリング型AUV「ほばりん」を展示しました。

 同スペースは、「伝統」と「革新」及び国際社会が直面する様々な課題の解決に資する日本の技術をテーマに、サミットの議題と連動する展示カテゴリー毎に関連の日本の技術・製品などを紹介するものです。「ほばりん」は、「宇宙・深海」分野で日本が誇る技術の1つとして選定され、「深海探査用ドローン ほばりん」という名称で展示されました。

 今回の展示会により、「ほばりん」が、世界に誇る日本の技術として認識されるとともに、今後この技術を国内外で広く実用化していくことが期待されます。

 なお、「ほばりん」は、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「次世代海洋資源調査技術(海のジパング計画)」の「AUV複数運用手法等の研究開発(高効率小型システム)」において開発されました。

【参考】 展示品リスト
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000158796.pdf

北川研究員、船舶海洋工学会から乾賞受賞
2016/05/30
北川研究員、船舶海洋工学会から乾賞受賞


 当所、流体性能評価系運動性能研究グループの北川泰士研究員は、日本船舶海洋工学会から第22号への投稿論文「実船の波浪中船速低下を直接計測する水槽試験法の開発」が評価され、奨励賞(乾賞)を受賞しました。
 乾賞は、船舶工学および海洋工学分野における若手研究者の創造的研究を奨励し、広く技術の発展を促すため、独創的かつ優れた論文を発表した若手研究者を表彰するものです。

第16回 研究発表会の内容決定
2016/05/27
第16回 海上技術安全研究所 研究発表会
――講演、ポスターセッションの内容決定―


 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所(大和裕幸理事長)海上技術安全研究所(大谷雅実所長)は6月24日(金)、「第16回 海上技術安全研究所 研究発表会」を開催します。5セッションに分けて18の研究講演のほか、最新の研究を紹介するポスターセッション(28本)を、発表会場の東京都千代田区平河町のJA共済ビルで披露します。
 当所の研究発表会は、昨年初めて三鷹から都心に会場を移して開催しましたが、好評をいただき、今年も昨年と同じJA共済ビルで開催することとしました。

<セッション>
1:新形式船舶動力と船舶由来の環境影響物質の評価
2:実海域性能評価と次世代CFD
3:構造安全性評価
4:海上航行安全
5:海洋再生エネルギーと海洋開発支援

・日時 平成28年6月24日(金) 10:00~16:35 (受付は09:30から)
・場所 JA共済ビル カンファレンスホール 電話:03-3265-8716
    東京都千代田区平河町2-7-9 (砂防会館の隣、海運ビルの斜め向かい)
・入場無料、事前登録制

 プログラムはこちら  
 お申込み受付を終了させていただきました。ありがとうございました。
間島物流研究グループ長が計測自動制御学会から論文賞受賞
2016/05/26
間島物流研究グループ長が計測自動制御学会から論文賞受賞


 当所運航・物流系の間島物流研究グループ長は、電気通信大学、東京海洋大学、Socio Tech Dataを共著として発表した論文で、計測自動制御学会 システム・情報部門から2015年度部門論文賞を受賞しました。路線網の自動生成手法に関する独創的な研究が評価されました。

<受賞論文>
講演論文名:Characteristic of Passenger's Route Selection and Generation of Public Transport Network
著者:海上技術安全研究所 間島 隆博
電気通信大学 高玉圭樹
東京海洋大学 渡部大輔、SocioTechData 勝原光次郎

研究内容:
 路線網の構築問題に対して、1つの路線を1つのエージェントに見立てたMAS(マルチエージェントシステム)を応用し、各路線エージェントが進化過程で経路を修正しつつ、路線網の利用者を奪い合うことで、路線網全体の最適化が促されるという独創的な手法を提案した。その有効性は、ベンチマーク問題に対する他手法との比較により、最良の路線網が出力できていることで確認できた。
また、首都圏のセンサスデータを用い、実在する路線網利用者の経路選択傾向を把握し、この傾向を路線エージェントの経路修正過程に組み込むことで、速やかな最適化やその度合いが向上することを示した。
吉村主任研究員が日本航海学会から論文賞受賞
2016/05/26
吉村主任研究員が日本航海学会から論文賞受賞


 当所運航・物流系の吉村主任研究員は、東京海洋大学、日本大学との共同研究で、日本航海学会から論文賞を受賞し、5月19日に表彰式が行われました。海難事故の要因を客観的にかつ定量的に分析できるよう、新たに提案したチェックシートの妥当性を検証した研究が評価されました。

<受賞論文>
講演論文名:Quantifying the Severity of Marine Collision Accidents Caused by Human Factors
著者:東京海洋大学 竹本孝弘
海上技術安全研究所 吉村健志、西崎ちひろ(研究当時、現在 東京海洋大学)
日本大学 三友信夫

研究内容:
 人間信頼性解析手法の一つであるCognitive Reliability and Error Analysis Methodは、人間行動がなされる状況・環境の特徴をCPC(Common Performance Condition)として整理した上で、事故の要因分析を可能とする手法である。
 本研究では、このCPCを海難に特化したものに修正し、海難分析用チェックシートとして提案した。そして、チェックシートを用いた海難分析の結果と事故調査報告書等の内容を比較することで、本チェックシートの妥当性を検証した。
 その結果、CPCチェックシートから得られた要因と、各事故調査報告書等にある海難の要因はほぼ一致しており、海難に特化したCPC及び チェックシートによる海難の要因分析の妥当性を確認できた。また、作成した衝突海難分析用のCPCは船舶問の衝突に限らず、乗揚げや単独衝突用に修正することで、広範囲に応用できることも確認できた。一方で、事故報告書等に該当項目に関する情報が存在しない場合には、その項目が評価できないという問題もあることがわかった。


写真左から
吉村主任研究員
竹本東京海洋大学教授
西崎ちひろ(研究当時 海上技術安全研究所、現在 東京海洋大学)

三宅主任研究員と福戸系長が日本航海学会から論文賞受賞
2016/05/26
三宅主任研究員と福戸系長が日本航海学会から論文賞受賞


 当所運航・物流系の三宅里奈主任研究員、福戸淳司系長は、日本航海学会(JIN)から論文賞を受賞し、5月19日に表彰式が行われました。大阪大学との共同研究で実施した研究で受賞したものです。

<受賞論文>
論文題目:AIS記録データに基づく避航操船手法の解析
著者:海上技術安全研究所 三宅里奈、福戸淳司
大阪大学 長谷川和彦

研究内容:
 記録されたAIS(Automatic Identification System:船舶自動識別装置)データから、避航操船の状況を抽出し、避航操船の開始時期や避航操船の特徴を解析しました。その結果、避航操船を行う条件や避航時に確保する離隔距離を示しました。さらに、当所で開発している避航操船支援システムで用いている避航操船アルゴリズムをより実際に即したものにするために、解析された避航操船の特徴をアルゴリズムへ適用するための概念を示しました。


写真左から
長谷川大阪大学教授
三宅主任研究員
福戸系長

ボンダレンコ/福田研究員がJIMEから論文賞受賞
2016/05/23
ボンダレンコ/福田研究員がJIMEから論文賞受賞


 当所環境・動力系のボンダレンコ(Oleksiy Bondarenko)研究員、福田哲吾研究員は、東京海洋大学との共同研究で、日本マリンエンジニアリング学会(JIME)から論文賞を受賞しました。電気推進船の新しい制御概念を確立するとともに、シミュレーション計算で実現の可能性と問題点を検証した研究が評価されました。

<受賞論文>
講演論文名:Novel Concept of Inverter-less Electric Drive for Ship Propulsion System
著者:海上技術安全研究所 Oleksiy Bondarenko、 福田哲吾
東京海洋大学 伊藤雅則、Feifei Zhang

研究内容:
 電気推進船において、プロペラ駆動モーターの回転数制御を高価なインバータを使わずに制御する新しい制御概念を確立し、シミュレーション計算により実現の可能性と問題点を検証した。
 シミュレーション計算は実船(749総トン)をモデルに、ディーゼル機関、同期発電機、誘導モーターを選び、同期発電機と誘導モーターを、インバータを使わずに直結することにより、プロペラ回転数はあたかもディーゼル機関直結のように制御される。
 ここで問題は同期発電機の電圧の制御で、エンジンの始動、船の入出港のマニューバリング、増速、減速を考慮して、エンジンや電動機の信頼性が確保できるようにソフト制御を新しく導入した。
 全速からのクラッシュアスターンの時で、誘導モーターがいわゆるプラギングブレーキの状態となり、船のブレーキエネルギーがモーターの熱エネルギーに変換され、モーターが焼けないかを性能評価する必要がある。


写真左から
伊藤雅則 東京海洋大学
賞雅寛而・日本マリンエンジニアリング学会会長
Oleksiy Bondarenko
福田哲吾

自衛消防訓練を実施
2016/05/12
自衛消防訓練を実施

 海上技術安全研究所は5月9日(月)13時から自衛消防訓練を実施しました。訓練には三鷹消防署の指導を受けつつ、職員約70名が参加しました。
 本館で火災が発生したと想定し、119番通報、消火活動、避難誘導などを実施するとともに、起震車による地震体験、AED(自動体外式除細動器)の取扱い訓練を行いました。
 訓練に先立ち、大和裕幸海空研理事長、大谷雅実海技研所長、小濱照彦企画部長が、三鷹消防署を訪問し、秋葉洋一署長、吉田由文副署長と懇談しました。

(写真左)放水訓練
(写真中)震度7の揺れを体験
(写真右)三鷹消防署長と懇談(左から秋葉署長、吉田副所長、小濱海上・港湾・航空技術研究所企画部長、大谷海技研所長、大和理事長)
「NSafe®-Hull」採用の船舶がSafety at Sea部門受賞
2016/05/11
「NSafe®-Hull」採用の船舶がSafety at Sea部門受賞

 当所が研究に加わって開発された、衝突安全性に優れた造船用鋼板「NSafe®-Hull(エヌセーフ ハル)」を採用し安全性を高めた船舶について、今治造船株式会社がSafety at Sea部門を受賞しました。この賞は、ロンドンの海事メディアのSeatrade社が主催するSeatrade Awards Globalの一環で、安全への貢献を評価した賞です。

 本受賞は、新日鐵住金株式会社が開発した高延性造船用鋼板(「NSafe®-Hull」)を採用して安全性を高めた船舶について、一般財団法人日本海事協会殿の「業界要望による共同研究」スキームのもと、日本海事協会、今治造船、新日鐵住金、及び当所で進めてきた研究の成果が高く評価されたものです。従来の施工性を維持しながら、高い延び性を持つことで、船舶の衝突安全性を高めることができる新しい鋼板です。
 今治造船が「NSafe®-Hull」を採用した船舶の建造実績を重ねており、その船舶が受賞対象となったものです。
http://www.imazo.co.jp/html/comp/news/160509_04.html
AutoDes・UP_GRID・NAGISA体験セミナーを開催
2016/05/09
AutoDes・UP_GRID・NAGISA体験セミナーを開催

 当研究所は平成28年6月21日と22日にAutoDes・UP_GRID・NAGISA体験セミナーを開催します。
 本セミナーでは、NMRI CFDをご使用中の皆様、新たなご使用を検討いただける方々を対象に、2016年3月にリリースしたNMRI CFD 2015に含まれる船型変形・最適化機能を有する計算格子生成ソフトウエアAutoDes、任意形状物体に対して重合格子情報を生成するソフトウエアUP_GRID、重合格子対応の流体解析ソフトウェアNAGISAの詳細な使用法説明とあわせて、皆様にノートパソコンを準備いただいて実際にソフトウエアを使っていただくことを予定しております。

 日時:1日目 6 月21 日(火)13:00~16:45
    (受付は12:45 から)AutoDesについて
    2日目 6 月22 日(水)9:00~15:15
    (受付は8:45 から)UP_GRID・NAGISAについて

 ※申し込みは終了させていただきました。ありがとうございました。※         

</div></div></td></div></td>
      </tr>
      <tr>
        <td><div class=
海上技術安全研究所で自衛消防訓練を実施
2016/05/02
海上技術安全研究所で自衛消防訓練を実施


 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所(大和裕幸理事長)の海上技術安全研究所(大谷雅実所長)は5月9日(月)13時から自衛消防訓練を実施します。訓練は三鷹消防署の指導を受けつつ、職員約70名が参加する予定です。
 海上技術安全研究所には、400m試験水槽、実海域再現水槽、深海水槽など日本唯一の研究設備があり、災害時に人員の被害を防ぐとともに、火災等でこれら設備に被害が生じないよう、研究所職員による屋内消火栓を用いた放水や消火器の取扱などに重点を置いた訓練を実施します。
 さらに、本館で火災が発生したと想定し、119番通報、消火活動、避難誘導などを実施するとともに、起震車による地震体験、AED(自動体外式除細動器)の取扱い訓練を行います。
研究施設を一般公開、入場者数は過去最高の6,117人
2016/04/27
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所
海上技術安全研究所
電子航法研究所  
独立行政法人自動車技術総合機構      
交通安全環境研究所

研究施設を一般公開、入場者数は過去最高の6,117人


 海上技術安全研究所、電子航法研究所、交通安全環境研究所は24日(日)、研究施設の一般公開を行い、過去最高の6,117人の方にご来場いただきました。これまでは平成27年の5,649人が最高でした。
 午前中が小雨交じりの天候だったことから、入場者数が心配されましたが、午後から薄日が射したこともあり、入場者が増え、午後2時過ぎには昨年を上回りました。
 当日は、多くの来場者の方に、科学技術の面白さを楽しんでいただけました。
 研究施設の一般公開は毎年4月、「科学技術週間」の行事の一環として、東京都三鷹市から調布市に隣接する3研究所が、合同で一般の方々に公開しているものです。同日は宇宙航空研究開発機構(JAXA)も一般公開し、4研究所でスタンプラリーを実施しています。

(写真左)■海上技術安全研究所
 水面に文字や絵を描く水槽は今年も人気を集めました。
(写真中)■電子航法研究所
 フライトシミュレータで着陸を疑似体験しました。
(写真右)■交通安全環境研究所
 路面電車シミュレーターで運転席からの風景を楽しみました。
「SEA JAPAN 2016」出展、ブースに多数訪問
2016/04/26
「SEA JAPAN 2016」出展、ブースに多数訪問


 国際海事展「SEA JAPAN 2016」(4月13日~15日、東京ビッグサイト)に出展し、また、セミナーを開催しました。いずれも盛況裡に終了しました。
 展示は、ホバリング型の自律型無人潜水ロボット「ほばりん」、補助推力装置付き自航試験装置(実験用模型船)、船舶の機関点検支援システム、生産システム(AR技術活用)を紹介しました。
 4月14日には、当所主催セミナーで小型AUVによる海洋資源調査技術の開発、機関点検支援システムとその応用、AR技術から造船のサイバーフィジカルシステムの実現に向けてと題して各研究者が講演しました。
 また期間中には、島尻安伊子・海洋政策担当大臣(右上)、山本順三・国土交通省副大臣(左上)、江島潔・国土交通大臣政務官(左中)、黄川田仁志・外務大臣政務官(左下)、ノルウェーのディレク・アイハン・貿易・産業・漁業省副大臣(右中)などが当所の展示ブースを訪問されました。

山本順三・国土交通省副大臣 島尻安伊子・海洋政策担当大臣
江島潔・国土交通大臣政務官 ノルウェーのディレク・アイハン・貿易・産業・漁業省副大臣
黄川田仁志・外務大臣政務官 満席のセミナー会場
「SEA JAPAN 2016」に出展、セミナー開催
2016/03/30
「SEA JAPAN 2016」に出展、セミナー開催


 国立研究開発法人海上技術安全研究所は、国際海事展「SEA JAPAN 2016」(4月13日~15日、東京ビッグサイト)に出展するとともに、展示会場内でセミナーを開催します。

 当所は国土交通省や海事関係団体、企業、大学などで構成される「シージャパン2016海事クラスター企画委員会」の一員として、「ジャパンパビリオンテーマゾーン」に出展します。

 セミナーの聴講は、事前登録制(無料)となっておりますので、聴講希望の方は、SEA JAPANホームページ(http://www.seajapan.ne.jp/)からお申し込み下さい。
 当所の主な展示とセミナーの内容は次のとおりです。

【展示】
・ホバリング型自律型無人潜水ロボット「ほばりん」
・補助推力装置付き自航試験装置(実験用模型船)
・船舶の機関点検支援システム(ビデオ紹介)
・生産システム(AR技術活用)(ビデオ紹介)

【当所主催セミナー】(4月14日(木)10:25~12:25、セミナー会場C)
・小型AUVによる海洋資源調査技術の開発
 -日本発の新たな高性能小型AUVや調査機器の開発による、効率的で安価な海洋資源調査
  技術の確立に向けた展望を紹介します。
・機関点検支援システムとその応用
 -当所が開発した、機関の巡回点検の的確な支援及び結果の記録蓄積を行う支援システムの
  概要及び応用例を紹介します。
・AR技術から造船のサイバーフィジカルシステムの実現に向けて
 -当所が取り組んでいる造船生産技術のICT技術の応用に関する研究や、その将来展望を紹介
  します。 
研究発表会を都内で6月24日開催
2016/03/29
研究発表会を都内で6月24日開催


 国立研究開発法人海上技術安全研究所は、研究発表会を6月24日(金)にJA共済ビルで開催します。三鷹市の本所でなく東京都千代田区にあるJA共済ビルで研究発表会を昨年初めて開催しました。昨年に引き続き今年もJA共済ビルで開きます。研究発表会ではポスターセッションも開催します。

                  記

  開催日時   平成28年6月24日(金)
  会場     JA共済ビル(東京都千代田区平河町2-7-9)
  参加費    無料
  その他    プログラムの詳細は追って発表します。


写真は昨年の研究発表会のもようです。
岡グループ長、東大において研究科長賞を受賞
2016/03/29
岡グループ長、東大において研究科長賞を受賞


 当研究所の構造安全評価系構造解析研究グループの岡正義グループ長は、東京大学において新領域創成科学研究科長賞を受賞しました。岡グループ長は、東京大学大学院で学位(博士)を取得しましたが、学位取得に当たっての功績が認められたものです。

船舶用CFDセミナー開催
2016/03/28
船舶用CFDセミナー開催
事例紹介及び開発・改良状況を説明


 国立研究開発法人海上技術安全研究所は東京都港区で23日、「第10回 船舶用CFDセミナー」を開催し、適用事例を2例紹介したほか、CFDソフトウエアの開発状況を説明しました。

 適用事例は、CFDソルバー「NAGISA」(重合格子法による流体解析ソフト)を用いて操縦性シミュレーションを実施した造船所が、NAGISAによる計算と実験結果について紹介しました。また、海技研の研究者が重合格子による複雑形状周りの各種計算を紹介しました。

 ソフトウエアの開発では、現行CFDの機能拡張や改良点を紹介したほか、AutoDesの改良、重合格子生成システム「UP_GRID」や「NAGISA」の開発状況などを説明しました。

 海技研が提供しているCFDは国内の多くの造船所で使用されていますが、年々、その機能が拡大しています。

   CFD=Computational Fluid Dynamics:
        コンピュータ上で水の流れを計算し解析する数値流体力学。

海技研、「船舶海洋工学研修」参加者募集
2016/03/24
海技研、「船舶海洋工学研修」参加者募集
東京ほか、全国5カ所でも開催


 国立研究開発法人海上技術安全研究所(理事長 茂里一紘)は、6月6日(月)から6月23日(木)までの土日を除く14日間、「船舶海洋工学研修」を開講し、その参加者を募集します。研修は三鷹のほか、テレビ会議システムを利用し、全国5カ所のサテライト会場においても受講することができます。
 同研修は、大学における造船専門教育カリキュラムの減少や造船系大学卒の就業者が減少していることを踏まえ、若手研究員及び若手技術者が船舶海洋工学の基礎知識を短期集中で習得することを目的としています。

    ※詳しくはこちらの 別紙(PDF)をご覧ください 


                   記
1.開催時期

  平成28年6月6日(月)~6月23日(木)

2.会場及び受講者数(詳しくは上記別紙参照)

 【本会場】
  海上技術安全研究所  受講者:50名
 【サテライト会場】(テレビ会議システムにより本会場と質疑を含めた双方向授業)
  ○東日本造船技能研修センター   受講者:10名
  ○相生技能研修センター      受講者:10名
  ○因島技術センター        受講者:10名
  ○今治地域造船技術センター    受講者:50名
  ○大分地域造船技術センター    受講者:20名

3.講義内容・講師など

 各会場とも海技研本会場の研修カリキュラムになります。船舶海洋工学概論、流体力学(基礎・応用)、船体抵抗、推進性能、材料力学、構造力学、運動(基礎・応用)、機関、艤装、運航、基本計画、各講義の確認試験。講師は主として船舶海洋系大学教授、准教授、海技研職員で、理系大学卒業の初任技術者を想定した講義内容となります。

4.研修スケジュール(上記別紙参照)


5.申込期限(※申込先は上記別紙参照)

 申込期限は4月28日(木)。受講料は講義テキスト代の実費。

高機能型EM-BIRDの国内初飛行に成功
2016/03/22
高機能型EM-BIRDの国内初飛行に成功


 国立研究開発法人海上技術安全研究所(海技研:理事長 茂里 一紘)は平成28年3月3日、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC:理事長 黒木啓介)の委託を受けて開発された高機能型EM-BIRDについて、北海道サロマ湖及びオホーツク海沿岸において初飛行に成功しました。

 高機能型EM-BIRDは、JOGMECの技術ソリューション事業「氷海開発を支援するための高精度氷況観測技術の開発」の一環として、世界で初めて開発されました。これは、ヘリコプターから吊り下げて海氷上を飛行して海氷の厚さ、積雪の深さ及び表面の形状を高精度に観測でき、本邦企業による北極域における石油天然ガスの探鉱・開発に必要不可欠な氷況情報を提供可能とするものです。

 本事業はJOGMECからの委託により、次の機関が実施しています。
 ・海上技術安全研究所
 ・北日本港湾コンサルタント株式会社(代表取締役 上原 泰正)
 ・国立大学法人東京大学(総長 五神 真)
 ・国立大学法人北見工業大学(学長 髙橋 信夫)
 ・学校法人日本大学(理事長 田中 英壽)

 本飛行は海技研、北見工業大学、日本大学及び北日本港湾コンサルタントが担当し、この中で高機能型EM—BIRDの精度検証に必要なデータが取得されました。海技研からは流体設計系の松沢主任研究員と海洋開発系の長谷川研究員が参加しました。また、ヘリコプターの運用は朝日航洋株式会社(代表取締役社長 立野 良太郎)が担当しました。

 実施にあたってご協力頂いた北見市常呂総合支所、株式会社西村組、サロマ湖養殖漁業協同組合、常呂漁業協同組合、佐呂間漁業協同組合、湧別漁業協同組合の関係者皆様に深く感謝致します。

EEDIweather認証のための波浪中水槽試験の様子(38型ケミカルタンカー模型)
模型船による実船実海域性能の直接評価実験を公開(結果)
2016/03/15
模型船による実船実海域性能の直接評価実験を公開(結果)


 国立研究開発法人海上技術安全研究所(海技研、理事長:茂里一紘)は3月10日、実海域再現水槽で「風荷重模擬装置と補助推力装置を備えた模型船による実船の実海域性能評価」の実験を公開しました。海運、造船など、海事産業から43名の方が参加しました。

 風荷重模擬装置と補助推力装置、新制御手法によって実海域を模擬した環境下での実船相似の船の動きを模型船で実現した実験です。実験に先立ち、流体性能評価系の上野道雄・運動性能研究グループ長が、実験に使用する実海域再現水槽、模型船のほか、風荷重模擬装置、補助推力装置などを解説しました。

 実験は、模型船は実船の縮尺110分の1のタンカー模型を使って、風があり波がない状態での旋回、さらに実船が有義波高7m、平均風速22m/秒下で運航していることを想定した実海域環境下の性能試験を実施しました。補助推力などの装置と新制御法によって実船相似の動きをする模型船で実船の性能を評価できることを紹介しました。
研究施設の一般公開、イベント内容が決定
2016/03/10
国立研究開発法人 海上技術安全研究所
国立研究開発法人   電子航法研究所
独立行政法人   交通安全環境研究所

研究施設の一般公開、イベント内容が決定


 海上技術安全研究所、電子航法研究所及び交通安全環境研究所が、4月24日(日)に合同で開催する研究施設の一般公開のイベント内容が決定しました。下記に挙げたのはその一例です。詳細は、別紙(パンフレット)をご覧ください。
 このイベントは毎年4月に行われる「科学技術週間」の行事の一環として、東京都三鷹市から調布市にかけて隣接する3研究所が合同で、一般の方々に公開しているものです。日ごろの研究活動の一部や私たちの今後の取り組みなどをご覧いただきます。事前の申し込み等は必要なく、入場無料です。同日は隣接する宇宙航空研究開発機構も一般公開し、4研究所でスタンプラリーを実施します。

■海上技術安全研究所
◆波のダンスショー(写真左)
 実海域再現水槽で大きな波を起こし絵も描きます。
◆水中ロボットを紹介
 海底を調査するロボットたちを展示します。
◆強風体験
 風を起こす施設に入って強風を体験します。
◆水槽上を走る台車に乗る
 世界最大級400m試験水槽の上を走る台車に乗ります。
◆波で模様を描く
 深海水槽で波を使って、文や模様を描きます。

■電子航法研究所
◆電波無響室(写真中央)
 新しくなった電波実験スタジオを初公開します。
◆航空機監視システムを紹介
 実際に飛行する航空機をモニタ画面で表示します。
◆航空管制を学ぶ
 空港や上空を真上から見たシミュレータが見学できます。
◆航法システムを紹介
 航空機の離着陸時や巡航中に使用する装置を紹介します。
◆紙飛行機大会
 飛行の原理が学べるペーパークラフト教室を開催します。

■交通安全環境研究所
◆鉄道用台車試験設備(写真右)
 列車がカーブを曲がる様子を実物と模型で紹介します。
◆排出ガス計測実験
 走行中の自動車から排出されるガス成分を測る仕組みが学べます。
◆自動運転車を展示
 自動運転機能が付いたクルマを展示しています。
◆自動車審査を知る
 先進安全機能が付いたクルマを見ながら、自動車の安全・環境基準の審査について学べます。

【お問い合わせ先】
海上技術安全研究所 企画部 0422-41-3005 http://www.nmri.go.jp/
電子航法研究所 企画課 0422-41-3168 http://www.enri.go.jp/
交通安全環境研究所 企画室 0422-41-3207 http://www.ntsel.go.jp/
平成29年春採用研究員募集のお知らせ
2016/03/09
平成28年3月9日
国立研究開発法人 海上技術安全研究所


平成29年春採用研究員募集のお知らせ


 海上技術安全研究所は、平成29年春採用の研究員募集を行っております。
詳しくは、採用情報をご覧下さい。


【お問い合わせ】
海上技術安全研究所 総務部 人事係
 TEL:0422-41-3017
 FAX:0422-41-3026
松井貞興研究員、青田昌秋賞を極域工学部門で受賞
2016/03/04
松井貞興研究員、青田昌秋賞を極域工学部門で受賞


 北海道紋別市で開催された「第31回北方圏国際シンポジウム『オホーツク海と流氷』」で、構造安全評価系基準開発グループの松井貞興研究員が「青田昌秋賞」を受賞しました。青田昌秋賞は、海氷研究の第一人者だった青田氏を記念し、40歳未満の研究者3名に贈られるものです。松井研究員は、氷海で省エネ付加物が氷塊に接触した時の安全性について発表し、極域工学部門で受賞しました。

 シンポジウム『オホーツク海と流氷』は、1986年から開催され、北方圏の産業、経済の発展および生活、文化の創造を目的として、氷海に関わる研究発表や情報交換が行われています。なお本研究は日本海事協会による業界要望による共同研究「アイスクラス船の省エネ性能向上に関する研究」の一環として実施されました。


写真左:左から3人目が松井研究員(紋別観光協会のマスコット「紋太」の右隣)
写真右:青田賞受賞書
田中研究統括主幹がSAOSから最優秀論文賞受賞
2016/03/01
田中研究統括主幹がSAOSから最優秀論文賞受賞


 田中義照研究統括主幹(構造系)は、Ships and Offshore Structuresの2015年度Best Paper Awardsを受賞しました。同雑誌は、船舶海洋工学関係の国際ジャーナルで、我が国からは初受賞です。

<受賞論文>
講演論文名:Analysis method of ultimate hull girder strength under combined loads
      (Ships and Offshore Structures, Vol.10, No.5, Oct. 2015, pp.587-598)

著者:田中義照、小河寛明、辰巳晃、藤久保昌彦

論文内容:
 本研究は、複合荷重を受ける船体梁の縦曲げ最終強度を簡便に計算する手法を開発するもので、基本的にはSmithの方法に準じた2段階の解析法です。Smithの方法は、純曲げ状態にある横断面の逐次崩壊解析法であり、そのままでは捩り解析に適用できません。そこで、Smithの方法と同様に横断面を防撓パネル要素等に分割した直線梁要素を新たに考案し、それを長さ方向につなぐことにより、変断面梁の曲げ捩り解析を行う手法を構築しました(第1ステップ)。さらに、この曲げ捩り解析結果を利用して横断面の逐次崩壊解析を行う方法を構築しました(第2ステップ)。開発手法の最大の特長は、両ステップにおいて横断面の要素分割を共用できる点であり、解析モデルの作成工数についてもFEM解析と比較して圧倒的に有利になります。
 本論文は、上述のような実用的縦曲げ最終強度評価法の構築およびその妥当性の検証を目的として実施した研究の成果をまとめました。

第10回 船舶用CFDセミナーを開催
2016/02/25
第10回 船舶用CFDセミナーを開催


 国立研究開発法人 海上技術安全研究所(理事長 茂里一紘)は3月23日(水)、第10回船舶用CFDセミナーを開催します。

 本セミナーでは開発中のCFDソフトウェアの新機能などに加えて適用事例のご紹介を予定しております。

1. 日時:平成28 年3 月23 日(水)13:15~16:10(受付は13:00 から)

2. 場所:TKP品川カンファレンスセンター6階 カンファレンスルーム6E
  (東京都港区高輪3-26-33. JR品川駅高輪口より徒歩1分)

※申し込みは終了させていただきました。ありがとうございました。※
田村研究企画調整主幹が、海産研交流セミナーで出前講座
2016/02/17
田村研究企画調整主幹が、海産研交流セミナーで出前講座


 当研究所の田村兼吉研究企画調整主幹は2月15日、一般社団法人海洋産業研究会主催の第10回海産研交流セミナーで出前講座を行いました。

 田村主幹は、「海上技術安全研究所の研究について」という主題で、海技研の概要、主な研究の紹介、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)次世代海洋資源調査技術についてなど、質疑応答を含めて90分の講演を行いました。

 海洋産業研究会は、40年以上にわたり海洋開発に関する産業団体として、市場動向調査、産業振興・政策提言、プロジェクト提案等、横断型の特徴を活かした各種の活動を行っています。当日は、18名の参加があり、質疑応答では当所が開発している小型AUV(自律型無人探査機)の複数運用に関して、「これまでのAUVとはどこが異なるのか」「誰を対象と考えたAUV開発なのか」のほか、「海技研の氷海水槽はどうなるのか」などの、産業界ならではの突っ込んだ質問が数多く出ました。

模型船による実船実海域性能の直接評価実験を公開
2016/02/16
模型船による実船実海域性能の直接評価実験を公開


 国立研究開発法人海上技術安全研究所(海技研、理事長:茂里一紘)は3月10日(木)に、実海域再現水槽で「風荷重模擬装置と補助推力装置を備えた模型船による実船の実海域性能評価」の実験を公開します。

 今回の実験の新しいところは、風荷重模擬装置と補助推力装置、新制御手法によって実海域を模擬した環境下での実船相似の船の動きを模型船で実現することです。この補助推力装置は、日本船舶海洋工学会でも評価を受け論文賞を受賞したものです。

 模型船は縮尺1/110のタンカー模型で、実船と同じように針路を決めて自動操舵で走ります。実際の海の環境を再現するために、水槽全周に備えた造波機で多方向から来る実際の海の波を再現するとともに、模型船の速度や方位によって変化する風の影響を風荷重模擬装置で正しく再現します。模型船を自動追尾する大きな台車上で模型船の位置・速度・方位・縦揺れ・横揺れなどを計測します。模型船は実際の船よりはるかに小さいですが補助推力装置*1を使った新しい制御手法*2によって実船相似の動きをします。このような模型実験で実船の性能を直接評価します。

(参考)
*1:模型船の(見掛けの)抵抗を自由に操る-補助推力装置の開発

https://www.nmri.go.jp/institutes/fluid_performance_evaluation/movement_performance/dfat/index.html


*2:模型船の運動を実船と相似にする-舵効き船速修正-

https://www.nmri.go.jp/institutes/fluid_performance_evaluation/movement_performance/rsc/index.html



                  記

実験名:「風荷重模擬装置と補助推力装置を備えた模型船による実船の実海域性能評価」
日 時:平成28年3月10日(木) 14:00~15:30(受付は13:30から)
場 所:海上技術安全研究所 東京都三鷹市新川6-38-1
    本館1階会議室で説明した後、実海域再現水槽へ移動し公開実験を実施します。

   ※ お申し込みは終了致しました ※

補助推力装置を用いた波浪中自由航走模型実験
「ほばりん」、熱水地帯の海底調査試験に成功
2016/02/15
小型ホバリング型自律型無人探査機(AUV)「ほばりん」
熱水地帯での海底調査試験に成功


 海上技術安全研究所は、伊豆大島南方にある熱水地帯「大室ダシ」(水深200m~2000m)で、小型のホバリング型水中ロボット(AUV)「ほばりん」による全自動海底調査試験に成功しました。予め設定した海底からの高さ(5m)、ウエイポイント(緯度・経度)などに従い、200mの測線6本を自律的に移動しながら撮影画像をはじめ各種のデータを取得しました。小型水中ロボットによる今回の試験成功により、わが国の海底調査産業の観測技術の向上や、今後の海底鉱物資源調査の加速が期待できます。
 「ほばりん」は、単体試験だけでなく他の水中ロボットとともに、海底熱水鉱床の調査などに投入する予定です。さらに現在開発中の小型航行型水中ロボットについても、熱水鉱床の調査などへの投入準備を進めています。

※詳細はこちらの別紙PDFをご参照ください。

 調査試験成功では東京都港区のSIP連絡室で2月15日、田村兼吉・研究企画調整主幹が記者会見で詳細を説明しました。記者会見には新聞6紙から7名の記者が参加しました。

   記者会見の様子
第31回北方圏国際シンポジウム「オホーツク海と流氷」に出展
2016/02/03
第31回北方圏国際シンポジウム「オホーツク海と流氷」に出展


 国立研究開発法人 海上技術安全研究所(理事長 茂里一紘)は、「第31回北方圏国際シンポジウム『オホーツク海と流氷』」(主催:紋別市)に出展します。同シンポジウムは2月21日から24日まで、北海道紋別市で開催され、海技研は独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)技術ソリューション事業(フェーズ1案件)において実施している「氷海開発を支援するための高精度氷況観測技術の開発」の研究内容を研究者が説明します。
 紋別市では「北方圏国際シンポジウム『オホーツク海と流氷』」を1986年から開催しています。北方圏の産業、経済の発展および生活、文化の創造を目的として、国内外から多数の学術研究者が参加し、氷海に関わる研究発表や情報交換を行っています。今回は31回目です。


海技研ブース(前回)       シンポジウム会場 
金湖上席研究員が、西部造船会機能システム部会で出前講座
2016/02/01
金湖上席研究員が、西部造船会機能システム部会で出前講座


 当研究所の金湖富士夫・海洋リスク評価系上席研究員は1月28日、九州大学にて開催された第207回西部造船会機能システム部会で出前講座を行いました。

 金湖上席研究員は、同部会において「船舶におけるリスク評価について- IMOにおけるリスク評価の導入・進展とリスクベース設計 -」という主題で、リスク評価概論を含め、これまで同上席研究員が行ってきたFSA(Formal Safety Assessment)およびリスクベース設計に関連した研究に関して、質疑応答を含めて90分の講演を行いました。

 同部会は、戦前より活動しているとのことで、現在は九州大学の篠田岳思教授が主査を担当し、西部地方(九州、四国、中国地方)にある造船所の設計担当の職員の方が主なメンバーで、西部地区の大学の先生方もメンバーとして参加しています。この講演に対して、事故時には死者だけでなく怪我人も出ると思うが、FSAではどのように評価しているのかなどの突っ込んだ質問や、リスクベース設計で一船を設計し、同型船はそれに倣った設計をすれば効果的であると思うなどのかなり積極的なコメントがありました。設計実務を担当している造船所の方にとってはリスク評価やリスクベース設計は関心外の事柄だったのが、この講演によりそれらに対しての興味が高まったようです。

 なお、金湖上席研究員はシステム部会での講演の前に大学院の学生にも講演を行い、活発な討論を行いました。大学院の学生もリスク評価に強い興味を持つようになったようです。
EEDIの実海域係数の認証取得-実運航を考慮したGHG削減を促進-
2016/02/01
EEDIの実海域係数の認証取得
-実運航を考慮したGHG削減を促進-


 北日本造船株式会社(代表取締役社長 東徹、青森県八戸市)は国立研究開発法人海上技術安全研究所(理事長 茂里一紘、東京都三鷹市)と共同して船舶の燃費性能指標「EEDI(エネルギー効率設計指標)」に実海域の海象を考慮したEEDIweatherについて、一般財団法人日本海事協会(会長 上田德、東京都千代田区)から認証を取得しました。実海域の海象も設計指標に取り入れて開発された船舶は、外航海運での温室効果ガス(GHG)を削減する効果があると期待されています。

 外航海運から排出されるGHG(温室効果ガス)の削減のため、国際海事機関(IMO)にて、海洋汚染防止(MARPOL)条約の一部改正としてEEDI(エネルギー効率設計指標)規制が2013年1月に発効しました。EEDIは波や風のない穏やかな状態での指標ですが、実運航時、船は波や風の影響を受け、速力は低下し燃費も悪くなります。この影響を評価するため、代表的な波・風状態での速力低下係数 (fw)とそれを取り入れたEEDIweatherの記載が可能です。北日本造船は海技研と共同で38型(載貨重量3万8,200トン)のケミカルタンカー船型で波浪中水槽試験を行い、fwの値を算定し、1月26日、日本海事協会からEEDIweather の認証を取得しました。北日本造船のEEDIweather認証の取得は、昨年、世界で初めて認証取得した19型ケミカルタンカー、35型ケミカルタンカーに続き、3隻目になります。今後とも実運航時のGHG削減に取り組んで参ります。

 
EEDIweather認証のための波浪中水槽試験の様子(38型ケミカルタンカー模型)
EEDIweather認証のための波浪中水槽試験の様子(38型ケミカルタンカー模型)


 
「二軸荷重下の疲労亀裂」と「海流発電装置」の実験公開(結果)
2016/01/28
「二軸荷重下の疲労亀裂」と「海流発電装置」の実験公開(結果)


 国立研究開発法人海上技術安全研究所(海技研、理事長:茂里一紘)は1月26日、「二軸荷重条件下における疲労亀裂伝播特性」と「海流発電装置」の実験を公開しました。

 第一部の「二軸荷重下の疲労亀裂」の公開実験には11名が参加しました。構造基盤技術系の丹羽敏男・保守管理技術研究グループ長が、研究の背景として「機械・構造物の破壊事例のおよそ8割が疲労に関連している」ことや、海事産業における大型溶接構造物の疲労損傷事故例を示しました。そのうえで、「二軸荷重条件下における定量的な亀裂成長履歴推定に基づく疲労寿命評価手法の確立」を目的として研究開発を進めたことを説明しました。
 二軸疲労の公開実験は、x方向載荷とy方向載荷の位相差が0とπを有する二軸荷重条件下における疲労亀裂伝播試験を実施し、位相差の影響により疲労亀裂の進展速度が異なることが確認できました。

 第二部の「水中浮遊式海流発電装置」の公開実験には、36名が参加しました。洋上再生エネルギー開発系の井上俊司系長が、「海洋再生可能エネルギーの当所の取り組み」、「潮流・海流発電への国内外の取り組み状況」、「公開実験の概要」を説明しました。
 海洋再生可能エネルギーの当所の取り組みでは、水槽実験、風洞実験、数値シミュレーション計算、データ解析を通して洋上風力、波力、潮流・海流の要素研究とともに、実証事業、ガイドライン作成という開発サークルを実施している状況を説明しました。潮流・海流発電の国内外の取り組み状況では、国内での実証フィールドの動きおよび研究開発プロジェクト並びに商用化計画が進んでいる欧州、中でも多くのプロジェクトが進行中の英国の状況を紹介しました。
 海流発電装置の公開実験は、流速0.2m(実機換算1.4m/秒)として、ローター2基の発電状態、1基遊転状態、1基固着状態、係留1本破断などの安全性評価上の条件を設定し実施しました。今回の実験は、国土交通省からの受託研究「潮流・海流等海洋エネルギー発電施設の安全対策のための調査研究」の一部として行ったものです。
 
櫻田研究員、若手優秀ポスター賞受賞
2016/01/20
櫻田研究員、若手優秀ポスター賞受賞


 流体設計系の櫻田顕子研究員は、日本船舶海洋工学会秋季講演会で若手優秀ポスター賞最優秀賞を受賞し、1月15日に表彰式が執り行われました。商船三井株式会社と共同で実施した研究で受賞しました。

<櫻田研究員の受賞ポスター>
タイトル:
"Application of power Correction and Weather Correction to the Analysis of Onboard Measurement Data for High Accurate Estimation"

著者:
Akiko Sakurada, Naoto Sogihara, Mariko Kuroda, Masaru Tsujimoto, Yoshihiko Sugimoto(MOL), Ken Hasegawa(MOL)

研究内容:
 当所で開発している実運航シミュレーションについて、航海ごとに異なる排水量の補正方法が実運航での燃料消費量推定精度に与える影響について実船データより検証しました。
 アドミラルティ係数を用いた場合に、燃費推定精度±1%の場合には排水量差が±2~3%であることを明らかにしました。


                   最優秀賞の賞状         受賞ポスター
研究施設の一般公開、4月24日(日)に開催
2016/01/14
研究施設の一般公開、4月24日(日)に開催


 海上技術安全研究所、電子航法研究所及び交通安全環境研究所は、平成28年4月24日(日)に合同で研究施設を一般公開いたします。このイベントは毎年4月に行われる「科学技術週間」の行事の一環として、東京都三鷹市から調布市にかけて隣接する3研究所が合同で、一般の方々に公開しているものです。日ごろの研究活動の一部や私たちの今後の取り組みなどをご覧いただきます。事前の申し込み等は必要なく、入場無料です。
 同日は隣接する宇宙航空研究開発機構も一般公開し、4研究所でスタンプラリーを実施します。詳細は3月に発表いたします。

【問い合わせ先】
(国研)海上技術安全研究所 企画部 電話0422-41-3005 http://www.nmri.go.jp/
(国研)電子航法研究所 企画課 電話0422-41-3168 http://www.enri.go.jp/
(独) 交通安全環境研究所 企画室 電話0422-41-3207 http://www.ntsel.go.jp/

◆前回の一般公開の模様◆
左 :【海上技術安全研究所】400m試験水槽は模型船を動かす台車に乗れるため人気でした
中央:【電子航法研究所】みんなで実験用航空機の紙飛行機を作りました
右 :【交通安全環境研究所】ドライビングシミュレータで、免許がなくても運転を体験

※今回の公開施設やイベント内容は、前回のものから変更になる場合もあります。
「二軸荷重下の疲労亀裂」と「海流発電装置」の実験を公開
2016/01/08
「二軸荷重下の疲労亀裂」と「海流発電装置」の実験を公開


 国立研究開発法人海上技術安全研究所(海技研、理事長:茂里一紘)は1月26日(火)に「二軸荷重条件下における疲労亀裂伝播特性」と「海流発電装置」の実験を公開します。

第1部 <二軸荷重下の疲労亀裂>(13:30~15:00)
 これまでの疲労寿命評価は、一軸荷重条件下での疲労亀裂伝播試験に基づいて行われてきました。実際には、船体各部に多軸応力が加わり、微少な複数表面亀裂の発生、合体・成長、単一表面亀裂、板厚貫通亀裂へと疲労亀裂は成長すると考えられます。
 本実験では、位相の異なる二軸荷重条件下でテストピースの疲労亀裂伝播試験を実施し、疲労亀裂の進展速度が異なることを見ることができます。
 実験を通して、船舶の各構造部位における荷重条件によって疲労亀裂の進展速度が大きく異なることを実証します。

第2部 <海流発電装置>(15:10~16:40)
 海技研では、浮体式洋上風力発電、波力発電、海流・潮流発電等の海洋再生可能エネルギー利用に関する研究を行っています。
 このたびは、水中浮遊式海流発電装置の安全性評価等の検討の目的で実施している実験を公開します。水平軸型・双発式の水中浮遊式海流発電施設の模型を水槽中で曳航し、実海域を想定した相対流速条件下で、正常な発電時および異常事態発生時に、この様な施設がどのような挙動をとるのか御覧頂きます。
 海技研は、この様な実験や理論解析等を通じて、我が国での海洋再生可能エネルギー利用の実用化に向けて、安全性や発電性能を評価するほか、ガイドラインの作成を実施しています。
 当日は、これらの海技研の取組みを紹介し、実験の目的や概要を説明した上で、実験を見て頂きます。また、関連する説明パネル等を併せて展示します。
 なお、今回の実験は、国土交通省からの受託研究「潮流・海流等海洋エネルギー発電施設の安全対策のための調査研究」の一部として行っているものです。

日時:平成28年1月26日(火)
  第1部 <二軸荷重下の疲労亀裂> 13:30~15:00(受付は13:00から)
  第2部 <海流発電装置> 15:10~16:40(受付は14:40から)
場所:海上技術安全研究所 東京都三鷹市新川6-38-1
   本館1階会議室で説明した後、それぞれの試験場へ移動し公開実験を実施します。

 ※お申し込みは終了致しました※

  二重荷重試験の様子
CFDの国際ワークショップ「Tokyo2015」開催
2015/12/09
CFDの国際ワークショップ「Tokyo2015」開催


 船舶流体力学におけるCFD(数値流体力学)の国際ワークショップ「Tokyo2015」が、12月2日(水)から4日(金)にかけて三鷹市の海上技術安全研究所で開催されました。
 国際ワークショップは、共通の計算対象を定めて参加者が計算結果を持ち寄り、実験結果や他の計算結果などと比較することにより、計算技術の現状を評価することを目的としています。

 Tokyo2015では、新しい船型を2隻追加するとともに、省エネ付加物や波浪中の自走シミュレーションなど対象を広げました。17のテストケースに対して15カ国から30グループの計算結果が提出されました。100人弱の参加者とともに、CFD技術の現状に関して活発な議論が行われました。

 国際ワークショップは1980年に始まり、今回が7回目となります。海技研は3回目のホスト役を務めました。


   挨拶する茂里理事長 
内航貨物船の航行記録活用で、海流予測の精度向上
2015/12/04
内航貨物船の航行記録活用で、海流予測の精度向上


 海洋研究開発機構(JAMSTEC)、名古屋大学、東京大学と共同で、従来の海洋観測データとは全く異なる種類のデータであるオオミズナギドリの位置情報と内航貨物船の航行記録を活用することによって海流予測の精度が向上することを示しました。本成果は、英科学誌「Scientific Reports」に12月3日付け(日本時間)で掲載されました。
 本件に関して12月3日、4者共同でプレス発表を行いました。

 ※詳しくはこちらの別紙PDFをご参照ください。
NHKの『探検バクモン』で海技研紹介
2015/12/03
NHKの『探検バクモン』で海技研紹介


 国立研究開発法人 海上技術安全研究所(理事長 茂里一紘)の研究施設が、NHK総合テレビで12月9日(水)に放送される『探検バクモン』で紹介されます。“お笑い知識人”「爆笑問題」(太田光、田中裕二)が、海技研の研究キーパースンを直撃し、また、普段は見られない研究現場に入り、「大人の社会科見学」を視聴者に体験させるものです。

 番組では、海技研の「実海域再現水槽」で補助推進装置を備えた模型船による自由航走模型試験、「変動風水洞」で模型と風向きの関係、「操船リスクシミュレータ」における操船の難しさなどが紹介されます。
 爆笑問題に研究所を案内するのは、流体性能評価系の黒田貴子主任研究員。実験の紹介を、実海域再現水槽で谷澤克治・研究統括主幹、変動風水洞で藤原敏文・海洋エネルギー研究グループ長、操船リスクシミュレータでは福戸淳司・運航・物流系長が行います。

 放送は、12月9日(水)午後10時55分~11時20分(25分)。再放送は、総合テレビで12月15日(火)午後4時25分から予定されています。9日の番組のタイトルは「海という名のフロンティア」。

 『探検バクモン』のホームページは、http://www.nhk.or.jp/bakumon/です。
最低推進出力ガイドラインの改正に対応した「VESTA V3.3」をリリース
2015/12/01
最低推進出力ガイドラインの改正に対応した
「VESTA V3.3」をリリース


 国立研究開発法人海上技術安全研究所(理事長 茂里一紘)は、EEDI規制に係る最低推進出力ガイドラインが改正されたことをうけ、プログラム「VESTA」の最低推進出力判定機能を改正に対応させ、11月30日に「VESTA V3.3」をリリースしました。あわせて、「VESTA V3.3」は一般財団法人日本海事協会(会長 上田德)から、改正された最低推進出力ガイドラインに対応しているとして、当該機能のプログラム認証を取得しました。
 今後、新造船でEEDI規制に係る最低推進出力の適合性を判定する場合や、規則に適合する設計を検討する際の負担軽減につながると期待されます。

 外航海運から排出されるGHG(温室効果ガス)の削減のため、国際海事機関(IMO)にて、海洋汚染防止(MARPOL)条約の一部改正としてEEDI(新造船に対するエネルギー効率設計指標)規制が2013年1月に発効しました。この規制に関連し、IMOにて、船舶が最低限備えるべき推進出力に関するガイドラインが作成されています。
 この最低推進出力ガイドラインは、載貨重量(DWT)から簡易に合否が判定できるレベル1と、数値計算により合否を判定するレベル2で構成されますが、今回はレベル1の内容が改正になりました。本年11月16日以降の建造契約船から新たな規制が適用されました。このため、「VESTA」は日本海事協会から改正された規則に対応していると当該機能に関する認証を本年11月16日付で取得しました。
 プログラム「VESTA」により、レベル1と同時にレベル2の規則適合性の判定を行うことが可能です。

 これまでに、プログラム「VESTA」は、一般財団法人日本船舶技術研究協会(会長 松田章)の支援を受けて最低推進出力判定の機能を追加し、当該機能に関する認証を日本海事協会から平成26年3月20日付で、国内で初めて取得しています。

今回取得したプログラム鑑定書               
「水中音響映像システムおよびホバリング型AUV」の現地公開実験・講演会(結果)
2015/12/01
「水中音響映像システムおよびホバリング型AUV」の
現地公開実験・講演会(結果)


 国立研究開発法人海上技術安全研究所(海技研、理事長:茂里一紘)は、11月25日、寒く雨が降っていたにも拘わらず多くの方(150名程)にご来場いただいた標記公開実験・講演会(於 京浜港ケーソンヤード)にて、ホバリング型AUV(Autonomous Underwater Vehicle:自律型無人潜水機)『ほばりん』の潜航デモンストレーションを実施しました。
 今後、同場所にて性能確認試験を実施した後、浅海域での試験を行なうこと等により、段階的に深海域での実運用を目指しています。

 

写真左:研究統括主幹田村による実験解説状況
写真中央:自律航行中の「ほばりん」(潜航前)
写真右:潜航デモ成功、水面下に


関連HP:
http://www.nmri.go.jp/cgi-bin/nmri_news/topics.cgi#257
http://www.pari.go.jp/event/seminar/2015/sip_20151125.html
インドネシアの舶用燃焼技術、造船技術を支援
2015/11/20
インドネシアの舶用燃焼技術、造船技術を支援
同国の国立研究機関、工科大と協議


 国立研究開発法人海上技術安全研究所(海技研、理事長:茂里一紘)は、インドネシアの地球温暖化対策と国産燃料の使用政策、造船技術の向上を研究面で支援するため、茂里理事長をはじめとする代表団を11月23日からインドネシアへ派遣します。同国では、研究技術省傘下のインドネシア技術応用評価庁(BPPT)とスラバヤ工科大学を訪問し、今年から開始した環境研究の進捗状況の報告と今後の協力の進め方について話し合います。

 インドネシアは、1万7000という世界最多の島嶼国であり、多数の船舶による輸送が必要です。このため、インドネシア政府は、経済発展につながる安全環境面の向上を含めた海上輸送の近代化政策を推進しています。同国はまた産油国ではありますが、近年石油需要が増加し、石油輸入国となり、国内産のバイオ燃料の使用を推進しています。

 こうした状況により、カーボンオフセットとしてCO2排出量がゼロと見なされる自国産パーム油や、CO2排出量が少ない自国産天然ガス燃料を船舶燃料としての利用を研究しています。さらに、島嶼間の輸送に従事する船舶の近代化や世界有数の海底資源の資源開発技術の向上について、わが国に協力を求めています。

 海技研は、2013年にBPPT及び同国唯一の造船学部をもつスラバヤ工科大学と包括連携研究協定を締結しました。協定に基づき、今年は、EEDI国際ワークショップでの講師としての招聘、インドネシア産のパーム油を海技研のエンジンで燃焼する共同実験を実施しています。同実験では、排気ガスの測定や船舶燃料としての使用可能性のデータを取得しました。今回の訪問では共同研究会を開催して実験結果について協議します。また、BPPT議長との懇談や、インドネシアでの船舶燃料として天然ガスを燃料として利用する研究協力についても協議します。

 さらに、BPPTから海技研に今年寄せられた、船舶海洋技術開発に関する研究人材育成の要請について、具体的な協議を行います。海技研はBPPTの研究者・技術者を受け入れて研修を行うとともに、日本の研究者が現地で講義するなど連携協力の実施方法について協議調整を行います。
 BPPTおよびスラバヤ工科大学は、政府の政策を技術面で支えており、海技研との研究連携は、今後、同国の海運、造船、海洋開発政策面での日本の技術の活用に繋がっていくものと期待されます。


参考:
①インドネシア技術応用評価庁(BPPT:Badan Pengkajian dan Penerapan Teknologi)
 は、船舶、エネルギー、情報、食品などの総合研究機関。研究者・技術者総数1400人、
 船舶部門の試験水槽は日本の技術援助で建設されました。
②スラバヤ工科大学は、同国で唯一、造船学部(学生数約2000人)をもつ工科大学で、
 造船学部は造船、舶用機械、海洋開発、海上輸送の4学科からなります。
③パーム油は、パーム椰子から採取するバイオ燃料です。世界で約6000万klが生産さ
 れていますが、90%はインドネシアとマレーシアで生産されています。インドネシアは
 約3000万klを生産しており、その量は日本の軽油(トラックなどの燃料)の年間消
 費量に相当します。

写真左:バイオ燃料を燃焼試験中のエンジン
写真右:BPPTとの連携協定締結(2013年11月6日、左から茂里海技研理事長、
    BPPTのMarzan A.Iskandar議長(当時))
生産性の向上と技能者育成にAR技術を活用
2015/11/18
生産性の向上と技能者育成にAR技術を活用
~造船生産支援システムを開発~


 国立研究開発法人海上技術安全研究所(理事長 茂里一紘)は、富士通、および富士通システムズ・ウエストとの共同で、造船生産支援システムのプロトタイプを開発しました。本システムは、海上技術安全研究所の造船支援システムに関する研究の蓄積と、富士通のAR技術により現場業務を支援するシステム「FUJITSU Manufacturing Industry Solution PLEMIA Maintenance Viewer V2」を活用して開発されました。
 本件に関して11月18日、3社共同でプレス発表を行いました。

 ※詳しくはこちらの別紙PDFをご参照ください。
「水中音響映像システムおよびホバリング型AUV」の現地公開実験・講演会
2015/11/17
「水中音響映像システムおよびホバリング型AUV」の現地公開実験・講演会
‐次世代海洋資源調査技術(海のジパング計画)への取り組み‐


 国立研究開発法人海上技術安全研究所(海技研、理事長:茂里一紘)は、国土交通省関東地方整備局、国立研究開発法人港湾空港技術研究所および公益社団法人土木学会建設用ロボット委員会主催の公開実験・講演会(平成27年11月25日 於)関東地方整備局京浜港事務所京浜港ケーソンヤード)に参加し、ホバリング型AUV(Autonomous Underwater Vehicle:自律型無人潜水機)『ほばりん』の潜航デモンストレーションを実施します。公開実験・講演会の内容、参加方法は、国立研究開発法人港湾空港技術研究所の以下のHPを参照ください。
http://www.pari.go.jp/event/seminar/2015/sip_20151125.html
12月10日(木)に海洋技術フォーラムシンポジウム
2015/11/16
12月10日(木)に海洋技術フォーラムシンポジウム


 海洋資源開発分野への民間企業の参入を促進するために、海洋技術フォーラムシンポジウムが2015年12月10日、東京大学の安田講堂で開催されます。主催は海洋技術フォーラムで、当研究所も共催しております。また、当研究所の井上四郎特別顧問がパネルディスカッションのモデレータを務め、浦環フェローが司会を務めるとともに当シンポジウムを締めくくります。概要は下記のとおりです。詳細なプログラムや参加申し込み方法などは、下記のWeb申込フォームまでアクセスしてください。


・タイトル     海洋技術フォーラムシンポジウム
            ~海洋資源開発分野への民間企業の参入を促進するために~
・日 時      2015年12月10日(木)13:00~17:10
・会 場      東京大学 安田講堂 (東京都文京区本郷 7-3-1)
・参加費      無料
・定 員      800名
・Web申込フォーム http://blog.canpan.info/mt-forum/archive/394
「振動水柱型浮体式波力発電装置」の実験を公開
2015/11/09
「振動水柱型浮体式波力発電装置」の実験を公開


 国立研究開発法人海上技術安全研究所(海技研、理事長:茂里一紘)は11月26日に「振動水柱型浮体式波力発電装置」の実験を公開します。

 振動水柱型はOWC(Oscillating Water Column)とも言い、海面上を閉囲して上方に吸排気穴を設けた空気室を持ち、空気室内部の海面の上下動から生じる吸排気穴での空気流によって空気タービンを回転させる方式で、世界的に研究開発が進んでいます。

 この様なシステムの開発において水槽実験は欠かせませんが、実物を縮尺模型で模擬する際の特殊な物理法則を適切に考慮する必要があります。今回は、縮尺模型において空気タービンをオリフィス等で模擬する際の流体力学的特性の計測のための基礎的な部分実験、およびオリフィス等を装着した全体縮尺模型を用いた水槽実験の、それぞれの実験状況を同時に公開し、当方式の実験体系の全容をご覧に入れます。

 また、昨年度に行った2種類の可動物体型波力発電装置(同調制御による並進動揺型、屈曲動揺型)の水槽実験模型および説明パネルを併せて展示し、海技研が保有する波力発電実験技術体系を総覧して頂きます。

 海技研は、この様な実験や理論解析等を通じて、我が国での波力発電の実用化に向けて、安全性や発電性能を評価するほか、ガイドラインの作成を実施しています。

 当日は、これらの海技研の取組みを紹介し、それぞれの実験の目的や概要を説明した上で、実験を見て頂きます。

 なお、今回の実験は、国土交通省からの受託研究「潮流・海流等海洋エネルギー発電施設の安全対策のための調査研究」の一部として行っているものです。

  日時:平成27年11月26日(木) 14:00~16:00(受付は13:30から)
  場所:海上技術安全研究所 東京都三鷹市新川6-38-1
     本館1階会議室で説明した後、動揺試験水槽へ移動し公開実験を実施します。

  ※お申込みは終了いたしました※

AUV『ほばりん』を「サイエンスアゴラ」へ出展
2015/11/06
AUV『ほばりん』を「サイエンスアゴラ」へ出展


 国立研究開発法人海上技術安全研究所(海技研、理事長:茂里一紘)は11月14日、15日にホバリング型AUV(Autonomous Underwater Vehicle:自律型無人潜水機)『ほばりん』を日本最大級の科学イベント「サイエンスアゴラ」へ出展します。サイエンスアゴラは、国立研究開発法人科学技術振興機構が主催し、11月13日から15日までの3日間、東京台場地区の日本科学未来館、産業技術総合研究所、フジテレビ湾岸スタジオなどで開催され、1万人を超える来場が期待されています。海技研が出展する『ほばりん』は日本科学未来館1階の「Aa-035ブース」に展示します。

 『ほばりん』は、10月15日に開催された「SIPシンポジウム2015」(主催:内閣府)において、「次世代海洋資源調査技術」(海のジパング計画)の主要成果として展示され、多くの来場者にご興味を持って頂きました。サイエンスアゴラでも、SIPの主要成果の1つとして展示されます。

 海技研は、『ほばりん』を11月13日開催の海技研講演会に展示した後、14日、15日の両日、サイエンスアゴラで展示します。

(注): 「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」「次世代海洋資源調査技術」(海のジパング計画)では、海洋鉱物資源を低コスト・高効率で調査する技術に関する研究開発を国主導で行い、民間に技術移転することで日本の海洋資源調査を飛躍的に加速することを目指しています。
『ほばりん』(海技研試験水槽にて)
『ほばりん』(海技研試験水槽にて)


                   
「JOGMEC Techno Forum2015」に出展
2015/10/22
「JOGMEC Techno Forum2015」に出展


 国立研究開発法人海上技術安全研究所(理事長 茂里一紘)は、東京都内で10月28日、29日に独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が主催する国際フォーラム「JOGMEC Techno Forum2015」で、併設される展示会に出展します。

 技術ソリューション事業「氷海開発を支援するための高精度氷況観測技術の開発」及びJOGMECとの共同研究「厳しい海気象条件下における大水深油ガス田開発の為の浮体式掘削・生産システム技術に関する研究」の研究内容を研究者が説明します。

 JOGMEC Techno Forum2015は、技術立国である日本の特性を活かし、技術シーズを有する本邦企業と日本技術に期待を寄せている海外資源開発国(企業)との連携を深めることを目的としており、今年で3回目を迎えます。

日時   10月28日(水)~29日(木)
場所   パレスホテル東京(東京都千代田区丸の内1-1-1)
http://www.jogmec.go.jp/news/event/event_k_06_000002.html 
JIME電気電子システム研究委員会を開催
2015/10/22
JIME電気電子システム研究委員会を開催
2015年度第3回委員会を海技研で開催


 日本マリンエンジニアリング学会(JIME)は、2015年度第3回電気電子システム研究委員会を10月9日に海上技術安全研究所に於いて開催しました。

 本研究委員会は、船舶・海洋分野に関わる電気、電子、自動化等のハード・ソフト面を含めた幅広い分野において、技術の変遷・進展にあわせたトピックスや課題を取り上げた調査研究活動を行っています。

 第3回委員会では、周囲環境を考慮した電気設備、技術者継続教育や技能・技術伝承、会誌掲載の年鑑について討議が行われました。また、海技研の研究施設のうち、中水槽、実海域再現水槽、変動風水洞、操船リスクシュミレータの見学会も実施しました。

写真左:中水槽見学の様子
写真右:変動風水洞見学の様子
「サプライチェーンリスク管理と人道支援ロジスティックス」発刊
2015/10/20
運航・物流系の間島副系長、小林研究員が執筆に参加
「サプライチェーンリスク管理と人道支援ロジスティックス」発刊


 運航・物流系の間島隆博副系長と小林和博研究員が執筆に加わった、「サプライチェーンリスク管理と人道支援ロジスティックス」が近代科学社から発刊されました。著者は6名で、2名が海技研の研究者です。

 東日本大震災後にサプライチェーンが途絶し、国内外へ影響したことをうけ、サプライチェーンのリスク管理をはじめとした研究が進みました。その研究成果をまとめたのが本書です。

 間島副系長は、「災害時における救援物質の輸送体制とシミュレーター」を担当しました。東日本大震災をはじめ、過去の大震災では救援物資輸送が混乱したことを踏まえ、間島副系長は本報告で、「計画上の輸送体制と発災後に生じた輸送体制の変化を概観するとともに、輸送体制の性能評価を目的に開発された、災害時物資輸送シミュレータの機能や解析例について」まとめています。

 小林研究員が「人道支援サプライチェーンにおける数理モデル」を担当しました。小林研究員は、数理計画についての基礎理論とリスクへの対処法について概観した後で,通常時のサプライチェーンにおける数理モデルと人道支援サプライチェーンにおける数理モデルを紹介しています。

「サプライチェーンリスク管理と人道支援ロジスティックス」は大型本278ページ、7560円です。書籍コード:ISBN-10: 4764904918、ISBN-13: 978-4764904910
「ほばりん」、SIPシンポジウム2015でお披露目(結果)
2015/10/19
「ほばりん」、SIPシンポジウム2015でお披露目(結果)


 国立研究開発法人 海上技術安全研究所(理事長 茂里一紘)は、SIP「海のジパング計画」(※1)で開発した水中ロボット(AUV)「ほばりん」実機を内閣府が主催するSIPシンポジウム2015(※2)においてお披露目しました。

 「ほばりん」の展示とともに弊所水中機器試験水槽での動作確認試験の様子を録画したビデオを放映し、多くのシンポジウムの参加者に、弊所が「計画」の中で担当している研究開発の内容をご紹介させていただく貴重な機会となりました。

 今後、水槽試験における調整などをさらに進め、実海域での試験を経て、実海域運用を早期に実現すべく努力していきます。

※1:SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)「次世代海洋資源調査技術」(海のジパング計画)では、海洋鉱物資源を低コスト・高効率で調査する技術に関する研究開発を国主導で行い、民間に技術移転することで日本の海洋資源調査を飛躍的に加速することを目指しています。

※2:SIPシンポジウム2015(主催:内閣府)
http://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/sympo1510/sympo2015.html

 


参考:海技研SIPホームページ:https://www.nmri.go.jp/sip/sip_index.html
第15回講演会の特別講演、研究講演の題目ご案内
2015/10/13
第15回講演会の特別講演、研究講演の題目ご案内
AUV「ほばりん」実機を同時展示


 国立研究開発法人 海上技術安全研究所(理事長 茂里一紘)は11月13日(金)、東京都千代田区平河町のJA共済ビルで第15回講演会を開催しますが、その講演題目をご案内します。

 特別講演では、国土交通省の坂下広朗海事局長に「船舶ビッグデータによる海事産業の変革」、日本郵船株式会社の田中康夫専務経営委員に「海運におけるビッグデータの活用とIoT」、さらに一般財団法人日本船舶技術研究協会の斎藤英明基準・規格グループ長に「IMO/MEPCの仕組み~政府間交渉を国際競争に活用するためには~」と題して講演していただきます。

 研究講演は、「海上交通のデータ解析と安全設計」「構造安全評価と船上モニタリング」「次世代海洋資源調査技術の開発」です。

 講演会では、水中ロボットAUV(自律型無人探査機)「ほばりん」の実機を展示する予定です。

                    記

・日時 平成27年11月13日(金) 13:30~17:00

・会場 JA共済ビル カンファレンスホール ◆アクセスマップ◆
    東京都千代田区平河町2-7-9
    電話:03-3265-8716

・プログラム

【特別講演】
13:35~14:00(25分)
 「船舶ビッグデータによる海事産業の変革」     国土交通省海事局長 坂下広朗

14:00~14:40(40分)
 「海運におけるビッグデータの活用とIoT」   日本郵船㈱専務経営委員 田中康夫

14:40~15:10(30分)
 「IMO/MEPCの仕組み~政府間交渉を国際競争に活用するためには~」
            (一財)日本船舶技術研究協会基準・規格グループ長 斎藤英明

【研究講演】
15:25~15:55(30分)
 「海上交通のデータ解析と安全設計」
               海洋リスク評価系リスク解析研究グループ長 伊藤博子

15:55~16:25(30分)
 「構造安全評価と船上モニタリングシステム」     構造安全評価系長 有馬俊朗

16:25~16:55(30分)
 「次世代海洋資源調査技術の開発」          研究企画調整主幹 田村兼吉

・入場料 無料ですが事前登録制です

※お申込みは終了いたしました※

プログラムはこちら  
金湖上席研究員、九州大学主催のセミナーで出前講座
2015/10/09
金湖上席研究員、九州大学主催のセミナーで出前講座


 当研究所の金湖富士夫・海洋リスク評価系上席研究員は9月29日、九州大学海洋システム工学部門主催の第4回船舶海洋工学セミナーで出前講座を行いました。
(セミナーに関してはこちらのプログラムを参照してください)

 九州大学の稲盛財団記念館で開かれた同セミナーで、金湖上席研究員は、「船舶におけるリスク評価について- IMOにおけるリスク評価の導入・進展とリスクベース設計 -」という主題で、これまで金湖上席研究員が行ってきたFSA (Formal Safety Assessment)およびリスクベース設計に関連した研究に関して、質疑応答を含めて90分の講演を行いました。

セミナーには、九州大学工学部地球環境工学科船舶海洋システム工学コースの学部生の皆さん、同大学工学府海洋システム工学専攻、都市環境システム工学専攻および建設システム工学専攻の大学院生、さらに工学研究院海洋システム工学部門の教員の皆様、総勢100人ほどの方々が聴講されました。

 また、前長崎総合科学大学学長であられた貴島勝郎先生、九州運輸局の加藤隆一海上安全環境部長も列席しておられました。この講演に対して学生、教員の方々からFSAにおける海上技術安全研究所のスタンス等に関して熱心なご討議をいただきました。

 セミナーでは、さらに、国土交通省海事局安全政策課の中川直人総括課長補佐、三井造船㈱千葉造船所船舶設計部の小汐啓介課長がご講演されました。
 9月30日には、篠田岳思教授、田中太氏准教授と九州大学海洋システム工学部門 海洋システム設計学講座 機能システム工学研究室の学生の方々により詳細な点について講義いたしました。

「ほばりん」、SIPシンポジウム2015でお披露目
2015/10/08
「ほばりん」、SIPシンポジウム2015でお披露目


 国立研究開発法人 海上技術安全研究所(理事長 茂里一紘)は、SIP「海のジパング計画」(※1)で開発した水中ロボット(AUV)「ほばりん」実機を内閣府が主催するSIPシンポジウム2015(※2)においてお披露目します。

 「ほばりん」は、ホバリング型AUV(Autonomous Underwater Vehicle)と呼ばれるタイプの水中ロボットで、ヘリコプターの様に自動的に水中で止まったりゆっくり移動しながら、2000mもの深海における海底地形や資源の調査などを海底面に接近して行うことを目的として開発したものです。

 昨年度末、機体として完成し、現在、実海域での運用に向け、水槽試験における調整などを行っている段階です。今後の実海域での早期の活躍が期待されています。


※1:SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)「次世代海洋資源調査技術」(海のジパング計画)では、海洋鉱物資源を低コスト・高効率で調査する技術に関する研究開発を国主導で行い、民間に技術移転することで日本の海洋資源調査を飛躍的に加速することを目指しています。

※2:SIPシンポジウム2015(主催:内閣府)
http://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/sympo1510/sympo2015.html

参考:海技研SIPホームページ:https://www.nmri.go.jp/sip/sip_index.html

</div></div></td>
      </tr>
      <tr>
        <td><div class=
船舶用エンジンでパーム油燃料の国際共同実験を開始
2015/10/06
船舶用エンジンでパーム油燃料の国際共同実験を開始


 国立研究開発法人 海上技術安全研究所(理事長 茂里一紘)は、パーム油(やし油)燃料を使った国際共同実験を開始しました。2013年に包括連携研究協定を締結したインドネシア技術応用評価庁(BPPT)と、インドネシア産パーム油を船舶用エンジンの燃料として使用した燃焼実験を開始したものです。今回の実験には、国内のエンジンメーカー、大学も参加します。

 インドネシアでは、地球温暖化対策及び国産燃料の使用としてパーム油を重油や軽油に混合したバイオ燃料の使用が政府により進められています。特に、我が国と同様1万7000の島からなる島嶼国であることから、船舶用燃料としての使用が注目されています。今回の国際共同実験は、インドネシア政府が、2020年から30%の混合(B30)の使用を強制化するための実用化研究を進めているBPPTと、船舶用エンジンで研究力を持つ海技研が海技研内の船舶用エンジンを使用して共同研究を行うものです。

 実験は、10月5日から開始し、BPPTの研究者も参加し、約1カ月にわたり、B30(30%混合)、B50(50%混合)、B100(100%)、CPO(生パーム油)の燃焼実験を行うほか、B30の100時間耐久試験を実施します。インドネシア産パーム油を、船舶用エンジンで使用する大規模な燃焼試験は、世界初です。

 インドネシアは、マレーシアと並ぶパーム油の大生産国で、年間3000万klが生産されています。現在は、食用油や洗剤用原料としての使用が中心ですが、バイオ系燃料では最も生産量が大きいことから、今後は燃料としての使用を増加させることとされています。また、パーム油などのバイオ燃料は、10%混合すればCO2排出量が10%削減(カーボンニュートラル)とみなされ、また、硫黄分が無いため排気ガスがクリーンな燃料として注目されています。

 実験に参加しているのは、インドネシアへ船舶用エンジンを供給しているダイハツディーゼル株式会社、新潟原動機株式会社、ヤンマー株式会社、参加する大学は国立大学法人九州大学で、バイオ燃料の燃焼技術や排気ガスの研究で実用化を支援します。
 海技研はインドネシアの環境政策に協力し、国際貢献を進めています。

(注)
①BDF(Bio Diesel Fuel:植物由来の油や廃食用油からつくられるディーゼルエンジン用燃料の総称):パーム油の使用ではメチルエステル化処理して、燃料として使用しやすくし重油、軽油に混合する
②CPO(Crude Palm Oil:生パーム油):パーム椰子の種を絞ったもの


写真左:燃焼実験に用いているエンジン
写真右:BDF(左側)と食用に精製したパーム油(右側)
上野グループ長、辻本グループ長がRIOS研究講演会で出前講座
2015/10/02
上野グループ長、辻本グループ長がRIOS研究講演会で出前講座


 当研究所の上野道雄・流体性能評価系運動性能研究グループ長、辻本勝・流体設計系実海域性能研究グループ長は9月30日、RIOS研究講演会で出前講座を行いました。RIOSは大阪大学に設置された実海域船舶性能研究イニシアティブ(研究拠点)です。

 研究講演会では、上野グループ長が「自由航走模型船を使って実船の性能を推定する方法」、辻本グループ長が「短波頂不規則波中抵抗増加の推定における方向スペクトラムの影響」について、当研究所で実施している研究内容の発表を行いました。

 研究講演会には約30人が参加し、実船と模型船で操縦性能を相似にして試験を行う方法、2ピーク型方向スペクトラムの場合に標準スペクトラムを使用すると推定精度に与える影響が大きいことなどについて質疑が行われました。
田村研究統括主幹、日本郵船歴史博物館で講演
2015/09/29
田村研究統括主幹、日本郵船歴史博物館で講演


 9月26日、田村兼吉研究統括主幹は横浜市にある日本郵船歴史博物館で「船舶の過去・現在・未来」と題する90分を超える講演を行いました。これは日本郵船130周年記念の特別展として企画されたもので、船舶に関してその歴史から最新の状況、そして将来の展望についての講演で、当所の出前講座として行われました。

 講演では、まず舟が世界で最も古い乗り物であること、古代の舟、人力船と帆船の時代のほか、フネを表す漢字(舟・艇・船・船舶)の違いなどを紹介しました。

 また、浮力と復原性、推進・運動性能、構造力学といった造船の基礎的な理論を用いてどのように船舶を設計してきたかを分かりやすく解説しました。

 このほか、コンテナ船やタンカーといった様々な船舶とその特徴、船種別による最新の話題の紹介、さらに、造船や海運といった船舶に関係する業界について、その現状と課題を。最後に、船舶の安全や環境を守るために実施されている施策や将来に向けての研究について、解説しました。

写真左:日本郵船歴史博物館がある横浜市の日本郵船のビル
写真右:講演する田村研究統括主幹
第15回講演会、11月13日に開催
2015/09/15
第15回講演会、11月13日に開催
「船舶ビッグデータがもたらす海事イノベーション」


 国立研究開発法人 海上技術安全研究所(理事長 茂里一紘)は11月13日(金)、JA共済ビル(東京・平河町)で第15回講演会を開催します。講演会のテーマは「船舶ビッグデータがもたらす海事イノベーション」です。ビッグデータやICT(情報通信技術)の海事産業への活用、ロボット技術の進展などを踏まえ、我が国海事産業の革新、発展に焦点を当てています。
 講演会では特別講演として、国土交通省海事局長の坂下広朗様、日本郵船株式会社専務経営委員の田中康夫様、国際海事機関(IMO)海洋環境保護委員会(MEPC)の副議長に選出された日本船舶技術研究協会の斎藤英明様に、ご講演いただきます。
 研究講演では、当所の研究者3名がビッグデータやICTの活用、さらにAUV(自律型無人潜水機)の開発などについて講演いたします。
 詳細内容が決定しましたなら、改めてご案内いたします。

・日程:平成27年11月13日(金)13:30~17:00
・会場:JA共済ビル(東京都千代田区平河町2-7-9)アクセスマップ

※お申込みは終了いたしました※
第2回「AUV開発検討委員会」(SIP「海のジパング計画」AUVの有識者会議)を開催
2015/08/06
第2回「AUV開発検討委員会」
(SIP「海のジパング計画」AUVの有識者会議)を開催


 当研究所では、昨年度より、SIP「海のジパング計画」(※)におきまして、専用船でなくとも運用できる小型AUVを開発することなどに取り組んできており、この開発において水中機器のユーザー、オペレーター、有識者等のご意見をお伺いする場として、「AUV開発検討委員会」(座長:東京大学 大学院新領域創成科学研究科海洋技術環境学専攻 高木先生 メンバー:水中機器のユーザー、オペレーター、有識者等)を設置しております。
 今般、平成27年7月31日、開発パートナーの三井造船株式会社様、株式会社三井造船昭島研究所様(以下、「昭島研」様)の協力を得て、その第2回目の会議を昭島研様にて開催しました。委員、関係省庁各位など15名程に参加いただき、開発状況をご説明申し上げるとともに、開発中のAUVの模型試験をご視察いただくなどにより、今後の開発に参考となる貴重なご意見等を頂戴することができました。
 今後とも、同会議を適時に開催することなどにより、平成30年度までに、4基の小型AUV(航行型)、洋上中継器、投入・揚収システム等を開発し複数AUVの同時運用を確立する計画に従い、さらに取り組んで参ります。
(海技研SIPホームページ:https://www.nmri.go.jp/sip/sip_index.html

 
 

写真中央、水槽試験ご視察状況 (於)三井造船昭島研究所 小水槽
写真右、小型AUV水槽試験用1/2模型、全長約2m

※:SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)「次世代海洋資源調査技術」(海のジパング計画)では、海洋鉱物資源を低コスト・高効率で調査する技術に関する研究開発を国主導で行い、民間に技術移転することで日本の海洋資源調査を飛躍的に加速することを目指しています。

関連:国立研究開発法人海洋研究開発機構SIPホームページhttp://www.jamstec.go.jp/sip/
神戸のシンポジウムにブース出展
2015/07/27
神戸のシンポジウムにブース出展


 当所は、神戸市で7月31日に開催される「新しい海洋産業の創出による地域の発展と人材育成に関するシンポジウム」にブース出展します。出展物は、海底熱水鉱床の模型とホバリング型および航行型AUVの模型を組み合わせたジオラマです。

 シンポジウムは、神戸市やテクノオーシャン・ネットワークなどが日本財団の支援を受け、神戸国際会議場で「海を活用して国際海洋都市神戸の更なる発展を」テーマとして開催されます。国土交通省神戸運輸監理部の安藤昇監理部長が総合司会を務めるほか、内閣官房総合海洋政策本部参与の浦環氏による「基調講演」、有識者5名による講演、さらにパネルディスカッションを通して、海洋産業創出や人材育成の方策を探っていきます。シンポジウム開催とともに展示会が併設されます。

 当所は、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「次世代海洋資源調査技術」の一環として、海底熱水鉱床の効率的な探査のために、昨年度はホバリング型AUVを完成し、現在、航行型AUVの初号機、2号機を開発・製作しております。こうしたAUV複数機の同時運用の様子をジオラマで分かり易く紹介します。
(注:AUV=Autonomous Underwater Vehicle:無索式自律航行型水中ロボットまたは自律型無人潜水機)

AUV複数同時運用のイメージ
AUV複数同時運用のイメージ


田村センター長、「海の日」国土交通大臣表彰を受賞
2015/07/27
田村センター長、「海の日」国土交通大臣表彰を受賞


 海難事故解析センターの田村兼吉センター長が、平成27年「海の日」海事関係功労者国土交通大臣表彰を受賞し、表彰式が7月27日に国土交通省にて執り行われました。
 今回の受賞は、海難事故解析技術の高度化に努め、AISデータによる航跡の自動解析プログラムなど、新たな解析手法を開発・体系化し、船舶の安全航行に寄与した功績が高く評価されたものです。
(AIS=Automatic Identification System、自動船舶識別装置)
EEDIで国際ワークショップ開催、約110名参加
2015/07/24
EEDI改善のための船舶技術に関する国際WS開催、約110名参加


 当所は日本財団の支援を受け、一般財団法人日本船舶技術研究協会と共同で、「エネルギー効率設計指標(EEDI)改善のための船舶技術に関する国際ワークショップ」を7月22日に東京都港区にある笹川記念会館で開催しました。約110名が参加しました。国内のほか米国、インドネシア、中国の専門家による講演を熱心に聴講していました。
 EEDI規制において、基準値が段階的に強化され、将来の基準値見直しも開始されている状況を踏まえて、EEDIを改善するための先進技術について理解を深めるため、国際ワークショップを開催しました。

【講演内容】

「EEDI requirements and future subjects」
   Jeffrey G. Lantz・米国沿岸警備隊商船基準・企画部長

「EEDI規制フェーズ2に向けての見直し」
   石原彰・国土交通省海事局海洋環境政策課環境渉外室長

「EEDI改善のためのCFDを用いた船型設計」
   笠原良和・海上技術安全研究所EEDIプロジェクトチーム長

「環境対応船への実用的技術-GHG削減のための船体性能向上」
   廣田和義・ジャパンマリンユナイテッド基本計画部流体性能グループ主幹

「Indonesia’s experience: The application of biodiesel in the transportation sector」
   Rizqon Fajar・インドネシア技術評価応用庁エンジン熱力学及び推進力研究室部長

「海上公試の改正に関する新規格ISO 15016:2015」
   高木健・東京大学新領域創成科学研究科海洋技術環境学専攻海洋利用システム学講座教授

「Lines optimization with respect to fw」
   陳京普・中国船舶科学技術センター上海支部船型室副主任

「風浪中における船舶性能の推定と向上のための技術」
   辻本勝・海上技術安全研究所流体設計系グループ長

デルフト工科大学の院生34名が来所
2015/07/23
デルフト工科大学の院生34名が来所


 オランダ最古の工科大学で欧州屈指の名門校の一つである、デルフト工科大学の大学院生34名が7月22日、当所を訪問しました。研究者と意見交換をしたほか、研究施設を見学しました。
 当所は、MARIN(Maritime Research Institute Netherlands:オランダ海事研究所)と研究協力協定を結んでいますが、デルフト工科大学はMARINへも卒業生を輩出しています。今回の訪問は、デルフト大学がMARINによる推薦を受けて、当所に訪問を申し入れてきたことで実現したものです。
渡邊研究員、拾井研究員が学会から若手優秀講演賞
2015/07/13
渡邊研究員、拾井研究員が学会から若手優秀講演賞


 海洋開発系の渡邊充史研究員と流体設計系の拾井隆道研究員は、日本船舶海洋工学会春季講演会で若手優秀講演賞を受賞し、7月10日に表彰式が執り行われました。若手優秀講演賞は3名に授与されましたが、2名が当所の研究員でした。

<渡邊研究員の受賞講演>
講演論文名:
ロジスティックハブ用浮体へのシャトル船引き込みシステムに関する水槽模型試験とシミュレーション

著者:渡邊充史、石田 圭、佐藤 宏、齊藤昌勝、藤原敏文、前田克弥

講演論文内容:
 ロジスティックハブ用浮体への高速船引き込みシステムに関して、引き込みラインの最大張力を抑え、左右の張力バランスを整えながら引き込む制御方法を開発し、水槽模型試験でその有効性を示しました。また、シミュレーションでライン張力の最大値が試験結果と概ね一致することを確認し、その妥当性を示しました。

<拾井研究員の受賞講演>
講演論文名:
LDV による高レイノルズ数における乱流境界層壁面近傍の流場計測技術の開発

著者:拾井隆道、川島英幹、星野邦弘、藤沢純一、牧野雅彦、川口靖男(東京理科大学)

講演論文内容:
 LDV計測による壁面近傍のデータレート向上のために、小型高速流路において電解沈殿法をトレーサーとした乱流境界層のLDV計測を行い、 データレート、平均流速、乱流強度等への影響を調査しました。
注:LDV=レーザードップラー流速計

写真
左から、渡邊充史研究員、拾井隆道研究員
研究発表会の資料、ホームページ掲載
2015/07/07
研究発表会の資料、ホームページ掲載


 6月26日(金)に平河町のJA共済ビルで開催しました「第15回研究発表会」の講演集、ポスターセッションをホームページに掲載しました。

メニューバーの「イベント」にある「研究発表会」からお入り下さい。

18件の講演、38件のポスターセッションの各タイトルをクリックすれば、見ることができます。
東亜石油船舶部会のワークショップ開催
2015/07/02
東亜石油船舶部会のワークショップ開催


 東亜石油安全協力会船舶部会ワークショップが6月30日、当所で開催されました。同ワークショップは、忌憚のない意見交換を行うことで不安全行動を発掘し、安全な作業環境を構築することを目的としています。参加したのは主催者の東亜石油環境安全部の関係者、船舶部会の会員各社の安全管理監督者、安全管理者、安全リーダーなど26名です。

 海技研の会議室で開催したワークショップにおいて、海技研から最新の研究の紹介、海難事故解析からみたタンカー事故防止について講演しました。最新の研究では、運航計画技術研究センターの加納敏幸センター長が「航海・配船計画支援システム」、運航・物流系の福戸淳司上席研究員が「見張り支援システム」、運航・物流系の沼野正義研究員が「陸上からの機関員管理システム」を紹介しました。海難事故解析センターの田村兼吉センター長が「海難事故解析からみたタンカー事故防止」について講演しました。

 研究紹介や講演のあと、400m水槽や実海域再現水槽、操船リスクシミュレータなどを見学しました。船舶部会の懇親会には研究者も参加し、活発に意見交換をしました。
第15回研究発表会開催、248名が参加
2015/07/01
第15回研究発表会開催、248名が参加


 当研究所は6月26日、第15回研究発表会を開催しました。第14回までは、三鷹本所の会議室で2日間にわたって開催していましたが、第15回となる今年は、東京都千代田区平河町の会場で1日で、研究発表を行いました。外部からの参加者は248名を数えました。

 研究発表会は講演(18本)、ポスターセッション(38本)で構成し、講演は2会場で、また研究テーマごとに分けて実施しました。質疑も活発で、講演終了後により詳細な情報を求め講演者へ質問する場面も見られました。また、ロビーを利用してポスターセッションを実施しましたが、休憩時間を使ったコアタイム以外でも研究者と討論する姿が多く見られました。

 今年度は第3期中期計画の最終年度に当たることから、成果が出始めた研究もあり、そうした状況が関心を集めたようです。来年の研究発表会の開催場所については、今回の研究発表会を精査し決める予定です。

(写真左から講演、ポスターセッション)
EEDIで国際ワークショップ開催
2015/06/22
国際ワークショップ開催
―EEDI改善のための船舶技術―


 当所は日本財団の支援を受け、一般財団法人日本船舶技術研究協会と共同で、「エネルギー効率設計指標(EEDI)改善のための船舶技術に関する国際ワークショップ」を7月22日に開催します。国内及び米国沿岸警備隊(USCG)、中国船舶科学技術センター、インドネシア技術評価応用庁の専門家が講演します。
 EEDI規制では、基準値が段階的に強化され、技術開発の状況を勘案した将来の基準値の見直しも開始されています。こうした状況を踏まえ、EEDIを改善するための先進技術について理解を深めるため、国際ワークショップを開催するものです。
 参加費は無料ですが、申し込みが必要です。

<開催日時>
 日 時:2015年7月22日(水)13:30~17:30 (受付開始13:00)
 会 場:笹川記念会館(東京都港区三田3-12-12)
 申込方法:終了させていただきました。ありがとうございました。
 参加費:無料
 言 語:日本語および英語(同時通訳付き)

<プログラム>
開会挨拶:茂里一紘・海上技術安全研究所理事長
基調講演:Jeffrey G. Lantz・米国沿岸警備隊商船基準・企画部長
「EEDI規制フェーズ2に向けての見直し」
  石原彰・国土交通省海事局海洋環境政策課環境渉外室長
「EEDI改善のためのCFDを用いた船型設計」
  笠原良和・海上技術安全研究所EEDIプロジェクトチーム長
「環境対応船への実用的技術」(仮題)
  廣田和義・ジャパンマリンユナイテッド基本計画部流体性能グループ主幹
「インドネシアにおける輸送用バイオディーゼルの利用」(仮題)
  Rizqon Fajar・インドネシア技術評価応用庁エンジン熱力学及び推進力研究室部長
「新規格ISO 15016:2015」(仮題)
  高木健・東京大学新領域創成科学研究科海洋技術環境学専攻海洋利用システム学講座教授
「Lines optimization with respect to fw」
  陳京普・中国船舶科学技術センター上海支部船型室副主任
「風浪中における船舶性能の推定と向上のための技術」
  辻本勝・海上技術安全研究所流体設計系グループ長
閉会挨拶:神林伸光・日本船舶技術研究協会理事長
プログラムはこちら  
田村兼吉研究統括主幹が横国大で出前講座
2015/06/11
田村兼吉研究統括主幹が横国大で出前講座


 当研究所の田村兼吉研究統括主幹が6月2日、横浜国立大学で出前講座を行いました。髙品純志客員教授が担当している海洋産業特論(海洋産業界の技術開発動向)という授業 の1コマで、「海洋開発リスク管理概論」という題名です。授業とともに学内セミナーも開催するということで、大学院生19名が熱心に受講しました。

 90分間の授業内容は、「海のジパング計画」の紹介、「深海底掘削の現状」、「なぜ海洋開発にリスク評価が必要か」、「リスクとリスクマネジメント」、「海洋開発とリスク評価」、「FSAについて」、「リスク評価の実務」、「リスク評価の応用例」といったものです。

 最後には日本海事協会の「HSEマネジメントシステム導入のためのガイドライン」も各自に配布されました。
日本リモートセンシング学会論文賞を受賞
2015/06/04
日本リモートセンシング学会論文賞を受賞
サンゴ観測のレーザー観測装置開発


 日本リモートセンシング学会は6月2日、3日、千葉大学で第58回学術講演会を開催し、水中工学系の篠野雅彦主任研究員らの論文を平成26年度日本リモートセンシング学会論文賞に選定しました。
 この研究は、海技研と国立環境研究所が共同で実施しており、海技研が日本リモートセンシング学会から受賞したのは初めてです。

・論文題目:グラスボート搭載イメージング蛍光ライダーによるサンゴ観測
      (日本リモートセンシング学会誌 Vol.33 (2013) No.5
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/rssj/33/0/_contents/-char/ja/
・著者:篠野雅彦, 松本陽, 今里元信, 山野博哉, 小熊宏之

 論文は、船底観測窓付小型船舶(グラスボート)に搭載したレーザー撮像装置(イメージング蛍光ライダー)によって、サンゴ礁海域の海底蛍光画像を日中に撮影する技術を開発し、航行船舶から生きたサンゴの分布を高速に広範囲に観測する手法を確立したものです。

左から順に、
表彰式の様子(左側が篠野主任研究員)
グラスボートに装置搭載時の様子
サンゴ観測例(イメージング蛍光ライダー)
JIME海洋環境研究委員会を開催
2015/06/02
JIME海洋環境研究委員会を開催
第1回を海技研で開催


 日本マリンエンジニアリング学会(JIME)海洋環境研究委員会は6月1日、第1回研究会を三鷹市の海上技術安全研究所で開催しました。化学物質の海洋環境への影響評価や、新しい防汚システムなど、海洋環境に関する諸課題をテーマとする研究会です。

 第1回研究会では、防汚システムの価値や意義、化学物質の環境影響、汚染環境の修復などをテーマとして講演および討議が行われました。また、海技研の研究施設のうち、深海水槽、操船リスクシミュレータの見学会も行われました。

写真(左):深海水槽の見学
写真(右):操船リスクシミュレータの見学
日本船舶海洋工学会論文賞を受賞
2015/06/02
日本船舶海洋工学会論文賞を受賞
自由走行模型試験のための補助推進装置開発


 日本船舶海洋工学会は神戸で5月25日、26日に春季講演会を開催し、流体性能評価系の塚田吉昭研究員らの論文を日本船舶海洋工学会賞(論文賞)に選定した。海技研からは昨年の小山鴻一研究員に続く受賞。

・論文題目:自由走行模型試験のための補助推進装置の開発
     (日本船舶海洋工学会論文集20号、2014、p.59-67)
・著者:塚田吉昭、上野道雄、谷澤克治、北川泰士、宮崎英樹、鈴木良介

 論文は、模型船甲板部に設置した補助推進装置(空中作動プロペラ)が発生する力によって自走模型船のプロペラ荷重度を自由に変更する方式を提案し、操縦性能試験によって装置の有効性と新しい実験の可能性を示したものです。

 塚田研究員が著者を代表して受賞講演をしました。塚田研究員は今回の表彰対象の論文内容に対して昨年度の海技研の理事長賞(特殊功績:個人表彰)を受賞しています。

写真左:左から、上野道雄、北川泰士、宮崎英樹、塚田吉昭、鈴木良介、谷澤克治
写真中:試験風景
写真右:模型船
水中ロボットの愛称、「ほばりん」に決定
2015/06/01
水中ロボットの愛称、「ほばりん」に決定


 当研究所は、SIP「海のジパング計画」※で製作した新型の水中ロボット(AUV)の愛称を募集していましたが、このたび「ほばりん」に決定しました。
 応募総数290通の中から、ロボットや海洋開発の外部専門家3名を含む4名で構成した愛称選考委員会が4つに絞りこみ、その中から最終的に茂里理事長が選定したものです。
 「ほばりん」を選定した茂里理事長は、「応募者は、今回の新型の水中ロボットの最大のミッションであるホバリングから、『ほばりん』の名前を思いついたのだろうと思いますが、『グ』がないことに愛嬌を感じさせられました。『ほばりん』には、ホバリングという新しい行動方式で深海、海中で活躍して欲しいものです」と述べました。

 愛称を募集したAUVは、ホバリング型AUV(Autonomous Underwater Vehicle)と呼ばれ、ヘリコプターの様に自動的に水中で止まったりゆっくり移動しながら、海底地形や資源の調査などを行います。なお、「ほばりん」の応募者は複数ありましたが、抽選で1名の方に記念品を贈呈します。

※SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)「次世代海洋資源調査技術」(海のジパング計画)では、海洋鉱物資源を低コスト・高効率で調査する技術に関する研究開発を国主導で行い、民間に技術移転することで日本の海洋資源調査を飛躍的に加速することを目指しています。

</div></div></td>
      </tr>
      <tr>
        <td><div class=
AutoDes・UP_GRID体験セミナーを開催
2015/05/29
AutoDes・UP_GRID体験セミナーを開催

 当研究所は7月3日、AutoDes・UP_GRID体験セミナーを開催します。
 本セミナーでは、2015年3月にリリースした船型変形・最適化機能を有する計算格子生成ソフトウエアAutoDesと任意形状物体に対して重合格子情報を生成するソフトウエアUP_GRIDの詳細な使用法説明とあわせて、皆様にノートパソコンを準備いただいて実際にソフトウエアを使っていただくことを予定しております。

1. 日時:平成27 年7 月3 日(金)13:00~17:00(受付は12:45 から)
2. 場所:TKP品川カンファレンスセンター5階 カンファレンスルーム5D
    (東京都港区高輪3-26-33. JR品川駅高輪口より徒歩1分)
3. お申込み方法:終了させていただきました。ありがとうございました。
4. お問い合わせ先:海上技術安全研究所 流体性能評価系 CFD研究グループ
          Tel:0422-41-3044 FAX:0422-41-3053
          E-mail:cfd_info@nmri.go.jp

</div><div align=</div><br/></div></td>
      </tr>
      <tr>
        <td><div class=
研究発表会の内容決定、講演18本、PS38本
2015/05/28
第15回研究発表会、最新の研究開発を紹介
―6月26日(金)、講演18本、PS38本―


 当研究所は、6月26日開催の「第15回研究発表会」の講演ならびにポスターセッションの概要を決めました。講演(18本)、ポスターセッション(38本)を、発表会場の東京都千代田区平河町のJA共済ビルで披露します。
 当所は昨年まで、三鷹市の本所で2日間にわたって研究発表会を開催してきましたが、第15回目にあたる今回は、千代田区のJA共済ビルで1日で発表会を行います。
 研究発表会では、研究テーマごとに6セッションに分けて講演するほか、ポスターセッションで最新の研究を紹介します。

<セッション>
1:次世代のCFDソフトウエアと水槽試験
2:海洋開発の支援技術
3:海洋開発の安全性・稼動性評価手法
4:大型船の構造安全と造船支援システム
5:国際海事機関(IMO)の審議動向と排ガス浄化・燃焼技術
6:海上交通流と物流の解析技術

・日時 平成27年6月26日(金) 10:00~16:40 (受付は09:30から)
・場所 JA共済ビル コンファレンスホール 電話:03-3265-8716
    東京都千代田区平河町2-7-9 (砂防会館の隣、海運ビルの斜め向かい)
・入場無料、事前登録制
 プログラムはこちら  
 お申込み受付を終了させていただきました。ありがとうございました。
バリシップ2015、前回を上回る活況
2015/05/27
バリシップ2015、前回を上回る活況


 当研究所は、愛媛県今治市で開催された国際海事展「バリシップ2015」(5月21日~23日)に出展しました。
 出展したブースでは、海難事故を再現し操舵も可能な「衝突事故再現システム」、省エネダクト「WAD(Weather Adapted Duct)」の模型、長さ2メートルの航行型水中ロボット「AUV(自律型無人探査機)」の模型や、ポスターを展示し、多くの方に訪問していただきました。
 初日の5月21日には、特別セミナー会場で「コンピュータで船の周りの流れを計算するーCFDの最新技術ー」(講演内容:PDF)「船舶の排ガス規制動向と船上SOx除去の取り組み」(講演内容:PDF)と題した講演を行い、多くの出席者に聴講していただきました。
 バリシップ主催者の発表によると、出展者数は313社(国内243、海外15カ国・70)で前回を30%近く上回りました。23日は一般にも開放され、多くの方が入場し、最新の製品や技術を興味深そうに見学していました。

(写真左から 1:セミナー風景 2:当所単独のブース、3:日本中小型造船工業会、日本舶用工業会との共同出展ブース)
バリシップ2015に参加 ブース出展、セミナー開催
2015/05/15
平成27年5月15日
国立研究開発法人 海上技術安全研究所


バリシップ2015に参加
ブース出展、セミナー開催


 当研究所は、テクスポート今治(愛媛県今治市)で開催される国際海事展「バリシップ2015」(5月21日~23日)に参加します。出展するブースでは、海難事故を再現し操舵も可能な「衝突事故再現システム」、省エネダクト「WAD(Weather Adapted Duct)」の模型、長さ2メートルの航行型水中ロボット「AUV(自律型無人探査機)」の模型やポスターを展示します。また、5月21日には特別セミナー会場で、セミナーを開催します。

【海技研ブース】
・場所 Aゾーン(テクスポート今治)2階 A2-2
 模型展示:
  「航行型AUV」
  「省エネダクトWAD(Weather Adapted Duct)」

【日本中小型造船工業会ブース】
・場所 Aゾーン(テクスポート今治)1階 A03
 展示:
  「衝突事故再現システム」
  「騒音予測プログラム」

<海上技術安全研究所セミナー>
・開催日時 5月21日 15時15分~16時15分
・場所 Cゾーン(旧今治コンピュータカレッジ)2階 特別セミナー会場
 講演内容
   あいさつ 茂里一紘理事長
  「コンピュータで船の周りの流れを計算するーCFDの最新技術ー」
    平田信行 流体性能評価系CFD研究グループ長
  「船舶の排ガス規制動向と船上SOx除去の取り組み」
    高橋千織 環境・動力系環境分析研究グループ長 

受講料は無料ですが、事前登録が必要です。
バリシップ2015オフィシャルWebサイト(http://www.bariship.com/)をご覧ください。
IMDC参加者が施設を見学
2015/05/15
平成27年5月15日
国立研究開発法人 海上技術安全研究所


IMDC参加者が施設を見学


 東京で5月11日~14日に開催されたIMDC(International Marine Design conference=船舶・海洋システム設計に関する国際会議)の参加メンバーが最終日の14日に海技研の研究施設を見学しました。 IMADC参加者一行は、400m曳航水槽、ディーゼルエンジン、操船リスクシミュレータで研究者の説明を受け、興味深く見学していました。

(写真左:400m水槽で研究者が説明、写真右:ディーゼルエンジンについて研究者が解説)
第12回IMDCを後援
2015/05/11
平成27年5月11日
国立研究開発法人 海上技術安全研究所


第12回IMDCを後援


 東京で11日、第12回IMDC(International Marine Design Conference=船舶・海洋システム設計に関する国際会議)が開催された。14日まで多くの発表が行われる。当研究所はこの会議を後援しているほか、4人の研究者が発表する予定です。
 IMDCは、1982年にロンドンで第1回の会議が開催され、1991年に神戸で第4回会議が開催され、日本での開催は24年ぶりとなります。

写真は、IMDCの受付風景
研究員募集のお知らせ
2015/04/27
平成27年4月27日
国立研究開発法人 海上技術安全研究所


研究員募集のお知らせ


 海上技術安全研究所は、平成27年度採用研究員及び平成28年春採用研究員の募集を行います。詳細は下記をご覧ください。
http://www.nmri.go.jp/jobs/index.html
【お問い合わせ】
海上技術安全研究所 総務部 人事係
 TEL:0422-41-3017
 FAX:0422-41-3026
研究施設を一般公開、入場者数は過去最高の5,649人
2015/04/20
平成27年4月20日
国立研究開発法人 海上技術安全研究所
独立行政法人 交通安全環境研究所
国立研究開発法人 電子航法研究所

研究施設を一般公開、入場者数は過去最高の5,649人


 当研究所、交通安全環境研究所、電子航法研究所は19日(日)、研究施設の一般公開を行い、春の一般公開では過去最高の5,649人の方が来場されました。これまでは平成22年の4,807人が最高でした。
 今年の入場者は、開場後1時間(午前11時)で過去2番目の入場者数であった昨年の開場2時間後(午前12時)の入場者数を超えました。多くの来場者の方に、科学技術の面白さを楽しんでいただけました。
 研究施設の一般公開は毎年4月、「科学技術週間」の行事の一環として、東京都三鷹市から調布市に隣接する3研究所が、合同で一般の方々に公開しているものです。同日は宇宙航空研究開発機構(JAXA)も一般公開し、4研究所でスタンプラリーを実施しています。

写真左から、
海上技術安全研究所  金属を使ったオリジナルプレート作りを楽しみながら体験しました。
交通安全環境研究所   ハイブリッドバスの試乗体験、記念撮影なども行いました。
電子航法研究所   実験用航空機のペーパークラフト教室を行いました。

【お問い合わせ先】
国立研究開発法人 海上技術安全研究所 企画部 0422-41-3005 http://www.nmri.go.jp/
独立行政法人 交通安全環境研究所 企画室 0422-41-3207 http://www.ntsel.go.jp/
国立研究開発法人 電子航法研究所 企画課 0422-41-3168  http://www.enri.go.jp/
海底資源調査用の水中ロボットの愛称を公募します
2015/04/16
平成27年4月16日
国立研究開発法人 海上技術安全研究所


海底資源調査用の水中ロボットの愛称を公募します


 当研究所は、このたび戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「次世代海洋資源調査技術」の一環として、新型の水中ロボット(AUV)を開発・製作いたしました。親しみのある名前をつけることによって、水中ロボットの海洋での活動に広く理解を深めてもらいたいと考え、愛称を募集します。応募要領は下記のとおりです。水中ロボットの概要は「愛称を募集するAUV」を参照してください。

【愛称を募集するAUV】
 このロボットは、ホバリング型AUV(Autonomous Underwater Vehicle)と呼ばれ、電池やコンピュータを内蔵し、ルートに従い自力で水中を航行することができます。深海底をゆっくり移動しながら、海底地形や資源の調査などを行います。
【募集期間】
平成27年4月17日(金曜)~平成27年5月7日(木曜)17:00
【選考方法】
当研究所職員で構成される選考委員会を設置し、ご応募いただいた中から、ふさわしいと考えられる愛称を複数選出し、その中から理事長が決定します。
【応募方法】
受付を終了させていただきました。ありがとうございました。
【発表】 平成27年5月中旬に当所ホームページにて発表いたします。
【記念品】
決定した愛称を応募していただいた方の中から抽選で1名様を命名者とさせていただき、 記念品を贈呈させていただきます。
【お問い合わせ先】  海上技術安全研究所 企画部広報係
      電話0422-41-3005 E-mail:info2@nmri.go.jp 

愛称を募集するAUV
 このAUVは海洋資源を調査するための水中で活動するロボットです。
 政府は、総合科学技術・イノベーション会議が自ら司令塔機能を発揮するとともに府省の枠や旧来の分野の枠を超えたマネジメントに主導的な役割を果たし、科学技術イノベーションを実現するため、SIPを創設しました。
 本プログラムでは、社会的に不可欠で、日本の経済・産業競争力にとって重要な10課題が選定され、その中に「次世代海洋資源調査技術」が盛り込まれました。 
  次世代海洋資源調査技術の研究開発計画に、「AUV複数運用手法等の研究開発」(高効率小型システム)があり、海技研はこれを担当して、2014年からAUVの開発に取り組むことになりました。これは航行型AUVを複数、海中で運用して、海底を調査し、それらを洋上の中継器がコントロールするシステムです。航行型AUVは別途製作中です。
 さらに2014年夏、海洋資源調査に関して、起伏のある海底面に接近して画像データが採取できるAUVの開発がさらに必要となり、海技研で開発・製作することになりました。このAUVはホバリング型で、ヘリコプターがホバリングするように、浮遊しながら海底面の画像データを採取することができるロボットです。
 将来的には、海底を調査する航行型AUVが発見したポイントを、ホバリング型AUVが接近して調査する効率的なコンビネーションの運用も考えられています。

大きさ 長さ1.2×幅0.7×高さ0.7m
重さ(空中) 約200kg(大きなお相撲さんくらいの重さ)
潜れる深さ 最大2,000m(東京スカイツリーの3倍以上の深さ)
速さ 最大1.5knot(のんびりお散歩するくらいの速さ)
推進器 6個のモーターとプロペラで自在に動きます。
特徴 ・センサーから周囲の情報を知り、障害物を避けながら、計画航路を進みます。
   ・カメラで海底の写真を撮ります。
   ・ソナーで海底地形を調べます。
   ・海水の状態(温度・塩分濃度・濁度)を計測します。
日本舶用工業会会員企業が施設見学
2015/04/10
平成27年4月10日
国立研究開発法人 海上技術安全研究所


日本舶用工業会会員企業が施設見学


 日本舶用工業会の会員企業の一行が4月9日、当所の研究施設を見学しました。見学したのは、400m水槽、変動風水洞、操船リスクシミュレータ、深海水槽です。

プロペラ分科会が施設見学
2015/04/09
平成27年4月9日
国立研究開発法人 海上技術安全研究所


プロペラ分科会が施設見学


 ターボ機械協会プロペラ分科会の一行が4月8日、当研究所の施設を見学しました。当所にて4月7日、8日、第10回プロペラ分科会を開催し、2日目(8日)の午前中に大型キャビテーション水槽、深海水槽、ディーゼルエンジンの各施設を見学しました。

第15回研究発表会、都内で6月26日開催
2015/04/08
平成27年4月8日
国立研究開発法人 海上技術安全研究所


第15回研究発表会、都内で6月26日開催


 当研究所は、第15回研究発表会を6月26日(金)にJA共済ビルで開催します。昨年まで、三鷹市の本所で2日間にわたって開催してきましたが、今回は東京都千代田区にあるJA共済ビルで、1日で行います。重点研究の発表のほか、ポスターセッションを開催します。


 開催日時  平成27年6月26日(金)
 会場    JA共済ビル(東京都千代田区平河町2-7-9)
 参加費   無料
 その他   プログラムの詳細は追って発表します。

 写真は昨年の第14回研究発表会のもようです。
星港IHPCメンバーが見学
2015/04/07
平成27年4月7日
国立研究開発法人 海上技術安全研究所


星港IHPCメンバーが見学


 シンガポール高度情報処理研究センター(IHPC)の一行が4月7日、当研究所の施設を見学しました。IHPC一行は、CFDに関して日本との連携を検討するため来日、当所で開催中のプロペラ分科会に出席しプレゼンすることなどに併せて来所しました。一行は、400m水槽、深海水槽、操船リスクシミュレータを見学しました。
 注:CFD=Computational Fluid Dynamics:数値流体力学。CFDは流体の運動に関する方程式をコンピュータで解き、流れを数値解析、シミュレーションする。CFDはコンピュータの発達によって、最適な船型などを求めるうえで重要な存在になっている。

【お知らせ】独立行政法人から国立研究開発法人へ名称変更
2015/03/31
平成27年3月31日
独立行政法人 海上技術安全研究所


【お知らせ】独立行政法人から国立研究開発法人へ名称変更


 当研究所は、独立行政法人通則法の改正に伴い、平成27年4月1日をもって独立行政法人から国立研究開発法人へ名称を変更いたします。なお、所在地、電話番号、ホームページのアドレス等の変更はありません。

新名称 国立研究開発法人海上技術安全研究所
NHK Eテレに深海水槽が登場
2015/03/30
平成27年3月30日
独立行政法人 海上技術安全研究所


NHK Eテレに深海水槽が登場


 当研究所の深海水槽が、NHK Eテレの番組に登場します。
 登場する番組は、毎朝6時55分~7時に放送されている「Eテレ0655」と、毎夜23時55分~24時の「Eテレ2355」。「Eテレ2355」は3月31日から、「Eテレ0655」は4月2日から始まり、それぞれ4月は数回放送される予定です。
SRC主催の研究会で辻本グループ長が出前講座
2015/03/30
平成27年3月30日
独立行政法人 海上技術安全研究所


SRC主催の研究会で辻本グループ長が出前講座


 日本造船技術センター(SRC)が主催する「第129回造工中手船型研究会」が3月24日、同センター(東京都武蔵野市)で開催されました。その中で、当研究所流体設計系実海域性能研究グループの辻本勝グループ長が実海域推進性能(fw)とEEDIweatherの認証について講演しました。研究会には約20人が参加し、EEDIweatherの認証方法などについて質疑が行われました。同研究会は日本造船工業会加盟の中手造船会社9社で構成しています。

船舶の機関点検支援システム」公開実験に約20人が参加
2015/03/30
平成27年3月30日
独立行政法人 海上技術安全研究所


「船舶の機関点検支援システム」公開実験に約20人が参加


 当研究所は3月25日、「船舶の機関点検支援システム」に関する公開実験を行いました。海運会社や舶用機器メーカーなど約20人が参加して、本システムを体験しました。
 本システムは、RFID(ICタグ)を活用して船舶の機関員の巡回点検を支援するシステムです。公開実験では、最初に運航・物流系 運航解析技術研究グループの沼野正義研究員が同システムの研究内容や実験概要を説明し、ディーゼルエンジンで研究員がシステムを実演した後、参加者がシステムを体験しました。質問も多く出され、関心の高さを伺わせました。
 なお本システムの研究は、独立行政法人航海訓練所、及び 新島物産株式会社の協力を得て、共同で実施いたしました。

写真左から、本システムを説明する沼野研究員、ディーゼルエンジンを使ってシステムを紹介

海技研、「船舶海洋工学研修」参加者募集
2015/03/26
平成27年3月26日
独立行政法人 海上技術安全研究所


海技研、「船舶海洋工学研修」参加者募集
東京ほか全国6か所でも開催


 当研究所は6月1日(月)から19日(金)まで土日を除く15日間、「船舶海洋工学研修」を開講し、参加者を募集します。研修は三鷹本所のほか、テレビ会議システムを利用し、全国6カ所のサテライト会場においても受講することができます。
 同研修は、大学における造船専門教育カリキュラムの減少や造船系大学卒の就業者が減少していることを踏まえ、若手研究員及び若手技術者が船舶海洋工学の基礎知識を短期集中で習得することを目的としています。

 1.開催時期 
   平成27年6月1日(月)~6月19日(金)

 2.会場及び受講者数(詳しくは別紙参照)
  【本会場】
   海上技術安全研究所  受講者:50名
  【サテライト会場】(テレビ会議システムにより本会場と質疑を含めた双方向授業)
   ○東日本造船技能研修センター    受講者:10名
   ○相生技能研修センター        受講者:10名
   ○因島技術センター         受講者:10名
   ○今治造船技術センター        受講者:50名
   ○大分地域造船技術センター     受講者:20名
   ○長崎地域造船造機技術研修センター 受講者:8名

3.講義内容・講師など
 各会場とも海技研本会場の研修カリキュラムになります。船舶海洋工学概論、流体力学(基礎・応用)、船体抵抗、推進性能、材料力学、構造力学、運動(基礎・応用)、機関、艤装、運航、基本計画、各講義の確認試験。講師は主として船舶海洋系大学教授、准教授、海技研職員で、理系大学卒業の初任技術者を想定した講義内容となります。

4.研修スケジュール(別紙参照)

5.申込期限及び申込先
  申込期限は5月1日(金)。受講料は講義テキスト代の実費。
  申込先 e-mail:kenkyu-gyomuka@nmri.go.jp
第 9回船舶用 CFDセミナー、約 30人が参加
2015/03/20
平成 27年 3月 20日
独立行政法人 海上技術安全研究所


第 9回船舶用 CFDセミナー、約 30人が参加


 当研究所は 3月 19日、都内で第 9回 CFDセミナーを開催し、造船会社、海運会社などから約 30人が参加しました。
 本セミナーは、省エネ付加物の開発にも適用可能な、海技研で開発した最新 CFDソフトウェアの機能や計算例を説明し、使用法の実演も行いました。今回は、格子を組み合わせることによって複雑な形状を取り扱う重合格子を、高速かつ高精度に計算できる NSソルバー「 NAGISA」を中心に、海技研が開発を進めている CFDシステムを紹介しました。

満席となった会場、「NAGISA」の紹介
満席となった会場、「NAGISA」の紹介


白石研究員、日本機械学会生産システム部門から表彰
2015/03/18
平成27年3月18日
独立行政法人 海上技術安全研究所


白石研究員、日本機械学会生産システム部門から表彰


 当研究所流体設計系流体制御研究グループの白石耕一郎研究員がこのほど、日本機械学会 生産システム部門から論文「AR技術を用いた配管施工支援システムについて」で優秀講演論文表彰を受賞しました。3月16日、慶応義塾大学独立館(神奈川県横浜市)で表彰授与式が執り行われました。

千曲市戸倉芸術文化協会で千田理事が出前講座
2015/03/12
平成27年3月12日
独立行政法人 海上技術安全研究所


千曲市戸倉芸術文化協会で千田理事が出前講座


 長野県の千曲市戸倉芸術文化協会が主催する文化講演会が、3月7日に戸倉創造館(千曲市)で開催され、当研究所の千田哲也理事が出前講座を行いました。
 千田理事は「船の安全と海の環境を守る―船舶技術の最前線―」と題して講演し、海難事故を防止するために行われる水槽試験やシミュレータによる事故の再現、船舶を取り巻く環境問題とその解決のための技術開発等について動画を使って紹介し、商船の歴史と船舶の最新技術を紹介しました。講演には千曲市民の方々約80名が参加しました。90分間の講演の後には多くの質問も出て、船舶と海運への理解を深めていただきました。

先進内燃機械セミナー研究会、海技研で開催
2015/03/11
平成27年3月11日
独立行政法人 海上技術安全研究所


先進内燃機械セミナー研究会、海技研で開催


 日本機械学会の先進内燃機関セミナー研究会が3月9日、当研究所で行われました。研究会の後、深海水槽とディーゼルエンジン(写真)を見学しました。

アテネ工科大のパパニコラウ教授が表敬訪問
2015/03/10
平成27年3月10日
独立行政法人 海上技術安全研究所


アテネ工科大のパパニコラウ教授が表敬訪問


 ギリシャのアテネ工科大学のパパニコラウ教授が3月3日、当研究所を訪問しました。茂里理事長を表敬訪問(写真)した後、中水槽や構造関係の実験施設を見学しました。

テレビ朝日の番組に田村センター長が出演
2015/03/09
平成27年3月9日
独立行政法人 海上技術安全研究所


テレビ朝日の番組に田村センター長が出演


 テレビ朝日のバラエティ番組「トリハダ(秘)スクープ映像100科ジテン」に、当研究所 海難事故解析センターの田村兼吉センター長が出演します。
 同番組は、実際に海外で起きたニュースを実写映像と再現ドラマで紹介。今回は、2000年にギリシャで511名乗りフェリーがわずか50分で沈没した海難事故を取り上げ、田村センター長が解説します。同番組は今回3時間スペシャルで、そのほか1988年に航空機の天井が吹き飛んだ事故など紹介します。

【放送日時】3月16日(月)19時から3時間スペシャル
【出演者】 MC:石原良純、進行:加藤真輝子(テレビ朝日アナウンサー)
      ゲスト:伊集院光、菊地幸夫、志尊淳、宮崎美子、吉本実憂
【番組HP】http://www.tv-asahi.co.jp/torihada/
船舶機関のSOx規制関連の国際ワークショップ、100名が参加
2015/03/09
平成27年3月9日
独立行政法人 海上技術安全研究所


船舶機関のSOx規制関連の国際ワークショップ、100名が参加


 当研究所は3月6日、三鷹本所で「燃料油中硫黄分規制を受けた機関技術に関する国際ワークショップ」を開催しました。約100人が参加して、関心の高さを伺わせました。
 国際ワークショップは、国際的に燃料油中硫黄分規制が強化されることになることを踏まえ、それに対応した機関技術についての情報を広く知ってもらうことを目的に開催しました。関係官庁、船級協会、エンジン・メーカー、舶用工業メーカー、海運会社などから約100名が参加しました。講演後の質疑応答では、低硫黄燃料油、スクラバー、燃料のプレ噴射技術、LNG利用技術の今後の見通しなどについて、活発な質疑が行われました。

【講演内容】
(1)「船舶用燃料硫黄分規制の動向とその影響」
  (一財)石油エネルギー技術センター 調査情報部主任研究員 半澤彰
(2)「今後の舶用燃料動向とエンジン燃料噴射・燃焼技術の考察」
  (株)マリタイムイノベーションジャパン 技監・主任研究員 高石龍夫
(3)「SOxスクラバーの現状と課題」
  (株)アルファラバル 
   マリン&オフショア営業本部営業技術・サポートチーム 山田淳一
(4)「舶用天然ガスエンジンの開発」
   九州大学大学院 総合理工学研究院 教授 高崎講二
(5)「舶用燃料油の着火・燃焼性に及ぼす組成の影響」
  (独)海上技術安全研究所 環境分析研究グループ長 高橋千織

「船舶の機関点検支援システム」、3月 25日に公開実験
2015/03/04
平成 27年 3月 4日
独立行政法人 海上技術安全研究所


「船舶の機関点検支援システム」、3月 25日に公開実験
機関員の巡回点検時の負担を軽減


 当研究所は 3月 25日(水)、「船舶の機関点検支援システム」に関する研究の公開実験を行います。

 船舶の安全運航には、機関の健全性の確保が不可欠であり、巡回点検はその基礎となるものです。多くの小型内航船では巡回点検の記録は、高温・騒音・動揺といった過酷な条件下でメモされ、点検記録簿、機関日誌に転記されています。
 そこで、機関員の巡回点検を RFID(以下、 ICタグ)の活用などによって支援(特許出願済み)する「機関点検支援システム」を開発しています。
 特徴は以下のとおりです。

・ ICタグを点検場所に貼り付けることにより、点検場所の特定と、点検間違い・点検漏れを防止し、実際にその場所で点検したことを確認できます。
・ ICタグを入力装置に利用することにより、ハンズフリーの状態で巡回点検が可能です。
音声ガイダンスに従うだけで、巡回点検順序(シナリオ)に沿って漏れなく点検が可能です。
・音声ガイダンスは、初級者・中級者・上級者用を準備し、初級者用は丁寧なインストラクションを、上級者用は入力の効率を重視しています。
・タブレット PCを使用することにより、システムは安価で、既存船へも導入が容易です。
・転記作業が不要になるため作業負担が軽減し、転記ミスもなくなります。また、陸上の管理者側で、定期的に機関データを入手できることから、部品交換等の適切なタイミングや、故障・不具合時の迅速な対応等の支援が可能となります。

 本システムの評価・改良は、独立行政法人 航海訓練所、及び 新島物産株式会社の協力を得て、共同で実施いたしました。
 当日は、研究の背景、システムの概要に関する説明の後、実機関に移動して本システムを用いた巡回点検を、参加の皆さんに交代でご体験いただきます。

1.日時:平成 27年 3月 25日(水) 15:00~16:00(受付は 14:30から)
2.場所:(独)海上技術安全研究所  東京都三鷹市新川 6-38-1
    ※本館 1階会議室で説明後、実機関に移動して公開実験を行います。

お申込みを終了させていただきました。
お申込みありがとうございました。
研究施設の一般公開、イベント内容が決定
2015/03/04
平成27年3月4日
独立行政法人 海上技術安全研究所
独立行政法人 交通安全環境研究所
独立行政法人 電子航法研究所

研究施設の一般公開、イベント内容が決定


 当研究所、交通安全環境研究所及び電子航法研究所が、4月19日(日)に合同で開催する研究施設の一般公開のイベント内容が決定しました。下記に挙げたのはその一例です。詳細は、別紙(パンフレット)をご覧ください。
 このイベントは毎年4月に行われる「科学技術週間」の行事の一環として、東京都三鷹市から調布市にかけて隣接する3研究所が合同で、一般の方々に公開しているものです。日ごろの研究活動の一部や私たちの今後の取り組みなどをご覧いただきます。事前の申し込み等は必要なく、入場無料です。同日は隣接する宇宙航空研究開発機構も一般公開し、4研究所でスタンプラリーを実施します。

■海上技術安全研究所
◆波で模様を描く(写真)
 深海水槽で波を使って、文字や 模様を描きます。
◆水中ロボットを紹介
 海底を調査するロボットたちを展示します。(初)
◆強風体験
 風を起こす実験施設に入って、強風を体験してもらいます。
◆水槽上を走る台車に乗る
 世界最大級400m試験水槽の上を走る台車に乗ります。

■交通安全環境研究所
◆はたらくくるまも大集合(写真)
 大型特殊車両やバスを展示します。
◆燃料電池自動車(FCV)
 工作体験を通じて、燃料電池の仕組みを学べます。燃料電池自動車の展示もあります。
◆ドライビングシミュレータ体験
 シミュレータにより安全運転支援システムを体験できます。
◆鉄道用台車試験設備
 列車がカーブを曲がる様子を実物と模型で紹介します。

■電子航法研究所
◆紙飛行機大会(写真)
 飛行の原理が学べるペーパークラフト教室を開催します。
◆航空ナビゲーション装置を紹介
 航空機の離着陸時及び巡航中に使用する装置を紹介します。
◆航空管制を学ぶ
 空港や上空を真上から見たシミュレータが見学できます。
◆航空機監視システムを紹介
 実際に飛行する航空機をモニタ画面で表示します。

【お問い合わせ先】
(独)海上技術安全研究所 企画部 0422-41-3005 http://www.nmri.go.jp/
(独)交通安全環境研究所 企画室 0422-41-3207 http://www.ntsel.go.jp/
(独)電子航法研究所 企画課   0422-41-3168 http://www.enri.go.jp/
【お知らせ】国際ワークショップで講演者が交代
2015/03/04
平成27年3月4日
独立行政法人 海上技術安全研究所


【お知らせ】国際ワークショップで講演者が交代


 当研究所で3月6日(金)に開催いたします「燃料油中硫黄分規制を受けた機関技術に関する国際ワークショップ」で、講演を予定していましたアルファ・ラバル排ガス浄化装置部門セールス・エンジニアのマーセル・バン・ハーレン氏が来日できなくなりました。代わって同社マリン&オフショア営業本部営業技術・サポートチームの山田淳一氏が講演させていただきます。日本語・英語の同時通訳でご案内させていただきましたが、日本語のみの開催となります。

LNG船の球形タンクの強制動揺実験、約30人が参加
2015/03/03
平成27年3月3日
独立行政法人 海上技術安全研究所


LNG船の球形タンクの強制動揺実験、約30人が参加


 当研究所は3月2日、LNG船の球形タンク内の強制動揺実験を行い、約30人が参加しました。
 冒頭、田中義照研究統括主幹が挨拶した後、岡正義・構造解析研究グループ主任研究員が研究の概要について説明しました。実験では規則波動揺試験と不規則波動揺試験を行い、タンク液体のスロッシングとスワリングの現象を再現。実験の模型は、全長300m級の大型LNG船の球形タンクを想定。また海域は北大西洋航路を想定して行いました。実験の見学後に行われた質疑応答では、多くの質問が出されて関心の高さを伺わせました。

写真は、アクリル製の球形タンクでの実験模様

横浜国大の留学生が施設見学
2015/02/26
 平成27年2月26日
独立行政法人 海上技術安全研究所


横浜国大の留学生が施設見学


 横浜国立大学の短期留学生が2月25日、当研究所を施設見学で訪れました。
 留学しているのは、中国上海交通大学とブラジル・ペルナンブコ連邦大学からの学生たち。当研究所では、深海水槽、ディーゼルエンジン、400m試験水槽を見学しました。

写真左は深海水槽、右は400m試験水槽の見学模様。

第9回船舶用CFDセミナーを開催
2015/02/25
 平成27年2月25日
独立行政法人 海上技術安全研究所


第9回船舶用CFDセミナーを開催
次世代CFDソフトウエアの説明及び実演


 当研究所は3月19日、第9回船舶用CFDセミナーを開催します。
 本セミナーでは、省エネ付加物の開発にも適用可能な、当所で開発しました以下の最新CFDソフトウエアの機能や計算例をご説明するとともに、使用法の実演も行います。今回は、複数の格子を組合せることによって複雑な形状を取扱う重合格子を、高速かつ高精度に計算できるNSソルバー「NAGISA」を中心に、当所で開発を進めているCFDシステムをご紹介いたします。

●AutoDes  船型変形・最適化機能を有する計算格子生成ソフトウエア
●UP_GRID 任意形状物体に対して重合格子情報を生成するソフトウエア
●G-TOOL  典型的な付加物に対して重合格子情報を生成するソフトウエア
●NAGISA  重合格子に対応し、複雑な形状周りの流場解析に適した流場解析ソフトウエア

1. 日時:平成27 年3 月19 日(木)13:30~16:15(受付は13:15 から)
2. 場所:TKP品川カンファレンスセンター8階 カンファレンスルーム8A
     (東京都港区高輪3-26-33. JR品川駅高輪口より徒歩1分)

お申込みを終了させていただきました。
お申込みありがとうございました。
北方圏国際シンポジウム『オホーツク海と流氷』でポスター展示
2015/02/24
平成27年2月24日
独立行政法人 海上技術安全研究所


北方圏国際シンポジウム『オホーツク海と流氷』でポスター展示


 当研究所は2月15日から19日まで北海道紋別市で開催された「第30回北方圏国際シンポジウム『オホーツク海と流氷』」(主催:紋別市)に出展し、氷海技術に関する研究をポスターで紹介しました。17日に行われたポスター発表では、宇都正太郎海洋開発系長(写真左)が研究について説明しました。

 「北方圏国際シンポジウム『オホーツク海と流氷』」は、紋別市が1986年から開催しています。北方圏の産業、経済の発展および生活、文化の創造を目的として、国内外から多数の学術研究者が参加し、氷海に関わる研究発表や情報交換を行っています。紋別市によると、学術分科会には延べ450人が参加しました。市民を対象にした公開講座を含めると延べ2,161人が参加しました。

 今回、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(理事長 河野博文、JOGMEC)が実施している技術ソリューション事業(フェーズ1案件)で採択された「氷海開発を支援するための高精度氷況観測技術の開発」の技術開発内容について紹介するとともに、当研究所の研究紹介を行いました。

船舶機関のSOx規制関連の国際ワークショップ
2015/02/13
平成27年2月13日
独立行政法人 海上技術安全研究所


船舶機関のSOx規制関連の国際ワークショップ


 当研究所は3月6日、「燃料油中硫黄分規制を受けた機関技術に関する国際ワークショップ」を、本研究所(東京都三鷹市)で開催いたします。参加費は無料ですが事前登録制です。日本語と英語の同時通訳付。講演内容や申込方法などは下記のとおりです。(こちらをクリックしてください)

【講演内容】
・「船舶用燃料硫黄分規制の動向とその影響」
  (一財)石油エネルギー技術センター 調査情報部主任研究員 半澤彰
・「今後の舶用燃料動向とエンジン燃料噴射・燃焼技術の考察」
  (株)マリタイムイノベーションジャパン 技監・主任研究員 高石龍夫
・「SOxスクラバーの現状と課題」(仮)
 アルファラバル・オルボルグ
   排ガス浄化装置部門セールス・エンジニア マーセル・バン・ハーレン
・「舶用天然ガスエンジンの開発」
   九州大学大学院 総合理工学研究院 教授 高崎講二
・「舶用燃料油の着火・燃焼性に及ぼす組成の影響」
  (独)海上技術安全研究所 環境分析研究グループ長 高橋千織

【概要】
・日時  平成27年3月6日(金)13:30~17:30(受付開始は13:00から)
・場所  (独)海上技術安全研究所 本館第1A会議室
     東京都三鷹市新川6-38-1

お申込みを終了させていただきました。
お申込みありがとうございました。
LNG船の球形タンクの強制動揺実験を公開
2015/02/12
平成27年2月12日
独立行政法人 海上技術安全研究所


LNG船の球形タンクの強制動揺実験を公開


 当研究所は3月2日、LNG船の球形タンク内の流体力計測のための強制動揺実験を公開します。
 LNGの効率的輸送に向けたLNGタンクの大型化や最適設計を図るため、タンク内の液体が生じる流体力を把握する必要があります。本研究では、LNG船のタンク内でおこるスワリングやスロッシングの複雑現象を直径1.2mの球形アクリル製タンク模型によって可視化し、1.5トン型の大型分力計及び50点もの圧力センサで流体力を詳細に計測することで、スロッシングやスワリングの発生条件を明らかにし、これらの複雑な現象下でのタンク内水圧の時間空間特性をつかむことに成功しました。また解析では、これまで困難だった3次元スワリング現象を数値計算で再現しました。
 当日は、規則動揺でのスワリング・スロッシング現象、及びLNG船のタンク流体の実挙動を再現した不規則動揺実験に加えて、数値解析によるシミュレーション結果をご覧頂く予定です。

1. 日時:平成27 年3 月2 日(月曜)14:00~15:00(受付は13:30 から)
2. 場所:(独)海上技術安全研究所 東京都三鷹市新川6-38-1 6号館1階会議室

申込み多数により受付を終了させていただきました。ありがとうございました。
第30回北方圏国際シンポジウム「オホーツク海と流氷」に出展
2015/02/10
平成27年2月10日
独立行政法人 海上技術安全研究所


第30回北方圏国際シンポジウム「オホーツク海と流氷」に出展


 当研究所は「第30回北方圏国際シンポジウム『オホーツク海と流氷』」(主催:紋別市)に出展します。同シンポジウムは2月15日から19日まで、北海道紋別市で開催され、海技研は氷海技術に関する研究をポスターで紹介します。

 「北方圏国際シンポジウム『オホーツク海と流氷』」は、紋別市が1986年から開催しています。北方圏の産業、経済の発展および生活、文化の創造を目的として、国内外から多数の学術研究者が参加し、氷海に関わる研究発表や情報交換を行っています。今回は30回目となり、記念行事も予定されています。詳細はこちらをクリックしてください。

 今回、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(理事長 河野博文、JOGMEC)が実施している技術ソリューション事業(フェーズ1案件)で採択された「氷海開発を支援するための高精度氷況観測技術の開発」の技術開発内容について紹介するとともに、当研究所の研究紹介を行う予定です。

前回の模様(写真提供:紋別市)左から、開会式の模様。 ワークショップの様子。

中小造工、会員会社が施設見学
2015/01/30
平成27年1月30日
独立行政法人 海上技術安全研究所


中小造工、会員会社が施設見学


 日本中小型造船工業会が1月29日、平成26年度日本財団助成事業「造船所の設計技術者の育成」の記念講演会と施設見学を当研究所で行いました。中小造工の会員会社から参加している設計技術者10名が来所しました。
 午前中は、運輸安全委員会の庄司邦昭委員(写真左)が「海の安全と船の未来」で、次に日本郵船技術グループの米澤挙志課長代理が「船社が求める造船設計技術者」と題して講演を行いました。午後は、400m試験水槽、キャビテーション試験水槽、変動風水洞(写真右)、ディーゼルエンジン、操船リスクシミュレータを見学しました。

海技研報告、次世代型帆装船に関する研究など掲載
2015/01/27
平成27年1月27日
独立行政法人 海上技術安全研究所


海技研報告、次世代型帆装船に関する研究など掲載


 当研究所はこのほど、「海上技術安全研究所報告」(第14巻 第3号 平成26年度)をまとめました。研究報告1件、総合報告2件、所外発表論文等概要57件をホームページ上に掲載しています。

研究報告「次世代型帆装船の帆の角度制御に関する研究」
総合報告「経年構造の検査・診断技術の開発に関する研究」
総合報告「VIMの現象解明と予測に関する研究」
所外発表論文等概要
首都大学東京の学生一行が見学
2015/01/19
平成27年1月19日
独立行政法人 海上技術安全研究所


首都大学東京の学生一行が見学


 首都大学東京の理工学研究科の学生一行が1月16日、当研究所を見学に訪れました。中水槽、操船リスクシミュレータ、ディーゼルエンジン、溶射設備(写真左)を見学後、構造基盤技術系の植松研究員が講演を行いました(写真右)。

研究施設の一般公開、4月19日(日)に開催
2015/01/06
平成27年1月6日
独立行政法人 海上技術安全研究所
独立行政法人 交通安全環境研究所
独立行政法人 電子航法研究所

研究施設の一般公開、4月19日(日)に開催


 当研究所、交通安全環境研究所及び電子航法研究所は、平成27年4月19日(日)に合同で研究施設を一般公開いたします。このイベントは毎年4月に行われる「科学技術週間」の行事の一環として、東京都三鷹市から調布市にかけて隣接する3研究所が合同で、一般の方々に公開しているものです。日ごろの研究活動の一部や私たちの今後の取り組みなどをご覧いただきます。事前の申し込み等は必要なく、入場無料です。
 同日は隣接する宇宙航空研究開発機構も一般公開し、4研究所でスタンプラリーを実施します。詳細は3月に発表いたします。

写真は前回の一般公開の模様。 ※公開施設やイベント内容は変更になる場合もあります。
左から、海上技術安全研究所、400m試験水槽。交通安全環境研究所、ドライビングシミュレータ。電子航法研究所、電波の実験室。

【お問い合わせ先】
(独)海上技術安全研究所企画部 0422-41-3005 http://www.nmri.go.jp/
(独)交通安全環境研究所企画室 0422-41-3207 http://www.ntsel.go.jp/
(独)電子航法研究所企画課   0422-41-3168 http://www.enri.go.jp/
慣性センサ応用技術研究協会が施設見学
2014/12/24
平成26年12月24日
独立行政法人 海上技術安全研究所


慣性センサ応用技術研究協会が施設見学


 慣性センサ応用技術研究協会が12月19日、当研究所の施設見学を行いました。400m試験水槽、操船リスクシミュレータ、AUVなど見学しました。

雑学テーマのテレビ番組で田村センター長が解説
2014/12/19
平成26年12月19日
独立行政法人 海上技術安全研究所


雑学テーマのテレビ番組で田村センター長が解説


 雑学をテーマとしたテレビのお正月番組に、当研究所の田村兼吉・海難事故解析センター長が録画解説で登場します。
 登場するのは、毎日放送(MBS)が1月2日に放送する「1億3000万人が出題者 林先生が驚く初耳学!」という番組です。予備校講師・林修先生に、視聴者から寄せられた世にあふれるさまざまな雑学を知っているかどうか勝負をするという内容です。その一つの問題を解説する専門家として録画で登場します。


・番組名   「1億3000万人が出題者 林先生が驚く初耳学!」
・放送予定日時 平成27年1月2日(金)15:00~16:30 TBS系列にて全国放送
・番組HP   http://www.tbs.co.jp/program/mbs_hatsumimi_20150102.html

1月23日に「海のジパング計画」シンポジウム
2014/12/19
平成26年12月19日
独立行政法人 海上技術安全研究所


1月23日に「海のジパング計画」シンポジウム


 次世代海洋資源調査技術「海のジパング計画」をテーマとしたシンポジウムが2015年1月23日、東京都内のヤクルトホールで開催されます。主催は内閣府と独立行政法人海洋研究開発機構で、当研究所も後援しています。概要は下記のとおりです。詳細なプログラムや参加申し込み方法などは、下記の専用サイトまでアクセスしてください。

・タイトル 「海のジパングを目指して
       ~海洋鉱物資源調査産業の創出に向けた新たな展開~」
・日 時   2015年1月23日(金)13:00~17:15(開場12:30)
・会 場   ヤクルトホール(東京都港区東新橋1-1-19 ヤクルト本社ビル)
・参加費   無料
・定 員   500名(事前登録制)
・専用サイト http://www.jamstec.go.jp/sip/sympo/2015/
田村センター長が敦賀で出前講座
2014/12/17
平成26年12月17日
独立行政法人 海上技術安全研究所


田村センター長が敦賀で出前講座


 日本原子力発電株式会社敦賀発電所主催の平成26年度ヒューマンファクター講演会が12月12日敦賀原子力館で開催され、当研究所の田村兼吉・海難事故解析センター長が出前講座を行いました。
 田村センター長は「海難事故事例からみたリスク管理とヒューマンファクターについて」と題して、海難事故解析の手法や事故例について紹介し、事故を減らすための安全工学的アプローチやリスクマネジメントアプローチといった内容について講演しました。講演には所員や関連会社職員の方あわせて60名ほどが参加しました。90分間の講演の後も、多くの質問が出て、安全に対する意識の高さを伺わせました。

海技研、ホバリング型AUVシステムの開発に着手
2014/12/15
平成26年12月15日
独立行政法人 海上技術安全研究所


ホバリング型AUVシステムの開発に着手
海技研、SIP次世代海洋資源調査技術で追加研究


 当研究所は海中機器「ホバリング型AUVシステム」の開発に着手します。現在取り組んでいる「航行型AUVシステム」の開発に加えて、追加された新規課題にも積極的に取り組んでいきます。

 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)(※1)の10課題のうちの一つに「次世代海洋資源調査技術」があります。その研究開発計画に「AUV複数運用手法等の研究開発(高効率小型システム)」があり、当研究所が担務しています。当研究所はこれまで、さまざまな海中機器の研究開発に取り組み、知見等を培ってきました(※2)。それを基に航行型AUVシステムの開発に取り組んでいます。
 また今年7月、沖縄伊平屋海丘で沖縄海域で発見された中で最大の熱水だまりが発見されました。当該海域のより詳細な調査等が必要であり、起伏のある海底面に接近して画像データの採取等を行うことが求められました。そのような調査が可能なホバリング型AUVシステムを開発することが追加決定されました。これは10月22日、総合科学技術・イノベーション会議で承認され、内閣府政策統括官<科学技術・イノベーション担当>が決定しました。11月14日、予算管理機関と契約を締結したところです。
 ホバリング型AUVは、今年度中にシステムの完成を、来年度以降の早期運用を目指しています。なおホバリング型AUVは、単体での海底面接近調査はもちろん、航行型AUVシステムとのコンビネーションによる調査への活用も検討して行います。

参考
※1 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
総合科学技術・イノベーション会議が、自らの司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧来の分野の枠を超えたマネジメントに主導的な役割を果たすことを通じて、科学技術イノベーションを実現するために、新たに創設したプログラム。「次世代海洋資源調査技術」を含む10課題が選定され、研究開発計画のプログラムディレクターは、浦辺徹郎・東京大学名誉教授、国際資源開発研修センター顧問。

※2 海上技術安全研究所における海中機器の研究開発の取り組み
当研究所は、船舶・海洋に関連する様々な分野での技術研究に従事してきており、その一環として水中工学、流体工学を駆使したAUVの開発等を行っています。具体的には、平成11~14年度「深海モニター用小型ロボットの調査」、平成16~18年度「深海モニター用小型ロボットの設計に関する研究」等を行っています。また海技研では、これらの研究等のため、試験設備として、各種試験水槽や「高圧タンク」を保有しています。
MIJAC、海技研で造船若手交流会を実施
2014/12/15
平成26年12月15日
独立行政法人 海上技術安全研究所


MIJAC、海技研で造船若手交流会を実施


 マリタイムイノベーションジャパン(MIJAC)は12月12日、当研究所で造船若手交流会を開催しました。MIJACと同社に加盟しているメンバー会社の若手社員が交流することを目的に開催しています。今年度は6月に福山で開催して、今回で2回目。信原眞人社長も出席して、17人が参加しました。
 最初に当研究所の氷海水槽、操船リスクシミュレータ、ディーゼルエンジンの実験施設を見学。その後、交流会を開催しました。参加者は自己紹介とともに、自社が取り組んでいる研究など発表しました。
資源・素材学会採掘技術部門委員会が見学
2014/12/08
平成26年12月8日
独立行政法人 海上技術安全研究所


資源・素材学会採掘技術部門委員会が見学


 一般社団法人資源・素材学会の採掘技術部門委員会の一行が12月5日、当研究所の施設見学を行いました。海洋開発系の正信聡太郎・深海技術研究グループ長が「海底鉱物資源開発に対する取り組みについて」と題して講演。その後、深海水槽、高圧タンク、操船リスクシミュレータ、400m試験水槽を見学しました。

海技研報告、特集「流体設計系における省エネ研究」
2014/12/02
平成26年12月2日
独立行政法人 海上技術安全研究所


海技研報告、特集「流体設計系における省エネ研究」


 当研究所はこのほど、「海上技術安全研究所報告」(第14巻 第2号 平成26年度)をまとめました。特集号「流体設計系における省エネ研究」として基調論文5本と所外発表論文等概要36件を、ホームページ上に掲載しています。

基調論文「二軸船流体設計のための粘性CFDの高度利用技術」
    「プロペラ一体型省エネデバイスの研究」
    「二軸船に適した境界層制御技術の開発について」
    「実海域省エネ装置STEPの開発」
    「空気潤滑法による船舶のエネルギー技術」

詳細はこちらをクリックしてください。
IMOのGBS適合審査、小川グループ長が技術監査員
2014/11/28
平成26年11月28日
独立行政法人 海上技術安全研究所


IMO、GBS適合審査を中間報告
海技研の小川グループ長が技術監査員として審査に貢献


 国際海事機関(IMO)の第94回海上安全委員会(MSC94)で、ゴールベース構造基準(GBS、注)に対応したGBS適合審査の中間報告が行われました。GBS適合審査を行う技術監査員は、IMO加盟国から選出されたエキスパートで構成されており、17名が監査業務を行っています。当研究所からも構造安全評価系の小川剛孝 基準開発グループ長が選任されています。MSC94は11月17日~21日、ロンドンのIMO本部で開催されました。

 GBSは現在、13の船級協会が構造基準に対応する船級規則のGBS適合審査をIMOに申請しています。IMOは17名の技術監査員から成る5つのチームを編成して審査を実施しており、2015年中ごろを目途に監査報告書を取りまとめる予定です。
 MSC94では、IMO事務局からの中間報告の中で、「IMOとしてもGBS適合審査を実施するのは初めてのケースであり、さまざまな課題に直面しているものの克服可能である」との説明があり、MSCはこれを了承しました。
 GBS技術監査員は日本をはじめとする加盟国等からの推薦に基づき約40名が登録されています。その中から今年6月、実際に監査に従事する17名が選抜され、監査業務を行ってきました。小川グループ長は構造基準、特に荷重構造一貫解析のエキスパートとして推薦を受けて登録され、技術監査員として選任されました。
 なお、当研究所の構造安全評価系が取り組んでいる重点研究の中には、IMOのGBS策定と密接に関連しているものもあり、そこで得た知見が当該監査にも活用されています。

注:ゴールベース構造基準(Goal Based Ship Construction Standard、略GBS)
 IMOは、タンカーおよびばら積み貨物船の重大な海難事故の多発に鑑み、これら船舶の構造規則のあり方を見直しました。すなわち、構造規則の基礎となる考え方(Goal)を海上人命安全条約(SOLAS条約)に記載するとともに、構造規則で要求すべき機能をGBSに規定し、さらに個々の船級協会の構造規則がGBSに適合しているか否かを、IMOが選任した専門家により審査するスキームを構築しました。2016年7月1日以降に契約される長さ150m以上のばら積み貨物船および油タンカーは、GBSへの適合が確認された構造規則に基づいて設計・建造することが要求されます。

写真:IMOでのGBS監査チーム会合にて。右が小川剛孝 基準開発グループ長
「JOGMECテクノフォーラム2014」で研究紹介
2014/11/28
平成26年11月28日
独立行政法人 海上技術安全研究所


「JOGMECテクノフォーラム2014」で研究紹介


 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が主催する国際フォーラム「JOGMECテクノフォーラム2014」が、11月26日~27日にパレスホテル東京(東京都千代田区)で開催されました。当研究所は同時に開催された展示会に出展し、平成26年度技術ソリューション事業(フェーズ1案件)で採択された「氷海開発を支援するための高精度氷況観測技術の開発」の内容を紹介するとともに当研究所の研究紹介を行いました。会場には参加者が多く訪れ、海技研の研究に熱心に質問する姿も見受けられました。

海技研ブースで質問する参加者(左)に説明する宇都正太郎・海洋開発系長(左から2人目)。
浮体式の風力発電と波力発電で公開実験、約50人が参加
2014/11/26
平成26年11月26日
独立行政法人 海上技術安全研究所


浮体式の風力発電と波力発電で公開実験、約50人が参加


 当研究所は11月25日、浮体式洋上風力発電および浮体式波力発電に関する研究の公開実験を行いました。約50人が参加しました。
 洋上再生エネルギー開発系の井上俊司系長が公開実験の概要を説明した後、浮体式洋上風力発電の公開実験を変動風水洞で行いました。また浮体式波力発電の公開実験は動揺水槽で行いました。

写真左は、浮体式洋上風力発電の公開実験。変動風水洞での実験のようす。
写真右は、浮体式波力発電の公開実験。動揺試験水槽での実験のようす。
正信グループ長が野田市で出前講座
2014/11/18
平成26年11月18日
独立行政法人 海上技術安全研究所


正信グループ長が野田市で出前講座


 野田市公民館が主催する市民セミナーが11月14日、野田市関宿中央公民館(千葉県野田市東宝珠花)で開催され、当研究所の海洋開発系深海技術研究グループの正信聡太郎グループ長が出前講座を行いました。正信グループ長は「海洋資源とともに生きる~資源・エネルギー等最新開発技術について~」と題して講演しました。野田市在住・在勤の方15名ほどが参加し、海洋開発について質問が多く出され関心の高さを伺わせました。

第14回講演会、盛況裡に開催 約300人が参加
2014/11/18
平成26年11月18日
独立行政法人 海上技術安全研究所


第14回講演会、盛況裡に開催
約300人が参加


 当研究所は17日、グランドハイアット福岡(福岡市)で第14回講演会を開催しました。約300人が参加し、盛況裡のうちに閉会しました。
 第1部の特別講演では、国土交通省の坂下広朗官房技術審議官が「海洋産業と地域力」と題して講演しました。次に株式会社大島造船所の南浩史代表取締役社長が「バルクの大島の生きる道」として講演しました。
 第2部の研究講演では、当研究所の研究者が講演しました。上入佐光 流体設計系長は「環境対応の船型開発を支えるハードとソフト」について、春海一佳 環境・動力系長は「排ガス規制の進展と技術ソリューションの行方」で講演しました。最後に田村兼吉 研究統括主幹が「海洋開発の鍵を握る技術開発の展望」で講演しました。
 講演会は毎年11月に開催していますが、福岡で開催するのは初めてです。会場には、九州の造船所や舶用機器メーカーから多くの参加がありました。

「JOGMECテクノフォーラム2014」に出展
2014/11/13
平成26年11月13日
独立行政法人 海上技術安全研究所


「JOGMECテクノフォーラム2014」に出展


 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が主催する国際フォーラム「JOGMECテクノフォーラム2014」が開催されます。当研究所は同時に開催される展示会に出展し、平成26年度技術ソリューション事業(フェーズ1案件)で採択された「氷海開発を支援するための高精度氷況観測技術の開発」の内容を紹介するとともに、当研究所の研究紹介を行います。

※JOGMECテクノフォーラムについて
 平成25年度にスタートした技術ソリューション事業の一環として、産油産ガス国が求める技術ニーズと日本の様々な産業が開発保有している先端・先進技術の出会いの場を提供し、異業種・異分野を含む日本企業のあらたな活躍の場を創出することと同時にこうした活動を通じて、産油産ガス国との関係強化を図り、日本のエネルギー安定供給確保に貢献することを目指すもの。会期中に基調講演、特別講演及びパネルディスカッションが行われるとともに、氷海・大水深油ガス田開発等のセッションで講演が行われる。

日時   11月26日(水)~27日(木)
場所   パレスホテル東京(東京都千代田区丸の内1-1-1)

写真は、昨年のフォーラムの模様(左)と、会場内で展示されたポスターを見る来場者(右)
※写真提供:JOGMEC

浮体式の風力発電と波力発電で公開実験
2014/11/07
平成26年11月7日
独立行政法人 海上技術安全研究所


浮体式の風力発電と波力発電で公開実験
再生可能エネルギー研究、安全ガイドラインを作成


 当研究所は11月25日、浮体式洋上風力発電および浮体式波力発電に関する研究の公開実験を行います。
 海技研では、浮体式洋上風力発電等の海洋再生可能エネルギー利用に係る基盤技術の開発や、安全性評価手法の開発と高度化に関する研究を行っています。また、技術検討を通じて得られた知見に基づき海洋再生可能エネルギー利用の普及や産業振興の一助となる安全ガイドライン等を作成しています。このたび、浮体式洋上風力発電および浮体式波力発電の制御方法の検討や荷重評価等の目的で実施している実験を公開します。

1)浮体式洋上風力発電
(於:変動風水洞、写真左)
 変動風水洞は風洞の内部で風を起こすと共に漲水して造波ができる仕組みです。この機能を利用して浮体式洋上風力発電の模型によるブレードピッチ制御の実験を行います。

2)浮体式波力発電
(於:動揺試験水槽、写真右)
 浮体式のポイントアブソーバー型(浮体が上下動揺する力で発電機を駆動するタイプ)の実験を行います。通常の発電機の負荷以外に、制御された駆動力を浮体に負荷して、波から受ける周期的荷重に浮体動揺を共振させることで発電効率を向上させる、いわゆる同調制御を行う方式です。
 なお、この浮体式波力発電の実験は、国土交通省からの受託研究「波力等海洋エネルギー発電施設の安全対策のための調査研究」の一部として行っているものです。

1.日時:平成26年11月25日(火曜)15:00~16:00(受付は14:30から)
2.場所:(独)海上技術安全研究所 東京都三鷹市新川6-38-1
     ※本館1階会議室で説明した後、施設に移動して公開実験を行います。
3.参加申込方法:申込多数により事前申込みは終了させていただきました。
         たくさんのお申込みありがとうございました。

上野トランステック、安全研修会を海技研で開催
2014/11/06
平成26年11月6日
独立行政法人 海上技術安全研究所


上野トランステック、安全研修会を海技研で開催


 上野トランステックは11月5日、内航タンカー船主や安全監督の安全研修会「UYENO SAFETY ACADEMY」(略USA)を当研究所で開催しました。同社および内航船主40社の関係者46人が参加しました。
 USAは年1回開催され、タンカーの事故防止、人身災害防止や機器トラブル防止に活用している研修会です。研修会では、海難事故解析センターの田村兼吉センター長が「海難事故解析からみたタンカー事故防止について」と題して講演し、過去の海難事故を挙げて解析事例を行いました(写真左)。運航・物流系の沼野正義研究員は「機関点検支援システムの開発について」と題して講演しました。講演後、操船リスクシミュレーター(写真右)、深海水槽、変動風水洞を見学しました。

JIME振動音響研究委員会が施設見学
2014/10/20
平成26年10月20日
独立行政法人 海上技術安全研究所


JIME振動音響研究委員会が施設見学

 日本マリンエンジニアリング学会(JIME)振動音響研究委員会が17日、当研究所の施設見学を行いました。参加した14名は、400m試験水槽、ディーゼルエンジン、操船リスクシミュレータを見学しました。

第14回講演会で研究紹介ポスターも同時展示
2014/10/17
平成26年10月17日
独立行政法人 海上技術安全研究所


第14回講演会で研究紹介ポスターも同時展示


 当研究所は11月17日(月)、グランドハイアット福岡(福岡市)で第14回講演会を開催します。講演会では、講演のほか当研究所が取り組んでいる研究を紹介するポスター展示もあわせて行います。
 今回の講演会のテーマは「環境技術と海洋開発の今とこれから」。船舶の環境規制対応と省エネルギーのための技術、海洋におけるエネルギー開発への取り組みについて、当研究所の研究者が講演します。特別講演として、国土交通省の森重俊也海事局長と株式会社大島造船所の南浩史代表取締役社長にご講演していただきます。

1.日程:平成26年11月17日(月)13:30~17:00
2.会場:グランドハイアット福岡 グランド・ボールルーム(福岡市博多区住吉1-2-82)
3.プログラム
【特別講演】
 ■ 「海洋産業と地域力」             国土交通省海事局長 森重俊也
 ■ 「バルクの大島の生きる道」    (株)大島造船所代表取締役社長 南浩史
【研究講演】
 ■ 「環境対応の船型開発を支えるハードとソフト」    流体設計系長 上入佐光
 ■ 「排ガス規制の進展と技術ソリューションの行方」  環境・動力系長 春海一佳
 ■ 「海洋開発の鍵を握る技術開発の展望」        研究統括主幹 田村兼吉
※ 詳細なタイムテーブルはこちらをクリックしてください。
4.入場料: 無料(事前登録制)
5.参加申込方法:申込みは終了いたしました。
山田上席研究員、船舶海洋工学会研究会で講演
2014/10/14
平成26年10月14日
独立行政法人 海上技術安全研究所


山田上席研究員、船舶海洋工学会研究会で講演


 日本船舶海洋工学会 材料・溶接研究会の第26回研究会で、当研究所構造安全評価系構造解析研究グループの山田安平上席研究員(写真)が講演しました。研究会は10月10日、都内の東京大学山上会館で開催され、同委員会の主査である粟飯原・東大教授のほか材料・溶接研究に係る専門家約30人が参加しました。
 山田上席研究員は「衝突後のバルクキャリアの残余船体縦曲げ最終強度について」と題して講演。衝突された後の船体の縦曲げ最終強度について、詳細な非線形FEMシミュレーション及び簡易推定手法による比較結果等を示し、損傷モデルが最終強度低下に与える影響について講演しました。

自動車技術会が施設見学
2014/10/10
平成26年10月10日
独立行政法人 海上技術安全研究所


自動車技術会が施設見学


 自動車技術会CVT・ハイブリッド部門委員会が8日、当研究所の施設見学を行いました。当研究所環境・動力系動力システム研究グループの平田宏一グループ長が講演(写真左)した後、舶用ディーゼルエンジン、操船リスクシミュレータ(写真右)、氷海船舶試験水槽を見学しました。

数値水槽シンポで坂本研究員が論文賞
2014/10/08
平成26年10月8日
独立行政法人 海上技術安全研究所


数値水槽シンポで坂本研究員が論文賞


 船舶流体力学に関する国際シンポジウム「数値水槽シンポジウム」(Numerical Towing Tank Symposium)で、当研究所流体設計系実海域性能研究グループの坂本信晶主任研究員が最優秀論文賞「Landrini Award」(ランドリーニ賞)を受賞しました。
 同シンポジウムは船舶流体力学に携わる研究者が参加しており、欧州の造船業界での認知度も高いことで知られています。毎年秋、欧州の研究機関持ち回りで開催されており、本年で17回目の開催となります。今年は9月28日~30日、チャルマース工科大学主催の元、スウェーデンのマーストランドで開催されました。
 大学・研究機関および船級などから参加があり、今回は35件の発表がありました。受賞の対象となった論文は、数値流体力学(CFD)を用いた船舶の操縦性能推定法について、従来の操縦運動数学モデルに頼らない計算手法を開発し、計算結果と実験値を比較することで、開発した手法の妥当性を検証したものです。
 Landrini Awardは2004年に創設されました。イタリア船舶試験水槽研究所(INSEAN)の研究者Landrini博士の名を後世に伝えるべく賞に名前を冠したもので、毎年1名に贈られます。

 写真は、左からDNV-GLのBertram教授、賞状を手にする坂本主任研究員、チャルマース工科大学のBensow教授。

平成27年春採用の研究員募集のお知らせ(締切ました)
2014/10/07
平成26年10月7日
独立行政法人 海上技術安全研究所


平成27年春採用の研究員募集のお知らせ(締切ました)


 海上技術安全研究所は、平成27年春採用の研究員募集を行っておりましたが、
締め切らせて頂きました。
【お問い合わせ】
(独)海上技術安全研究所 総務部 人事係
 TEL:0422-41-3017
 FAX:0422-41-3026
Techno-Ocean 2014で海技研を紹介
2014/10/06
平成26年10月6日
独立行政法人 海上技術安全研究所


Techno-Ocean 2014で海技研を紹介


 当研究所は、海洋に関する総合的な国際コンベンション「Techno-Ocean 2014」(10月2日~4日、神戸国際展示場)に出展しました。展示ブースでは、海洋開発技術を中心に海技研が取り組む研究についてパネルで紹介しました。
 会場内では神戸市内の小・中学生が描いた「海の絵画展」が開かれ、優秀な作品には当研究所をはじめ共催団体がそれぞれ表彰しました。最終日の4日には表彰式が行われ、海上技術安全研究所理事長賞の受賞者に茂里理事長が表彰状と記念品を贈呈しました。
 また小学5・6年生を対象とした公開講座「新発見!海のせかい教室」では、当研究所企画部の瀧本忠教・産官学連携副主管が、水槽施設などでの船舶・海洋の実験や研究について説明しました。

写真左は、海技研ブースで来場者に研究内容を説明
写真右は、「海の絵画展」での海上技術安全研究所理事長賞の受賞者と茂里理事長が記念撮影

太田センター長、JCOALで出前講座
2014/09/30
平成26年9月30日
独立行政法人 海上技術安全研究所


太田センター長、JCOALで出前講座


 一般財団法人 石炭エネルギーセンター(JCOAL)が主催したセミナー「石炭の自然発熱への対応(低品位炭利用拡大に向けて)」で、当研究所の太田進・国際連携センター長(写真)が出前講座として講演しました。セミナーは9月29日、都内で開催され、石炭関係者事業者約100人が参加しました。
 太田センター長は「石炭運送の国際規則と安全運送対策」と題して講演。石炭の運送基準の変遷、通風とガス計測、高温場所からの隔離等の要件について説明した後、低品位炭を運送するには、自然発熱のみならず、メタンの放出も考慮する必要がある点を指摘しました。

日本材料学会信頼性工学部門委員会が見学
2014/09/26
平成26年9月26日
独立行政法人 海上技術安全研究所


日本材料学会信頼性工学部門委員会が見学


 公益社団法人日本材料学会の信頼性工学部門委員会が9月25日、当研究所で施設見学を行いました。構造安全評価系・構造解析研究グループの岡正義研究員が「船体のホイッピング振動を考慮した疲労強度評価」について講演した後、ディーゼルエンジン、構造材料寿命評価研究施設、氷海船舶試験水槽を見学しました。

テクノオーシャンに出展
2014/09/24
平成26年9月24日
独立行政法人 海上技術安全研究所


テクノオーシャンに出展


 当研究所は、10月2日~4日に神戸国際展示場で開催される「Techno-Ocean 2014」に出展します。
 展示会場のブースでは、海技研の海洋開発への取り組みをパネルで紹介します。また小学5・6年生を対象とした「新発見!海のせかい教室」では、海技研の担当者が船舶・海洋について説明します。
 「Techno-Ocean 2014」公式ホームページ  http://techno-ocean2014.com/jp/

安全工学会が施設見学
2014/09/22
平成26年9月22日
独立行政法人 海上技術安全研究所


安全工学会が施設見学


 特定非営利活動法人安全工学会が9月19日、当研究所の施設見学を行いました。深海水槽、ディーゼルエンジン、操船シミュレータを見学しました。

海技研の海洋開発技術への取り組み
2014/09/12
平成26年9月12日
独立行政法人 海上技術安全研究所


海技研の海洋開発技術への取り組み
―SIP次世代海洋資源調査技術でのAUV開発について―


  当研究所は、これまで培ってきた海中機器に関する知見等(※1)に基づき、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)(※2)の課題「次世代海洋資源調査技術」の研究開発計画(プログラムディレクター 浦辺徹郎・東京大学名誉教授、国際資源開発研修センター顧問)における「AUV複数運用手法等の研究開発」を担務することとなっています(平成26年5月23日総合科学技術・イノベーション会議ガバニングボートにおいて承認。内閣府政策統括官<科学技術・イノベーション担当>において決定)。

 平成26年7月、予算管理機関との契約を締結し、研究開発実施体制構築のための企画競争を実施することにより、先月、以下のパートナーと契約に至りました。
■ 小型AUV等開発:三井造船株式会社
■ 洋上中継器(没水型複数管理用)等開発:株式会社IHI
■ 投入・揚収システム等開発:川崎重工業株式会社
■ 協調行動システム等開発:国立大学法人東京大学生産技術研究所

 今後、これらパートナーとともに、作業船でも運用できる小型AUVを開発するとともに、これを複数台同時に運用できる技術の開発を行い、効率的な海洋資源調査技術を確立するとともに、海洋資源調査産業の創出に貢献していきます。

開発する小型AUVの目標イメージ:
  ▼最大潜航深度2,000m
  ▼艇体寸法:胴径は直径0.8m×全長4m以下
  ▼空中重量800kg以下
  ▼速力(巡航)1~3ノット
  ▼航続時間12時間
  ▼サブボトムプロファイラー(初号機のみ)など

小型AUVを複数台運用するイメージ
小型AUVを複数台運用するイメージ


※1 当研究所における海中機器研究開発の取組

 当研究所は、船舶・海洋に関連する様々な分野での技術研究に従事しており、その一環として水中工学、流体工学を駆使したAUVの開発、運用を行ってきています。平成11~14年度「深海モニター用小型ロボットの調査」、平成16~18年度「深海モニター用小型ロボットの設計に関する研究(自律型海中ロボット『ツナサンド< Tuna-Sand>』)」を実施し、AUVの開発・運用実績を有しています。
 また、試験設備として各種試験水槽や「高圧タンク」も保有しています。

※2 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)

 総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)が自らの司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧来の分野の枠を超えたマネジメントに主導的な役割を果たすことを通じて、科学技術イノベーションを実現するために新たに創設したプログラム。CSTIにより、「次世代海洋資源調査技術」を含む10課題が選定されました。

ブラジル開発商工省幹部が海技研を表敬訪問
2014/09/11
平成26年9月11日
独立行政法人 海上技術安全研究所


ブラジル開発商工省幹部が海技研を表敬訪問


  当研究所に10日、来日中のブラジル開発商工省のHeloisa Menezes開発生産局長とMargarete Gandini産業統括コーディネーターが表敬訪問しました。当研究所では、操船リスクシミュレータや深海水槽、400m試験水槽を見学しました。

写真左:左から海技研幹部と懇談するMenezes局長、Gandiniコーディネーター、駐日ブラジル大使館のElaine Humphreys一等書記官
写真右:操船リスクシミュレータを見学

第14回講演会、テーマ『環境技術と海洋開発の今とこれから』
2014/09/05
平成26年9月5日
独立行政法人 海上技術安全研究所


海技研、第14回講演会の講演内容決まる
テーマ「環境技術と海洋開発の今とこれから」


 当研究所は11月17日(月)、グランドハイアット福岡(福岡市)で第14回講演会を開催します。テーマは「環境技術と海洋開発の今とこれから」。船舶の環境規制対応と省エネルギーのための技術、海洋におけるエネルギー開発への取り組みについて、当研究所の研究者が講演します。特別講演として、国土交通省の森重俊也海事局長と株式会社大島造船所の南浩史代表取締役社長にご講演していただきます。講演会は毎年11月ごろ、東京とそれ以外の都市で交互に開催しています。これまで東京以外では、神戸、広島で開催していますが、九州で開催するのは初めてです。

1.日程:平成26年11月17日(月)13:30~17:00
2.会場:グランドハイアット福岡 グランド・ボールルーム(福岡市博多区住吉1-2-82)3.プログラム:(別紙参照)
【特別講演】
 ■「海洋産業と地域力」             国土交通省海事局長 森重俊也
 ■「バルクの大島の生きる道」    (株)大島造船所代表取締役社長 南 浩史
 【研究講演】
 ■「環境対応の船型開発を支えるハードとソフト」    流体設計系長 上入佐光
 ■「排ガス規制の進展と技術ソリューションの行方」  環境・動力系長 春海一佳
 ■「海洋開発の鍵を握る技術開発の展望」        研究統括主幹 田村兼吉
4.入場料:無料(事前登録制)
5.参加申込方法:申込みは終了いたしました。
スウェーデン国立技術研究所が施設見学
2014/09/04
平成26年9月4日
独立行政法人 海上技術安全研究所


スウェーデン国立技術研究所が施設見学


 スウェーデン国立技術研究所の一行が来日し、8月29日に当研究所を訪問しました。流体設計系の辻本勝研究員が研究を紹介した後、中水槽とディーゼルエンジンの施設を見学しました。

精密工学会が当研究所で講習会を開催
2014/08/25
平成26年8月25日
独立行政法人 海上技術安全研究所


精密工学会が当研究所で講習会を開催


 公益社団法人精密工学会が8月22日、当研究所で第368回講習会「海と船に安全と安心を―海上技術安全研究所」を開催しました。20人が参加し、400m試験水槽、氷海船舶試験水槽、構造材料寿命評価研究施設、ディーゼルエンジンの各研究施設を見学。構造基盤技術系の藤本修平研究員が、船舶生産技術の改善を目指した可視化・計測技術の応用について研究事例を紹介しました。

衝突安全性に優れた造船用鋼板「NSafe®-Hull」を世界初の実用化
2014/08/05
平成26年8月5日
新日鐵住金株式会社
今治造船株式会社
独立行政法人海上技術安全研究所


衝突安全性に優れた造船用鋼板「NSafe®-Hull」を世界で初めて実用化


 新日鐵住金株式会社(代表取締役社長 進藤孝生、以下「新日鐵住金」)が開発した、衝突安全性に優れた高延性造船用鋼板「NSafe®-Hull(エヌセーフ ハル)」が、今治造船株式会社(代表取締役社長 檜垣幸人、以下「今治造船」)、当研究所との実用化に向けた共同研究を経て、この度、世界で初めて株式会社商船三井の船舶(ばら積み船)に採用され、8月2日に進水いたしました。

 高延性造船用鋼板「NSafe®-Hull」は、従来の施工性を維持しながら、高い延び性を有することにより、船舶の衝突安全性を高めることができる新しい鋼板で、新日鐵住金が成分設計と結晶粒レベルの組織制御を行い、開発致しました。
「NSafe®-Hull」は鋼板の延びに優れる為、船舶に適用した場合、船舶の側面から衝突された際に穴が開くまでの衝撃吸収エネルギーが約3倍となります。これによって、従来の鋼材に比べて船体に穴が開きにくくなります。これは鋼板の延び性と船舶の衝突安全性に関する3社での共同研究の結果、実現したものです。
 今回実用化された船舶には、貨物倉船側部、燃料タンク部などの高い衝突安全性が求められる場所に、合計約3,000トンの「NSafe®-Hull」が採用されています。船体に穴が開きにくくなることにより、浸水防止や貨物保護、深刻な環境汚染につながる油流出の防止の役割を担っています。

 今後は、一般財団法人日本海事協会(以下「NK」)の「業界要望による共同研究」スキームによる支援を受け、更に高度な解析を実施していく予定です。また、NKでは、本船のように安全性を高めた船舶に対し「ノーテーション(船級符号への付記);識別表示」を付与し、船舶の安全性向上を推進することを検討しています。

 新日鐵住金、今治造船、海技研は、「NSafe®-Hull」の幅広い船舶への適用を通じて、今後とも安全で確実な海上輸送の実現に貢献してまいります。

【ばら積み船の概要】
載荷重量:206,600トン、
サイズ :全長299.94メートル、幅50.00メートル、深さ24.70メートル
建 造:今治造船株式会社 西条工場
船 社:株式会社商船三井
進 水:2014年8月2日
NSafe®-Hull使用量:約3,000トン

 
図1:衝突シミュレーションの一例(12ノット衝突後1.4秒後)(動画)

左から図2:NSafe®-Hull採用部位(赤色および黄色部分)、図3:NSafe®-Hull採用部位(赤色部分)、図4:船舶の側面衝突(概念図)

福田上席研究員が「海の日」国土交通大臣表彰
2014/07/31
平成26年7月31日
独立行政法人 海上技術安全研究所


福田上席研究員が「海の日」国土交通大臣表彰


 当研究所環境・動力系の福田哲吾・上席研究員が、平成26年「海の日」海事関係功労者国土交通大臣表彰を受賞しました。表彰式が7月30日、国土交通省共用大会議室で執り行われました。
 今回の受賞は、大型ディーゼル機関の特性を利用し、船舶からの二酸化炭素排出を低減した、主機掃気バイパスによる空気供給システムを開発・実用化し、わが国が推進する空気潤滑装置搭載船の普及に寄与した功績が高く評価されたものです。

東京海洋大学のセミナーで塩苅研究員が講演
2014/07/30
平成26年7月30日
独立行政法人 海上技術安全研究所


東京海洋大学のセミナーで塩苅研究員が講演


 東京海洋大学が主催した女子学生のためのキャリアパスセミナー(日本マリンエンジニアリング学会共催)で、当研究所洋上再生エネルギー開発系の塩苅恵研究員が講演しました。セミナーは同大学の女子学生や同大学を目指す女子中高生とその保護者を対象に、海事・海洋関連機関の女性3名を招いて、7月25日に同大学越中島キャンパスで開催されました。講師は塩苅研究員のほか、日本郵船の射手充代氏と東京海洋大学の関口美保准教授。講演後の懇談会では、学生からは多くの質問が出されました。

EEDIの実海域係数で認証、NKから世界初
2014/07/30
平成26年7月30日
北日本造船株式会社
独立行政法人 海上技術安全研究所


EEDIの実海域係数で認証、NKから世界初
ケミカルタンカー竣工、GHG削減に期待


 北日本造船株式会社(代表取締役社長 東徹、青森県八戸市)は当研究所と共同でケミカルタンカーの船型開発を行い、船舶の燃費性能指標「EEDI(エネルギー効率設計指標)」に実海域の海象を考慮したEEDIweatherについて、一般財団法人日本海事協会(会長 上田德、東京都千代田区)から世界で初めて認証を取得しました。同船型で建造されたケミカルタンカーが7月29日、竣工しました。実海域の海象も設計指標に取り入れて開発された船舶は、外航海運での温室効果ガス(GHG)を削減する効果があると期待されています。

 外航海運から排出されるGHG削減のため、国際海事機関(IMO)は新造船に対するEEDI規制を、海洋汚染防止(MARPOL)条約の一部改正として、2013年1月に発効させました。EEDI規制は波や風のない静穏海面での設計指標ですが、実際の船舶は波や風の影響を受けて運航され、速力も低下して燃費も悪くなります。
 そのため波や風がある代表的な海象での速力低下係数(fw)をEEDIに取り入れた数値、EEDIweatherを記載させるための暫定ガイドラインをIMOは承認しています。代表海象でのfwを計算するためのガイドライン策定には、当研究所の研究成果も取り入れられています。
 北日本造船は当研究所と共同で開発したケミカルタンカー船型で波浪中水槽試験を行い、fwの値を算定しました。開発に取り組んだケミカルタンカーは19型(載貨重量1万9,950トン)と、NKの「業界要望による共同研究」のスキームによる研究支援を受け,一般社団法人日本中小型造船工業会を含めた4者の共同研究により開発した35型(載貨重量3万5,000トン)の2船型で、7月23日、NKからEEDIweather の認証を世界で初めて取得しました。
 同船型で建造した19型ケミカルタンカー「CHEM HOUSTON」(ケミ・ヒューストン)が7月29日、北日本造船八戸本社工場で竣工しました。同船型は現在20隻の受注があり、その第1船になります。残る19隻も、順次建造していきます。
 なお同船は、省エネ装置として、新開発のダクトを装備していることも特長です。このダクトは、プロペラとダクトの間の干渉効果を高めるため両者を近接させ、また小直径とすることでキャビテーションの発生を減少させるものです。省エネダクトとプロペラを一体設計することで流体性能の最適化を行うことができます。平水中の水槽試験では、約5%の馬力低減効果が得られることを確認しています。

写真は、ケミカルタンカー「CHEM HOUSTON」(ケミ・ヒューストン)
【主要目】全長:145.0m、全幅:24.2m、夏期満載喫水:9.77m、載貨重量:19,950t、
船級:NK、竣工:平成26年7月29日
今治ラスキン会で平田グループ長が講演
2014/07/25
平成26年7月25日
独立行政法人 海上技術安全研究所


今治ラスキン会で平田グループ長が講演


 今治地区の海事関係者の会合「今治ラスキン会」で、当研究所環境・動力系の平田宏一・動力システム研究グループ長が講演しました。7月25日、今治市内で開催され、平田氏は「海技研における船舶省エネの取り組み-エンジン面からみて-」と題して講演しました。

第14回研究発表会講演集をホームページに掲載
2014/07/25
第14回研究発表会
講演集をホームページに掲載


 当研究所は、6月24・25日に「第14回研究発表会」を開催しました。

 三鷹会場、サテライト会場で配布した講演集の掲載内容をカラーでホームページに掲載しましたのでお知らせします。

 講演25件、ポスターセッション41件を掲載しておりますので、トップページ右側の「NMRIトピックス」からお入りください。
インド研究者が海洋に関して講演
2014/07/10
平成26年7月10日
独立行政法人 海上技術安全研究所


インド研究者が海洋に関して講演


 日本船舶技術研究協会の招聘研究員としてインドから短期来日中のアルナブ・ダス博士が8日、当研究所で講演を行いました。講演ではインドの海事産業の歴史や現在から始まり、インドの海洋研究所とその活動、海事大学の取り組みなど説明しました。参加者からは質問も相次ぎ、関心の高さを伺わせました。講演後は懇親会も行われました。

田村兼吉系長が横国大で出前講座
2014/07/09
平成26年7月9日
独立行政法人 海上技術安全研究所


田村兼吉系長が横国大で出前講座


 当研究所運航・物流系の田村兼吉系長が7月1日、横浜国立大学で出前講座を行いました。小澤宏臣特任教授が担当している海洋産業特論という授業の1コマで、「海洋開発リスク管理概論」という題名です。大学院生12名が熱心に受講しました。
 1時間半行われた授業内容は、韓国のフェリー「セウォル号」の事故、深海掘削の現状、なぜ海洋開発にリスク評価が必要か、リスクとリスクマネジメント、海洋開発とリスク評価、リスク評価の実務、リスク評価の応用例といったものです。
 講義終了後には、前週の講師を務めた海洋工学研究所の佐尾邦久所長も参加して学生との懇親会も開かれました。

共和産業海運安全連絡会が施設見学
2014/06/30
平成26年6月30日
独立行政法人 海上技術安全研究所


共和産業海運安全連絡会が施設見学


 共和産業海運安全連絡会の一行が6月27日、当研究所の施設見学を行いました。キャビテーション試験水槽、中水槽、操船リスクシミュレータを見学しました。

第14回研究発表会、2日間で232名参加
2014/06/27
平成26年6月27日
独立行政法人 海上技術安全研究所


第14回研究発表会、2日間で232名参加


 当研究所は6月24日と25日の両日、第14回研究発表会を開催しました。テレビ会議システムを利用したサテライト5会場の参加者も合わせると、来場者数は2日間で232名でした。内訳は、24日117 名、25日115名でした。

 研究発表会は毎年6月ごろ開催しており、三鷹の研究所内で行っています。昨年に続いてサテライト会場でも開催。今年は、横浜、相生、因島、今治、佐伯の5会場で開催しました。
 2日間で25の講演が行われ、ポスターセッションでは41の発表が行われました。講演会では積極的に質問が出されるなど、関心の高さを伺わせました。ポスターセッションでは説明員と来場者が研究内容について活発にやりとりをするようすも多く見られました。

 写真左から講演会のようす、ポスターセッションのようす
海洋工学関連の国際会議で最優秀論文賞
2014/06/26
平成26年6月26日
独立行政法人 海上技術安全研究所


海洋工学関連の国際会議で最優秀論文賞


 海洋工学関連の国際会議「OMAE」(International Conference on Ocean, Offshore and Arctic Engineering)で、九州大学の後藤浩二准教授の研究論文「二軸載下条件下における疲労き裂伝播-疲労亀裂伝播挙動におよぼす位相差の影響-」が最優秀論文賞に選定されました。同論文は、当研究所の構造基盤技術系保守管理技術研究グループの丹羽敏男グループ長らも共著となって発表しました。
 OMAEは、米国機械学会(ASME、American Society of Mechanical Engineers)の海洋・海洋構造物及び極地工学部会(OOAE、Ocean, Offshore and Arctic Engineering)が主催しています。年1回の開催で、今年は33回目。6月7日~13日、米国サンフランシスコで開かれ、12の講演会で約1,000件の発表が行われるほど世界でも大きな会議となっています。
 今回受賞したのは、昨年のOMAEで発表した研究論文に対して表彰されたものです。論文は、後藤准教授、丹羽グループ長のほか、九州大学の大森徹也氏と村上幸治氏、当研究所の田中義久主任研究員と穴井陽祐研究員が共著者です。

船舶海洋工学研修が終了、5会場同時講義で延べ95名受講
2014/06/23
平成26年6月23日
独立行政法人 海上技術安全研究所


船舶海洋工学研修が終了、5会場同時講義で延べ95名受講
-短期集中で船舶海洋工学基礎知識を習得-


 当研究所は、大学における造船専門教育カリキュラムの減少や造船系大学卒の就業者が減少している現状を踏まえ、若手研究員および若手技術者が船舶海洋工学の基礎知識を短期集中で習得することを目的として「船舶海洋工学研修」を6月2日から6月20日まで開催しました。今年度も昨年度に引き続き、(一社)日本中小型造船工業会との共催により、海技研三鷹本所と、横浜、相生、尾道・因島、今治、大分・佐伯でも、テレビ会議システム(日本財団から支援)を使って研修を同時開催しました。受講生は延べ95名にのぼり、その内訳は、若手を中心とした当所研究員および関係者が12名、海事行政関係26名、造船関係45名、海運関係3名、舶用工業関係9名でした。

 講義内容は「船舶海洋工学概論」、「流体力学」、「抵抗・推進」、「運動」、「材料・構造力学」、「機関」、「艤装」、「運航」、「基本計画」。それに加え、各講義の習熟度確認のための試験を実施しました。午前9時から午後5時まで行われた講義・試験数は、全69コマ(講義は1コマ1.5時間、試験は50分)、講師は当所の研究員7名に東京海洋大学、横浜国立大学、日本造船技術センターから7名の外部講師に加わっていただきました。講義のレベルは、理系大学卒業の初任技術者としました。
 今年度は海上技術安全研究所(東京・三鷹)のほか、サテライト会場として日本中小型造船工業会(造船技能開発センター)の東日本造船技能研修センター(横浜市)、相生技能研修センター(相生市)、因島技術センター(尾道市)、今治地域造船技術センター(今治市)、大分地域造船技術センター(佐伯市)の5会場でテレビ会議システムを使った講義を実施しました。
 受講生からは、「船舶工学を全体的に学習でき、とてもわかりやすい構成になっていて良かった」、「今まで疑問に思っていた点を解消することができ、自分の業務に直接関係する内容についても詳しく触れてもらえたのでとても役立つ内容だった」など肯定的な感想が多く聞かれました。三鷹本所では懇親会も開き、受講生同士や当所若手研究員で交流を深めました。
 なお、海上技術安全研究所は、所内初任研究員向けとして独自に研修を行っていましたが、所外の受講希望が強いことを受け、平成21年度から外部からの受講生を受け入れています。海上技術安全研究所は今後も引き続き海事産業界の人材育成に積極的に貢献していきます。

フジテレビ「新報道2001」で田村センター長が解説
2014/06/19
平成26年6月19日
独立行政法人 海上技術安全研究所


フジテレビ「新報道2001」で田村センター長が解説


 今月22日に放送するフジテレビの報道番組「新報道2001」で、韓国のフェリー事故を検証するコーナーが予定されています。当研究所の水槽で模型船を使った実験を行っており、それについて海難事故解析センターの田村兼吉センター長が解説します。放送日時は、22日(日)朝7時30分~8時55分です。
http://www.fujitv.co.jp/shin2001/
神戸ラスキン会で久米研究員が講演
2014/06/19
平成26年6月19日
独立行政法人 海上技術安全研究所


神戸ラスキン会で久米研究員が講演 


 関西の海事関係者の会合である「神戸ラスキン会」で、当研究所EEDIプロジェクトチームの久米健一主任研究員が講演しました。13日、神戸で開催され、久米研究員は、「海技研におけるEEDIへの取り組み」と題して講演しました。

櫻井研究員、強化プラスチック協会から技術賞
2014/06/12
平成26年6月12日
独立行政法人 海上技術安全研究所


櫻井研究員、強化プラスチック協会から技術賞


 当研究所の構造基盤技術系基盤技術研究グループの櫻井昭男研究員が、(一社)強化プラスチック協会から技術賞を受賞しました。FRP船の建造技術開発に対してで、船舶関係での受賞は、あまり例がないとのことです。
 櫻井研究員は、編物強化材を用いた新たなFRP船体用の材料と、それに適した建造方法であるインフュージョン成形法の確立を図る研究を行いました。研究の成果は、三浦、仙台、横浜などで実験して披露。また東日本大震災の復興事業の一つである「小型漁船の建造技能高度化支援事業」として、いわき市、三陸町、大船渡市、八雲町でも技術講習を行いました。同協会の授賞式典は6日、東京都内で行われました。
加山雄三さんが海技研をテレビで紹介
2014/06/06
平成26年6月6日
独立行政法人 海上技術安全研究所



加山雄三さんが海技研をテレビで紹介


 当研究所がテレビ番組「若大将のゆうゆう散歩」(テレビ朝日系)で紹介されます。俳優・加山雄三さんがオススメの散歩コースを自分自身で歩いて紹介する番組で、今回は「三鷹駅 周辺編」として数カ所を訪問。当研究所はそのうちの一つで、実験施設を見学、撮影しました。放送日時などは下記の予定です。



・番組名   「若大将のゆうゆう散歩」(テレビ朝日系)
         番組ホームページ http://www.tv-asahi.co.jp/yuyu-sanpo/
・放送予定日  6月26日(木)午前9時55分~10時30分
         ※大きな災害やニュース速報がある場合は、急きょ変更となることもあります。
第14回講演会、11月17日に福岡で開催
2014/06/03
平成26年6月3日
独立行政法人 海上技術安全研究所


 第14回講演会、11月17日に福岡で開催
初の九州会場

 
 当研究所は11月17日(月)、福岡市で第14回講演会を開催します。

 講演会は毎年11月ごろ、東京とそれ以外の都市で会場を交互に開催してきました。これまで東京以外では、神戸、広島で開催していますが、九州で開催するのは初めてです。講演者ならびに講演内容など詳細が決定しましたら、改めてお知らせいたします。

1.日時: 平成26年11月17日(月) 13:30~17:30(予定)
2.会場: グランドハイアット福岡(福岡市博多区住吉1-2-82)
3.申込および参加費: 事前申込制、入場無料
4.その他: 講演の詳細は改めて発表します
「船舶海洋工学研修」が開講
2014/06/02
平成26年6月2日
独立行政法人 海上技術安全研究所


「船舶海洋工学研修」が開講


 当研究所で毎年実施している「船舶海洋工学研修」が6月2日に開講しました(写真)。
 海事関係の若手研究員や技術者が、船舶海洋工学の基礎知識を短期集中で習得することが目的です。今月20日までの15日間(土日除く)行われます。講義はテレビ会議システムを活用してサテライト会場(横浜、相生、因島、今治、大分)でも受講されています。同システムでは、日本財団の支援を受けた日本中小型造船工業会の協力を得ています。

第13回GSC賞 環境大臣賞を受賞
2014/05/23
平成26年5月23日
独立行政法人 海上技術安全研究所


第13回GSC賞 環境大臣賞を受賞


 中国塗料株式会社、日立化成株式会社、当研究所、一般社団法人日本中小型造船工業会、国立弓削商船高等専門学校が共同研究した「VOCおよび船体抵抗を低減する新規船舶防汚塗料の開発と実用化」という研究テーマが、公益社団法人新化学技術推進協会(JACI)から第13回GSC(グリーン・サステイナブル・ケミストリー)賞の環境大臣賞を受賞しました。5月22日、東京国際フォーラムで表彰式が執り行われました。

写真は表彰式のもよう(左)と受賞者による記念撮影。
第14回研究発表会、研究25件など概要決まる
2014/05/22
平成26年5月22日
独立行政法人 海上技術安全研究所



 第14回研究発表会、研究25件など概要決まる
-ポスターセッション41件、サテライト5会場で開催-


 
 当研究所は「第14回研究発表会」の講演概要ならびにポスターセッションの概要を決めました。
 当研究所にとって今年度は第3期中期計画の第4年度目に当たります。今年の第14回研究発表会では、研究成果のさらなる普及と研究内容の充実を図ります。全体のプログラムは研究テーマごとに5つのセッションに分けて、2日間で合計25件の研究発表を行います。
<セッション> 1.効率的で安全な船舶の設計
        2.合理的な安全基準の開発を目指して
        3.船舶運用支援による安全性と経済性の実現
        4.多様化する環境問題とそのソリューション
        5.海洋開発の次世代技術

 研究発表は、テレビ会議システムを活用してサテライト会場5カ所(横浜市、相生市、尾道市因島、今治市、佐伯市)でも行います。
 上記研究発表会のほか、展示プログラムとして開催するポスターセッションは、41件に上ります。このほか技術相談コーナーの設置、さらに研究施設の公開を一部予定しています。

・日時 平成26年6月24日(火)09:50~17:00(受付は09:20から)
           25日(水)10:00~16:30(受付は09:30から)
・場所 (独)海上技術安全研究所 (東京都三鷹市新川6-38-1)
・サテライト会場および連絡先 (別紙参照)
・講演プラグラムおよびポスターセッション (別紙参照)
・その他 入場無料、事前申込は不要です。
日本船主協会が見学
2014/04/30
平成26年4月30日
独立行政法人 海上技術安全研究所


日本船主協会が見学


 日本船主協会の一行が4月30日、当研究所の施設を見学しました。変動風水洞(写真)、操船リスクシミュレータ、ディーゼルエンジンの研究施設を見学しました。

太田センター長、IMO小委議長の就任で講演
2014/04/25
平成26年4月25日
独立行政法人 海上技術安全研究所


太田センター長、IMO小委議長の就任で講演


 特別講演会「IMOにおける日本の取り組み~日本からの議長就任に際して~」が4月24日、霞山会館(東京都千代田区)で開催されました。先ごろ国際海事機関(IMO)の設備(SSE)小委員会の議長に就任した当研究所の太田進・国際連携センター長が講演しました。同講演会は日本船舶技術研究協会が主催し、日本船主協会が協賛、日本財団の支援を受けて開催されました。
 講演会では、国土交通省海事局安全政策課の田淵一浩・船舶安全基準室長が「日本のIMO戦略」について講演。日本のIMOへの取り組みを説明し、議長に就任した太田センター長を紹介しました。太田センター長は「SSE議長に就任して~SSE1の結果と今後~」と題して講演。SSE小委員会が取り扱う議題や今後の予定を説明しました。講演後、懇親会が開催されました。
研究施設一般公開に4,462人が来場
2014/04/22
平成26年4月22日
独立行政法人 海上技術安全研究所
独立行政法人 交通安全環境研究所
独立行政法人 電子航法研究所

研究施設一般公開に4,462人が来場


 当研究所、交通安全環境研究所及び電子航法研究所は20日(日曜)、研究施設の一般公開を行い、4,462人が来場しました。このイベントは毎年4月、「科学技術週間」の行事の一環として、東京都三鷹市から調布市にかけて隣接する3研究所が、合同で一般の方々に公開しているものです。同日は隣接する宇宙航空研究開発機構も一般公開し、4研究所でスタンプラリーを実施。多くの家族連れで賑わいました。平成22年の4,807人に次ぐ人数でした。

写真左から、400m試験水槽は、模型船を動かす台車に乗れるため人気でした。深海水槽でおこした集中波に子供たちが歓声。サーモグラフィで温度を可視化。
第14回研究発表会、6月24・25日の両日に開催
2014/04/16
平成26年4月16日
独立行政法人 海上技術安全研究所


 第14回研究発表会、6月24・25日の両日に開催


 当研究所は6月24日(火)、25日(水)の2日間、第14回研究発表会を開催します。
 これまで取り組んできた重点研究を中心に、社会、行政、産業界から求められているさまざまな課題や問題などに的確に対応すべく、日ごろの研究成果を発表する予定です。
 また、両日とも展示プログラムとして、ポスターセッションを開催するほか、技術相談コーナーの設置や研究施設の公開なども予定しています。



1.開催日時  平成26年6月24日(火)・25日(水) 9:30~17:00
2.会場     (独)海上技術安全研究所(東京都三鷹市新川6-38-1)
3.参加費    無料
4.その他    プログラム詳細は、追って発表します。

写真は、昨年の第13回研究発表会のもよう
Sea Japan 2014、セミナーや展示で盛況
2014/04/15
平成26年4月15日
独立行政法人 海上技術安全研究所


Sea Japan 2014、セミナーや展示で盛況


 当研究所は4月9日~11日、東京ビッグサイトで開催された国際海事展「Sea Japan 2014」に出展しました。セミナーは、立ち見が出るほどで関心の高さを伺わせました(写真左)。また展示品をジャパンパビリオンのテーマゾーンに出展し、説明にたった研究者は来場者から多く質問を受けていました。写真右は、自律型海中ロボット「Tuna-Sand」と自走ブイ「ABA」を設置した海洋資源開発ゾーンのもよう。
国際海事展「Sea Japan 2014」に出展、海中ロボットなど展示
2014/04/07
平成26年4月7日
独立行政法人 海上技術安全研究所



国際海事展「Sea Japan 2014」に出展、海中ロボットなど展示


 当研究所は、4月9日~11日に東京ビッグサイトで開催される国際海事展「Sea Japan 2014」に出展します。海中ロボットなど展示するほか、セミナーも開催します。
 当研究所は今回、関係省庁や団体、企業、大学などとともに組織した「シージャパン2014海事クラスター企画委員会」の一員として、大型テーマゾーン「ジャパンパビリオンテーマゾーン」の中でテーマ別に出展します。各ゾーンでの展示内容は次のとおりです。

【海洋資源開発ゾーン】
 当研究所と東京大学生産技術研究所(所長 中埜良昭)、(株)海洋工学研究所(代表取締役 佐尾那久)が共同開発した自律型海中ロボット「Tuna-Sand」、自走ブイ「ABA」を展示します。ほかに「熱水鉱床開発用プラットフォームの位置保持性能評価」のパネル展示も行います。

【省エネ技術ゾーン】
 船舶用省エネダクト「WAD」の模型を展示します。
船舶のより一層の省エネ化を図るために開発した装置です。

【安全・防災ゾーン】
 「相手船動静監視システム」を展示します。同システムはレーダーやAIS(船舶自動識別装置)の相手船情報をHUD(ヘッドアップディスプレイ)を用いて景観上に重ねて表示し、航行の安全性の向上を図る装置です。(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構の高度船舶技術実用化制度によって、MHIマリンエンジニアリング(株)と共同開発しました。

 見張り支援を行う「航海情報重畳双眼鏡」を初めて展示します。
使い慣れた双眼鏡を視準するだけで他船情報を取得できるもので、タマヤ計測システム(株)と共同開発しました。

【天然ガス・ゾーン】
 「Ship-to-Ship方式によるLNG移送の安全性評価」をパネル展示します。
写真は左より、Tuna-Sand、ABA、航海情報重畳双眼鏡
6月2日から20日まで「船舶海洋工学研修」開講
2014/04/03
平成26年4月3日
独立行政法人 海上技術安全研究所



 海技研、6月2日から20日まで「船舶海洋工学研修」開講
三鷹本所ほか、全国6カ所にサテライト会場を開設


 当研究所は6月2日(月)から6月20日(金)まで土日を除く15日間、「船舶海洋工学研修」を実施いたします。研修は三鷹本所のほか、テレビ会議システムを利用し、全国6カ所のサテライト会場においても受講することができます。
 同研修は、大学における造船専門教育カリキュラムの減少や造船系大学卒の就業者が減少していることを踏まえ、若手研究員及び若手技術者が船舶海洋工学の基礎知識を短期集中で習得することを目的としています。


 1.開催時期 
   平成26年6月2日(月)~6月20日(金)
 2.会場及び受講者数(詳しくは別紙参照)
  【本会場】
  海上技術安全研究所  受講者:50名
  【サテライト会場】(テレビ会議システムにより本会場と質疑を含めた双方向授業)
  ○東日本造船技能研修センター      受講者:10名
  ○相生技能研修センター           受講者:20名
  ○因島技術センター             受講者:10名
  ○今治造船技術センター           受講者:50名
  ○大分地域造船技術センター       受講者:20名
  ○長崎地域造船造機技術研修センター 受講者:8名

3.講義内容・講師など
 各会場とも海技研本会場の研修カリキュラムになります。船舶海洋工学概論、流体力学(基礎・応用)、船体抵抗、推進性能、材料力学、構造力学、運動(基礎・応用)、機関、艤装、運航、基本計画、各講義の確認試験。講師は主として船舶海洋系大学教授、准教授、海技研職員で、理系大学卒業の初任技術者を想定した講義内容となります。

4.研修スケジュール(別紙参照)

5.申込期限及び申込先
  申込期限は5月2日(金)。受講料は講義テキスト代の実費。
  申込先 e-mail:kenkyu-gyomuka@nmri.go.jp
船尾ダクト型省エネ装置「WAD」で公開実験
2014/03/31
平成26年3月31日
独立行政法人 海上技術安全研究所


船尾ダクト型省エネ装置「WAD」で公開実験


 当研究所は3 月28 日、船尾ダクト型省エネ装置「WAD」(Weather Adapted Duct)の水槽試験で公開実験を実施しました。公開実験には、23 人が参加しました。
 最初にEEDIプロジェクトチームの久米健一主任研究員が、WADの概要について説明しました。その後、400m試験水槽で公開実験を行い、WADを装備した模型船を航行させ、WADを装備していないときとの性能を比較しました。実験結果に関心が寄せられ、質問が多く出ていました。
写真は、400m試験水槽での公開実験のようす
「VESTA V2.1」にEEDI最低推進出力判定
2014/03/27
平成26年3月27日
独立行政法人海上技術安全研究所
一般財団法人日本船舶技術研究協会


「VESTA V2.1」にEEDI最低推進出力判定の機能追加
NKが認証、国内で初めて取得

 
 当研究所は一般財団法人日本船舶技術研究協会(会長 松田章)の支援を受けて、プログラム「VESTA V2.1」にEEDI(新造船に対するエネルギー効率設計指標)の最低推進出力判定の機能を追加しました。当該機能に関する認証を3月20日、一般財団法人日本海事協会(会長 上田德)から国内で初めて取得しました。今後、新造船の設計で、EEDI最低推進出力の適合性を判定する場合や、規則に適合する設計を検討する際の負担軽減につながると期待されます。

 国際海運からのCO2排出削減のため、EEDI規制が2013年1月より適用開始されました。この規制では最低限備えるべき推進出力が設けられています。対象は、建造契約が2013年1月の適用開始以降の新造船となっているため、各造船会社とも現在は、最低出力の適合性チェックを独自に行い準備しているところで、規制の適合性を正確に判定できるプログラムが望まれていました。
 最低推進出力規則の適合性判定では、波浪中での抵抗増加の水槽試験もしくは同等な計算が必要になります。水槽を有さない企業、機関の負担軽減のため、海上技術安全研究所は日本船舶技術研究協会の支援を受けて、自主開発した高精度な波浪中抵抗増加計算法を使い、最低推進出力の適合性判定を行う機能を、プログラム「VESTA V2.1」に追加しました。このたび日本海事協会にVESTA V2.1の当該機能に関する認証を申請したところ、3月20日付で認証を取得いたしました。
 このような波浪中抵抗増加計算機能を組み込み、一体した操作で最低推進出力規制の適合性の判定が実行できるプログラムにより、造船会社の行う最低推進出力の適合性判定や、規則に適合する設計を検討する際の負担軽減が可能になると期待されます。

<EEDI最低推進出力規則の概要>
 国際海運からのCO2排出削減のため開始されたEEDI規制では、搭載主機の出力を小さくし、CO2排出量を減らし規制値をクリアすることが可能ですが、過剰に主機出力を低減した場合、荒天中での操船性能を確保できなくなり、船舶が危険にさらされるおそれがあります。このため、船が最低限備えるべき主機出力を規定する暫定ガイドラインが策定されました。

<プログラムVESTA V2.1の概要>
 プログラムVESTA V2.1はWindowsパソコン上でマイクロソフト社エクセルにより動作します。
 プログラムVESTA V2.1では、EEDI最低推進出力判定機能の他、波浪中の抵抗増加や風抵抗の計算、波風のある実運航状態での燃料消費量のシミュレーション、EEDI到達値及び代表海象での速力低下係数fwを考慮したEEDIweatherの計算などが可能です。
横国大と連携・協力で協定を締結
2014/03/26
平成26年3月26日
独立行政法人 海上技術安全研究所
国立大学法人横浜国立大学


横国大と連携・協力で協定を締結


 国立大学法人横浜国立大学(学長 鈴木邦雄)と当研究所は3月25日、横国大本部棟で「教育研究についての連携・協力に関する協定書」に関して締結式を開催しました。

 両機関は平成19年1月から包括協定を結び、非常勤講師の招聘、共同研究実施、学生のインターンシップ派遣などの協力関係を構築してきました。こうした経緯を踏まえ、この度、連携講座(マリタイムフロンティアサイエンス)の設置による教育研究の連携・協力関係強化を推進するための協定を締結することとなりました。
 連携講座教員(客員教授等)による横国大大学院生への研究指導、海技研への大学院生派遣、派遣学生を横国大教員と連携講座教員が共同執筆する事による共同研究実施、海技研若手職員を社会人博士課程後期学生として継続的に受け入れることなど実施します。海洋エネルギーや資源開発等の海洋フロンティア技術、海事リスク評価等の研究を推進し、海事・海洋分野の人材育成を行います。
 東日本における唯一の船舶海洋系の教育研究機関である横国大と、海事・海洋技術に関する我が国の一大研究拠点である海技研が連携協力して、日本の海事・海洋分野を積極的に牽引します。
締結式での記念写真。中央で協定書を開いているのが、茂里・海技研理事長(左)と鈴木・横国大学長
平成26年度 研究施設一般公開のお知らせ
2014/03/20
平成26年3月20日
独立行政法人 海上技術安全研究所
独立行政法人 交通安全環境研究所
独立行政法人 電子航法研究所

平成26年度 研究施設一般公開のお知らせ


 当研究所、交通安全環境研究所及び電子航法研究所は「科学技術週間」の行事の一環として、一般の方々に、隣接する3研究所合同で研究施設を公開いたします。日頃の研究活動の一部や私たちの今後の取り組みなどをご覧いただきたくご案内申し上げます。


【日時】平成26年4月20日(日) 午前10時~午後4時

■海上技術安全研究所 (東京都三鷹市新川6-38-1)

400m試験水槽、深海水槽(写真、昨年のものです)の見学ができます。
また、操船リスクシミュレータ体験のほか、コンテナ積付け競争や物流ペーパークラフトの工作も行います。

■交通安全環境研究所 (東京都調布市深大寺東町7-42-27)

ドライビングシミュレータ(写真)や、列車運転シミュレータの公開を行います。
また、ハイブリッド車のカットモデルの展示や、今話題の超小型モビリティーの試乗もおこないます。

■電子航法研究所 (東京都調布市深大寺東町7-42-23)

電波無響室、航空機のナビゲーション装置や次世代監視システムの紹介、航空管制に関する展示や紙飛行機大会(写真、作成する紙飛行機です)を行います。

※事前の申し込み等は必要ありません。入場無料です。
 当日は、隣接する宇宙航空研究開発機構も一般公開を開催することから、4研究所でスタンプラリーを行います。多数のご来場をお待ちしております。
写真は左から、海上技術安全研究所、交通安全環境研究所、電子航法研究所



【お問い合わせ先】
(独)海上技術安全研究所企画部 0422-41-3005 

(独)交通安全環境研究所企画室 0422-41-3207 http://www.ntsel.go.jp/
(独)電子航法研究所企画課   0422-41-3168 http://www.enri.go.jp/
IMO設備小委員会の議長に太田センター長を選出
2014/03/17
平成26年3月17日
独立行政法人 海上技術安全研究所


IMO設備小委員会の議長に太田センター長を選出


 当研究所の太田進・国際連携センター長が、国際海事機関(IMO)設備小委員会(Sub-Committee on Ship Systems and Equipment)の第1回会合(SSE 1)で2014年及び2015年の議長に選出されました。わが国からIMOの小委員会で議長に就任するのは、当所の吉田公一・技術顧問が防火(FP)小委員会の議長(1994年~2003年)を務めて以来、11年ぶり2人目になります。
 設備小委員会は3月10日から14日まで、ロンドンのIMO本部で開催されました。同小委員会は、船舶の火災安全設備や救命設備等の各種設備・装置に係る基準を審議する委員会です。
 太田・国際連携センター長は、当所では装備部荷役輸送研究室長、海上安全研究領域危険物輸送・防災研究グループ長、運航・物流系上席研究員など歴任し、2012年から現職。IMOの活動では、設計・設備(DE)小委員会の副議長(2010年~2013年)に就任したほか、危険物・固体貨物・コンテナ(DSC)小委員会、防火小委員会、ばら積み液体・ガス(BLG)小委員会において作業部会や起草部会の議長を務めるとともに、これら小委員会や海上安全委員会(MSC)が設置したコレスポンデンス・グループのコーディネータも務めてきました。
写真は、IMO設備小委員会で議事進行する太田議長(中央)
排ガス中のSOx除去技術の公開実験に55人が参加
2014/03/17
 
平成26年3月17日
独立行政法人 海上技術安全研究所


排ガス中のSOx除去技術の公開実験に55人が参加


  当研究所は3月13日、三鷹本所内で「船舶からの排ガスに含まれる硫黄酸化物(SOx)の除去技術」の公開実験を行いました。海運会社、造船会社、エンジン・メーカー、船級協会などから55人が参加して、関心の高さを伺わせました。
 最初に、環境・動力系環境分析研究グループの高橋千織グループ長が研究内容を紹介し、次に同系動力システム開発研究センターの平田宏一センター長が実験内容を説明しました。スクラバーの実験のほか研究施設を見学した後、参加者から質問が多く出されました。
写真は、公開実験で数値の変化を説明する平田センター長
海技研、SEA JAPAN 2014でセミナー開催
2014/03/14
平成26年3月14日
独立行政法人 海上技術安全研究所


海技研、SEA JAPAN 2014でセミナー開催


 当研究所は、国際海事展「SEA JAPAN 2014」(4月9日~11日、東京ビッグサイト)でセミナーを開催します。会期中の10日、展示会場内セミナー会場Cで行います。聴講は無料ですが、事前登録制です。聴講希望の方は、シージャパンホームページからお申込みください。プログラムは下記のとおりです。


【プログラム】
10:30~10:35 ご挨拶                                   理事長 茂里一紘
10:35~11:05 「国際海運からのGHG排出削減に向けて―流体分野の取組み」
流体設計系長 宇都正太郎
  温室効果ガス(GHG)に関する国際的な環境規制の強化を受けて、当研究所の流体部門ではこの規制に対応した技術開発に取り組んできました。本講演では、当研究所で開発された各種の省エネデバイスや船舶の性能を評価できるツールを紹介し、GHG排出規制への対応について説明します。

11:20~11:50 「排ガス環境規制の強化とその対応」
環境・動力系長 春海一佳
  船舶からの排ガスに対する環境規制は強化され続けています。国際海事機関(IMO)の3次規制が終着駅とは言い切れず、今後は規制値がさらに強化される可能性もあります。現状の規制を概観すると共に、燃料油硫黄分やブラックカーボン等に対して、技術的にどう対応するかを概説するとともにその問題点も示します。

12:05~12:35 「浮体施設での再生可能エネルギー利用の安全性評価に関する最近の話題」
洋上再生エネルギー開発系長 井上俊司
 我が国では浮体式洋上風力発電の実証事業が進捗中であり、また、波力、海流等の海洋エネルギー利用に関する実証フィールド設置も考えられています。発電コストの低減、環境との調和と共に、最重要課題の一つである安全性確保に関する考え方や技術について、最近の話題を紹介します。特に、我が国の大水深海域に適した浮体式施設についての安全性にスポットを当てます。
船尾ダクト型省エネ装置「WAD」の水槽試験で公開実験
2014/03/14
平成26年3月14日
独立行政法人 海上技術安全研究所


船尾ダクト型省エネ装置「WAD」の水槽試験で公開実験


 当研究所は3月28日、船舶のより一層の省エネ化を図るために開発した船尾ダクト型省エネ装置「WAD」(Weather Adapted Duct)の水槽試験で公開実験を開催します。
 WADは、船舶の船尾部分のプロペラ直前方に、断面が翼型のリング状物体を設置した省エネ装置です。WAD自体が、プロペラの吸い込み効果により揚力を発生し、船を前方に推しやるだけでなく、プロペラに流入する流れを改善し、推進効率を向上させます。WADは通常の船尾ダクト型省エネデバイスに比べて、小型で、かつプロペラとの距離を縮めているという特徴があります。この特徴により、高い省エネ効果を発揮しつつ、有害なキャビテーションの発生や、それに起因する振動・騒音の問題が発生しないようにしています。
 当日は、WADを設置した船舶模型を対象に自航試験(プロペラを作動させた状態での水槽試験)を行い、WADの省エネ性能を確認する様子を公開します。

 
1. 日時:平成26年3月28日(金曜)14:00~15:00(受付は13:30から)
2.場所:(独)海上技術安全研究所 本所
      東京都三鷹市新川6-38-1
      ※本館1階第1A会議室で説明後、公開実験を行います。
3.お申込み方法:申込みを締め切らせて頂きました。
         お申込みありがとうございました。
女性研究者のシンポジウムで辻村主管が講演
2014/03/11
平成26年3月11日
独立行政法人 海上技術安全研究所


女性研究者のシンポジウムで辻村主管が講演


 東京海洋大学主催のシンポジウム「海と共に生きる女性研究者たちの今。そしてこれから。」が3月5日、同大学品川キャンパスで開催されました。後援は、当研究所のほか日本水産学会、日本舶用工業会、日本マリンエンジニアリング学会。当研究所の辻村一郎・企画部産官学連携主管が「独立行政法人海上技術安全研究所の概要と女性研究者の現状」と題して講演し、パネルディスカッションにも参加しました。会場には約90人が来場しました。写真はパネルディスカッションのようす。

第八方面連絡協議会が見学
2014/02/27
 
平成26年2月27日
独立行政法人 海上技術安全研究所


第八方面連絡協議会が見学


 第八方面区内安全運転管理者部会連絡協議会の一行が2月14日、当研究所の施設を見学に訪れました。ディーゼルエンジン(写真)や操船リスクシミュレータを見学しました。

船舶からの排ガスに含まれる硫黄酸化物(SOx)の除去技術で公開実験
2014/02/21
平成26年2月21日
独立行政法人 海上技術安全研究所


船舶からの排ガスに含まれる硫黄酸化物(SOx)の除去技術で公開実験
3月13日、三鷹本所で実施

 当研究所では、国際条約(MARPOL条約)により求められている舶用ディーゼルエンジンの排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)などの有害物質除去に関する各種の研究開発に取り組んでいます。
 排ガス中の硫黄酸化物(SOx)を除去する方法としては、海水などで洗浄・除去する湿式脱硫や、吸着粒子を用いた乾式脱硫があります。湿式脱硫システム(スクラバー装置)は、システムとして概ね確立していますが、排ガス中の有害物質のモニタリング方法や洗浄に使用した排水の排出方法等については現在も国際海事機関(IMO)において議論がなされています。これらの議論に資するため、当研究所では、実際のスクラバー装置を使用してモニタリング方法や排水性状等の分析方法等について研究を行っています。
 また、乾式脱硫システムについては、船舶に搭載するための最適なシステムの検討を行っております。
 当日は、研究の背景・概要に関する説明の後に、以下の実験をご覧いただく予定です。
1)湿式脱硫システム(スクラバー装置):脱硝装置(SCR)との組合せ実験
2)乾式脱硫システム:循環流動層乾式脱硫システムの動揺実験

 
1. 日時:平成26年3月13日(木曜)15:00~16:30(受付は14:30から)
2.場所:(独)海上技術安全研究所 本所
      東京都三鷹市新川6-38-1
      ※本館1階第1A会議室で説明後、公開実験を行います。
3.お申込み方法:申込みを締め切らせて頂きました。
         お申込みありがとうございました。
実海域再現水槽の建屋が降雪で倒壊
2014/02/15
平成26年2月15日
独立行政法人 海上技術安全研究所


実海域再現水槽の建屋が降雪で倒壊


 当研究所の実海域再現水槽の建屋が降雪により倒壊しました。14日から続いた降雪のため、15日午前6時ごろ倒壊したものです。倒壊時、水槽建屋内に人はいなくて、負傷者はいませんでした。
 実海域再現水槽は、実際の海域で発生している波や風の状況、その中における船の運航状況、海難事故の発生状況等を、高い精度で実現できる屋内型船舶運航環境シミュレーション施設です。同水槽の建屋の大きさは、長さ103m×幅48.2m×高さ15.1m。
水産総合研究センター/海上技術安全研究所合同セミナーが盛況裡に開催
2014/02/14
平成26年2月14日
独立行政法人 海上技術安全研究所
独立行政法人 水産総合研究センター


水産総合研究センター/海上技術安全研究所
  合同セミナーが盛況裡に開催


 独立行政法人水産総合研究センター(水研センター、以下同)と当研究所が共同主催した合同セミナーが2月12日、海運クラブ(東京都千代田区平河町)で開催されました。約250人が参加し、盛況裡に閉幕しました。

 合同セミナーのテーマは「水産と工学の連携が開く次世代の海洋産業並~地域資源と海洋技術の活用による地域社会の活性化~」。冒頭、当研究所の茂里一紘理事長、水研センターの松里壽彦理事長が開会あいさつした後、当研究所の浦環・水中工学センター長が「自律型海中ロボットを水産資源調査に使う」と題して基調講演を行いました。
 次に水研センター水産工学研究所の渡部俊広・業務推進部長が「海洋水産資源の見える化による新たな海洋・水産業の創出」について、当研究所の田村兼吉・研究統括主幹が「水産の未来に貢献する船舶海洋技術」について、それぞれ講演しました。
 パネルディスカッションでは、「水産と工学の連携が開く次世代の海洋産業」について活発に議論しました。モデレーターをキヤノングローバル戦略研究所の湯原哲夫理事と水研センターの和田時夫理事が務め、パネリストには日本中小型造船工業会の井上四郎専務理事、当研究所の浦環センター長、海洋水産システム協会の藤田純一会長、水研センターの松里壽彦理事長が参加し、熱く議論を交わしました。写真はパネルディスカッションのもよう。
自動車技術会関東支部が見学
2014/02/05
平成26年2月5日
独立行政法人 海上技術安全研究所


自動車技術会関東支部が見学


 公益社団法人 自動車技術会関東支部の一行が5日、当研究所を見学しました。田村兼吉・海難事故解析センター長が「海難事故の解析の最新研究」と題する講演を行った後、氷海水槽、操船リスクシミュレータ、深海水槽を見学しました。講演や、それぞれの研究施設の見学では、大きな関心を持ち質問も多く出されていました。
平成26年度 研究施設一般公開のお知らせ
2014/01/29
平成26年1月29日
独立行政法人 海上技術安全研究所
独立行政法人 交通安全環境研究所
独立行政法人 電子航法研究所

平成26年度 研究施設一般公開のお知らせ


 当研究所、交通安全環境研究所及び電子航法研究所は「科学技術週間」の行事の一環として、一般の方々に、3研究所合同で研究施設を公開いたします。日頃の研究活動の一部や私たちの今後の取り組みなどをご覧いただきたくご案内申し上げます。


【日時】平成26年4月20日(日) 午前10時~午後4時
【場所】海上技術安全研究所   東京都三鷹市新川6-38-1
     交通安全環境研究所   東京都調布市深大寺東町7-42-27
     電子航法研究所     東京都調布市深大寺東町7-42-23

【公開施設の例】
○海上技術安全研究所 400m試験水槽、深海水槽、操船リスクシミュレータほか
○交通安全環境研究所 ドライビングシミュレータ、列車運転シミュレータほか
○電子航法研究所     電波無響室、SSRモードSほか
                 ※公開施設は変更になる場合もあります。

※事前の申し込み等は必要ありません。入場無料です。
 当日は、隣接する宇宙航空研究開発機構も一般公開を開催することから、4研究所でスタンプラリーを行います。多数のご来場をお待ちしております。



【お問い合わせ先】
(独)海上技術安全研究所企画部 0422-41-3005 

(独)交通安全環境研究所企画室 0422-41-3207 http://www.ntsel.go.jp/
(独)電子航法研究所企画課   0422-41-3168 http://www.enri.go.jp/
波力発電装置の性能試験で公開実験を開催
2014/01/20
平成26年1月20日
独立行政法人 海上技術安全研究所


波力発電装置の性能試験で公開実験を開催


 当研究所は16日、東京大学先端科学技術研究センター(所長 西村幸夫)と共同研究している波力発電装置の性能試験の公開実験を行いました。実験は海技研三鷹本所(東京都三鷹市)の動揺水槽で実施しました。参加者数は42人でした。

 研究している波力発電装置は、円筒の試験装置の先端を水面につけ、波により押し出される空気の圧力でタービンを回して発電する仕組みです。実験では、水槽で造波された波により、発電するようすを確認しました。

 
田村センター長、第五管区海保で出前講座
2014/01/17
 
平成26年1月17日
独立行政法人 海上技術安全研究所


田村センター長、第五管区海保で出前講座


 海難事故解析センターの田村兼吉センター長が1月15日、第五管区海上保安本部(神戸)の要請を受けて、出前講座として海難事故解析に関する講義を行いました。講演は同保安本部の研修の一環として行われました。衝突事故や転覆事故の解析方法について、CGや模型実験の映像を映しながら、具体的な講義に、研修生に加えて交通部企画課をはじめとした職員の方も聴講し、30名以上の参加者がありました。講義後に行われた懇親会でも、保安官の調査においてどのような点に注意すべきかといった熱心な質問まで出ました。

水産総合研究センター/海上技術安全研究所 合同セミナーの開催
2014/01/15
平成26年1月15日
独立行政法人 海上技術安全研究所
独立行政法人 水産総合研究センター


    水産総合研究センター/海上技術安全研究所
  合同セミナーの開催について


 2013年4月26日、新しい海洋基本計画が閣議決定されました。この計画の中で、我が国の将来の成長を確保するとともに資源・エネルギー等を今後長期にわたり継続する構造的問題の解決を図る上で、海洋の積極的な利活用が大きな鍵を握っていることが提起されており、海洋技術の活用への社会の関心が高まっております。この機会に水産総合研究センター(理事長 松里壽彦)と当研究所
は合同セミナーを開催し、海洋を舞台にした水産と工学の連携により、地域資源と海洋技術を活用して新たな海洋産業の構築と地域産業の活性化への道を探ります。是非ご来場ください。

1.テーマ:水産と工学の連携が開く次世代の海洋産業
       ~地域資源と海洋技術の活用による地域社会の活性化~

2.日時:平成26年2月12日(水)13:30~17:00
3.会場:海運クラブ2Fホール(東京都千代田区平河町2丁目6-4海運ビル)
4.発表内容:
(1)基調講演 「自律型海中ロボットを水産資源調査に使う」
          浦環・海上技術安全研究所水中工学センター長
(2)講   演 「海洋水産資源の見える化による新たな海洋・水産業の創出」
          渡部俊広・水産総合研究センター水産工学研究所業務推進部長
          「水産の未来に貢献する船舶海洋技術」
          田村兼吉・海上技術安全研究所研究統括主幹
(3)パネルディスカッション 「水産と工学の連携が開く次世代の海洋産業」
         モデレーター(五十音順)
                 湯原哲夫・キヤノングローバル戦略研究所理事
                 和田時夫・水産総合研究センター理事
         パネリスト (五十音順)
                 井上四郎・日本中小型造船工業会専務理事
                 浦 環 ・海上技術安全研究所水中工学センター長
                 藤田純一・海洋水産システム協会会長
                 松里壽彦・水産総合研究センター理事長(五十音順)
5.入場料:無料(事前登録制)
6.参加申込方法:申込みを締め切らせて頂きました。
            たくさんのお申込みありがとうございました。

平成27年春採用の研究員募集のお知らせ
2014/01/14
平成26年1月14日
独立行政法人 海上技術安全研究所


平成27年春採用の研究員募集のお知らせ


 海上技術安全研究所は、平成27年春採用の研究員募集を行っております。
詳しくは、採用情報をご覧下さい。


【お問い合わせ】
(独)海上技術安全研究所 総務部 人事係
 TEL:0422-41-3017
 FAX:0422-41-3026
船舶基準セミナーで福戸氏と太田氏が講演
2013/12/24
 
平成25年12月24日
独立行政法人 海上技術安全研究所


船舶基準セミナーで福戸氏と太田氏が講演


 日本船舶技術研究協会(JSTRA)が12月に開催した船舶基準セミナー「IMOにおける安全対策の動向とJSTRAの戦略的対応」で、当研究所の運航・物流系運航解析技術研究グループの福戸淳司グループ長と国際連携センターの太田進センター長が講演しました。
 セミナーは東京(16日)と福岡(18日)で行われました。福戸グループ長は、「e-Navigation戦略の実施」、太田センター長は「火災安全・救命設備および旅客船安全」と題して、講演しました。

写真は左が福戸グループ長、右が太田センター長。

波力発電装置の性能試験を公開、東大先端研と共同研究
2013/12/16
平成25年12月16日
独立行政法人 海上技術安全研究所


波力発電装置の性能試験を公開、東大先端研と共同研究
平成25年度 第2回公開実験

 当研究所は、東京大学先端科学技術研究センター(所長 西村幸夫)と共同研究している波力発電装置の性能試験の公開実験を行います。波の力で空気を押し出し、そのエネルギーで発電する仕組みです。波という再生可能エネルギーを活用し、地球温暖化対策に貢献する研究です。

 研究している波力発電装置は、筒状の試験装置の先端を水槽の水面につけ、波により押し出される空気の圧力でタービンを回して発電する仕組みです。当研究所は、海洋における再生可能エネルギーについて研究しており、波力発電の研究もその一つです。

1.日時    平成26年1月16日(木曜)13:30~14:30
2.場所    (独)海上技術安全研究所(〒181-0004 東京都三鷹市新川6-38-1)
          ※本館1階会議室で事前説明を行った後、実験をご覧いただけます。
3.申込み方法 お申し込みは締め切りました。
春海系長、造船技術センターのセミナーで出前講座
2013/12/12
 
平成25年12月12日
独立行政法人 海上技術安全研究所


春海系長、造船技術センターのセミナーで出前講座


 日本造船技術センターが11月25日、広島市内で開催した平成25年度技術セミナーで、当研究所環境・動力系の春海一佳系長が出前講座を行いました。講演は、環境保全に関する造船技術を中心としたもので、造船会社、舶用機器メーカーなど約80人が参加しました。
 春海系長は「環境規制と舶用動力プラント」と題して講演。国際的に船舶からの排ガス規制や温暖化ガス規制などが強化される中で、環境対応のための機器を組み合わせて対応する必要があり、そのためには機関室のあり方等、船体側を含めて動力システムの見直しを行うべき時期に来ていること、新たな燃料への転換の検討が進んでいる状況など紹介しました。

日本溶接協会、当研究所を見学
2013/12/10
平成25年12月10日
独立行政法人 海上技術安全研究所


日本溶接協会、当研究所を見学


 日本溶接協会溶接施工委員会の一行が12月3日、当研究所の施設見学を行いました。氷海水槽(写真)、ディーゼルエンジン、構造材料寿命評価研究施設を見学しました。

田村主幹が弓削で出前講座、海技研の研究紹介
2013/12/03
 
平成25年12月3日
独立行政法人 海上技術安全研究所


田村主幹が弓削で出前講座、海技研の研究紹介


 弓削商船高等専門学校技術振興会が主催する第2回「ものづくり」技術・経営情報交換会が11月29日、せとうち交流館ホール(愛媛県上島町弓削島)で開催されました。当研究所の田村兼吉研究統括主幹が出前講座として出席し、「海事産業の未来を拓く研究開発」と題する基調講演を行いました。

 「ものづくり」技術・経営情報交換会は、弓削商船高専が地域振興の一環として行っています。技術振興会の会員やしまなみ地域企業の関係者、一般の方々、同校の学生など多数が参加しました。田村主幹は講演で当研究所の最新研究を紹介。実海域再現水槽を活用した研究、空気潤滑を始めとする省エネ研究、AR技術の造船への適用、SCR等のエンジン排ガスの浄化技術、海難事故解析や内航船の支援、さまざまな海洋開発等など研究開発を紹介しました。

 参加者は海技研の最新研究に高い関心を持ち、講演終了時だけでなく懇親会でも多くの質問が出されました。また懇親会では、しまなみ地域企業の関係者と交流が行われました。
福戸グループ長、ITS研究懇談会で出前講座
2013/11/26
平成25年11月26日
独立行政法人 海上技術安全研究所


福戸グループ長、ITS研究懇談会で出前講座


 東京大学生産技術研究所先進モビリティ研究センター(ITSセンター)が主催する研究懇談会「ITSに関する研究懇談会」で、当研究所運航・物流系の福戸淳司・運航解析技術研究グループ長が11月21日、出前講座を行いました。
 福戸グループ長は「船舶の運航支援技術とe-Navigation」と題して講演しました。今までの運航支援技術の開発状況と現状について話すとともに、e-Navigation戦略に基づく今後の支援動向について講演しました。講演後、自動車の支援の動向等も含めた意見交換も行いました。

日本船渠長協会が当研究所を見学
2013/11/21
平成25年11月21日
独立行政法人 海上技術安全研究所


日本船渠長協会が当研究所を見学


 日本船渠長協会の一行が11月18日、当研究所を訪れて施設見学を行いました。400m試験水槽、変動風水洞、操船リスクシミュレータを見学しました。

写真左は、所内にあるプロペラを見る一行。写真右は変動風水洞内部。

第13回講演会、盛況裡に開催
2013/11/18
平成25年11月18日
独立行政法人 海上技術安全研究所


第13回講演会、盛況裡に開催


 当研究所は11月15日、海運クラブ(東京)で、一般財団法人 日本船舶技術研究協会(会長 松田章)の協賛を受けて、第13回講演会を開催し、盛況裡のうちに閉幕しました。
 冒頭、茂里理事長から開会挨拶した後、当研究所企画部長の今出秀則が「日本の海事産業イノベーション」と題して講演しました。海技研が技術研究や海洋開発でプラットフォームとなることを目指している点など今後の方向性を示しました。J-DeEP技術研究組合の珠久正憲理事長は「J-DeEPの野望」との演題で、組合設立や実施体制を紹介し、ブラジルのロジスティックハブシステムへの取り組みを説明しました。
 当研究所理事の千田哲也は「これからの舶用パワープラント」と題して、国際規制の動向を説明し、新しいパワープラントの設計には燃料選択が鍵となる点など示しました。株式会社マリタイムイノベーションジャパンの信原眞人代表取締役社長は「中堅造船所の挑戦」との演題で、同社の設立背景や目的を紹介し、参加会社が増え、開発ネットワークが広がったことなど講演しました。
 講演会の後、懇親会を開催し、日本船舶技術研究協会の愛川展功理事長が乾杯の発声を行いました。講演会、懇親会とも盛況のうちに閉幕しました。

写真は、講演会の模様(左)、開会挨拶する当研究所の茂里理事長(中央)、懇親会で乾杯の発声を行う船技協の愛川理事長。
海技研、インドネシアの行政・大学と連携協定を締結
2013/11/12
平成25年11月12日
独立行政法人 海上技術安全研究所


海技研、インドネシアの行政・大学と連携協定を締結


 当研究所の一行がインドネシアを訪れ、11月6日、ジャカルタにてインドネシア研究技術省傘下のインドネシア技術評価応用庁(BPPT)、および11月7日、スラバヤにてスラバヤ工科大学(ITS)と、それぞれ研究協力に関する連携協定を結びました。
 BPPTはインドネシアを代表する公的研究機関で、国家の開発に必要とされる科学や技術の評価、選択、その応用を図るために1978年に設立されました。200m曳航水槽、海洋構造物水槽、キャビテーション水槽などを備える流体力学研究所(IHL、参考資料参照)をスラバヤに設置し、船舶や海洋構造物の研究開発を行っています。
 ITSは、インドネシア第2の都市スラバヤに1960年に設立され、以来インドネシアにおける最も優秀な工科大学として多くの優れた技術者を輩出しています。学生数16,690人、教員数934人。特に船舶海洋分野に力を入れており、造船学科、マリンエンジニアリング学科、海洋エンジニアリング学科、海上輸送学科の4学科を持つ海洋技術学部を設け、インドネシアの造船、海運分野での教育や研究での中核となっています。
 インドネシアは我が国と同様に、数多くの島を持つ島嶼国で、海上輸送に力を入れるとともに、石油、ガスなどの資源国として海洋開発でも期待されています。この協定により、当研究所は、様々な人的、技術的交流や情報交換、共同研究を通してインドネシアにおける海洋技術のさらなる発展や安全、海洋環境保全への貢献をめざします。

 写真左は、協定書を交わす海技研・茂里理事長(左)とBPPTのMarzan A.Iskandar議長。写真右はITSでの協定締結式典で、右から2人目がITSのTri Yogi Yuwono学長。
浦センター長がインドで講演
2013/11/07
平成25年11月7日
独立行政法人 海上技術安全研究所


浦センター長がインドで講演


 当研究所の浦環・水中工学センター長が10月下旬、インドを訪問して研究機関や国際シンポジウムなどで講演を行いました。

 10月21日、チェンナイのインド国立海洋研究所(NIOT)で開催された「国際海中工学ワークショップ2013」(UTW2013)に出席しました。インドはマンガン団塊開発のための技術開発に力を入れており、NIOTはその中心となっています。ワークショップでは、NIOTのアトマナンド所長が主催者としてあいさつ。その後、浦センター長は長く主宰してきた国際海中工学セミナー(UT)の歴史と今後の展望を説明しました。また浦センター長は「AUVが捉えた深海底のイメージ」の講演を行いました。
 アトマナンド所長は今年3月、東京大学で開催された海中工学国際シンポジウムに出席するため来日。当研究所も訪問し、茂里一紘理事長と意見交換しました。今回のインド訪問では、茂里理事長からのレターを手交し、今後も情報交換を続けることになりました。

 翌22日は、チェンナイのインド工科大学(IIT)マドラス校海洋工学部を訪問。浦センター長は特別講義を行い、AUV技術に関する現状など説明しました。コチン科学技術大学が主催する海洋エレクトロニクス国際シンポジウム2013(SYMPOL 2013)が23日~25日に開催され、浦センター長は講演で「マンガン団塊やガスハイドレート地帯のAUVを使った観測」について説明しました。

 写真左は、UTW2013での記念撮影で右から3人目が浦センター長。写真右はIITマドラス校で講義する浦センター長。
自律型ロボット「Tuna-Sand」、国際ロボット展で展示
2013/11/07
平成25年11月7日
独立行政法人 海上技術安全研究所


自律型ロボット「Tuna-Sand」、国際ロボット展で展示


 当研究所が東京大学生産技術研究所、海洋工学研究所と共同開発した自律型海中ロボット「Tuna-Sand」が、「2013国際ロボット展」で展示されています。同展示会は今週9日まで、東京ビッグサイトで開催中です。主催は日本ロボット工業会と日刊工業新聞社。

 Tuna-Sandは、ケーブルに移動を制限されることなく、広範囲の海底面を自動で探査することが可能な自律型海中ロボットです。昨年、第5回ロボット大賞(主催:経済産業省、日本機械工業連合会)で公共・フロンティアロボット部門優秀賞を受賞しました。今回のロボット展では、第5回ロボット大賞を受賞したロボットが勢ぞろいして、展示されています。

 写真は、展示中のTuna-Sandと浦環・海技研水中工学センター長

研究員募集のお知らせ(障害者)
2013/11/05
平成25年11月5日
独立行政法人 海上技術安全研究所


研究員募集のお知らせ(障害者)


 海上技術安全研究所は、随時、研究員(障害者)の募集を行っております。
詳しくは、採用情報をご覧下さい。


【お問い合わせ】
(独)海上技術安全研究所 総務部 人事係
 TEL:0422-41-3017
 FAX:0422-41-3026
NKからISO9001認証を取得
2013/11/01
平成25年11月1日
独立行政法人 海上技術安全研究所


NKからISO9001認証を取得


 当研究所は日本海事協会(ClassNK)から、EEDI(エネルギー効率設計指標)の水槽試験に関してISO9001(品質マネジメントシステム)の認証を取得しました。認証証書授与式は10月31日、日本海事協会本部(東京都千代田区)で行われ、同協会の冨士原康一副会長(写真左)から当研究所の茂里一紘理事長に交付されました。

NHKのBSとEテレに海技研が登場
2013/10/30
平成25年10月30日
独立行政法人 海上技術安全研究所


NHKのBSとEテレに海技研が登場


 当研究所がNHKのテレビ番組に相次ぎ登場します。
 11月2日(土)、NHK BSプレミアムで「驚き!日本の底力 大海をゆけ 巨大船誕生物語」が放送されます。日本の未来を切り開く重要産業としての造船業にスポットを当てた企画です。海技研では大型キャビテーション水槽で撮影が行われ、そのもようが紹介されます。
 11月6日(水)には、NHK Eテレ(教育テレビ)で「高校講座 物理基礎」が放送されます。実海域再現水槽が紹介され、谷澤克治研究統括主幹がインタビューに答えています。

【NHK BSプレミアム】
・タイトル 「驚き!日本の底力 大海をゆけ 巨大船誕生物語」
・放送日時 平成25年11月2日(土)午後9時~11時

【NHK Eテレ(教育テレビ)】
・タイトル 高校講座 物理基礎
      第26回「進まない波をつくる ~定常波~」
・放送日時 平成25年11月6日(水)午後2時20分~2時40分

平田センター長がNKセミナーで講演
2013/10/28
平成25年10月28日
独立行政法人 海上技術安全研究所


平田センター長がNKセミナーで講演


 日本海事協会(NK)の「船舶からの排ガス対策技術セミナー」が開催され、環境・動力系の平田宏一・動力システム開発研究センター長が「SCR装置が装備されたエンジンの認証技術の確立に関する調査研究」と題する講演を行いました。
 セミナーは23日に今治で、25日に東京で開催されました。平田センター長が講演した研究開発は、三菱重工業、日本舶用工業会、NKとの共同研究体制により実施し、NKの「業界要望による共同研究スキーム」の支援を受けて実施したものです。

サンパウロ大学の一行が来所
2013/10/24
平成25年10月24日
独立行政法人 海上技術安全研究所


サンパウロ大学の一行が来所


 ブラジルのサンパウロ大学工学部の一行が23日、当所を訪れました。茂里理事長を表敬訪問した後、バラスト水対策について研究員と意見交換を行いました。
 来所したのは、同大学工学部のRui Carlos Botter教授、Marcelo Nelson Paez Carreno教授、Cheng Liang Yee教授、Newton Narciso Pareira博士の4名。同大学で行っているバラスト水対策の研究プロジェクトが、ブラジルの連邦研究助成に採用されたことを受けて、海外での状況を視察するため日本を訪れました。10月20日~27日の間、日本に滞在。海技研では、バラスト水対策の日本での対応状況など意見交換した後、実海域再現水槽を見学しました。

 【写真】前列がサンパウロ大学の一行、後列左が茂里理事長
船舶海洋工学会、当研究所を見学
2013/10/11
平成25年10月11日
独立行政法人 海上技術安全研究所


船舶海洋工学会、当研究所を見学


 日本船舶海洋工学会の情報技術研究会が10月8日、当研究所の施設見学を行いました。実海域再現水槽、操船リスクシミュレータ、ディーゼルエンジンなど見学しました。

太田センター長が「海事保安対策」で講演
2013/10/04
平成25年10月4日
独立行政法人 海上技術安全研究所


太田センター長が「海事保安対策」で講演


 日本船舶海洋工学会の造船設計・生産技術研究会は9月26日、九州大学西新プラザ(福岡市)で第11回シンポジウムを開催しました。今回のテーマは「保安・保全・防災に関する艤装設計」。当研究所の太田進・国際連携センター長が「海事保安対策と船舶設計」と題して講演を行いました。
 太田センター長は、最近のテロの発生および海賊の多発を踏まえ、造船設計者が留意すべきことについて説明しました。海賊やテロは悪意を持った犯罪者であるため、その対策は従来の安全対策と異なる点を指摘。具体的には、最新の情報に基づいて船会社と十分打ち合せて対策を決定すべきといったことなど説明しました。
 シンポジウムは、主に造船会社の設計担当者など約70名が参加しました。

田村系長、九州船員災害防止大会で出前講座
2013/09/20
平成25年9月20日
独立行政法人 海上技術安全研究所


田村系長、九州船員災害防止大会で出前講座


 船員災害防止協会九州支部が9月10日、ホテルセントラーザ博多(福岡市)で第45回九州船員災害防止大会を開催し、その中で当研究所の田村兼吉運航・物流系長が「最近の海難事故解析から見る船舶安全性への提言」と題する講演を行いました。同協会九州支部から出前講座の依頼を受けたものです。
 田村系長は、海難事故解析を取り巻く環境として、運輸安全委員会の設置とIMOの事故調査コード、近年の海難事故の特徴について説明し、この後、当研究所の海難事故解析センターの設置経緯と活動内容の紹介を行いました。このあと、実際の海難事故の解析方法と実例ということで、CGも交えながら、衝突事故解析例3件、転覆事故の解析例3件を説明しました。

鉄鉱粉のばら積み運送に関するワークショップ開催
2013/09/18
平成25年9月18日
独立行政法人 海上技術安全研究所


鉄鉱粉のばら積み運送に関するワークショップ
約80名参加、鉄鉱粉の液状化で理解促進


 当研究所は国土交通省海事局と共同で、2013年9月13日、英国ロンドンの国際海事機関(IMO)本部で「鉄鉱粉のばら積み運送に関するワークショップ」を開催しました。IMOの下部組織、危険物・固体貨物・コンテナ小委員会(DSC)では、鉄鉱粉の安全運送について検討しています。今回のワークショップは、DSCの第18回会合が9月16日~20日に開催されるのを前に、その審議を深めることを目的に開催し、鉄鉱粉の液状化について理解を促進しました。
[全文記事はこちら]
(PDF版はこちら163KB)

【写真左】開会あいさつする国交省海事局の渡田危険物輸送対策室長(左)と司会のHerff氏(鉄鉱技術作業部会)
 【写真中央】基調講演する中央大学の石原教授
 【写真右】パネルディスカッションのようす。左から海技研の太田センター長、中央大学の石原教授、鉄鉱技術作業部会メンバー
CFDセミナー、新ソフト「AutoDes」に関心高く
2013/09/12
平成25年9月12日
独立行政法人 海上技術安全研究所


CFDセミナー、新ソフト「AutoDes」に関心高く


 当研究所は9月11日、東京・品川で船型設計を支援するための支援ソフトウェア「AutoDes」に関するCFDセミナーを開催しました。ほぼ毎年開催しており、今回9回目。国内造船各社など19名が参加しました。
 AutoDesは、これまで開発してきた格子生成ソフトHulDesに船型変形とCFDを用いた最適化機能を組み合わせ、迅速な船型最適化を可能にする新しいソフトウェアです。セミナーでは、AutoDesの新機能である、自動変形機能、船型最適化機能、重合格子法に関するインターフェイスや表示機能について紹介しました。

【写真】平田 信行CFD研究グループ長からの説明風景
国産初の発電用ガスタービンが未来技術遺産に登録
2013/09/11
平成25年9月11日
独立行政法人 海上技術安全研究所


国産初の発電用ガスタービンが未来技術遺産に登録
海技研として初の登録

 当研究所が保有する「国産発電用1号ガスタービン」が「重要科学技術史資料」(愛称:未来技術遺産)に登録され、登録証及び記念盾授与式が10日、国立科学博物館(東京都台東区)で執り行われました。当研究所の保有する機器・施設が未来技術遺産に登録されたのは初めてです。登録番号は第00126号。
[全文記事はこちら]
(PDF版はこちら145KB)

 【写真】左:同博物館内に展示されたパネルと登録証を持つ当研究所の千田理事
 右:東京電力「電気の史料館」に展示されている「国産第1号ガスタービン」(現在、休館中)
フジテレビ情報番組「とくダネ!」で海技研紹介(10日放送)
2013/09/09
平成25年9月9日
独立行政法人 海上技術安全研究所


フジテレビ情報番組「とくダネ!」で紹介


 今週9月10日(火)のフジテレビの情報番組「情報プレゼンター『とくダネ!』」で、当所が紹介される予定です。
 同番組は毎週月曜~金曜、午前8時~9時50分に全国27局ネットで生放送されている情報番組です。「真相チェイス!直撃御免」というコーナーで、紹介されます。同コーナーはおよそ8時50分ごろから放送さる予定です。(※番組編成上紹介されない場合もありますのでご了承願います。)
鉄鉱粉のばら積み運送に関するワークショップIMO開催
2013/09/09
平成25年9月9日
独立行政法人 海上技術安全研究所


鉄鉱粉のばら積み運送に関するワークショップ
9月13日、IMO本部(ロンドン)で開催


 当研究所は国土交通省海事局と共同で、2013年9月13日、英国ロンドンの国際海事機関(IMO)本部で「鉄鉱粉のばら積み運送に関するワークショップ」を開催します。IMOの下部組織、危険物・固体貨物・コンテナ小委員会(DSC)で鉄鉱粉の安全運送について検討が進められていますが、その審議を深めることを目的にワークショップを開催するものです。
[全文記事はこちら](PDF版113KB)



省エネ装置「ステップ」を既存船舶に初めて装着
2013/09/06
平成25年9月6日
内海造船株式会社
独立行政法人 海上技術安全研究所


船首水面上の付加物により燃費悪化を抑え、地球温暖化防止に貢献


 内海造船株式会社(代表取締役社長 森 弘行)は当研究所と共同で、波浪による抵抗を低減させる省エネ装置「ステップ」を、就航中の内航RoRo船に装着する工事(レトロフィット)を初めて実施しました。[全文記事はこちら](PDF版271KB)

【お問い合わせ】
内海造船株式会社 設計本部基本設計部船体基本設計室 加賀
 TEL:0845-27-2115
(独)海上技術安全研究所 企画部広報主管 坪井
 TEL:0422-41-3005
 E-mail:info2@nmri.go.jp 
第13回講演会、講演内容が決定
2013/09/05
平成25年9月5日
独立行政法人 海上技術安全研究所


テーマ「世界の海を拓く日本の海事産業イノベーション」


 当研究所は11月15日(金)、海運クラブ(東京・平河町)で第13回講演会を開催します。協賛は一般財団法人 日本船舶技術研究協会(会長 松田章)。テーマは「世界の海を拓く日本の海事産業イノベーション」。日本の海事産業で起こりつつあるイノベーションを多角的に分析して総括し、我が国海事産業の発展の方向性を示そうとする意欲的な内容です。

1.日程:平成25年11月15日(金)13:30~17:00
2.会場:海運クラブ2Fホール(東京都千代田区平河町2-6-4 海運ビル)
3.プログラム:「各講演の詳細はこちらです。」(PDFファイル1.57MB)
【第一部】講演会
 ■開会挨拶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・海上技術安全研究所理事長 茂里一紘
 ■日本の海事産業イノベーション・・・海上技術安全研究所企画部長 今出秀則
 ■J-DeEPの野望・・・・・・・・・・・・・・・J-DeEP技術研究組合理事長 珠久正憲
 ■これからの舶用パワープラント・・・海上技術安全研究所理事 千田哲也(日本マリンエンジニアリング学会会長)
 ■中堅造船所の挑戦:MIJAC・・・・・・・㈱マリタイムイノベーションジャパン社長 信原眞人
【第二部】懇親会17:00~18:30《海運クラブ3F》
4.入場料:無料(事前登録制)
5.参加申込方法:申込は終了いたしました。


フジテレビ情報番組「とくダネ!」での海技研紹介放送延期
2013/09/04
平成25年9月4日
独立行政法人 海上技術安全研究所


フジテレビ情報番組「とくダネ!」での海技研紹介放送が延期


 今週9月5日(木)のフジテレビの情報番組「情報プレゼンター『とくダネ!』」で、当所が紹介される予定でしたが、番組の都合により放送が延期になりましたのでお知らせ致します。
フジテレビ情報番組「とくダネ!」で紹介(5日放送)
2013/09/02
平成25年9月2日
独立行政法人 海上技術安全研究所


フジテレビ情報番組「とくダネ!」で紹介


 今週9月5日(木)のフジテレビの情報番組「情報プレゼンター『とくダネ!』」で、当所が紹介される予定です。
 同番組は毎週月曜~金曜、午前8時~9時50分に全国27局ネットで生放送されている情報番組です。「真相チェイス!直撃御免」というコーナーで、400m試験水槽、操船リスクシミュレータ、実海域再現水槽が紹介されます。同コーナーはおよそ9時ごろに放送さる予定です。
内航燃料油研究懇話会が来所
2013/08/29
平成25年8月29日
独立行政法人 海上技術安全研究所


内航燃料油研究懇話会が来所

 内航燃料油研究懇話会が28日、当所を訪れて講習会を開催しました。運航・物流系の加納敏幸・運航計画技術研究センター長と環境・動力系の平田宏一・動力システム開発研究センター長が、それぞれ研究紹介を行いました。また施設見学として、ディーゼルエンジン、操船リスクシミュレータ、実海域再現水槽を訪れました。
 写真左は研究紹介、右は操船リスクシミュレータ見学。
スウェーデンとインドネシアから当所見学に
2013/08/27
平成25年8月27日
独立行政法人 海上技術安全研究所


スウェーデンとインドネシアから当所見学に

 スウェーデン国立技術研究所とインドネシアのハサディン大学の一行がそれぞれ来日し、合同で26日、当所を見学しました。流体設計系の宇都正太郎系長が当所の概要を紹介し、辻本勝研究員が研究紹介を行いました。その後、当所の施設として、実海域再現水槽、変動風水洞、深海水槽、操船リスクシミュレータ、氷海水槽を見学しました。
 写真は、左から宇都系長が概要を説明、中央は変動風水洞の見学、右は深海水槽での合同写真。
週刊朝日、400m試験水槽をグラビア紹介
2013/08/19
平成25年8月19日
独立行政法人 海上技術安全研究所


週刊朝日、400m試験水槽をグラビア紹介

 8月19日発売の週刊朝日で、海上技術安全研究所の400m試験水槽がグラビアで紹介されました。「驚くほど美しい巨大研究所」と題して、当研究所のほか、防災科学技術研究所や大阪大学レーザーエネルギー学研究センターとともに写真が掲載されました。グラビアでは巨大な水槽の空間を、見事に1枚の写真で表現しています。
第9回船舶用CFDセミナーを開催
2013/08/19
平成25年8月19日
独立行政法人 海上技術安全研究所


第9回船舶用CFDセミナーを開催、新ソフトウェア『AutoDes』を発表

 当研究所は、船型最適化を支援するための新ソフトウェアAutoDes に関するCFDセミナーを平成25年9月11日(水)に開催します。
1.概要
 この度、海上技術安全研究所では、これまで開発してきた格子生成ソフトHullDesに船型変形とCFDを用いた最適化機能を組み合わせ、迅速な船型最適化を可能にする新しいソフトウェアAutoDesをリリースしました。つきましては、皆様にAutoDesの機能や使用法をご紹介するため、CFDセミナーを開催いたします。
2.開催内容
 今回のセミナーでは、新ソフトウェアAutoDesについて、次の内容をご説明いたします。
 (1) 船型の自動変形機能
 (2) 船型最適化機能
 (3) 計算例他
 また、セミナー終了後、AutoDesの試用と個別サポート相談の時間を設けさせていただきます。スタッフの人数の都合上、ご予約の方から優先させていただきます。ご希望の方はお申込の際にご連絡下さい。
 3.日時、場所、参加申込み方法
【日時】:
 平成25年9月11日(水)13時30分から15時00分(受付13時10分から)

【会場】: TKP 品川カンファレンスセンター3階カンファレンスルーム7
   (東京都港区高輪3-13-1, JR品川駅高輪口より徒歩3分) アクセス

【参加申込】: 参加費無料、事前登録制です。
 参加ご希望の方はFAX またはE-mail にて、以下の連絡先へご住所・お名前・ご所属・ご連絡先(電話、E-mail、FAX)をご記入の上、「AutoDes セミナー参加希望」として、9月4日(水)までにお申し込みください。

【お問い合わせ先】:
【お問い合わせ】
(独)海上技術安全研究所 流体性能評価系CFD 研究グループ
 TEL:0422-41-3044(平田・小林)
 FAX:0422-41-3053
 E-mail:cfd_info@nmri.go.jp

以下の図は、変形領域の選択例です。
海上技術安全研究所研究員募集のお知らせ
2013/08/09
平成25年8月9日
独立行政法人 海上技術安全研究所


独立行政法人海上技術安全研究所研究員募集のお知らせ


 海上技術安全研究所は、下記日程で研究員の募集を行っております。
募集期間:平成25年8月9日(金)から平成25年9月4日(水)まで
募集は終了しました。


【お問い合わせ】
(独)海上技術安全研究所 総務部 人事係
 TEL:0422-41-3017
 FAX:0422-41-3026
海底土セシウム137アノマリーの発見と分布調査に初めて成功
2013/08/08
平成25年8月8日
独立行政法人 海上技術安全研究所


海底土セシウム137アノマリーの発見と分布調査に初めて成功

 東大生研、海技研、九工大が共同会見


 東京大学生産技術研究所(東大生研)、海上技術安全研究所(海技研)、九州工業大学(九工大)の研究グループは、福島第一原子力発電所の20km圏内および阿武隈川付近で、海底土のセシウム137の濃度が局所的に高い状態ある場所(アノマリー)を発見し、広域に渡るアノマリーの分布調査に初めて成功しました。7日、東京都目黒区駒場の東大生研で共同記者会見し、明らかにしました。
 調査には、開発した曳航式放射線計測装置を用いて、福島県・宮城県・茨城県において、総距離約400kmの海底土のセシウム137の分布を連続的に計測しました。今後の対策を検討する上で、アノマリーの分布、濃度変化、移動の理解は不可欠です。継続的にマッピングを実施し、アノマリーの移動、大きさや濃度の変化を把握して、セシウム137の沿岸域での移動の予測に役立つデータが取得できると期待されます。 記者会見には、ソーントン・ブレア東大生研特任准教授、浦環・海技研水中工学センター長/九工大社会ロボット具現化センター長・特任教授、小田野直光・海技研海洋リスク評価系長、大西世紀・海技研主任研究員が出席しました。
 なお同研究の一部は、三井物産環境基金「2011年度復興助成」、内閣府総合科学技術会議「科学技術戦略推進費」の助成を受けて実施されました。記者会見の終了後、同所で「海の放射能ワークショップ」が開催されました。

【写真左は多くのメディアが出席した記者会見のもよう。写真右は、記者の質問に答える浦センター長(右)で、中央は小田野系長、左が大西主任研究員。】
国交省の広報誌「国土交通」で紹介
2013/08/01
平成25年8月1日
独立行政法人 海上技術安全研究所


国交省の広報誌「国土交通」で紹介


 国土交通省の広報誌「国土交通」(No.121、2013.8-9)で、当研究所が紹介されました。同誌で始まった新コーナー「近未来研究室」で、環境にやさしい船への取り組みとして、流体設計系の宇都正太郎系長とEEDIプロジェクトチームの岸本雅裕チームリーダーが取材に応じました。(写真)

国土交通省ホームページ広報誌「国土交通」にリンク
http://www.mlit.go.jp/page/kouhoushi.html
「海の日」海事関係功労者国土交通大臣表彰を受賞
2013/07/30
平成25年7月30日
独立行政法人 海上技術安全研究所


平成25年「海の日」海事関係功労者国土交通大臣表彰を受賞


 独立行政法人海上技術安全研究所(理事長=茂里一紘)の小川剛孝構造基準研究グループ長(写真)が、平成25 年「海の日」海事関係功労者国土交通大臣表彰を受賞し、表彰式が7 月29 日、国土交通省共用大会議室(中央合同庁舎3 号館10 階)で執り行われました。
 今回の受賞は、大型コンテナ船を設計、建造するために必要な構造強度を評価する手法「船体6自由度の運動等に対応した非線形ストリップ法及びこれを活用した荷重構造一貫解析法」を開発・実用化し、わが国造船業の発展に寄与した功績が高く評価されたものです。
 
夏の一般公開、週刊アスキーPLUSで紹介
2013/07/25
平成25年7月25日
独立行政法人 海上技術安全研究所


夏の一般公開、週刊アスキーPLUSで紹介

 当研究所が7月20日に開催した研究施設の一般公開(夏の一般公開)が、パソコン雑誌「週刊アスキー」のウェブ版「週刊アスキーPLUS」で紹介されています。初めて公開した実海域再現水槽のほか、海洋センシング、海洋構造物水槽、模型船工作教室など、取り上げています。

「週刊アスキーPLUS」海技研関連記事へ
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/158/158859/
  
夏の一般公開、来場者数が1,889人
2013/07/22
平成25年7月22日
独立行政法人 海上技術安全研究所


7月20日(土)に研究施設を一般公開


 独立行政法人海上技術安全研究所(理事長=茂里一紘)は7月20日、研究施設の一般公開(夏の一般公開)を開催しました。来場者数は1,889人でした。
 当研究所は、海洋国家・日本の発展に資するところが大きい海上輸送の安全確保、海洋環境の保全、海洋開発等に関する研究を行っています。「海の月間」行事の一環として、研究施設を一般公開しました。
 当日は、小中学校の夏休み初日とあって、多くの親子連れが訪れました。今年は、初めて実海域再現水槽を公開しました。波で造った絵や文字が水面に浮かび上がると歓声があがっていました。そのほか、操船リスクシミュレータ体験、浮体式洋上風車の模型デモンストレーション、模型船工作教室などイベントを行いました。
【写真】実海域再現水槽での一般公開のもよう
JCI小型高速旅客船委員会が来所
2013/07/19
平成25年7月19日
独立行政法人 海上技術安全研究所


JCI小型高速旅客船委員会が来所


 日本小型船舶検査機構(JCI)の「波浪中を航送する小型高速旅客船における乗客の安全性に関する検討委員会」の関係者が7月17日、当研究所を訪問しました。当研究所では、JCIから小型高速旅客船の波浪中船体運動に関する水槽実験を請け負っています。委員会の一行は、中水槽で行っている実験風景(写真)のほか、操船リスクシミュレータを見学しました。
7月20日(土)に研究施設を一般公開
2013/07/05
平成25年7月5日
独立行政法人 海上技術安全研究所


7月20日(土)に研究施設を一般公開

「海の月間」行事の一環、実海域再現水槽を初公開


 独立行政法人海上技術安全研究所(理事長=茂里一紘)は7月20日(土曜)、研究施設の一般公開を実施します。
 当研究所は、海洋国家・日本の発展に資するところが大きい海上輸送の安全確保、海洋環境の保全、海洋開発等に関する研究を行っています。「海の月間」行事の一環として、20日に研究施設を一般公開します。
 今年は、初めて実海域再現水槽の一般公開を行います。実海域再現水槽は平成22年6月に完成した水槽で、実際の海域で起こる海象を再現することができます。一般公開では、同水槽で文字造波などデモンストレーションを行います。そのほかの研究施設も皆さまにわかりやすく公開します。体験・工作教室などのイベントも実施しますので、大人だけでなく子どもたちにも興味を持って楽しんでいただけると思います。

 1.日時:平成25年7月20日(土曜)午前10:00~午後4:00
 2.場所:海上技術安全研究所(〒181-0004 東京都三鷹市新川6-38-1)
  アクセス  Googleマップへリンク
 3.主な公開施設とイベント
 <公開施設>400m試験水槽、海洋構造物試験水槽、操船リスクシミュレータ、変動風水洞、実海域再現水槽
 <イベント>チタン・ネームプレートの制作、模型船工作教室、物流シミュレーション、模型スターリングエンジンの展示やディーゼルエンジンの簡単な実験など
 4.その他
 ・申込不要、入場無料。
 ・実験施設は見学用には整備されておりませんので、安全のためにできるだけ動きやすい靴履きでご来場ください
 ・駐車スペースに限りがありますので、公共交通機関のご利用をお願いいたします。
 ・所内は自転車で回ることができます。



【写真(左):実海域再現水槽、(中央)模型船工作教室、(右)模型スターリングエンジンの展示】
第13回研究発表会、2日間で365人来場
2013/07/03
平成25年7月3日
独立行政法人 海上技術安全研究所

第13回研究発表会が盛況裡に閉幕、2日間で365人来場
三鷹本所で296人、サテライト6会場で69人が来場


 独立行政法人 海上技術安全研究所(理事長=茂里一紘)は、6月25日~26日の2日間、「第13回研究発表会」を開催し、盛況裏に閉幕しました。来場者数は三鷹本所(東京)とサテライト6会場をあわせて、2日間で計365人と、昨年の283人を上回りました。
 来場者数の内訳は、三鷹本所が296人(1日目138人、2日目158人)でした。昨年は185人(1日目77人、2日目108人)。2日間とも雨天に関わらず、5つのセッション、展示プログラムとして開催したポスターセッションともにぎわいました。セッションの中には会場がほぼ満席となるなど関心の高さを伺わせるものもありました。また期間中に公開した研究施設、400m試験水槽、海洋構造物水槽、変動風水洞にも多くの人が訪れました。
  テレビ会議システムを活用したサテライト会場は、昨年に引き続き6会場(横浜市、相生市、尾道市因島、今治市、大分県佐伯市、長崎市)で開催。6会場の来場者数は合計69人(1日目45人、2日目24人)で、昨年の98人(1日目51人、2日目47人)を下回りました。

【写真左:ほぼ満員となったセッション,右:ポスターセッションも多くの人でにぎわう】
平成25年7月1日付、人事異動
2013/07/01
船舶海洋工学研修終了、延べ123名受講
2013/06/24
平成25年6月24日
独立行政法人 海上技術安全研究所

船舶海洋工学研修が終了、7会場同時講義で延べ123名受講
短期集中で船舶海洋工学基礎知識を習得


 独立行政法人海上技術安全研究所(理事長=茂里一紘)は、大学における造船専門教育カリキュラムの減少や造船系大学卒の就業者が減少している現状を踏まえ、若手研究員および若手技術者が船舶海洋工学の基礎知識を短期集中で習得することを目的として「船舶海洋工学研修」を6月3日から6月21日まで開催しました。今年度も昨年度に引き続き、日本中小型造船工業会との共催により、海技研三鷹本所と、横浜、相生、尾道・因島、今治、大分・佐伯、長崎でも、テレビ会議システム(日本財団から支援)を使って研修を同時開催しました。受講生は延べ123名(昨年115名)にのぼり、その内訳は、若手を中心とした当所研究員および関係者が13名(同7名)、海事行政関係30名(同21名)、造船関係65名(同73名)、海運関係5名(同2名)、舶用工業関係8名(同4名)、その他2名(同8名)でした。

 講義内容は「船舶海洋工学概論」、「流体力学」、「抵抗・推進」、「運動」、「材料・構造力学」、「機関」、「艤装」、「運航」、「基本計画」。それに加え、各講義の習熟度確認のための試験を実施しました。午前9時から午後5時まで行われた講義・試験数は、全70コマ(講義は1コマ1.5時間、試験は50分)、講師は当所の研究員7名に東京海洋大学、横浜国立大学、日本造船技術センターから7名の外部講師に加わっていただきました。講義のレベルは、理系大学卒業の初任技術者としました。
 今年度も昨年度に引き続き、海上技術安全研究所(東京・三鷹)のほか、サテライト会場として(一社)日本中小型造船工業会(造船技能開発センター)の東日本造船技能研修センター(横浜市)、相生技能研修センター(相生市)、因島技術センター(尾道市)、今治地域造船技術センター(今治市)、大分地域造船技術センター(佐伯市)、長崎地域造船造機技術研修センター(長崎市)の6会場でテレビ会議システムを使った講義を実施しました。

 受講生からは、「船舶工学を全体的に学習でき、とてもわかりやすい構成になっていて良かった」、「今まで疑問に思っていた点を解消することができ、自分の業務に直接関係する内容についても詳しく触れてもらえたのでとても役立つ内容だった」など肯定的な感想が多く聞かれました。三鷹本所では懇親会も開き、受講生同士や当所若手研究員で交流を深めました。
 なお、海上技術安全研究所は、所内初任研究員向けとして独自に研修を行っていましたが、所外の受講希望が強いことを受け、平成21年度から外部からの受講生を受け入れています。海上技術安全研究所は今後も引き続き海事産業界の人材育成に積極的に貢献していきます。

【お問い合わせ】
(独)海上技術安全研究所 企画部 研究業務課
 TEL:0422-41-3024
 FAX:0422-41-3258
 E-mail:pmworkshop@nmri.go.jp 
第13回講演会、11月15日に開催
2013/06/21
平成25年6月21日
独立行政法人 海上技術安全研究所

第13回講演会、11月15日(金曜日)に開催

 当研究所は11月15日、第13回講演会を開催します。会場は海運クラブ(東京都千代田区平河町)です。講演プログラムは現在準備中です。
ちょうふネットテレビで海技研を紹介
2013/06/21
平成25年6月21日
独立行政法人 海上技術安全研究所

ちょうふネットテレビで海技研を紹介

 調布や周辺地域の情報をインターネットで配信している「ちょうふネットテレビ」で、当研究所の施設が紹介されています。取材は、4月21日に開催された春の一般公開時に行われました。紹介しているのは、深海水槽、変動風水洞、海洋構造物試験水槽、400m試験水槽で、15分弱の番組にまとめられています。
 深海水槽は海洋開発系深海技術研究グループの正信聡太郎グループ長が、変動風水洞は洋上再生エネルギー開発系海洋利用評価研究グループの塩苅恵研究員、海洋構造物試験水槽は海洋開発系海洋システム研究グループの藤原敏文グループ長、400m試験水槽はEEDIプロジェクトチームの一ノ瀬康雄研究員が、それぞれインタビューに答えて説明しています。最後に運航・物流系の田村兼吉系長が当研究所について歴史など概要を紹介しています。
 「ちょうふネットテレビ」ホームページ(海技研紹介)リンク先
 http://chofunettv.tamaliver.jp/e349961.html
田村兼吉系長が横国大で出前講座
2013/06/21
平成25年6月21日
独立行政法人 海上技術安全研究所


田村兼吉系長が横国大で出前講座

 当研究所運航・物流系の田村兼吉系長が6月18日、横浜国立大学の依頼により出前講座を行いました。小澤宏臣特任教授が担当している海洋産業特論という授業の1コマで、「海洋開発リスク管理概論」という内容です。大学院生がメインですが、学部学生、教師を含め20名以上が参加し、熱心に聴講しました。
 授業は、洋上ロジスティックハブ、深海掘削の現状、なぜ海洋開発にリスク評価が必要か、リスクとリスクマネジメント、海洋開発とリスク評価、リスク評価の実務、リスク評価の応用例といった内容で、1時間半行われました。講義終了後には前週の講師を務めた海洋工学研究所の佐尾邦久所長も参加して学生との懇親会も開かれました。
研究員の募集のお知らせ
2013/06/21
平成25年6月21日
独立行政法人 海上技術安全研究所


独立行政法人海上技術安全研究所研究員募集のお知らせ


 海上技術安全研究所は、下記日程で研究員の募集を行っております。
募集期間:平成25年6月21日(金)から平成25年7月21日(日)まで
詳しくは、採用情報をご覧下さい。(募集は終了しました。)


【お問い合わせ】
(独)海上技術安全研究所 総務部 人事係
 TEL:0422-41-3017
 FAX:0422-41-3026
日本航海学会から学会賞を受賞
2013/06/14
平成25年6月14日
独立行政法人 海上技術安全研究所

日本航海学会から学会賞を受賞

 日本航海学会が5月30日、都内で開催した定時総会で、当研究所の福戸淳司グループ長に論文賞が贈られました。

【日本航海学会論文賞】

 「相手船による妨害ゾーン(OZT)を用いた衝突警報の検討」
 運航・物流系の福戸淳司グループ長と東京海洋大学の今津隼馬名誉教授が共同執筆しました。
 近年の情報通信技術の発展による船舶自動識別装置(AIS)の普及とレーダによるARPA機能の向上に伴い、遭遇他船の情報を容易に得ることができるようになりました。しかし、従来の最接近距離解析(CPA解析)に基づく衝突警報機能では、警報の多発を招き、警報音を消されるなど、その機能が十分に使用されないという問題が起こっています。
 一方、当研究所では、東京海洋大学と共同で新しい避航操船支援情報として、相手船による妨害ゾーン(OZT)の研究を進めており、多発する警報への対策として、このOZTを用いた衝突警報を提案しました。さらに、その有効性を検証するため、豊後水道を航行する船舶のAISによる航跡記録を利用して、警報の低減率を求め、一般に狭水道で用いられる条件(DCPA < 0.5nm)に対して、94%の警報を削減できた事を確認しました。
日本船舶海洋工学会から学会賞と奨励賞を受賞
2013/06/11
平成25年6月11日
独立行政法人 海上技術安全研究所

日本船舶海洋工学会から学会賞と奨励賞を受賞

 日本船舶海洋工学会が5月27日~28日、平成25年度日本船舶海洋工学会賞の表彰式を行い、当研究所の研究員に学会賞(論文賞)と奨励賞(乾賞)が贈られました。
 学会賞は同学会論文集およびJMST(同学会英文論文集)に発表された、造船、舶用、海洋工学その他一般海事に関する優秀な論文に贈られ、当研究所の研究者の受賞は4年連続になります。奨励賞は船舶工学および海洋工学分野における若手研究者の創造的研究を奨励し、広く技術の発展を促すため、独創的かつ優れた論文を発表した会員を表彰するものです。当研究所の研究者の受賞は昨年に続き2年連続です。論文名と受賞者は次のとおりです。

 【日本船舶海洋工学会賞(論文賞)】副賞「日本海事協会賞」

 「熱水鉱床開発用プラットフォームの位置保持性能評価」
 海洋開発系の湯川和浩上席研究員、南佳成元主任研究員、佐藤宏主任研究員、大坪和久主任研究員、洋上再生エネルギー開発系の谷口友基研究員が共同執筆しました。
 伊豆・小笠原海域は、海底熱水鉱床が存在し、わが国のEEZ内で、特にレアメタル等の推定埋蔵量の多いところです。そこを想定稼働海域として、船の形状の熱水鉱床開発用プラットフォームの試設計を行いました。著者らが開発を行った位置保持性能評価プログラムを用いて、そのプラットフォームの位置保持性能を評価するとともに、当研究所で実施したDPS総合模型試験の結果との比較から、その有意性を検証しました。

 【日本船舶海洋工学会奨励賞(乾賞)】

 「Onboard Measurement for a Container Ship in view of Container Load Condition」
 流体設計系の黒田麻利子研究員が執筆しました。
 船舶の実海域性能を精確に評価するためには、波や風による抵抗を精度よく算定する必要があります。この論文では、全長約280mの大型コンテナ船を対象に実船計測を行い、当研究所で開発した実海域性能評価法の検証を行いました。その結果、実船データと評価法による計算結果が一致することを確認しました。またコンテナ船の実海域性能に関係するコンテナ積み付け状態についても検討しました。
 「流体構造連成解析の水面衝撃問題への適用性に関する一考察」
 構造系の高見朋希研究員が執筆しました。
 近年、大フレアを持つ船が多くなり、スラミング時に水面に対して船首部が平手打ちのような状態になるため、スラミングによって船首部の部材が損傷する損傷するケースが多くなっています。このような水面衝撃現象について、流体構造連成解析を用いて、簡単な物体でシミュレートし、その適用性、また構造の変形が衝撃力に与える影響に考察しました。
  【写真左:谷口氏(左)と湯川氏,中央:黒田氏,右:高見氏】
JIME会長に千田理事が就任、当研究員に学会賞
2013/06/07
平成25年6月7日
独立行政法人 海上技術安全研究所

JIME会長に千田理事が就任、当研究員に学会賞

 日本マリンエンジニアリング学会(JIME)の第49期総会が5月23日、都内で開催され、新会長に当研究所の千田哲也理事が選任されました。また総会では、日本マリンエンジニアリング学会賞の授賞式も行われ、当研究所の研究員に贈られました。論文名と受賞者は次のとおりです。
 【技術賞】
 「舶用ディーゼル機関における廃食油の燃焼および排気の改善」
 環境・動力系の西尾澄人上席研究員、岸武行主任研究員、大橋厚人主任研究員、徐芝徳元研究員、井亀優元グループ長、海洋リスク評価系の石村惠以子主任研究員が共同執筆しました。
 本論文では、軽油、A重油、廃食油(UVO)及びそれらの混合油を用いて、廃食油の燃焼および排気に及ぼす動粘度、蒸発性、着火遅れなどの燃料性状の影響を調べ、エステル化処理していない植物油の低負荷での排気性状の悪化原因の解明を試みました。さらに、これらの結果を踏まえ、アシスト噴射装置を用いて、廃食油の燃焼及び排気性状改善への燃料噴射制御効果を調べました。その結果、以下のことが明らかになりました。
 1.UVOの低負荷でスモークが多く排出される原因は、その蒸発性、着火遅れにあり、動粘度の影響はあまりありませんでした。
 2.蒸発性、着火性の良い燃料との混合のほか、燃料噴射制御による雰囲気の改善は、UVOの低負荷でのスモークを低減する有効な手段でした。
 3.アシスト噴射により、低負荷でのCO、スモーク、未燃HC分及びPMを低減することが可能。プレ噴射とアフター噴射を同時使用する場合、NOxを抑えつつ、スモーク値、CO、未燃HCおよびPM濃度を最大70~90%低減できました。

 【奨励賞】【ロイドレジスター奨励賞】
 「一次元シミュレーションを用いた舶用SCR装置の脱硝性能評価」
環境・動力系の仁木洋一研究員が執筆しました。
 本論文では、SCR脱硝装置の触媒で起こる反応のシミュレーションを作成しました。シミュレーションを用いて、舶用機関の排ガス処理に用いられる場合について検討しました。その結果、シミュレーションと実験を比較して、NOx、NH3の濃度変化(SCR装置の性能)を概ね再現できることを確認しました。
 また、触媒の量が十分であれば、触媒が暖機中であっても、NH3を後流に出さずに脱硝できることを確認しました。舶用のSCR装置の設計において、触媒量を決めるときの検討方法が提案できたと考えています。

 なお、技術者継続教育事業で学習・成果に優れた実績があった会員として、西尾澄人上席研究員にCPD奨励賞が贈られました。

【写真左:千田理事,中央:西尾上席研究員(向かって一番右)たち,右:仁木研究員(向かって左)】
夏の一般公開を7月20日に開催
2013/06/07
平成25年6月7日
独立行政法人 海上技術安全研究所


夏の一般公開を7月20日土曜日に開催

 当研究所は、海の月間イベントとして、研究施設の一般公開を開催します。今回、「実海域再現水槽」を一般公開としては初披露する予定です。
 1.午前10時から午後4時まで。
 2.「入場無料」 事前申込みの必要はありません。
 3.イベント 詳しいイベント内容は、決まり次第おって、ご案内致します。

 (お詫び)
 海技研ニュース「海と船のサイエンス」Spring号で、開催日を「7月21日(日)」としましたが、7月20日(土)に変更させて頂きます。

バリシップ2013、ブースやセミナーが盛況
2013/05/27
平成25年5月27日
独立行政法人 海上技術安全研究所


バリシップ2013、ブースやセミナーが盛況

 当研究所は、愛媛県今治市で開催された国際海事展「バリシップ2013」(5月23日~25日)に参加しました。
 出展したブースには、「相手船動静監視システム」の実機や「WAD(Weather Adapted Duct)」の模型を展示しました。相手船動静監視システムは、レーダーやAIS(船舶自動識別装置)の相手船情報を、HUD(ヘッドアップディスプレイ)を用いて、景観上に重畳(重ねて)表示し、航行の安全性の向上を図ったシステムです。これは(独)鉄道・運輸機構様の高度船舶技術実用化制度によって、MHIマリンエンジニアリング(株)様と共同開発したものです。
 WADは、プロペラとダクトの干渉効果を高めるため、両者を近接して配置し、また耐キャビテーション性能を向上させるために、一般的なダクトよりも小さな直径にしたものです。どちらも、ブースを訪れた来場者が、熱心に質問する姿も見られて好評でした。
 会期二日目の24日には、海技研セミナーが行われました。当研究所の浦環・水中工学センター長は「鉱物資源を海底に求める」、千田哲也・理事は「船舶の動力システムの環境問題と将来展望」、田村兼吉・海難事故解析センター長は「海難事故解析技術の高度化・設計への反映」と題してそれぞれ講演。多くの人が聴講に訪れました。
(写真 左:オープニングセレモニー 中央:セミナー風景 右:展示ブースにて)
第13回研究発表会、研究30件など概要決まる
2013/05/27
平成25年5月27日
独立行政法人 海上技術安全研究所


ポスターセッション49件、サテライト6会場で開催

 独立行政法人 海上技術安全研究所(理事長=茂里一紘)は、6月25日~26日の両日に三鷹本所において開催する「第13回研究発表会」の講演概要ならびにポスターセッションの概要を決めました。
 当研究所にとって、今年度は第3期中期計画の第3年度に当たります。今年の第13回発表会では研究成果のさらなる普及と研究内容の充実を図ります。全体のプログラムは研究テーマごとにセッションをA~Eの5つに分け、セッションEはさらに2つのサブセッションに分けており、2日間で合計30件の研究発表を行います。また今回は、外部の研究者による発表も予定しています。
<セッション>
  A:EEDI規制及び海上技術安全研究所の技術ソリューション
  B:エコ運航技術の研究開発
  C:海上交通の事故リスク低減
  D:低エミッション動力システム
  E:海洋開発と洋上再生エネルギー利用
  サブセッション(1)浮体式洋上風力発電
  サブセッション(2)熱水鉱床と石油・天然ガスの開発

 テレビ会議システムを活用したサテライト会場は、昨年に引き続き6会場(横浜市、相生市、尾道市因島、今治市、佐伯市、長崎市)で行います。
 上記研究発表会のほか、展示プログラムとして開催するポスターセッションは49件に上ります。このほか技術相談コーナーの設置、さらに研究施設の一部の公開を予定しています。

1.日時: 平成25年6月25日(火)9時30分~17時00分
         6月26日(水)10時00分~17時00分
2.場所: (独)海上技術安全研究所三鷹本所(東京都三鷹市新川6-38ー1)アクセス  Googleマップ
3.サテライト会場及び連絡先: 詳しくは別紙のとおり
4.講演プログラム: 別紙1参照
5.ポスターセッション: 別紙2参照
6.その他:
入場無料、事前申込み不要です。
7.パンフレット:(PDFファイル版1430KB)
海技研、バリシップ2013に参加
2013/05/17
平成25年5月17日
独立行政法人 海上技術安全研究所


海技研、バリシップ2013に参加!ブース出展、セミナーを開催


 海上技術安全研究所(理事長 茂里一紘)は、テクスポート今治(愛媛県今治市)で開催される国際海事展「バリシップ2013」(5月23日~25日)に参加します。出展するブースでは「相手船動静監視システム」の実機や「WAD(Weather Adapted Duct)」の模型を展示します。また5月24日には特別セミナー会場で、セミナーを開催します。

○海技研ブース
   場所:Aゾーン(テクスポート今治)2階 A2-28

1.相手船動静監視システム
 レーダーやAIS(船舶自動識別装置)の相手船情報を、HUD(ヘッドアップディスプレイ)を用いて、景観上に重畳(重ねて)表示し、航行の安全性の向上を図ります。これは(独)鉄道・運輸機構様の高度船舶技術実用化制度によって、MHIマリンエンジニアリング(株)様と共同開発したものです。
相手船動静監視システム(写真左)をのぞくと相手船の詳細情報が表示されます(写真中央)。

2.WAD(Weather Adapted Duct)
 プロペラとダクトの干渉効果を高めるため、両者を近接して配置しています。また耐キャビテーション性能を向上させるために、一般的なダクトよりも小さな直径にしています。(写真右)

○海技研セミナープログラム(事前登録/受講料は無料)
   開催場所:展示会Cゾーン(旧今治コンピュータカレッジ)2階 特別セミナー会場
 (詳細はこちら)

新日鉄住金の広報誌で紹介されました
2013/05/16
平成25年5月16日
独立行政法人 海上技術安全研究所

新日鉄住金の広報誌で紹介されました


 新日鉄住金の広報誌「季刊 新日鉄住金 Vol.2」に、海上技術安全研究所が紹介されました。特集の「船と鉄 ものづくりの航跡」で、船の歴史や造船所などを取り上げ、技術に関するコーナーで、海技研で取材した内容を掲載しています。

 海技研の取材では、流体性能評価系の谷澤克治系長、構造系構造解析・加工研究グループの松尾宏平主任研究員、同グループの山田安平主任研究員がそれぞれ対応し、誌面でも紹介されています。実海域再現水槽は、文字を造波しているところを動画で紹介していただいています。

 「季刊 新日鉄住金 Vol.2」はPDFで、実海域再現水槽の動画も見ることができます。Webサイトは次のとおり。


新日鐵住金ホームページより「季刊新日鉄住金」
日伊国際ワークショップ開催、実海域再現水槽を見学
2013/04/24
平成25年4月24日
独立行政法人 海上技術安全研究所


日伊国際ワークショップ開催、実海域再現水槽を見学
          

 当研究所はイタリア学術会議(CNR)に所属するイタリア船舶技術研究所(CNR-INSEAN、エミリオ・カンパーナ所長)と共同で“Research Cooperation for the Sea of Tomorrow”と題した国際ワークショップを、4月17日にイタリア文化会館東京(東京・千代田区)で開催しました。このワークショップはイタリア文化イベント月間(4月17日~5月17日)の一環で開催されたものです。
 当日は、イタリア学術会議(CNR)の議長であるニコラス教授の開会挨拶の後、日本とイタリアから計8件のプレゼンテーションがあり、活発な討論が行われました。また、ワークショップに先立ち、ニコラス教授を始めイタリア関係者が当研究所を表敬訪問し、当研究所の実験施設である実海域再現水槽を見学しました。

ワークショップの講演内容等の詳細はこちら

(写真 左:ニコラス教授他が海技研を表敬訪問 中央: 実海域再現水槽の見学  右: 講演風景)
3研合同の「春の一般公開」、2,615人が来場
2013/04/23
平成25年4月23日
独立行政法人 海上技術安全研究所


「3研合同の「春の一般公開」、2615人が来場


 当研究所は4月21日、交通安全研究所、電子航法研究所と3研究所合同で、研究施設を一般公開しました。来場者数は3研総計で2,615人でした。
 一般公開は、「科学技術週間」の行事の一環として開催。当研究所では、400m水槽や深海水槽、変動風水洞、操船リスクシミュレータなど公開。分子模型教室、ディーゼルエンジンの燃焼の簡単な実験なども行いました。隣接する宇宙航空研究開発機構と4研究所連携で、スタンプラリーも実施しました。
 来場者は、正門・西門・東門合計で2,615人でした(昨年は3,279人)。前日午後から振り出した雨の影響で午前中は出足も鈍かったものの、午後は雨もやんで多くの人が訪れました。
 
写真一覧はこちら
(写真 左:深海水槽で一発大波を作る 中央:操船リスクシミュレータで海の交通ルールを学習  右:400m大水槽の曳引台車に乗車)
「相手船動静監視システム」の公開実験を実施
2013/04/19
平成25年4月19日
独立行政法人 海上技術安全研究所


「相手船動静監視システム」の公開実験を実施
    

 当研究所は4月17日、エムエイチアイマリンエンジニアリング㈱様からの依頼で、同社とともに実用化開発中の「相手船動静監視システム」(他船情報を可視化する舶用ヘッドアップディスプレイ)の公開実験を行いました。三鷹本所で行い、29名の方々が参加されました。
 同システムは、当研究所が開発した他船情報の統合表示システム「目視認識支援装置」の成果を基に、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)様の「高度船舶技術実用化助成制度」により、同社が助成を受けて小型化・低コスト化を中心とした商品化に取り組んだものです
。 同システムは、相手船にシステムを向け、システムの上部に設置されたヘッドアップディスプレイを覗き込むだけで、AIS(船舶自動識別装置)情報またはレーダー情報が船影上に重畳表示され、容易に相手船の情報が取得可能です。システムの説明を行った後、操船リスクシミュレータで公開実験を行いました。
   

(写真 左:概要説明風景 中央:操船リスクシミュレータにて)
6月3日から21日まで「船舶海洋工学研修」開講
2013/04/10
平成25年4月10日
独立行政法人 海上技術安全研究所


三鷹本所ほか、全国6カ所にサテライト会場を開設


 海上技術安全研究所は6月3日(月)から6月21日(金)まで土日を除く15日間、「船舶海洋工学研修」を実施いたします。研修は三鷹本所のほか、テレビ会議システムを利用し、全国6カ所のサテライト会場においても受講することができます。
 同研修は、大学における造船専門教育カリキュラムの減少や造船系大学卒の就業者が減少していることを踏まえ、若手研究員及び若手技術者が船舶海洋工学の基礎知識を短期集中で習得することを目的としています。
1.開催時期:  平成25年6月3日(月)~6月21日(金)


2.会場及び受講者数:(詳しくは別紙参照)

  【本会場】
    海上技術安全研究所(三鷹市新川6-38-1)  受講者:50名 アクセス  Googleマップ

  【サテライト会場】(テレビ会議システムにより本会場と質疑を含めた双方向授業)
    日本造船技能研修センター        受講者:10名
    相生技能研修センター          受講者:20名
    因島技術センター            受講者:30名
    今治造船東技術センター         受講者:50名
    大分地域造船技術センター        受講者:20名
    長崎地域造船造機技術研修センター    受講者:10名


3.講義内容・講師など:
  各会場とも海技研本会場の研修カリキュラムになります。船舶海洋工学概論、流体力学(基礎・応用)、船体抵抗、推進性能、材料力学、構造力学、運動(基礎・応用)、機関、艤装、運航、基本計画、各