令和5年11月6日
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所
【参加登録受付開始】令和5年度 第23回海上技術安全研究所 講演会
「脱炭素を目指す舶用エンジンと燃料」を12月5日にハイブリッド方式で開催
(ラボツアーも同日開催)
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 峰本健正)は、令和5年12月5日(火)に、「脱炭素を目指す舶用エンジンと燃料」をテーマに第23回海上技術安全研究所講演会をハイブリッド方式(対面・オンラインの併用)で開催します。講演会終了後、ラボツアー(対面のみ)も開催いたします。皆様の参加登録をお待ちしております。
本講演会では、国際海運および内航海運における2050年GHG(※1)総排出量の実質ゼロという目標に向けて、脱炭素を目指す舶用エンジンと、アンモニアや水素、バイオ燃料などの新たな燃料の適用に向けた研究開発の動向、国際海事機関(IMO)における舶用燃料LCA(※2)ガイドラインと欧州環境規制との関係についてご紹介いたします。
ラボツアーでは、海上技術安全研究所環境・動力系でおこなっている重点研究のうち、GHG削減に関するエンジン・燃焼研究および分析技術に関する研究を紹介いたします。
※1 GHG:地球温暖化ガス
※2 LCA:ライフサイクルアセスメント。原料入手から燃料製造、船舶への供給、消費するまでの間にどれくらいのGHGを排出するのか評価すること。
※本イベントは終了いたしました。
講演資料は
こちら
から
日程及びプログラムは、以下のとおりです。
開催日:令和5年12月5日(火)
講演会:13:00~15:20
(ハイブリッド開催、定員:対面50名、オンライン500名)
ラボツアー:15:30~17:00
(対面開催、定員30名)
会場(対面):海上技術安全研究所講堂(東京都三鷹市新川6丁目38番1)
会場の様子(R5年度研究発表会)
【講演会プログラム(敬称略)】
-
■開会挨拶(13:00~13:05)
-
■基調講演(13:05~13:15)
国土交通省 大臣官房技術審議官(海事局担当) 河野 順
-
「海運の脱炭素化に向けた政策動向」
-
■外部講演(13:15~13:45)
株式会社ジャパンエンジンコーポレーション 開発部 部長 江戸 浩二
-
「J-ENG UEエンジンの脱炭素化に向けた取り組み」
-
■外部講演(13:45~14:15)
ダイハツディーゼル株式会社 カーボンニュートラル技術部 部長 花本 健一
-
「水素燃料エンジン開発動向」
-
■研究講演(14:15~14:35)
海上技術安全研究所 国際連携センター 上席研究員 大薮 弘彦
-
「IMO LCA船舶燃料ガイドラインと欧州環境規制」
-
■研究講演(14:35~14:55)
海上技術安全研究所 GHG削減PT PTリーダー 高橋 千織
-
「GHG削減対策としてのバイオ燃料の活用」
-
■研究講演(14:55~15:15)
海上技術安全研究所 環境・動力系 動力システム研究グループ 主任研究員 市川 泰久
-
「水素エンジン等の次世代燃料研究の進捗」
-
■閉会挨拶 15:15~15:20
【ラボツアー内容】
下記の3つの施設を見学して頂きます。
-
エンジン・マイクロリアクター見学
GHG削減のためのエンジン研究(バイオ燃料・アンモニア・触媒)をご紹介いたします。
-
燃焼試験装置見学
当所で開発している、実エンジンを模擬した燃焼試験装置と、それを用いた研究についてご紹介いたします。
-
分析装置見学
気体・液体・金属・炭素の分析装置を用いた、排ガス成分(多環芳香族炭化水素、粒子状物質(PM)等)、防汚塗料の研究をご紹介いたします。
4-ストロークディーゼルエンジン
材料・科学分析システム
(参考)
関係する研究組織、研究施設の情報は、こちらからご覧いただけます。
<問い合わせ先>
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
海上技術安全研究所 企画部広報係
Tel:0422-41-3005 Fax:0422-41-3258
E-mail:info2@m.mpat.go.jp
URL:https://www.nmri.go.jp/